ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2024年10月7日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

石破内閣発足とRS解禁問題の今後
       鍵を握るのは、菅グループと旧岸田派?

 岸田内閣最後の1年間で突如として降ってわいたライドシェアの国内解禁問題。鍵を握るのは、菅グループと旧岸田派?1日付で石破茂・自民党総裁を首班とする自公連立の新政権が発足して、この問題はどのような展開を見せるのか。石破首相自身はこれまでRS問題には必ずしも前のめりの姿勢を見せたことはなかったが、27日投開票の衆議院選挙実施の方針を首相就任前日に表明するなど、「君子豹変す」を地で行った恰好でもある。閣僚名簿を見渡すと初入閣が13人と、言いようによってはフレッシュな顔ぶれではあるが、総裁選の経緯からも菅義偉副総裁や岸田文雄前首相の影も見え隠れする。野党第1党の立憲民主党も野田佳彦前首相が代表に返り咲いており、あるいはRS問題の今後を見通すには総選挙の結果を待つ必要があるのかもしれない。

自民党総裁選の経過と石破内閣
 9月27日に実施された自民党総裁選では第1回投票を制した高市早苗氏と2位に付けた石破茂氏の一騎討ちによる決選投票の結果、石破氏が5回目の挑戦にして当選を果たした。1回目は党員・党友票で両氏は1票差でしかなかったが、議員票では麻生派の協力を得たと指摘されている高市氏がかなりの優勢であったにもかかわらず、決選投票では菅グループ、旧岸田派が乗った石破氏が逆転で勝利したとみられている。石破氏自身の党内基盤は極めて脆弱とみられており、スムーズな政権運営には旧派閥で新たな主流派となった菅グループ(総裁選で小泉進次郎氏を推したグループを含む)、旧岸田派の協力が欠かせないという点は見逃せない。
 石破氏自身はRS問題について小泉氏とは対極的な位置にあった高市氏に比べればやや中立的な立ち位置で、日本版ライドシェアの運用状況の見極めが必要で地域事情にあった議論を進めるべきとの立場を表明したこともあるが、自らが積極的に賛成・反対の意思表示をしたことはない。
 とはいえ、すでに岸田内閣時代には「デジタルを活用して、全国の移動の足不足の解消への道筋をつけるという観点から、規制改革推進会議における議論を踏まえ、安全を前提に、いわゆるライドシェアを全国で広く利用可能とする。このため、全国の移動の足不足の解消に向けて、自家用車活用事業等についてモニタリングを進め、検証を行い、各時点での検証結果の評価を行う。並行して、こうした検証の間、タクシー事業者以外の者が行うライドシェア事業について内閣府及び国土交通省の論点整理を踏まえ、法制度を含めて事業の在り方の議論を進める」と規制改革実施計画を閣議決定(本年6月21日)しており、内閣が変わったからといって前内閣の方針が自然消滅するわけではなく、異なる内容を閣議決定して上書きしない限りは、この方針が新内閣でも踏襲される。あくまで、新内閣がどこまでの熱量でこの計画に取り組むかという問題である。

新内閣の顔ぶれ 〜規制改革担当相には平将明氏
 これまで、RS問題を議論する主な舞台は政府の規制改革推進会議、同・地域産業活性化WGであり、その陣頭指揮を執ってきたのは河野太郎・規制改革担当相だった。舞台裏での実際の姿はわからないが、少なくとも会議での発言等を見る限り、河野氏がRS国内解禁に相当程度前のめりであったことは間違いない。
 石破内閣の発足に伴い、同会議を指揮する大臣は平将明氏に交代した。河野氏は党役員人事でも閣僚人事でも表舞台から去り、外で好き勝手を言うことはできるが、総裁選の結果からも党内での影響力低下はまぬかれず、その発言が何かを動かすということは当面ないだろう。平氏はデジタル相も兼務しており、その方面の政策には明るいとみられているが、初入閣でもあり、閣僚としての力量は未知数だ。
 一方、石破内閣の連立パートナーの公明党も9月28日に党首が交代しており、山口那津男氏から石井啓一氏に代表が代わっている。石井氏は元国交相でもあり、また、国交相ポストも引き続き公明党の斉藤鉄夫氏が担うことが決まったことからも、RS国内解禁問題では、公明党は自民党と異なり党をあげてRSの国内一律解禁に反対する姿勢にブレはなさそうだ。

立憲民主党「次の内閣」の顔ぶれ
 今月9日に衆院解散、同27日投開票で総選挙という日程が決まったことから、石破内閣は早くもさまざまな批判を招いている。裏金議員の公認問題など、石破首相が就任前から言ってきたことが自らの手足を縛っており、世論の見る目も徐々に厳しい方に傾きかねない。
 そういう環境の中で野党第1党の立憲民主党も9月23日に代表選を行い、野田佳彦元首相が代表の座に就いている。今月1日には第1回の次の内閣(ネクストキャビネット)の閣議を開いており、NC閣僚名簿は表(本紙掲載)の通りだ。
 その場において野田代表は、次の内閣の構成に関して、「安定感と刷新感のバランスを取る観点に基づいて、具体的には、副大臣や政務官などを務めた経験のある方々と、新鮮な感性で時代を拓く方々との融合を図った」と述べたほか、代表選挙で打ち出した政見と立憲民主党の積み上げた議論のバランスを取るとして、「泉健太前代表時代の次の内閣で閣僚を務めていただいた方にも今回は複数お願いした」「女性もできるだけ多く入れるよう努力した」と述べ、「いろんな意味でバランスを取った、適材適所の即戦力の次の内閣だ」と強調している。
 総選挙の結果がどのようになるかを予想することは難しいが、@連立与党で議席減は最小に抑え、安定多数を確保して現状維持A自民党単独では過半数割れし、公明党の存在感が相対的に増すB連立与党でも過半数割れし、政権交代―などが考えられるが、政権交代となった場合でも立憲民主党単独での過半数は望めず、国民民主党などとの連立が考えられるが、野田代表自身はかねてから現実的な連立相手として日本維新の会を想定しているとされ、その場合、RS問題でタクシー業界が望むような結果が得られるか否かは不透明である。

高市早苗氏全面支持の影響は?
 総選挙後、政権の枠組みや政権運営の安定度をいまから予想することはなかなか難しい。とはいえ、今回の自民党総裁選でタクシー業界は高市氏を支援してきた。高市氏は石破総裁からの党・総務会長就任要請を蹴って無位無官の道を選び、非主流派として捲土重来を期することとした。
業界が総裁選という一大決戦で非主流派を支援したことへの跳ね返りがどのようなものになるのか、それは杞憂に過ぎないのか、今の段階ではわからない。
解散・総選挙の日程ひとつとってみても、石破首相の政権運営、指導力は決して安定もしていないし、万全でもないようだ。業界としても、総選挙後をにらんだ備えが必要だろう。<了>

<コラム>平将明・規制改革担当相はこんな人?
 石破内閣で規制改革担当相として初入閣を果たした平将明氏は、1967年2月生まれの57歳。東京都出身で、早稲田大学法学部卒業後家業を継ぎ、青年会議所の活動に取り組み、日本青年会議所会頭選挙に立候補したこともある。
 05年4月、東京4区から衆院選に初出馬し、当選。これまでに当選6回。旧山崎派、旧石破派を経て現在は無派閥。党内ではITや地方創生、規制改革、マイナンバーなどを担当する内閣第2部会長なども務めた。
 また、国家戦略特区担当副大臣として、同政務官の小泉進次郎氏と共に、国家戦略特区の制度を利用した自動飛行、自動運転などの実証実験の場を確保し、イノベーションの喚起をコンセプトとした「近未来技術実証特区」の新設に取り組んだほか、地元である東京都大田区の特区民泊導入にも関わっている。
 一方、就任早々、「今年6月に社長を含む従業員ら3人が詐欺の疑いで逮捕された企業から総額288万円の献金を受けていたこと」などが週刊文春に報じられており、石破内閣のスキャンダル1号にもなっている。
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No.1020 10月7日  主な内容
巻頭人物
丸山 達也氏(島根県知事)
気になる数字
38.7%
  
総務省が取りまとめた「主要国における65歳以上人口の割合の推移」で推定されている、2070年の我が国の65歳以上の割合。
トピックス
石破内閣発足とRS解禁問題の今後
               〜鍵を握るのは、菅グループと旧岸田派?
大タ協 「RS解禁には歯止めを」
               〜立憲民主党の政策・制度意見交換会に参加
接客態度、全体的に上向き傾向に
               〜東タクセン「利用者モニター調査」から
:「都市型MaaS構想」の新基軸
               〜OMタクシー始動
:関空で「白タク排除啓発活動」
               〜近運局&関係機関
:全大個協組新執行部 記者懇談会 特例新規枠・RS・75歳定年制―
               〜信岡執行部による新たな船出
愛される公共交通機関としての営業が生きる道
               〜兵庫県個人タクシー協会 事業者研修会
:鳥タ協 女性乗務員増で地域の安全・安心が守られる
               〜運送業女性ドライバー交流座談会
:今こそ過去を振り返り、「自由な働き方」が何をもたらしたか思い返そう
               〜交通労連ハイタク部会第1回中央委員会
内外交差点
:ひたすら空しいRS巡る空中戦     加藤 博和氏(名古屋大学大学院教授)
:コミュニティタクシーの伝説      岩村 龍一氏(コミタクモビリティサービス会長)
東西往来
クリップ止めの存在が浮き彫りに― / 計233人の乗務員に表彰状を授与
この人この言葉
秋山 利裕氏 / 徳永 昌司氏 / 西野 光氏 / 谷 勝氏
シャッターチャンス
総裁選前後で朝令暮改の新首相 / ウーバーアレルギーの様相呈す
:ワクチン最大7000円の自己負担 / ホテルの住所で免許取得できる
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関東版
1社1両のNRS取り組みを要請
        月額会費の5000円値上げも承認
                関東ハイタク協議会が総会

【東京】関東地区ハイヤータクシー協議会は3日、千代田区のアルカディア市ヶ谷で24年度通常総会を開催し、現行のままでは赤字決算が予想されることから、月額会費を5000円上げ、1万5000円とすることを承認した。伊藤宏会長はあいさつで、石破茂首相はRSに対して中庸な立場を取っている印象だが、自民党幹部の中には全面解禁を唱える者が複数おり、引き続き緊張感を持って対応せざるを得ない局面が続いているとし、日本版および公共ライドシェアを推し進めることによって交通空白を埋められるよう、全事業者が最低でも1社1両、日本版ライドシェアに取り組むよう求めた。
 伊藤会長は、斉藤鉄夫国交相(公明党)が留任したのは幸いだったとし、今後も公明党および自民党タク議連の支援を仰いでRS全面解禁を阻止しなければならないとする一方、「内外の問題が山積する中、(ライドシェアは)真っ先に議論せねばならないほど重要な課題なのか。皆さんも疑問に感じているのではないだろうか」とするとともに、他産業に見劣りしない賃金水準を保ち、乗務員を充足していくためにも適時に運賃改定がなされていくことが業界の命題だと強調。「タクシー112年のプライドを持って強靭な業界を構築していこう」と呼びかけた。
 議事では、インバウンド誘客に特化した(一社)関東広域観光機構(田川博己・代表理事)への加入(年会費10万円)を承認した。総会決議として、栃木県タクシー協会の岩崎清孝副会長が「交通事故絶滅に関する決議」を、また村山茂副会長が「タクシー業界が利用者起点の『国民の足の確保』を推進する中、公共交通を破壊するRS新法は不要」との宣言を読み上げ、決議。続いて関運局自動車交通部の矢吹尚子・自動車交通部長が講演したあと、藤田礼子局長と全タク連の川鍋一朗会長が来賓祝辞を述べた。
〔10月5日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2024年10月5日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】地方創生交付金の倍増方針を表明/石破首相 所信表明演説
【 東京 】課題への取り組み強力に進める/定例会見で斉藤国交相
【 東京 】移動の足確保「緊張感持って」/全タク連 経営委員会
【 東京 】全国29地域234自治体で運行/NRSについて 手嶋氏
【 横浜 】実証実験終了後について検討/11日開催 神奈川RS検討会議
【 東京 】副大臣・政務官人事決定/3日 臨時閣議
【 東京 】サービスコンテスト決勝開催/26日 東京無線協組
【 東京 】RS脅威をなくす政権交代を/大和自交労組大会
【 広島 】配車アプリを使わないNRS/広島と島根で許可
【 高松 】松山交通圏NRS許可/4日 愛媛運輸支局
 
2024年10月4日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】11交通圏の準特地域指定を解除/全国の指定地域は135交通圏に/国交省 9月30日に告示
【 東京 】RS問題は「スケジュール通りに」/平・デジタル相が就任会見
【 東京 】新政権でもRS解禁やまず/城書記長 自交東京大会で
【 東京 】車いす乗車で受入れ対応を要請/全タク連、全福協
【 東京 】年内には実施時期明確に/特定技能制度
【 東京 】新人乗務員の増加も要因?/秋山副会長 事故増加にコメ
【 東京 】今年の新卒採用は計200人/日本交通 内定式を開催
【 東京 】国際自動車は88人採用/25年度の新卒内定式
【 静岡 】「つなモビ」第3弾実証実験/地域新MaaS創出推進事業
【 東京 】「RS絶対阻止の決戦」に/全自交労連が15、16日に定期大会
【 東京 】日本交通 ハイヤー運送担当/山水閣 送迎付き宿泊プラン
【 福岡 】子どもサポートタク運行開始/敦賀市で第一交通産業
【 東京 】GO 佐賀市でNRS配車開始
【 東京 】ブタンは前月比25ドル高に/LPGの10月CP
【 東京 】H.C.R.2024開催中
【 東京 】国交省 10月認定分公表/女性ドライバー応援企業
 
2024年10月2日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】18社で営収に占める賃金支給率が低下/「やむを得ない事由」で指導対象にせずと公表/特区・武三の労働条件改善状況調査
【 東京 】公共RSを25年1月から開始/つくば市等4市とCM社が連携
【 横浜 】京浜地区、50歳未満が2割に/9月末年齢別法人運転者証交付数
【 東京 】解散総選挙を10月27日に/自民党 石破総裁が明言
【 東京 】7月末組合員数は5225人/前年同期比5%減 東個協理事会
【 東京 】優良表彰式の来賓祝辞から/東京タクシーセンター
【 東京 】UDタクシー乗車対応の徹底を/東タク協 川野副会長
【 東京 】全個協本部を訪れ注意喚起/国交省 安政課長

【 東京 】UDタクシー乗車運動開催/10月25日 DPI日本会議

【 東京 】徳永委員長を再選/自交総連東京地連 定期大会
【 東京 】「RSは潰さなければならない」/全自交東京地連が中央委
【 東京 】相乗りサービス提供開始/GOが湾岸エリアから
【 東京 】北九州で子育てサポート/DiDiモビリティジャパン
【 東京 】特別仕様タク限定運行/NTとS.RIDE等
 
2024年9月28日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】石破・元幹事長が自民党総裁に/RS問題には、中立〜やや慎重姿勢/「菅グループ」の影が見え隠れの総裁選
【 東京 】全国平均は90.4%へ改善/全タク連 19年比営収サンプル調査
【 東京 】全社の取り組みがRS阻止に/全タク連 総務委員会
【 東京 】「タクの日」地方の取り組み報告/全タク連 広報サービス委員会
【 東京 】高木氏 次期衆院選の立候補断念
【 東京 】法人263社、個人55団体/東タクセン 優良事業者表彰式
【 東京 】ウーバータク提案再度取り下げ/次回再提案を予定 東個協
【 前橋 】桐生市がNRS導入を申し出/市内タク事業者2社が参入意向
【 名古屋 】白タク排除啓発活動実施/10月3日 中部運輸局
【 名古屋 】mobi社会実験第2弾開始/常滑市プラットフォーマー
【 東京 】エアポートシャトル活用を開始/ニアミー 百貨店と連携
【 東京 】徳永委員長らの再選を報告/グリーンキャブ労組 定期大会
 
2024年9月27日号 関東・関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特区・武三の総営収は7.7%増/「供給不足感」にやや落ち着きか?/東タク協 8月原計輸送実績を公表
【 東京 】10月から飲酒運転をさらに厳格化/国交省 行政処分基準改正
【 東京 】路上横臥事故発生で注意喚起/坂本・交通事故防止委員長
【 東京 】ハイタク部門は76人が受賞/東運支局長表彰式を実施
【 東京 】交通共済の優位性を強調/東個交通共済支部長会議
【 東京 】正しい着用率は97.7%/シートベルト調査を24日に実施
【 東京 】GOとの契約更改を承認/日個連都営協理事会
【 東京 】75〜79歳の譲渡申請12件認可/申請は27件 都個協理事会
【 東京 】英語検定18人が新規合格/東京タクシーセンター
【 東京 】いよいよ今日、投開票/注目の自民党総裁選

【 東京 】新代表に野田元首相/立憲民主党が新体制を承認

【 東京 】九州・沖縄の求人数が東京上回る/シニアジョブがドライバー求人調査
【 東京 】都市伝説タクのチケット販売/S.RIDE等3社が25日から
【 東京 】代表取締役に金子氏/コンドルタクシーが役員変更
【 岡山 】ラッピングタク第2弾運行開始/両備G フリーマガジン10周年
【 東京 】次世代「タクコン」などを発表/システムオリジン セミナー展示会
【 大阪 】大阪市域でGOリザーブさらに/近運局 ひまわりタクに認可
 
2024年9月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】特区・武三では10万733回の運行/管内のNRS運行状況などを報告/関運局 矢吹・自交部長が定例会見で
【 前橋 】榛東村役場にタク1両が常駐
【 東京 】曜日・時間帯拡大、台数引上げ/みなし地域のNRS拡充で事務連絡
【 東京 】特区・武三の実働率上昇 69.3%/東タク協 7月の全社輸送実績
【 東京 】NRS先行地域事業者意向調査/国交省が19日、手続き開始
【 東京 】法人、前月から再び増加に/多摩地区8月分運転者証交付数
【 横浜 】NRSバージョンアップを説明/神タ協 持ち出し定例役員会
【 東京 】特定技能制度の外国人採用など/東タク協理事会で情勢報告
【 東京 】「稼げるタクシー」をアピール/東タク協、就職ガイドを刷新
【 東京 】利用者懇談会の開催へ/都個協が理事会で承認
【 東京 】羽田空港の白タク対策会議開催
【 東京 】NRS・公共RSの導入も対象/国交省 支援事業2次募集開始
【 東京 】EV充電ネットワーク拡大へ/GOがeMP社と提携
【 徳島 】カスハラ対応方針策定 電脳交通
【 東京 】ANA系ファンドから/ニアミーが資金調達
【 新潟 】「解雇規制緩和」「業務委託」に危機感/交通労連 小川・ハイタク部会長
【 東京 】定期大会提案の全議案を承認/自交総連東京地連・中央委
【 東京 】UD講師養成講座 応募25人で締切
【 東京 】自民党総裁選立候補者・推薦人
 
2024年9月20日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】1都7県、30市町村の首長行脚を報告/公共・日本版RSの制度周知に「一定の成果」/関運局 落合・交通政策部長
【 横浜 】関運局 許可事業者名公表/自家用車活用事業
【 東京 】総裁選後、見据えた対応を/東タク協理事会で川鍋会長
【 横浜 】事業用自動車安全施策を説明/関運局 自動車技術安全部長
【 横浜 】特別区・武三は1.9%の減収/関運局 8月分原計輸送実績
【 東京 】全項目で「良い」評価がアップ/東タクセン 23年度モニター結果
【 横浜 】永谷地区実証実験終了など報告/神タ協横浜支部理事会
【 東京 】トヨタの交通事故低減策紹介/事故防止責任者講習会で講演
【 横浜 】水野委員長の再選を報告/神奈川都市交通労組
【 東京 】「タッくん」寄付金を贈呈/交通遺児育成等基金に
【 横浜 】みぞ部長Tシャツを発売
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関西版

将来的には2号認定の可能性も
        京タ協が特定技能制度の勉強会

【京都】京タ協(筒井基好会長)は3日、京都市伏見区の自動車会館で「特定技能制度における人材確保に関する勉強会」を開いた。TDGグループ(三重県伊勢市)の加藤光一CEOが、制度の概要を説明。仲辻正憲副会長、森下佳彦・総務委員長、伊藤由夫・労務委員長、北野均・交通委員長、杉ア由佳理事らを含む加盟21社・20人が参加した。京都運輸支局の川口宏幸支局長らもオブザーバー参加した。
 冒頭あいさつで伊藤・労務委員長は特定技能制度をどう活用し、自らの事業に反映させていけば良いのか、まずは勉強し、理解を得ることが何より必要だと趣旨を説明した。
 加藤氏は、「6月に(150両規模の)神奈川県のタクシー会社から特定技能制度を使って30人の外国人労働者を雇い入れたいとする要望を受け、現在20人(採用を)決め、10月にも面接を行い、10人を決める方向で話を進めている」と実績も示しながら、制度の背景などを解説した。日本の労働生産人口(15歳〜64歳)については、05年を境として年間300万人ずつ減少するなど、全産業的に人手不足が進行していると強調。「技能実習制度」「特定技能制度(1号・2号)」「技術・人文知識・国際業務」(技人国)を活用した外国人の就労人口については「増加傾向にあり、特に特定技能は右肩上がりの状態で、昨年の6月には17万人超だった就労人口が、今年4月には24万人と急増している」とした。
 また政府は3月29日に特定技能制度に自動車運送業、鉄道、林業、木材産業の4分野を加えたと説明。「政府はどんどん就労人口の枠を増やしていくことかと思う」と推測する一方、「28年の10月末までの5年間におけるバス・トラック・タクシーなどの自動車運送業における特定技能1号の受け入れ上限は2万4500人とされており、その中でタクシーについては6500人」と述べるとともに、特定技能1号による外国人労働者については、「5年で母国に帰らないといけないことになっている」が、「2号になると永住申請や家族などを呼び寄せることができ、今後(タクシーについても)そのような形になるのではないか」と見通した。
〜いかに低コストで乗り切れるか
 さらに特定技能外国人を直接雇用する際に企業側に求められる義務支援(@事前ガイダンスA出入国する際の送迎B住居の確保C生活オリエンテーションD公的手続き等への同行E日本語学習の機会の提供F相談・苦情への対応G日本人との交流促進H転職支援〈人員整理等の場合〉I定期面談・行政機関への通報)や登録支援機関への支援委託などに関する解説も行った。その中で問題点として、国内での「普通免許外免切り替え」「普通2種免許取得」「技能評価試験」「日本語N3(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベル)試験の合格」を列挙。また、資格取得にかかる入国に際して必要となる特例活動ビザの有効期限が最大で12カ月であり、またこの間、運転免許を必要とする業務以外で正社員雇用し「賃金を払わなければいけない」ことを課題とした。加藤氏は「タクシー、バスとなるとドライバー以外の仕事といっても車の清掃ぐらいしか思い浮かばない。ここが(この制度の)一番のネックになるかと思う」と述べ、いかにコストをかけず「短期で乗り切ることができるか」がポイントとした。
〜交通安全意識の違いも問題
 加えて特定技能外国人出身国上位8カ国(@ベトナムAインドネシアBフィリピンC中国DミャンマーEカンボジアFネパールGタイ)を紹介する一方で「いずれの国の人も歩行者保護といった意識が全くない。運転技術にも長けているし、勤労意欲も十分あるが、問題は交通安全意識」と指摘。その点での教育の徹底が必要と説いた。
〔10月5日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2024年10月5日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】申請13者をすべて認可/近運局が管内個タクの譲渡譲受に
【 大阪 】大幅な「車両切れ」確認されず/大タクセン 9月のタクシー調査
【 神戸 】需給マッチングで意見交換/兵タ協 正司・神大名誉教授と
【 神戸 】「次の運賃は相当考えないと」/藤本・兵タ協但馬支部長
【 京都 】安全標語を会員サイトにアップ/機運醸成へ 京タ協交通委
【 奈良 】優良従業員表彰へ8人を審査/奈タ協 交通環境委員会
【 大阪 】藤原・観光部長が講演/関西ハイタク女性会
【 京都 】東山と嵐山の観光課題対策/京都市が3日、公表
【 大阪 】老舗事業者の看板の行方は?/駒姫→枚岡 譲渡の追加申請
【 京都 】トヨタ・センチュリーを展示/弥栄自動車、京都鉄道博物館で
【 京都 】「秋の芸術・京都紅葉観光」/ユニオンが観光プランを提供
【 大阪 】16年ぶりのフルモデルチェンジ/オリジンの「次世代タクコン」
【 大阪 】全自交関西地連が執行委員会
【 神戸 】全自交兵庫地連が拡大執行委
【 名古屋 】「担い手不足とマーケティング」/公共交通マーケ研が22日に例会
【 大阪・岡山 】倉敷で外国人乗務員採用の実績/求人サイト「ヨロワーク」
【 東京 】課題への取り組み強力に進める/定例会見で斉藤国交相
【 大阪・奈良 】白タク容疑の男を逮捕
【 神戸 】神姫タクが小野浜営業所を廃止
【 訃報 】庄司洋一氏、死去
 
2024年10月4日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】京阪神の日車営収、速報値から減少/準特地域の23年度輸送実績確定値
【 大阪 】大阪市域の実働率60%超える/大タ協 8月輸送実績
【 和歌山 】和タ協 優良表彰は総会と合同開催に
【 大阪 】調査29両、9両に白タクの疑い/近運局等 関空で啓発活動
【 東京・京都 】国交省に「75歳定年」見直し等要請/京都個タク団体協・洲見会長
【 大阪 】近運局長と自動車関係団体長が懇談
【 京都 】秋季繁忙期も「4色入構規制」/烏丸口乗り場運営で通知
【 京都 】「手ぶら観光」利用促進で連携/キャビック&アイシンが実証運用
【 京都 】配車依頼に「自動コールバック」/京都エムケイが導入へ
【 鳥取 】「地方のタクシーの実情を一番理解」/鳥タ協・澤会長が石破内閣に期待
【 京都 】コミュニティバス廃止で本格運行へ/与謝野町の乗合交通
【 大阪 】「せっかくの応募者待たせる」/2種免教習所問題解消に注力を
【 大阪 】万博シャトルバス等の予約・決済/「KANSAI MaaS」機能追加
【 大阪 】DiDi中国本社視察ツアー/珊瑚タクG 参加者募る
【 佐賀 】佐賀市NRSが出発式/地元2社が運行 4両でスタート
【 大阪 】指導主任者講習会 来月7日開催
 
2024年10月2日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「転籍者なし」からの運行スタート/OMタクシーが出発式を開催
【 奈良 】公示は10月下旬、実施は11月後半?/審査が続く奈良県の運改
【 大阪 】淀屋橋交差点〜新橋交差点で交通規制/今年も「御堂筋ランウェイ」開催
【 大阪 】計233人を表彰/大タ協「優良運転者表彰式」
【 鳥取 】米子で兵タ協・大久保会長が講演/「運送業女性ドライバー交流座談会」
【 大阪 】自民総裁選結果に安堵の声/近鉄タク労組 定期大会
【 大阪 】日本交通グループ関西化で若返り/ナショナルタク労組 定期大会
【 京都 】11月から1カ月間の実施/京都府エコドライブコンテスト
【 大阪 】交通労連関西地総定期大会 28日
【 大阪 】日タク労組が11月24日に定期大会
【 大阪 】全日建連帯近畿、11月3日に大会
【 京都 】加茂タク→キャビック 10両譲渡
 
2024年9月28日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】平均賃金が月額3万6千円増/運改による労働条件改善状況
【 大阪 】「NRS拡充なら渋滞必至」/万博会場タク運用検討会で業界側
【 大阪 】万博会場、外周を自動運転バス/大阪メトロ「レベル4」で運行計画
【 大阪 】府営住宅144団地で最大5年/大阪府がカーシェア事業を公募
【 東京 】大阪は19年実績上回る/全タク連 8月の営収サンプル調査
【 京都 】京都府が最賃周知で協力要請
【 大阪 】「特例新規枠を埋める」/全大個協組執行部が記者懇談会
【 京都 】全自交・櫻井と自交・庭和田の両氏/交通権学会でRS報告へ
【 東京 】RS解禁議論の急進展回避?/自民党総裁に石破氏
【 京都 】京都駅、市役所で「RS反対」/個人6団体+労働2団体
【 京都 】個人6団体 高台寺周辺で美化活動
【 大阪 】譲渡譲受の4氏に認可書/全大個協会 事業開始説明会も
【 大阪 】全国運動にあわせ街頭キャンペーン/東淀川バスタク部会
【 大阪 】帝産京都自動車にNRS許可
【 大阪 】自交大阪 定期大会の日程等調整
【 京都 】自交京都 10月24日に定期大会
【 大阪 】全自交大阪 立候補受付
【 大阪 】大阪でG経営講習会 11月25日
【 訃報 】太期靖一氏が死去
 
2024年9月27日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】京都市域は3万6352円/京タ協 8月輸送実績速報値
【 大阪 】正副会長が阪急三番街に出動/大タ協「秋の交通安全」キャンペーン
【 大阪 】キタは23日、ミナミは11日/大運支局 10月の合同街頭指導
【 大阪ほか 】踏切事故防止キャンペーン/近運局が協力を要請
【 京都 】違法白タクの撲滅に向けて/京運支局などが啓発活動
【 大阪 】国慶節に合わせ関空で啓発活動/近運局が10月1日に実施
【 京都 】市個人新理事長に妹背氏/「個タクとして良質な姿を再び」
【 神戸 】事業者研修会に170人/兵庫県個人タクシー協会
【 大阪 】共通乗車券利用状況など定例報告/全大個協組 事業委員会
【 大阪 】年2回以上の事故者に講習会/全大個協組 審査委員会
【 京都 】自家用とタクシーの受け入れ中止/渋滞緩和へ清水坂の市営駐車場
【 京都 】都市型ハイヤーでの貨客混載/関西ロケーションサービスが申請
【 神戸 】県下全域の総営収増は続くも…/兵タ協 5、6月の輸送実績
【 大阪 】ひまわりタクがGOリザーブ/近運局が20日に認可
【 京都 】危険物持ち込み制限の運送約款/京都の第一G3社が申請
【 大阪・京都 】京都市域で都市型ハイヤー/大寅が区域拡大を申請
【 大阪 】運送約款へのカスハラ条項追加/大タ協、理事会で情報提供
【 東京 】代表取締役に金子氏/コンドルタクシーが役員変更
 
2024年9月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】来春実施を視野に運改の準備?/京タ協・筒井会長、理事会で「私見」
【 大阪 】「支部制を生かして自治体と連携を」/大タ協理事会で坂本会長
【 京都 】全国事業者大会に積極動員/京タ協 参加費用全額負担へ
【 神戸 】乗り場ルール、処分規程見直し等課題/河村・兵タ協神戸・阪神間支部長
【 大阪 】マッチング率は改善傾向/近運局 西野・自交部長
【 神戸 】神戸・阪神間など日車営収低下/兵タ協 8月の原計輸送実績
【 京都 】「不要」のデータも蓄積中/京クルー「順調」の意味合いは?
【 京都 】特定技能制度の人材確保/京タ協 10月3日に勉強会
【 大阪 】大阪のNRSは現状、295人/坂本副会長に府・市が説明
【 大阪 】10月2日に大阪、順次各府県で/近運局長と自動車関係団体長懇談会
【 京都 】21条許可の申請を実施/嵐山「長辻通」のジャンボ借上げ
【 京都 】京都府・市がスタート式/「秋の全国交通安全運動」
【 京都 】「ハンズフリーバス」が実証運行
【 徳島 】カスハラ対応方針策定 電脳交通
【 大阪 】「RS解禁に歯止めを」/大タ協が立憲民主と意見交換会
【 大阪 】喫緊の課題3項目の解決を/立憲民主に全大個協会が要望
【 新潟 】「解雇規制緩和」「業務委託」に危機感/交通労連 小川・ハイタク部会長
 
2024年9月20日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】供給過剰とNRSに「矛盾はない」/近運局定例会見で西野・自交部長
【 大阪 】大タ協河南支部 副支部長に飯尾氏
【 神戸 】各所に「タクシー理解を訴える」/兵タ協理事会で大久保会長
【 大阪 】個タクならではのサービス提供を/全大個協会理事会で信岡会長
【 京都 】のりば・駐停車対策合同委/京都タクシー業務センター
【 奈良 】クレカ対応684両など/奈タ協 利用者懇で進捗状況
【 神戸 】兵協 10月18日に臨時総会
【 京都 】「NET配車」20日で終了/ヤサカタクシー無線協組
【 京都 】24日に白タク排除の啓発活動/京運支局など 四条通、木屋町通で
【 大阪 】全大個協組・総務委開く
【 大阪 】府が推進の「認知症サポート事業所」/敷島交通が登録会社に
【 大阪 】高齢運転者安全講習会/大タクセン 10月17日開催
【 東京・大阪ほか 】全国一斉「UDタク乗車運動」/DPIが10月に実施計画
【 京都 】買い物時間帯の商店街で好反応/個タク+労組のRS反対宣伝
【 大阪 】大タクセン HPで利用者アンケート
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