ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2023年12月25日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

こんなことがまかり通るのか?
  ―規制改革推進会議・地域産業活性化WG会合の諸問題を考える

 業界関係者にとって、11月6日から12月12日まで4回にわたり開かれた規制改革推進会議・地域産業活性化ワーキンググループ会合は異様かつ理不尽極まりない内容だったと言わざるを得ない。これをもとに取りまとめられ、12月20日に公表された「中間とりまとめ」には愕然とさせられる結論が書き込まれているはずだが、まだすべてが決したわけではない。今後の議論に資するために、同WG会合での看過できない問題点を論じてみた。

「どれか」ではなく「どれも」
 ある全タク連幹部は「誰が何を言っても、河野太郎氏(規制改革担当大臣)は聞く耳を持たないそうだ。菅義偉前首相の意を受けて、何が何でもライドシェア新法をやるつもりでいる。岸田首相も、菅氏に無派閥議員をまとめてもらうこととの引き換えでライドシェア新法をつくるのを了解している」と話す。どこまで信じていい話なのか分からないが、規制改革推進会議・地域産業活性化ワーキンググループ(以下、WG)の第1回会合の締めのあいさつで、河野大臣はこう話している。
 「変動するニーズにパートタイムのタクシーの運転手さんで対応するのか、ライドシェアで対応するのか、はたまた自動運転で対応するのか、方法はいろいろあるだろうと思いますので、どれかということではなく、どれもということだろうと思います」(11月6日開催・第1回WG議事概要から)。
 要するに、最初から答えは出ていたということだろうか。だとしたら何を書いても無駄だということになるが、記録として残すことに意味を見出そう。 

「移動難民」という言葉
 さて、このWGに対し同会議の有志委員7人(注1)が3回にわたり提出した意見書をある事業者に見せたところ、「政府の関係者は今時、こんな言葉を使っているの?」と、呆れ気味な口調で言われた。
 「移動難民」。 
 いつの頃からか「夕食難民」など「〇〇難民」という言葉が雑誌や新聞に載るようになった。とはいえ、マスコミはある疚しさを感じるのかカギカッコで括って載せる場合が多いようだ。
それはどういうことかと言えば、この言葉が、戦火や迫害のため住み慣れた地域で生活を送れなくなり、あてもなく移動を余儀なくされた人々につけられた呼び名だからだろう。その意味では、いかに移動の手段が足りないからといって、その大変さをことさらに強調するために「難民」という言葉を利用するのは誤りではないか。
 ましてやこれは政府の会議である。しかも多くの箇所で、カギカッコで括られもせずに掲載されている。会合が終わってからでも意見する人は出なかったのだろうか。WGの委員はふだん難民の問題について考えたことがないのだろうか?(いま「移動難民」でGoogle検索をすると、トップでヒットするのは内閣府ホームページだ)。

「国策」を前面に出した委員
 その有志委員の一人、川邊健太郎委員(LINEヤフー社会長)はWG第1回会合で唖然とするような発言をしている。
 23年3月末に閣議決定された「観光立国推進基本計画」で掲げられた訪日外国人目標である「2025年までに19年水準の3188万人を超えること」に対し、コロナ禍も経験していない7年前(16年)、安倍政権下で決められた目標「30年6000万人」を並べ、「国策」との言葉を使った上で、タクシーの増え方ではとても追いつかないのでライドシェア新法を制定せよ―と国交省に迫ったのだ(詳細は『週刊交通界21』11月27日号に掲載)
 川邊氏の真意は分からない。けれども、この発言により、「タクシーはどうしようもなく足りない」「ではライドシェア導入もやむを得ないのか」という雰囲気が強く醸成されることになったのは間違いないことだろうし、「乗務員不足を3年で解消する」とした川鍋・全タク連会長の発言に対し、河野大臣が締めのあいさつで、「まったく的外れ。今後3年間このまま放置するというのはあり得ない」と言い放つためのお膳立ての働きをしたとも言えるだろう。

目に余る不公平な扱い
 第1回会合では、全タク連の川鍋一朗会長のほかウーバージャパン社のゼネラルマネージャーらが出席。規制改革を進めるために存在する同WGの方針としては当然なのかもしれないが、何より目についたのは両者に対する扱いの雲泥の格差だった。記憶するかぎり、同社に対しては、追加資料の提出の要望ぐらいはあったかもしれないが、委員から詰問されるような場面は一度もなかった。 他方、川鍋氏は、詰問などという生易しいものではなく、各委員からの集中攻撃的な質問と裏付け資料の再提出要求にさらされ続けたのだった。
 川鍋会長は今回、相当な覚悟を決めて会合に臨まれたと想像するが、これほど酷い目に遭うとは予想していなかったのではないだろうか。いかに一定の目的をもって進む会合であるとはいえ、これは政府の会議である。外部からの参考人をこれほど不公平に扱って許されるものだろうか。これは、政治を超えた国の「品位」にかかわる問題ではないのか?

利害関係者提出資料の取り扱いは?
 ウーバージャパン社は今回のWG会合における最たる利害関係者の1人(1社)である。だとしたら、合計100ページを超えるその提出資料は、いかに表やグラフによって客観的な体裁が取られていても、同社に好都合な数字やエピソードが選択されがちであるだけでなく、コマーシャル的な意味合いが多分に含まれている可能性を考えなければならないはずだ。だが、それらの資料が委員から批判的な視点で検証されることは一度もなかった。
 12月12日に開催された大詰めの第4回会合では、同社の同日提出資料にあるライドシェア導入国数が、何の検証もないまま有志委員の同日提出の意見書に掲載され、WGに提出された。さらにこれまた何の検証も経ないまま、河野大臣は、タクシー業界の数字が誤りでウーバーの方が正しい―とのニュアンスであいさつしたのだった。

この犯罪比率比較に意味はあるのか?
 さて、ウーバージャパン社が最も気にかけていただろうことの一つに、「ライドシェア乗車中の犯罪発生率」の問題があった。
 とはいうものの、同社は「本来はアメリカにおけるタクシーとライドシェアの犯罪発生件数を比較するべきですが、アメリカにおけるタクシーの被害件数は公表されていません」(第1回議事概要)とし、その代わりに米国ウーバーと日本のタクシー乗車中の性犯罪の発生比率を比較する―という奇妙なことをやっている。その結果、前者が後者の45.2倍との数字が示されたが、同社は「ライドシェア乗車中の犯罪発生率は国の治安事情を反映」したものであり、「ウーバー乗車時の性犯罪率が際立って高いわけではない」と言い訳のような注意書きを付している。
 だが、これで何か新たな知見が示されたことになるのだろうか。そうではないだろう。同社自身も了解しているとおり、米国のタクシーとライドシェアの乗車中の発生率差が分からないと、日本にとっての参考資料になるはずがない。一方、日本でも、タクシーとライドシェアで比較しなければ性犯罪発生率差が判明することはない。しかしながら当たり前だが、後者はまだこの世に存在しないので、この計測は不能だ。つまり、量的な比較は困難ということではないか。全タク連は第2回会合に提出した資料で、海外におけるライドシェア関連の殺人や性犯罪に触れているが、量的比較が困難である以上、「質」にかかわる凶悪な犯罪事例の提示で十分なのではないだろうか。

データベースすり抜ける初犯の犯罪
 続いて同社は、ライドシェアは「本質的に危険なサービスではない」ということの理由として「事前に運転手の情報や評価を確認できる」(同前)ことなどを挙げている。このことは少なからぬWG委員も、ライドシェア肯定の理由としてあげる機能の一つだ。
 なるほど、ドライバー評価のデータベースが充実すればするほど安心度合いも上がっていくだろう。だが、新規に登録しようとするドライバーの犯罪歴を調べたり申告させたりするのには限界があるだろうし、何より、これでは初犯で犯罪を引き起こすケースはカバーできないのではないかという疑問が当然湧く。まあ、このWGの性格上あり得ないことかもしれないが、本来、このような疑問は発されるべきであったし、それに対する何らかの回答がなされるべきだったのではないかと思う。

菅氏の要請を受けて動いた「首長の会」
 ところで、このWGに対しては、「活力ある地方を創る首長の会」(会長=田中幹夫・富山県南砺市長)という組織が「『地域公共交通・ライドシェア』緊急首長アンケート集計結果」および「『自家用有償旅客運送』緊急首長アンケート集計結果」なる資料をそれぞれ、第1回、第3回会合に提出している。のみならず、第2回会合で「時間帯の交通空白地」との考え方を訴えた福岡県福岡市の高島宗一郎市長や、第3回会合で道運法改正・ライドシェア新法制定を求める資料を提出した同県古賀市の田辺一城市長も同会のメンバー(注2)だ。
 だが同会が、何の「色」もついていない組織と見るのは無理がある。同会の樋渡啓祐・事務総長(元佐賀県武雄市長)は11月22日開催の第1回超党派・ライドシェア勉強会に出席した際、「9月の終わりに菅氏から話があり、『ライドシェアをまとめるにあたって力を貸してくれないか』『具体策も含めて考えてほしい』とのことだった」と話している(『交通界速報』関東版23年11月25日号掲載)。菅氏の意を呈して、同WGに資料を提出したと考えるべきだろう。こうした背景事情を知っていたら、「ああやっぱり資料を提出してきたな」で済むが、詳細を知らないマスコミがそのまま報じたらどうなるか?多数の人々が「ああ、自治体首長もライドシェア解禁を求めているのだな」と感じ、一定の世論形成がなされたのは間違いないところだろう。

手もなく、してやられたタクシー業界
 こうしたことを見ても、今回の一件は菅氏とその周辺の人々によって周到に準備され、一気呵成に事が進められたことがうかがえる。何の準備もなく、ただコロナ禍後の活況に沸いていたタクシー業界は、赤子の手をひねるように、してやられたということだろう。
 本稿を執筆している間に、同WGのここまでの議論の結論も書き込まれた「中間とりまとめ」が公表されたようだ。これを書きながら、まだまだ論ずべき点が多いことに気づかされたが、本件にまつわる議論は来年も続いていく。しかるべき時期に続編を書くつもりだ。
(注1)このうち、中室牧子委員は慶大卒、竹中平蔵研究会第5期生。
(注2)「神奈川版ライドシェア」を提案している神奈川県の黒岩祐治知事は同会会長代行を務めている。
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No.984 12月25日  主な内容
巻頭人物
川鍋 一朗氏/東京ハイヤ―・タクシー協会会長
気になる数字
9カ国
 
ウーバージャパンが規制改革推進会議WGに提出したライドシェア制度化状況に関する追加資料内で、タクシー制度が十分に自由化されライドシェア同等のサービスが提供可能と表記されている国数。
トピックス
こんなことがまかり通るのか?
                〜不平等と欺瞞はびこる議論に疑問符
このままではライドシェアはできない
               〜第12回副首都推進本部(大阪府市)会議
「ニセコモデル」の本運行開始
               〜北ハ協とGOが地元自治体と連携
年末・年始の動きを注視
               〜大タ協理事会で坂本会長
<スナップショット>関空で白タク排除の啓発活動
人を安く使う経営などもう終わり
               〜京タ協・筒井会長が2023年を総括
兵サセン委&兵庫陸運部が年末視察
                〜JR三ノ宮駅南側仮乗り場など3カ所で
特別座談会
タクシー業界の現在を憂う in 大阪 <後編>
内外交差点
入社率を上げるための施策とは?    杉山 智樹氏(採用支援コンサルタント)
覆面タクシー
モノ申せない労組の事情とは?
東西往来
:ジェットコースターのような危機は続く? / 円滑な乗り場利用に向けライブ配信
この人この言葉
:高林 良吉氏 / 徳永 昌司氏 / 古知 愛一郎氏 / 田中 民郎氏
シャッターチャンス
:来年のRS導入本当のところは  / バブル時は長時間タクシー待ち
:あと3カ月で詰めていけるのか  / 米国型とは似て非なる政府方針
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関東版
「闘いかた、年始早々に打ち出す」         
             タクシーと努力の不足が根本原因とも
                         全タク連・川鍋会長が共同会見方

【東京】全タク連の川鍋一朗会長は7日、本紙などとリモートでの共同会見に応じ、政府のデジタル行財政改革会議や規制改革推進会議の中間取りまとめなどを受けた年明け後の対応について、「年末年始に考えて、ライドシェア阻止に向けてどう闘っていくのか考え、年始のなるべく早いタイミングで打ち出していきたい」との考えを示したほか、菅義偉前首相発言が火を付けたRS解禁論議について、規制改革推進会議・地域産業活性化ワーキンググループなどでの議論の進め方に大いに不満があるとしつつも、「根本的なタクシー不足とわれわれの努力不足が今回のRS論議の根底にある」と述べ、タクシー運賃改定に浮かれていた業界自らが招き寄せた事態との見方も示した(詳細は元旦刊『交通界21・新年特別号2024』に掲載)
 全タク連の広報戦略について川鍋会長は、広報エージェントのプロの助言を受けながら取り組みを進めており、これまでに新聞・テレビ・雑誌など20社程度と個別またはグループで論説委員クラスとの面談を重ね、RS解禁論議に当たっては「タクシーの規制緩和を先行すべき」との主張に耳を傾けてもらい、一定の成果はあったと説明した。規制改革推進会議・地域産業活性化WGでの論議の進め方については国交省の鶴田浩久・物流・自動車局長と2人で毎回つるし上げにあっているようものと表現。1回目の会合で要求された追加資料の提出内容について、2回目の会合で吟味することもなく川邊健太郎氏(LINEヤフー会長)ら委員有志7人の意見書が提出された経緯を取りあげ、「実質的には1回目の会合で方向性が決められた」と強い違和感を示した。
 菅前首相が国内でのRS解禁論議の口火を切ったことについては、「それぞれの方がそれぞれの思惑があって動いている」としつつ、観光地などでタクシーが足りないというのは事実との受けとめも示した上で、「正確なデータに基づいた供給不足の把握、分析が必要だ」と強調。SNSでタクシーに乗れなかったなどのツイートを検証すると、たいていは台風、大雨、深夜など思うように乗車できなくても仕方のない状況だったことがわかると指摘し、「それが全体像のように語られることには違和感を持つ」と強調した。
 与野党タク議連のこれまでの対応については、「頑張っていただいている」との感想を示すとともに、立憲民主党・辻元清美氏の国会質問の例をあげて、河野太郎・規制改革担当相が外相時代に外務省の在外公館が在留邦人にRS利用上の注意喚起を行っていたことを明らかにしたことなどを評価した。その上で川鍋氏は、「こういう厳しい時に支えていただける先生方には、われわれの力が必要な時には全力で応援することを約束したい」との考えを示した。あわせて地理試験の廃止要望等への対応などこれまでの国交省の尽力にも謝意を表明した。
 一方、全タク連傘下タクシー協会の会員事業者に対して、国会・地方議会議員や自治体首長への訪問等を通じた呼びかけを改めて要請。次いで、乗務員採用に今まで以上に力を入れることを呼びかけるとともに、「乗務員がいるという状況さえ作れればRS問題の出口にたどり着く」と強調した。
〔12月23日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2023年12月23日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】地理試験廃止で省令改正/国交省 24年3月施行へ意見募集
【 東京 】政府は閣僚の発言前提精査せず/質問主意書への答弁書閣議決定
【 東京 】特区・武三の改善状況1月に公表/関運局 内田・自交部長会見
【 横浜 】成田2件、羽田1件の摘発/空港白タクに小松・監指部長
【 東京 】約3300人が申請/東タク協助成 新運転者証切替え
【 東京 】ライドシェア、車いす対応は困難/全タク連ケア輸送委と全福協
【 横浜 】1〜3月会費免除を決定/神タ協横浜支部理事会
【 東京 】窓口団体規約の改定案を承認/日個連東京都交通共済協組
【 東京 】深夜・早朝限定の「シェア乗り」/日の丸交通 ニアミーと新サービス
【 横浜 】山梨県A地区が7割クリア
【 東京 】92.8%が適正着用/東タク協など シートベルト調査
【 東京 】セントレアでGO配車/年内開始へ 空港での対応拡大
【 横浜 】コロナ休車 3906両に減少/関運局 11月30日現在
【 横浜 】申請・許可ともに変化なし/関運局管内フードデリバリー
【 福岡 】福岡Bブロックで運改申請
【 広島 】島根県隠岐地区でも
 
2023年12月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ライドシェアは「6月に向け議論」/自家用有償旅客運送を徹底的に見直す/国交省、デジタル行財政改革会議で首相あてに回答
【 東京 】自家用拡大の新制度4月から/D行財政改革会議が取りまとめ
【 東京 】ライドシェア議論は完全非公開/東タク協が理事会開く
【 横浜 】供給不足→RS新法制定を危惧/神タ協12月定例役員会
【 東京 】「移動の足の解消」など4点を提唱/中室教授が意見書を提出
【 東京 】「いずれも安全安心の確保が前提」/林・官房長官が会見で言及
【 東京 】トヨタモビリティ東京に感謝状/東タク協、パートナー協定提携で
【 東京 】22人が英語検定合格/東タクセン 合計1329人に
【 東京 】配車サポートサービスを来春から/GO「IVRサービス」中核に
【 東京 】東個交通共済協組の加入資格/全国に広げ新規加入促進へ
【 横浜 】山梨A地区運改の状況まとめ
【 横浜 】総営収の前年比割れ2地区のみ/関運局管内 11月原計実績
 
2023年12月20日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「ニセコモデル」の本運行開始/札幌・東京の計8社が11両25人を派遣/北ハ協とGOが地元自治体と連携
【 東京 】ギグワークの問題点など指摘/全国知事会が提出の特別要望
【 横浜 】日産福祉車両工場を見学/女性タクシー経営者の会
【 東京 】都にライドシェア反対申し入れ/東タク協、全自交東京地連
【 横浜 】第3回開催「年内はない」/神奈川版ライドシェア検討会議
【 東京 】RS論議は菅ブレーンの仕掛け?/日興自動車 山本社長
【 東京 】RS解禁議論「遅かった」/コンドルタクシー 岩田社長
【 東京 】LPG車より370万円コスト減/GO GXプロジェクト実績
【 名古屋 】白タク排除啓発活動実施/愛知運輸支局 各機関と連携
【 東京 】東タクセン 2月にハンドブック
【 東京 】銀座、六本木で全体の4分の1/タクシー関与事故
【 東京 】事業計画・予算案作成求める/第1回全個協支部代表者会議
【 東京 】原油持ち直すも先安傾向に/24年1〜3月LPG先物価格
【 東京 】組合員連絡へ新たなツール導入/東洋交通労組、来年1月から
【 東京 】今年もサンタタクシー運行/三和交通、24、25日の限定
 
2023年12月16日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ウーバーの性犯罪率はタクの220倍?/同社提出資料に疑義「議論を混乱させている」/立民・辻元議員が質問主意書
【 横浜 】「神奈川版RS」の早期実現を要求/神奈川県が河野大臣に要望書
【 東京 】乗務員の全国充足率は80.6%/全タク連11月末調査結果
【 東京 】重量税などの特例拡充・延長/国交省関係税制改正の概要
【 東京 】平均で8%引き上げへ/国交省 トラック標準運賃に
【 東京 】ライドシェア導入反対を決議/岩手県議会、地元労使が請願
【 東京 】法人運転者が5月以来の増に/多摩地区の運転者証交付11月分
【 東京 】地理試験は運転習得に必要/東タクセン、試験廃止議論に見解
【 東京 】交通弱者とインバウンドに同時対応/次期無線で 都営協・冨本理事長
【 東京 】カスハラ防止約款適用開始/日交G 損害賠償含み
【 東京・福岡 】福岡で588人が順次開始/DiDi、西日本個タク協組と連携
【 東京 】ミュージカルライドパック/S.RIDE等4社が発売開始
【 東京 】Dチャートに居眠り警報 GO
【 訃報 】山田末子さん、死去
 
2023年12月15日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「タクシーに乗れない」の声を減らせ/24年6月までは「この状態が続く」/全タク連正副会長会議で川鍋会長が檄
【 東京 】自家用有償など踏み込んだ説明なし/自民党 国交部会等合同会議
【 東京 】中立性に疑義との指摘も/川邊氏ら有志提出の「意見書」
【 東京 】全国知事会が国交相に要望書
【 東京 】乗務員5万人台は22年2月以来/東タクセン、11月分運転者証交付数
【 東京 】河野担当相に提言まとめを提出/超党派ライドシェア勉強会
【 東京 】RS勉強会「提言」に声明/全自交労連、タク不足の対案も
【 東京 】世界8割規制は政府答弁で明白/「川邉発言」に反論の全自交労連
【 東京 】乗り場の供給力は足りている/東タクセン 久松・専務理事
【 横浜 】特区・武三の都市型H 運改必要/関運局が判断結果を公表
【 横浜 】山梨A地区運改 59.39%に
【 東京・静岡 】DiDiとシステムオリジンが連携
【 東京 】デマに踊らされないよう情報発信/RSについて自交東京・徳永委員長
【 横浜 】関運局11月ハイタク行政処分
 
2023年12月13日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】OECD38国中25国で実質RS導入?/ウーバーの「補足資料」をデータとして採用か/規制改革推進会議WGが第4回会合
【 東京 】2種免の環境改善にはまだ時間/全タク連・全指運の連携状況
【 東京 】RS論議に対する方針を策定/全タク連 藤原委員長
【 東京 】トータルの「安心・安全」を/全個協・櫻井会長インタビュー
【 東京 】廃業共済会計231万円の黒字/日個連事業協組理事会
【 東京 】サービス強化キャンペーン展開/22日から ハイタク労働団体
【 東京 】「車内温度」を英語でレッスン/東タクセン HPで公開
【 東京 】マスコミ前宣伝行動実施/自交総連東京地連
【 岡山 】中四国エリアで初のアリア導入/両備G・岡山交通が11日から
【 東京 】利用者向けラウンジ提供開始/ロイヤルリムジンGのZ社
【 横浜 】「みぞ部長」に会いたいツアー/三和交通、第1日曜日限定
【 東京 】アプリPFが人手不足解消に?/GO 求人サイトオープン
【 東京 】タクシーは新規・永年登録ゼロ/グリーン経営認証11月分
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関西版

「闘いかた、年始早々に打ち出す」 
              全タク連・川鍋会長が共同会見

【東京】全タク連の川鍋一朗会長は7日、本紙などとリモートでの共同会見に応じ、政府のデジタル行財政改革会議や規制改革推進会議の中間取りまとめなどを受けた年明け後の対応について、「年末年始に考えて、ライドシェア阻止に向けてどう闘っていくのか考え、年始のなるべく早いタイミングで打ち出していきたい」との考えを示したほか、菅義偉前首相発言が火を付けたRS解禁論議について、規制改革推進会議・地域産業活性化ワーキンググループなどでの議論の進め方に大いに不満があるとしつつも、「根本的なタクシー不足とわれわれの努力不足が今回のRS論議の根底にある」と述べ、タクシー運賃改定に浮かれていた業界自らが招き寄せた事態との見方も示した(詳細は元旦刊『交通界21・新年特別号2024』に掲載)
 全タク連の広報戦略について川鍋会長は、広報エージェントのプロの助言を受けながら取り組みを進めており、これまでに新聞・テレビ・雑誌など20社程度と個別またはグループで論説委員クラスとの面談を重ね、RS解禁論議に当たっては「タクシーの規制緩和を先行すべき」との主張に耳を傾けてもらい、一定の成果はあったと説明した。規制改革推進会議・地域産業活性化WGでの論議の進め方については「国交省の鶴田浩久・物流・自動車局長と2人で毎回つるし上げにあっているようなもの」と表現。1回目の会合で要求された追加資料の提出内容について、2回目の会合で吟味することもなく川邊健太郎氏(LINEヤフー会長)ら委員有志7人の意見書が提出された経緯を取りあげ、「実質的には1回目の会合で方向性が決められた」と強い違和感を示した。
〜データに基づいた分析が必要
 菅前首相が国内でのRS解禁論議の口火を切ったことについては、「それぞれの方がそれぞれの思惑があって動いている」としつつ、観光地などでタクシーが足りないというのは事実との受けとめ方も示した上で、「正確なデータに基づいた供給不足の把握、分析が必要だ」と強調。SNSでタクシーに乗れなかったなどのツイートを検証すると、たいていは台風、大雨、深夜など思うように乗車できなくても仕方のない状況だったことがわかると指摘し、「それが全体像のように語られることには違和感を持つ」と強調した。
〜立民・辻元議員の質疑を評価
 与野党タク議連のこれまでの対応については、「頑張っていただいている」との感想を示すとともに、立憲民主党・辻元清美氏の国会質問の例をあげて、河野太郎・規制改革担当相が外相時代に外務省の在外公館が在留邦人にRS利用上の注意喚起を行っていたことを明らかにしたことなどを評価した。その上で川鍋氏は、「こういう厳しい時に支えていただける先生方には、われわれの力が必要な時には全力で応援することを約束したい」との考えを示した。あわせて地理試験の廃止要望等への対応などこれまでの国交省の尽力にも謝意を表明した。
〔12月23日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2023年12月23日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】日交G関西が泉州交通圏進出/SMARTと業務提携
【 和歌山 】JR和歌山駅東・西乗り場で街頭指導/和歌山県タクシー輸送協議会
【 神戸 】実働率減も増収の傾向が続く/神戸と姫路の11月原計輸送実績
【 大阪 】2種免の優秀性アピールと実践を/RS解禁論に商都交通・三野社長
【 大阪 】RS導入阻止「万博を潰すしか」/大タ協・坂本副会長
【 大阪 】運送約款に「カスハラ」追加/近運局 2グループの申請認可
【 京都 】エムケイ石油が百万遍で/フィットネスジム経営へ
【 大阪・津 】mobi「1日乗り放題プラン」/大阪市と明和町で月内販売開始
【 神戸 】クラウドシステムの機能拡張/Dテン 保険テレマティクスに貢献
【 神戸 】明和タクの神戸空港定額運賃を認可
【 奈良 】期間限定クリスマスタクシー/奈良近鉄タクシーが運行
【 大阪 】後方開口部を閉鎖/JR新大阪駅タクシー待機場
【 宮崎・徳島 】宮崎2社がDS導入を発表
 
2023年12月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】自家用有償制度を徹底的に見直し/国交省提案 「日本版RS」に抵抗
【 東京 】タクシー不足「ライドシェアで補う」/デジタル行財政改革会議・中間まとめ
【 神戸 】「自治体との連携で公共交通守る」/兵タ協理事会で吉川会長
【 京都 】「日本版RS」部分解禁報道/京都新聞 筒井、青木両氏意見も
【 和歌山 】「県とのRS勉強会はこれから」/和タ協・豊田英三会長
【 大阪 】新大阪乗り場に年末年始ポーター
【 京都 】普通車4万1131円/京都市域 11月の原計輸送実績
【 神戸 】入構状況確認の仮表示灯/三ノ宮駅南側仮乗り場に設置
【 京都 】「食」を離れRSに注意喚起/ラジオ番組で「グルメタク」岩間氏
【 京都 】主要乗り場でRS反対/自交京都が宣伝行動
【 大阪 】RS危機「大ピンチは大チャンス」/山根成尊・大タ協経営委員長
【 大阪 】関空で白タク排除の啓発活動/近運局など「運転者にプレッシャー」
【 京都 】持続可能な京都観光を推進/ユニオンを優良事業者表彰
 
2023年12月20号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「本物感が足りない」ライドシェア推進論議/大タ協 古知副会長インタビュー
【 東京 】ギグワークの問題点など指摘/全国知事会が提出の特別要望
【 京都・大阪ほか 】注目すべきは20日の政府方針/全タク連がRS動向の情報提供
【 大阪 】白タク排除に向けた啓発活動/近運局 関空第1ターミナルで
【 大阪・京都ほか 】都内での宣伝行動を指示/自交総連関西 庭和田書記長
【 大阪 】コロナ休車の復活について説明/減車した車両は再配分を予定
【 大阪 】大タ協が登録手数料の減額要望
【 大阪 】全大個協組「総務委員会」開催/廃業給付金等を審議
【 大阪 】特例新規枠の抽選会を実施/大阪・神戸の両地域で
【 大阪 】上山氏は「RSではない」と主張/政府方針報道に右往左往?
 
2023年12月16号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「担い手不足」の地域がRSのターゲットに/坂本会長「年末から年明けに動き」
【 大阪 】「タクシーで賄う」具体的行動を/大タ協忘年懇親会で古知副会長
【 大阪 】ライブカメラの進捗などを説明/大タクセン 評議員会開催
【 京都 】「DXとアライアンス」で前進/筒井会長が会見で1年を総括
【 京都 】修正予算案と鐘の入会を承認/京タ協が「持ち出し理事会」
【 京都 】収益よりも連携協力/金閣寺シャトルの成果
【 奈良 】新たな運改機運の高まりも/奈タ協が運賃説明会
【 大阪 】業務委託のリスクを指摘/東宝・日本城G 坂本代表
【 大阪 】呼出ボタン9カ所廃止へ/全大個協組 事業者委員会
【 大阪 】白タク逮捕ニュース周知/京タ協 全タク連から情報提供
【 神戸 】JR三ノ宮駅周辺3カ所視察/兵サセン委、兵庫陸運部合同で
【 神戸 】11月度の業務実績を報告/兵タ協 サービスセンター委
【 大阪 】合同会議で24年度人事と討議/近畿・大阪交運労協
【 神戸 】RSは地域公共交通を破壊する/兵庫交運 バス・タク合同で県交渉
【 神戸 】詐欺抑止啓発セレモニー/兵サセン委・委員長参加
【 東京・福岡 】福岡で588人が順次開始/DiDiが西日本個タク協組と連携
 
2023年12月15号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】PF参入、業務委託、DPが要点/大阪版RSの制度設計で吉村知事
【 大阪 】「雇用契約では成り立たない」/ドライバー確保の観点で制度化
【 大阪 】地域交通が大衆操作の材料に/大タ協・坂本会長が異議
【 大阪 】24年2月15日で無線廃止/交友会が理事会
【 大阪 】1月20日に無線課閉局/大協 2月には事務所移転
【 京都 】今後も若い力と柔軟な発想で/京タ協・未来創造会議が忘年総会
【 大阪 】新大阪乗り場のライブカメラ/大タクセン 利便向上へ運用開始
【 神戸 】来期役員選へ選管委員選任/兵協が役員会・忘年会
【 京都 】学生の発想で人材不足解消へ/京運支局が京芸大と連携協定
【 大津 】現役乗務員インタビューも/滋タ協 HPで求人動画
【 大阪 】DRの全車装着目指す/全大個協会 審査委など開く
【 奈良 】EV軽車両でデマンド運行/田原本町が高齢者等の外出支援追加
【 秋田 】岩手県議会がRS反対の意見書採択
【 秋田 】地元紙にRS「慎重な議論を」/全自交秋田・加藤委員長が投稿
【 東京・静岡 】ドライバーズアプリ提供で提携/DiDi&システムオリジン
 
2023年12月13号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】万博ライドシェアは「ギグワーク」で/人員確保に向けて吉村知事が見解
【 京都 】峰山・網野がmobi実験継続へ
【 大阪 】約6割が「RS利用したい」/府・市のタクシー利用状況調査
【 大阪 】JR新大阪駅起点に街宣行動/「ライドシェアやめろ」と自交総連
【 大阪 】京都北部の運改審査開始へ/近運局が12日にプレスリリース
【 京都 】持ち出し理事会審議事項を確認/京タ協 正副会長・専門委員長会議
【 京都 】修正予算案を承認/京タ協が総務委員会開く
【 大阪 】降雨で4カ所中3カ所が中止/大タ協「飲酒運転撲滅キャンペーン」
【 京都 】全議案を賛成多数で承認/全京が通常総代会開く
【 東京 】ウーバーの補足資料をデータ採用?/規制改革推進会議WG
【 奈良 】視覚障害者団体の要望に回答/奈タ協が意見交換会開く
【 和歌山 】「地域によってはタクシー壊滅」/和タ協・豊田英三会長
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