ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2023年1月30日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

「利用者サービスができるかどうか」
    大阪のタクシー問題を考える会 
       関西中央グループ 薬師寺代表と懇談会

 大タ協加盟事業者と非加盟事業者が混在する「大阪のタクシー問題を考える会」(世話人=古知愛一郎・梅田交通グループ代表、山根成尊・珊瑚交通グループ代表)は23日、大阪市北区の梅田アクトスリー・ホールで関西中央グループの薬師寺薫代表(写真)との懇談会を開催し、約20人が参加した。参加者全員が発言すればどうしても時間がかかり、議論を深めることは難しかったものの、今後につながる意見交換会になった。

 司会を務めた山根氏が、「薬師寺代表から『今回の運賃改定や遠割是正について業界全体の考え、決定したことについては特段反対するつもりはないが、現在供給不足になっている地域や時間帯の問題の解決に向け行動を起こさないとダメだ。コロナ禍のダメージ回復のため、タクシー乗務員の労働条件向上も必要と思うが、一番大切な旅客の利便性についてもっと協議していかなければならない』という指摘があり、考える会として現在の供給不足の問題、万博に向けてインバウンド対策等の旅客の利便性向上に向けて忌憚のないご意見をいただきたい」と、趣旨説明した。
 続いて開催あいさつに立った古知氏は、「タクシー業界は過去からさまざまな問題に直面してきた。薬師寺(関協)相談役がよく指摘される『人手不足』についても、昔の方がもっと厳しかった。売上も厳しかった。今回、皆さんの協力で運賃値上げの方向ができたが、それですべてが解決するわけではない。時代は変われどタクシーにまつわる根本的な問題、取り組むべき課題は基本的に変わらない。相談役は大タ協を社団法人、そして一般社団法人という今の形に作り上げたし、発言の前には大変な準備をして臨まれた。われわれ今の世代、また次世代の人たちがそういう偉大な相談役から示唆やアドバイスをいただき、薬師寺精神を受け継いで、東京に負けない大阪の復権を目指して再度業界を盛り上げるべく携わっていく決意を固め合っていきたい」と述べた。
 薬師寺氏は、「いわゆる5000円以上半額というものは新聞にも大きく取り上げられて、国交省も関心を持っておられたようだ。今後どうするかについては、利用者あってのタクシー。その利用者が料金で(5000円超分)半額というものを取っ払っただけで、相当減るのではないかと思う。今、一般の方も人によっては車を何台も保有する時代になり、タクシーを使用していただく場合は、クッションが良いとか乗務員の接客、言葉使いが良いとかではなく、やはり安いか高いかを中心に考えると思う。今後われわれは利用者サービスをできるかどうかを中心に考えなければならないのではないかと思う。それぞれ皆さんご意見があると思う。運賃・料金は上げたら良いと思う。車も(古くて)ガチャガチャいっていても良いという方向では、私としてはどうも怪しくなるのではないかと思う」と語った。

〜先人たちの取り組みの研究を
 意見交換では、20日の大タ協理事会(別掲)でも提案した笹井大義・未来都専務が改めて意見を求められ、同氏は「東京のタクシーは若い乗務員が多いし接客も良いが、大阪のタクシーはたまにハズレがある。これを払拭させるべく、大タ協がリードして質の向上を図るべき」と述べた。
 大沼仁洪・大阪タックングループ代表は、「やはり良いサービスと良い車両の導入が大事で、大阪もJPNタクシーの導入を増やすべきだ」とし、士誠司・都島交通社長は、「供給不足と働き方改革の推進に関して、必要な時に必要な供給ができないのは漠然とした勤務体系をしているからで、もっとタクシーに適合したものに変えるべきでは」と提案した。
 浦木山峰壽・壽タクシー社長が、「行政に対してペコペコし過ぎるから窮屈になる」と述べたのに対し、山根氏が「一方的に指導されるという印象が強いからそう思うかもしれないが、行政に対してもお願いや提案していけば、協力・支援が得られる場合があるので、もっと提案はすべき」と応じると、浦木山氏も一定の理解を示したという。
 中塚貴志・岸和田交通社長は、「泉州という地域柄か、薬師寺相談役がよく言われていた求人において『失業者も振り向かない』という言葉を実感する。2種免許の在り方も考えていくべきでは」と問題提起を行った。
 柳澤正二郎・ワンコイン南花田社長は、「実感として若い乗務員は苦情が少ないように思うので、若い乗務員を増やしていく努力をすべきだろう」と述べた。
 最後は山根氏が、「過去においてバブル絶頂期や、オイルショックの時代など業界は計画配車や乗合タクシーなど、さまざまな対策を取ってきたが、若い世代はそれらの挑戦と失敗・成功を知らない場合が多いので、薬師寺会長をはじめ先人の取り組みを研究しつつ、今の時代にマッチするような形に変えて提案していくことが大事だろう」とまとめ、今後も考える会を通し、場合によっては行政の協力を受けたり、議論や実践の場を大タ協に求めるなどして業界の課題解決につなげていく方向性を持っている。
 当日の懇談会には、関西中央グループの月廣海氏、月勝守氏、薬師寺大思氏、月大二郎氏、大阪タックングループの谷内隆哲専務らも参加した。(了) <Topへもどる>

No.940 1月30日号  主な内容
■巻頭人物 
:石井仁氏(国際自動車社長)
■気になる数字
2万2000円強
     観光庁が公表した「訪日外国人消費動向調査・22年10〜12月」のうち、
     訪日外国人1人当たりの交通費の支出額
■トピックス 
:「利用者サービスができるかどうか」
             〜関西中央G・薬師寺代表と懇談会 大阪のタクシー問題を考える会
:運改、万博を前に「業界全体の盛り上げを」
             〜大タ協理事会で委員会活性化要望も
:未来永劫の組織維持を目指して―
             〜全大個協組執行部・新春記者懇談会〜
:ステッカー貼付やリーフレット送付等 飛鳥交通
             〜臓器移植認知向上への取組
:組合員が誇りを持てる取り組みを―
             〜11年目を迎えた国際労働組合、カーボンオフセットの歩み
:副代表に山根・珊瑚G代表を抜擢
             〜関西中央G 世代交代、組織改革へ
:「タクシーもサービス業」の実践を
             〜日交グループ連絡協議会 大松 啓治氏
:「高齢タクシー運転者の交通安全対策」テーマに
             〜大阪交通共済協組が実務担当者研修会
:3年ぶり賑やかに開催
             〜京タ協・京都タクシー業務センター「新春の集い」
:「日ハム新球場」の開業とともに
             〜さらなる事業拡大に意欲を見せる東京大阪バスグループ
:<Spot> 近畿管内の運改要請・申請も活発化
             〜神戸・阪神間、和歌山県下3地区で審査開始
■東西往来
:荒川区初の日交フランチャイズ / 万博開催機運の高揚に一役を!
■この人この言葉
:森 哲也氏 / 徳永 昌司氏 / 加納 秀和氏 / 浦木山 峰壽氏
シャッターチャンス
:供給できずして公共交通機関? / 「下」からの需要は掴めるか?
:大協が朝日3社の入会を認めず / 巨額脱税疑義も「審査対象外」
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関東版
地域協会主導で計画配車を
        駅乗り場等の車両不足解消へ
                 第一交通産業・田中社長が提唱

【東京】第一交通産業の田中亮一郎社長は23日、千代田区の同グループ東京支店で本紙の取材に応じ、国交省自動車局が設置することになった「利用者のための『葉の交通』の確保に向けた検討会」でのこれからの議論に期待を寄せる一方、交政審地域公共交通部会で浮上している乗合バスの協議運賃を参考にしたタクシーへの同運賃の応用については、安い運賃を柔軟に可能にしていくとタクシー以外のものしか引き受けられなくなる可能性もある―と、不安要素にも触れた。また、昨年末などのタクシー不足がクローズアップされていることについて田中氏は、運賃改定による増収に浮かれている場合ではなく、各地のタクシー協会が音頭をとるなどして計画配車を実行し、駅乗り場等での車両不足を解消すべきだと指摘した。
 「葉の交通検討会」について田中氏は、地方中心に利用者側も移動の足の今後について切迫してきたこと、その対策に国交省総合政策局が担当して大きく全体をまとめ、予算も付けていこうということが背景にあったとし、これまでさまざまな検討会、有識者会議で議論してきた経緯があるので、「新しい検討会には期待している」と述べた。また、「全体を包み込むデザインは総政局でやってきたものの、葉の交通に関しては本来担当すべき自動車局が所管することも自然であり、これでうまくいかなければ自動車局としても後がないつもりで取り組まれることと思う」としたほか、葉の中身をこれからどうしていくかは、さまざまな関係法律の都合の悪い部分も直していかないといけないと強調。「これまでの交通関係法令は人口が増えることや観光客が増えることが前提になっているが、その大前提が変わってきた。例えば個人タクシーについても、人口30万人を下回る地域には認められない。しかし、改善基準告示の改正などに当たり、これからは個人タクシー制度を活用すべき場面がそうした地域では出てくると思う」などと指摘した。
 田中氏は従来から主張してきた、地域によっては運輸局の設定した交通圏と実際の生活圏が整合していないケースの営業区域見直しもしていく必要があるとしたほか、定額制や乗合タクシーなどの活用を考えていくに際して、「制度上、この規制があるからできない」というような問題について、一つひとつ検討していく必要があると強調した。

〜「葉の交通」、懸念材料は「協議運賃」
 また田中氏は、「大きな問題になるだろうと考えているのは『協議運賃』の部分」と述べるともに、「協議運賃をバス並みのものと考えると、どういう姿になるのかが全然見えない。これまでより安くできるということになると、正規のバス・タクシー以外のものを誰も彼も参入させるようなことになるのではないかと危惧する」と指摘した上で、「もともとは市区町村境をまたいで同一生活圏である場合、営業区域を柔軟に取り扱ってほしいという要望があり、それが実現した場合でも営業区域のほか運賃ブロックが異なり、初乗りから何から運賃も違っていたという場合、どうするのかという課題がある場合に、乗合バスの規定にある協議運賃を参考にしてはという話があった」と経緯を説明。さらに、市区町村や県境も跨ぐとなった場合、その境を往復する交通への助成金の財源はどの自治体がどのように負担するのか等も課題になるだろうと予想し、それをどう調整してくか、調停者としての国の役割にも期待しているとの考えを示した。
 営業区域の見直しについてはあくまで過疎地での話を念頭に置いていたと強調し、乗合タクシー(おでかけ交通)を念頭に自身もこれまで発言してきたと強調。「一般のタクシーについては別の問題であり、むやみに統合していくと県内の周辺部のタクシーが人口の多いエリアに一斉に移動して営業を始めてしまい、タクシー過疎地が増えてしまうことも懸念される」と指摘。同時に「都市部では迎車回送料金が設定されているが、それが取れるからタクシーがタクシー乗り場に入らないということも言えるのではないか。これはそのままにしておいて良い問題ではなく、地域のタクシー協会などで協議し、1日に何回はそれぞれの地域のタクシー乗り場等に入構しなければならないなどの協定をして、計画配車などを行うべきだと思う。新年賀詞交歓会や議連の会合で『タクシーが足りない』と言いながら、計画配車などはやらない、しかも一方で『運賃改定して営収が増えた』などと喜んでいるというのはちょっと違うのではないか。増収で儲かっていて、しかも駅の乗り場にはタクシーがいないという状態を続けていれば、『自家用車ライドシェアを解禁した方が良い』という声は必ず出てくる」と指摘した。

〜公人の出処進退は自身で判断
 シティタクシーホールディングス(漢二美社長、大分市)で雇用調整助成金の不正受給が発覚し、全額返済という事態になっており、大分労働局から社名が公表されたことについて田中氏は、漢氏が大分県タクシー協会会長、九乗協会長、全タク連副会長兼ケア輸送委員長、全福協会長も兼務していることなどから、その責任について問われると、「公人としての出処進退はご自身で適切に判断されることと思う」と述べるにとどめた。
〔1月28日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2023年1月28日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】京浜地区要請率7割突破/「運改要否判断」へ
【 名古屋 】福井県で運改要請スタート 
【 福岡 】運改要請、佐賀県でも
【 仙台 】青森県、山形県B地区 運改審査へ
【 東京 】時間外労働・年間720時間以内/「適用の流れ加速の感触」と清水氏
【 東京 】改訂版作成の検討大詰めに/東タク協労務委労務管理小委
【 東京 】落語鑑賞と新春賀詞交歓会/ダットサン研究会
【 東京 】岡山でも「GO」 サービス開始
【 東京 】働きやすい職場づくりの勉強会/太田労政研会長代行、変化に対応
【 東京 】「乗合事業本格化の時期も」/東タク協 武居副会長
【 横浜 】カギは利用回数と地元の協賛/横浜市のデマンド型乗合実証実験
【 東京 】「路上横臥者の事故防止」追加/東京交通共済協組 事故防止対策委
【 東京 】永峯会長「東京から元気を発信」/女性経営者の会が新年会
【 京都 】京都美食めぐり2023/エムケイと飲食コンサルが共催
【 東京 】DiDi 「乗換案内」と連携へ
 
2023年1月27日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】需要に応えるのが事業者責任/「タクシーが掴まえ難い」状況の解消を/関運局会見 実働率向上を要請
【 東京 】12月は対19年82%/全タク連 月別総営収比較の推移
【 横浜 】京浜地区、7割目前/関運局管内の運改要請状況
【 東京 】エネ庁幹部が基調講演/タクシー問題懇談会 新年会
【 東京 】日交G入りで乗務員マインドアップ/東京合同自動車が出発式
【 東京 】2月3日の提出期限迫る/DX・GX経営改善事業要望調査
【 東京 】無事故連続で社内表彰/帝都三信交通等2社
【 東京 】日枝神社に恒例「安全祈願」/東京ハイタク交通共済協組
【 東京 】3年ぶりに新年賀詞交歓会共催/日個連都営協と交通共済協組
 
2023年1月27日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 さいたま 】埼玉A、B両地区で運改開始へ/関東管内恒例の手順%・み近日中に/埼乗協が運改後労働条件改善を公表
【 東京 】「最賃」不払い17%占める/自交総連・春闘アンケート結果
【 東京 】財務省担当官招き、インボイス研修会/都営協 支部の経理事務担当者ら出席
【 東京 】カーボンオフセット活動11年目/北里氏「kmブランドの価値高める」
 
2023年1月25日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 大分 】シティタクシーHDが雇調金不正受給/総額約1億4200万円、既に全額を返済/大分労働局「事実関係について争いはない」
【 大分 】「関連会社との連携が不十分だった」/漢社長が不正受給で陳謝
【 東京 】地域公共交通活性化再生法改正案/国交省 通常国会提出へ
【 東京 】特区・武三交通圏500両皮切りに/日交 充電ケーブルホルダー設置へ
【 横浜 】管内4地区が7割突破/関運局 運賃改定要請状況
【 東京 】行政との意見交換会の要望承認/遠割個別審査の除外など 都個協
【 東京 】新規を一人でも多く入れてほしい/冨本理事長 都営協理事会
【 東京 】月間配車回数前年比2.3倍/S・RIDE 12月度実績を公表
【 東京 】さらなる乗務員教育の徹底を/日交G連絡協・大松議長
【 横浜 】多摩等5地区で総営収前年割れ/関運局 12月原計輸送実績
【 東京 】ワイエム交通労組が旗開き
【 横浜 】コロナ臨時休車4968両/関東管内 復活7658両に
【 横浜 】フードデリ許可 変わらず
【 徳島 】新たに4県に進出の電脳交通/2月には大阪で大型イベント
 
2023年1月25日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 静岡 】「労組の価値が問われる重要な春闘」/方針確立 回答指定日を3・25に設定/全自交労連中央委で溝上委員長が檄
【 東京 】2月先物大幅上昇/P、Bとも720ドル台に
】トヨタ・いすゞ・日野/バス自動化で連携強化
2023年1月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】前年比の2〜3倍の事業成長を実現/配車回数2・3倍、DL数1・8倍など/kmグループ新年会でS.RIDE西浦社長
【 東京 】「葉の交通確保に向けた検討会」/国交省 持続可能な仕組み作りを
【 東京 】特区・武三に運改効果/東タク協 12月の原計輸送実績
【 札幌 】札幌A、帯広AB「運改必要」/北運局 要否判定結果発表
【 東京 】運輸開始期限延長希望は少数/特例新規許可予定調査 都個協
【 東京 】DX推進検討会中間とりまとめ/観光庁 20日に公表
【 東京 】「労使が真摯に取り組み」/中労研・中労協が賀詞交歓会
【 長崎 】五島市で医療MaaS/モネテクノロジーズが初の展開
【 東京 】大和自交 役員人事
【 横浜 】一般産業の年収に近づける春闘を/全自交神奈川地連旗開き
【 東京 】帝都自交交通安全祈願
【 東京 】決起大会で私鉄総連加盟承認へ/グリーン新宿労組 結成1周年
【 東京 】書記長代行に木脇氏/グリーン新町労組
【 東京 】シンセツタクシー労組が旗開き
【 東京 】羽田空港で白タク啓発活動
【 東京 】27日に女性の会が新年会
【 東京 】DiDi キャンセル料設定へ
】トヨタ・いすゞ・日野/バス自動化で連携強化
2023年1月20日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】地域実情に即した運賃設定可能に/持続可能なタクシー確保へ新制度創設/地域公共交通「リ・デザイン」素案
【 東京 】「今年は採用に注力、チャンスの時」/賀詞交歓会で国際自動車・石井社長
【 東京 】両地区とも稼働状況悪化/東タク協 11月の全社輸送実績
【 東京 】世田谷、中野区で相次ぎ開催/地公会議 デマンド交通等の提案も
【 東京 】再び3桁減で減少に歯止めかからず/東タクセン 12月の運転者証等交付
【 横浜 】「新モビリティの可能性感じた」/MoTのタク産業GX視察の国交相
【 横浜 】法個タクシーの燃料費補助/川崎市が今年度2回目の支援金
【 横浜 】関東管内の運改要請、京浜は41%に
【 東京 】UD研修受講者の拡大目指す/全福協理事会で漢会長
【 東京 】小口融資の債務免除や返済延期/全自交労連が債務者保護議連に要請
【 東京 】23年春闘方針案を承認/交通労連ハイタク部会中央委 が旗開き
】トヨタ・いすゞ・日野/バス自動化で連携強化
2023年1月18日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】今後の運改「2〜3年サイクル」視野/運賃ブロック統合、7割りルール引下げ等/国交省 森・旅客課長が講演内で私見
【 東京 】役割を奪われないように/全タク連 川鍋会長
【 東京 】MоT GOでd払い連携
【 東京 】常任理事との質疑応答
【 東京 】有楽町駅前など4カ所 /広告付タクシーシェルター
【 東京 】JapanTaxi サービス終了
【 横浜 】JPNタク普及と適正価格を/宇佐美・全エルスタンド委員長
【 東京 】LPG2月先物大幅上昇/経済活動活発化で原油も上がる
【 横浜 】青葉区でデマンド実証実験/神奈川都市交通が協力
】トヨタ・いすゞ・日野/バス自動化で連携強化
2023年1月18日号‐2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】政官民でタクシーのアップデートを/政治・行政への恩返しを行動に/全タク連・全自無連・関自無協 合同賀詞交歓会
【 東京 】乗務員不足解消は労働環境から/全自交関東・東京地連が旗開き
【 東京 】IoT無線の同時通信試験/全自無連 愛知県日進市で
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関西版

4社廃業で組織変更も課題
          交友会 牛島・新理事長が抱負

【大阪】大阪タクシー交友会協組の牛島憲人理事長(松竹タクシー社長)は27日、本紙記者の取材に応じ、「前任の故・齋藤憲司理事長は広い見識を持ち、『業界の良識』と言える人だった。その代行ができるか、力不足ではあるが努力していきたい」と抱負を述べた。喫緊の課題としては、加入事業者の廃業などによる規模縮小を受けた組織変更をあげた。
 今後の取り組みについて牛島氏は、「(齋藤)前理事長が最後の方は、闘病中だったことと、新型コロナの感染拡大がなかなか収まらない時期が続いたこともあり理事会も開催されず、事業方針も決められないままだった。現状の課題としては昨年、新南都交通と南都交通、今年に入り東洋タクシー、東丘タクシーが廃業し、規模が小さくなってしまったので、その中で採算が取れるように組織変更も考えていきたい」と説明。「それに伴って交友会無線が3社だけになってしまった。3社の意向も踏まえてこれからどうするのか検討していきたい」と述べた。
 さらに、理事が1人減となっている状況については、「補充についてはしばらく様子を見ることとしたいが、定款では副理事長が3人と多いので、組織縮小に合わせてスリム化する必要もあり、定款変更については7月の定時総会でも間に合うと思う」としたほか、交友会出身の協会理事も1人減となっていることに関しては、「4社減で票数も減っているので、協会理事1人減でも良いかもしれないが、南和タクシーの新社長に就任した齋藤泰之氏については、まず交友会の役員にはなってもらわないといけないので、7月の総会で決めることになる」とした。   

〜大協と「共同運営」協議?
 親交会、大協、交友会の3団体で構成するタクセス委員会(委員長=向井哲己・大協理事長)については、「親交会は自力でいけるようだが、大協も朝日自動車が抜け、交友会は4社も抜けたので再構築が必要。お互いに協議が必要だが、共同運営やお互いの強みを生かすといった擦り合わせが必要だろう」と指摘した。
 一方で、経営委員長を務める大タ協では20日の理事会で、坂本栄二会長から齋藤氏の後任として「2月から副会長に」と指名されている。牛島氏は、「経営委員長は重任ができないため、副会長就任とともに辞任しなければならない。後任の委員長については坂本会長、山根(成尊)・副委員長とも相談中だが2月7日の委員会で検討、選任することになると思う」と語った。
 現・経営委員長としては、大阪地区の運賃改定要請が審査開始の段階に入ったことで「委員会の議題の一つは、スリップ制と固定制が混在する迎車回送料金の問題になると思う」とし、「アプリ配車の際の迎車料金をどうするかも併せて検討することになる。配車アプリGOのMoTとDiDiの担当者も呼んで、今後の配車手数料の問題なども交えて情報共有し、さらにウーバーやS・RIDEの情報も収集して、それらを踏まえて迎車回送料金をどうしていくのか、種々情報交換し、検討の一助にしていきたい」と述べた。
〔1月28日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2023年1月28日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪府との災害時緊急輸送協定/全大個協会 2月6日に締結式
【 大阪 】大阪の運改要請、1社追随
【 東京 】全国平均 12月は対19年82%/全タク連 月別総営収比較の推移
【 大阪 】三者会議で優良のりば議論なし/近運局・大タクセン・大タ協
【 京都 】準特協構成員に庭和田氏/自交京都・執行委員会
【 神戸 】全地区で総営収アップ/兵タ協 8・9月輸送実績
【 神戸 】神戸・阪神間要請率72・20%に
【 大阪 】大雪対応で注意喚起/地方整備局 19カ所で通行止めも
【 大阪 】大阪地区の運改を議題に/特定・準特合同協議会
【 京都 】乗務員指導の注意点など共有/京都タク渉外担当連絡会 定例会
【 京都 】京都美食めぐり2023/エムケイと飲食コンサルが共催
【 東京 】DiDi 「乗換案内」と連携へ
【 大阪 】貴志川タクシー 営業所移転
【 神戸 】ファイブスタータク 車庫拡大
 
2023年1月27日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】関中G副代表に山根・珊瑚G代表/正式発表 世代交代・組織改革へ
【 大阪 】実働率低迷で日車営収は19年超え/大タ協 12月の輸送実績
【 京都 】観光客対応にとどまらず/京タ協・筒井会長「新事業展開を」
【 京都 】新運賃「スムーズかつ迅速に」
【 大阪 】大タ協・坂本副会長へ抗議?/朝日3社「虐めないでほしい」
【 大阪 】新大阪乗り場の対応協議/大タ協・交通安全委
【 京都 】大雪でタクシー待ち長蛇の列/京都駅前乗り場
【 大阪 】2月から5地域で実証運行/八尾市の乗合タク 本格運行も
【 大阪 】街頭指導日程
【 神戸 】三ノ宮駅前タク乗場問題を指摘/神戸市BF推進会議で兵タ協
【 神戸 】モビリティサービスの実証実験/神戸市が27日から3日間
【 神戸 】「運転者不足と事業者の高齢化」/生野観光が廃業、兵タ協退会
【 大阪 】日ハム新球場での事業も公表/東京大阪バスGが年賀会
【 京都 】京タ協 未来創造会議が初会合
【 大阪 】木原・大阪労働局長が講演/大商運輸部会で2月20日
【 京都 】全京理事会延期
【 大阪 】電脳交通「フューチャーサミット」/第一・田中社長が特別講演
【 大阪 】白浜第一交通、本社住所を移転
【 大阪 】ダイトタクG 役員変更届
 
2023年1月25号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】今後は「利用者サービス」を中心に/大阪タク問題考える会 関中・薬師寺会長と懇談会
【 大阪 】「先人の取り組みの研究を」/過去に学び、現在に取り組む会に
【 大阪 】「最後の御奉公のつもりで奮闘」/記者懇で全大個協組・濱本氏
【 大阪 】神戸・阪神間など「運改必要」/近運局 4地区の審査開始を公表
【 京都 】WazCar 継続運行/茶源郷乗合交通 実証実験
【 大阪 】410両に「万博特別仕様ナンバー」/エムケイ5社が記者発表
【 大阪 】破産の東丘の車両が日進へ/3月早々に譲渡譲受認可?
【 大阪 】新・朝日3社の入会認めず/大協 理事会で決議
【 大阪 】街頭指導日程
【 徳島 】新たに4県に進出/電脳交通 45都道府県に拡大
 
2023年1月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】牛島・経営委員長を副会長選任へ/大タ協理事会 2月から 坂本会長が報告
【 京都 】運賃の多様化など/京タ協 2月3日に意見交換会
【 大阪 】優良乗り場の議論加速を期待/大タ協など 27日に三者会議
【 大阪 】府警から講師招き研修会/大阪タクシー交通共済協組
【 大津 】滋タ協 近江成田山で安全祈願
【 神戸 】1〜3月の賦課金一部免除/兵協 経費削減等で利益
【 神戸 】2月以降に4件の公募予定/神戸市タクシー検討会
【 東京・京都 】新型コロナ今春にも「5類」に/政府方針 タク需要には追い風
【 大阪 】全大個協組 総務委開く
【 大阪 】Rロイヤルホテルが売却
【 神戸 】「はまちどり」運行開始/西須磨地域コミュニティ交通
【 大阪 】大阪の運改、6社追随
【 和歌山 】和歌山市域の運改要請 92%超える
【 大阪 】求人広告・掲載費も補助に追加
【 京都 】京タ協「未来創造会議」26日開催
【 神戸 】冨士恵タク 金子健作代表に
 
2023年1月20日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】運改手続き「一つひとつ着実に/近運局定例会見で北川・自交部長
【 大阪 】「譲渡人の公租公課は審査対象外」/朝日の譲渡で局が見解
【 大阪 】60歳以上を「無料」に/オンデマンドバス キャンペーン
【 東京 】早期の審査を陳情/兵タ協幹部 近運局を訪問
【 大阪 】運改後の情勢報告も/奈タ協 近運局を表敬訪問
【 和歌山 】中・小型別の要請も/和歌山市域の要請率84%突破
【 大阪 】理事長に牛島・副理事長/大阪タクシー交友会協組
【 大阪 】安部・津田 両氏を講師に/全自交関西地連「春闘討論集会」
【 京都 】ポストコロナへの挑戦が肝要/キャビック・兼元社長
【 大阪 】GO不使用はタブレット返却へ/全大個協組 事業委員会
【 京都 】月ヶ瀬梅渓梅まつりにあわせて/加茂タク 送迎定額相乗り運行
【 大阪 】万博の特別ナンバープレート/近畿のMK4社 24日に発表会
【 大阪 】渡辺委員長らを再任/全自交・大阪トンボ交通労組
【 大阪 】全自交大阪・関西地連が執行委
【 神戸 】運改に向け30日に労使懇/全自交兵庫地連が執行委員会
 
2023年1月18日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】運賃改定要請7割達成を報告/神戸・阪神間/兵タ協理事会で吉川会長が謝意
【 神戸 】要請率が70・02%に/神戸・阪神間 運改手続き開始
【 和歌山 】ともに70%申請を突破/和歌山県中紀地区、紀南地区
【 大阪 】大阪運改要請 80%超える
【 大阪 】薬師寺会長との「懇談会」/「大阪タク問題考える会」が企画
【 和歌山 】県の新たな支援金が可決/和タ協が理事会で報告
【 大阪 】「唯一の原資、運賃改定」に期待/交通労連関西地総で年賀会
【 京都 】10周年記念・新年賀詞交歓会も/京都渉外担当者連絡会 定例会
【 大阪 】総勢44人で陽春の宴/住吉個タク協会 新年会
【 京都 】健康食品会社からも注目?/宇治第一交通の「健康経営」
【 大阪・神戸 】「万博仕様ナンバー」装備へ/大阪エムケイら3社
【 京都 】京都市で「多発警報」/8日で4件の死亡事故
【 東京 】MоT GOでd払い連携
【 大阪・東京 】スマモビシンポを開催/近運局、経済産業局らと
【 東京 】LPG2月先物大幅上昇/経済活動活発化で原油も上昇
【 大阪・京都 】マラソンに伴う交通規制/大阪市、京都市で
【 東京 】JapanTaxi サービス終了
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