ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2021年4月19日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

どこへ行く?
 ダイナミックプライシング

 内閣府は先ごろ、2月22日に開催された規制改革推進会議・投資等ワーキンググループの議事録を公開した(概要についてはファクスプレス関東版4月9日号に掲載)。IT点呼やソフトメーターの導入には少なくともタクシー事業者から明確な反対や異論は聞こえておらず、本欄ではダイナミックプライシングに的を絞って改めて論点を整理して考えてみることとしたい。

再現〜河野大臣と秡川局長発言
 内閣府が公開した議事録によれば河野太郎・規制改革担当相は公務多忙のため、冒頭のみ出席し、発言後は退席したことがうかがえる。
 冒頭発言で河野氏は、「『タクシーの利便性向上』について、今日はご議論をいただきたいと思っている。日本のタクシー業界は非常に厳しさを増しているということで、平均でみると、全産業との比較で運転手さんの年収が200万円程度も低い。そして、月の労働時間が平均で17時間長いという調査統計があるようだ。働く時間が1割長いのにもかかわらず年収が3割低いという状況のタクシー業界のあり方をやはりしっかり見直していかなければいけないのではないか」と憂いつつ、「タクシーを利用する時間帯や曜日、大体夜8時から深夜2時にかけての夜間が全体の約3割、金、土、日の週末が5割という調査結果もあるようだ。そういう中で配車アプリの普及が進んでいく中で、天気だとか曜日だとか時間帯、タクシーの需要が変化していく中で料金の設定、これをいろいろと新しくしていくことで新たな需要の喚起というものができれば、業界にとってもプラスになるのではないかと思う」「タクシーの安全性、利便性、またドライバーの方々の負担とリスクの軽減をしっかり考慮した上で、デジタル化社会でのタクシー業の制度、規制について、やはりこれもスピード感をもって見直しをしていく必要があるのではないかと思っている」と述べている。
 その後、国交省側のプレゼンを挟んで退出前に再度河野氏が発言し、ダイナミックプライシング関係部分については、「ソフトメーターも、いまはいろいろと迎車料金のところなどが大分変わってきている中で、最初にピックアップするところと行先が分かっていればもうソフトメーターでここからここまで幾らねというオファーができて合意ができる。いちいちタイヤの回転数がどうだという比較をする必要もないのではないかと思う。そしてダイナミックプライシングの導入までおそらくセットで、例えば夏までとか。ソフトメーターの導入も、これは別に決めればいいだけの話で、いまのタクシーメーターとソフトメーターを比較するわけではなくて、ピックアップ先と行先で幾らですというオファーと合意ができればそれでいいわけだから、おそらくソフトメーターの導入は年度内に、ダイナミックプライシングの議論をいろいろとやっていただいて、夏前ぐらいにはもう決まるぐらいのタイミングでいけるのではないかと思っている」「ぜひそのぐらいのスピード感で、国交省、いままでの改革と同じようなスピード感でやっていただきたい。やはり利便性の向上とその負担の軽減をすることで、外国でウーバーが出しているサービスと同じようなものを日本ではタクシーがやりますよということができれば、消費者にとっても同じサービスが国内で受けられるということになるだろうから、ぜひこれをまずは皮切りにして、ここでとどまることなく、利便性の向上と負担の軽減、そして諸外国と同じような消費者への便益の提供を目指してスピード感をもってやっていただきたい」とハッパをかけている。

国交省のスピード感を評価
 河野氏の冒頭発言と退出前発言の合間には秡川氏から国交省側のごく簡単なプレゼンがあり、ダイナミックプライシングについて同氏は、「これは需要に応じて一定の幅の中で運賃を変動させることによって、よりお客さんにアピールして需要を開拓していきたいということで、業界の中でも検討していただいているやり方だ。昨年11月末に、迎車料金については変動というのを入れたが、これは本運賃についてそういうことができないかということ。21年度に国の調査事業を確保しているので、ソフトメーターともリンクしてくると思うが、こういうものも実現していきたい」と述べている。
 また、河野氏の退出前発言を受けて秡川氏は「この規制の話は、良いメニューはできるだけ早くということで、われわれはやっているつもりなので、いまの大臣のご示唆も踏まえてやっていきたい」と応じており、年度内決着に向けて今夏にも制度設計の目鼻を付けることに前向きの姿勢を示している。
 加えて秡川氏は、「ソフトメーターとダイナミックプライシングは、これは基本はGPSを使ってやっていくというのがミソだと思う。例えばさっき大臣もおっしゃったような定額の2地点間とか、GPSの技術を使ってすぐできるような部分ということでやっていきたいと思う」と述べ、これに河野氏が「国交省のスピード感は、最近とみにすごくいいスピード感になっているので信頼している。しっかりやっていただきたい」と激励し、直後に退出している。
 また、委員らのとの質疑の中で秡川氏はダイナミックプライシングについて、「いまからその制度設計だと思うが、流しでタクシーをつかまえた途端にこれはダイナミックプライシングですということでえらく高かったり、分からないで乗ってしまったということがあるとかなり困る。そこらへんの部分は事前に、この車はダイナミックプライシングの車なのか、そうではない普通の運賃のものなのだというのが分かった方がいいのかなと個人的には思う。だから、そういうことも含めてどういう作り込みをしていくかというのは、川鍋(一朗・全タク連)会長なんかとも相談しながらやっていくというふうに思っている」「一つのやり方としては、配車アプリなんかでは今は本当に便利になっている。そうすると、こんな車が来ますよということでいろいろな情報が手元に届く。その時に、例えば配車アプリの中でダイナミックプライシングのものとそうでないものが選択できるようになるかもしれない。そうなると、そこでもって、いまは有利なのかなとかを確認できて、いまお得だったらこっちで行こうとか、そうでなければ従来型のタクシーの方がいいのだとか、そういう選択肢もできてくるかもしれない。だから、そういう情報のお客様への発信の仕方と伝え方というのを含めて一緒に検討できればいいかなと思っている」と話している。

河野氏の主張〜ウーバーにできることは
          日本ではタクシーにやらせる
 関連する発言内容をほぼ正確に再現したため、少々長くなったが、河野大臣の主張を要約すると、@タクシー乗務員の労働時間は全産業平均より1割長く、年収は3割低い。ダイナミックプライシングで新規需要を喚起できれば業界にとってもプラスになるA安全性と利便性、乗務員の負担とリスク軽減を考慮した上でタクシー事業の規制・制度をスピード感をもって見直していく必要があるB利用者の乗降地点があらかじめ分かっていれば運賃額を確定することは容易であり、ソフトメーター化は難しくない。そうすると、ダイナミックプライシングともども夏までには結論が出せるはずC外国でウーバーが提供しているサービスは、日本ではタクシーが担う。これを皮切りに利便性向上にスピード感を持って取り組んでもらいたい―といったところになるだろう。

秡川氏の発言要旨
    〜実施に向け年度内に一定の結論へ

 秡川氏は一連の河野大臣発言をすべて受け止めた形で応答しており、その発言要旨は、@ダイナミックプライシングは業界内でも検討しているもので、変動迎車料金についてはすでに制度化済みA今度は運賃本体部分での変動制ができないかということで、21年度には実証実験を予定しているB河野大臣の発言も踏まえて早期に制度設計を行いたいC2点間の定額をベースにした具体案などすぐできることは着手していくDダイナミックプライシング適用車両と非適用車両が混在する中でユーザーがあらかじめ区別できるようにする必要があり、アプリの活用も一案。制度設計に当たっては全タク連側とも相談―といったところだ。

国交省案はウーバーの再現と言えるのか
 上記の秡川案は言い換えると事前確定運賃に変動制を加えたもののようにも見える。また、規制改革推進会議のこの議論を踏まえて、自交総連が国交省とも交渉しており(4月2日)、そのやり取りを一部引用すると、ダイナミックプライシングには道路運送法などの法改正は必要ないと同省側では明言しており、そうすると変動迎車料金のように繁忙期に価格上昇で増収になった分は、閑散期に値下げで吐き出すことによって変動制による過大な増収を生まない仕組みとなるとみるべきだろう。また、ダイナミックプライシングそのものについて国交省は、「この改革は、利用者・事業者・労働者、三方良しとなるようにやりたい。ソフトメーターは正確性が担保できるのか議論していかなければならない。ダイナミックプライシングは、公共交通機関の公共性を損なう形でやってはいけないと考えている。ウーバーで運賃が何倍にもなるのはおかしいと思っていて、それが日本になじむのか考えている。安値・高値で固定されないようにすべき、また、知らずに乗ったら高かったということのないよう利用者の事前合意が必要と考えている。海外でやっているものを日本に移植するのではなく、日本版にしたい」と説明しているという。
 これまでにも出尽くした感のあるダイナミックプライシング批判にも十分配慮して慎重な検討姿勢ではあるが、河野大臣はウーバーが海外でやっていることを日本のタクシーにもやらせると言っており、その大臣発言とは整合しないのではないか。米国におけるウーバーのサージプライシング(いわゆるダイナミックプライシング)の仕組みを河野氏がどれほど正確に理解した上でこれまで発言してきたかは少々怪しいが、だからといって素人大臣の無知を良いことに適当にやることが通用するのだろうか。アプリで事前に予約や配車注文したユーザーにだけ適用され、しかも公共交通機関にふさわしいレベルでの非常に小幅な変動にとどめるとなれば、そこまでして“ウーバー風”のダイナミックプライシングが必要なのかと正直なところ思ってしまう。

国内のタクシー利用者が望む内容となり得るか
 本紙2月1日号のトピックスでも書いたが、ダイナミックプライシングというのは、「行列のできる店で、高い金額を払える人だけは列に並ばなくても良いという仕組みだ」と指摘した。だが、希望する事業者だけが採用し、しかもアプリで事前に配車注文・予約をする、加えて変動幅は小幅に抑制となると、「行列の順番ぬかし」は本当に可能か。ダイナミックプライシングで価格が上昇するのは電車の事故で運休となった場合や、地震などの天災、大雨・台風などの時だ。まさに需要が集中してタクシー乗り場にも行列ができ、アプリで配車注文してもなかなかつかまらないという場合である。そんな時に1割や2割運賃を高くしても、「乗るのをあきらめよう」という人がどれくらいいるか。また、閑散期にその程度安くしたところで、もともとのヘビーユーザーが「安くなってありがたい」と思うことがあっても、タクシーは高いから地下鉄やバスに乗るという人を、「じゃあ、タクシーに乗っていこうか」と引き寄せることができるのか。これまでに聞こえてきた話を総合する限りは、ダイナミックプライシングの実施そのものが目的化しており、新規需要の喚起という本来の目的には合致していないように感じる。金持ちにも貧しい人にもそれほどありがたい制度になるのだろうか。

タクシー事業者や乗務員のメリットは?

 また、すでに指摘したことの繰り返しになるが、例えば深夜時間帯には労働法令に従って割増賃金を支払う必要がある。現行の運賃制度において深夜早朝割増2割が設定されているのも、そういう含みがあってのことだ。コロナ禍で需要の減った深夜時間帯に割引運賃を適用すれば、歩合給依存度の高い乗務員の賃金と整合しない。割引によって需要が過熱するくらいの効果があれば別だが、そのようなことはあり得ないと誰もが思っている。
 となると、これによって最低賃金割れを引き超すリスクも生じ、そうなれば事業者は最賃割れ部分を補填する必要が出てくる。結果として、利用者はもちろん、タクシー業界労使ともに誰も得をしないこともあり得る。

人質になっている今後の運賃改定
 東京都特別区・武三地区では12年ぶりの運賃改定が待望されている。一方で、JRや乗合バスなどが値上げしなければ、「なぜ、タクシーだけ」との批判を招くとの慎重論も根強い。
 JR東日本などでは値上げはせずにダイナミックプライシング導入を検討する動きなども報じられている。値上げしないというのが注目されるが、ダイナミックプライシングにおいて割引ゾーンにおいても現行運賃をほぼ下回らないように設定できれば、その運賃は実質値上げと同じである。タクシーもそうした形での実質的な「組替え」を狙うのか?上述した通り、ダイナミックプライシング導入で利用者利便が実際のシーンで向上することは考えにくく、小細工感は拭えない。
 第一、鉄道などの大量輸送機関におけるダイナミックプライシングは、輸送量の平準化によってコロナ感染リスクを全体として低減するという社会的意義をいまのような時代には含んでいるが、個別輸送機関たるタクシーにはそのような意味合いはない。国民の公的移動手段におけるセーフティネットとしてのタクシーにとってそもそもダイナミックプライシングは相応しいものではないと思う。東京業界のみならず今後の運賃改定実現にはダイナミックプライシングの実施が条件になっているとすると非常に残念なことと言わざるを得ない。

業界要望をたたき台に議論しているという体裁への疑問
 そもそも論でいえば、内閣府規制改革推進室の説明によれば、IT点呼の実現、ソフトメーター解禁、ダイナミックプライシングの導入はいずれも全タク連側の事業活性化11項目(現在は追加9項目を含めて20項目となっている)に入っていたものだとし、それに対する国交省側の対応状況を国交省、全タク連からそれぞれヒアリングした(2月22日)ということになっているが、活性化11項目にダイナミックプライシングが入っているのは、自家用車ライドシェア解禁、合法化阻止に向けてのある種のスローガンであり、「ライドシェアにできることはタクシーにもできる」と国交省に誘導されてのことだったのではないか。国交省も含めて当時、そうせざるを得なかったのは官邸や規制改革推進会議内の自家用車ライドシェア解禁・合法化推進派による相当の圧力によるものであって、業界の本意ではなかったはずだ。「規制緩和要望があったから、進捗状況を確認している」などの言いぐさはまさに欺瞞というものであろう。(了)
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No.860 4月19日号  主な内容
■巻頭人物:坂本 篤史氏(東京無線協同組合理事長)
■気になる数字:62.6%
        運輸業の62%が現在の最低賃金額に負担―日商・東商の調査結果
■トピックス
:どこへ行く? ダイナミックプライシング 〜規制改革推進会議WG論点整理
:<スポット> キャンペーンは規模縮小でも 〜兵タ協交通安全パレード
:ショック! 法人車両の4割り切れ  
     〜都個協「車両数推移グラフ」から見えること
:新規発行の求めに応じず 〜JR2 発行実態と運用の不透明さに憤り
:<スポット> コロナ禍で窮状のタクシー 〜京都交運労協、府・市に支援要望
:自治体との連携で重ねる取り組み  〜兵タ協 河合利宜・姫路支部長
:1両当たり1日8人、最賃どころではないが…
            〜オンデマンドバスに警戒怠りなく
:普段の運転行動を変える必要  〜高齢タクシードライバー交通安全教室から
:<スポット>
 簡易スタンド「オートコンポ」の譲渡先求 〜設備は無償、至急連絡を!
:タクシーの新たな敵?  〜電動シェア自転車、大阪に進出
:<スポット> 和を以て零から出発  〜零和個人タクシー
■東西往来
:先の話をしないのは五輪があるから? / コロナでもなくならない渉外の仕事
■この人この言葉
:秋田 骼=@/ 功刀 正樹氏 / 吉川 紀興氏 / 山岡 宏氏
■シャッターチャンス
:本領発揮ならまずリモートに? / コロナ禍で営業スタイル画一化
:国の一大イベントワクチン接種 / 声を聞かせた甲斐はあったか?
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
■ 会長選立候補締め切り
   川鍋会長の続投確実
       東タク協 専門委員長人事に注目

【 東京 】東タク協は16日、5月26日の通常総会で任期満了を迎える役員改選に当たって、会長選の立候補を締め切った。現職の川鍋一朗氏以外に立候補者はいないとみられているが、協会事務局では21日開催の正副会長会議で報告するまでは状況を公表できないとして確認を拒否した。
 ただ、14日の全タク連正副会長会議でもすでに川鍋会長への続投要請が出ており、同会議としてこれを了承した経緯からも、東タク協会長選への他の候補者の有無が大勢に影響することはないとみられている。
 また、東タク協で川鍋会長続投を前提とした場合、副会長の顔ぶれにはほぼ変化はないものと予想されているものの、専門委員長人事では複数のポストに変化がありそうだ。
 すでに富田和孝氏がいったん辞意を表明した総務委員長のほか、慣例の2期4年を超えて3期務めている経営委員長、さらに広報委員長、環境・車両資材委員長もそれぞれ自社や所属無線グループなどの都合等により交代する可能性が取り沙汰されている。中でも総務委員長は交代が確実視される一方、ダイナミックプライシングや特別区・武三地区の運賃改定対応などで交代させにくいとみられているのが経営委員長で、今後の動向が注目されている。
〔4月17日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2021年4月17日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】会長選立候補締め切り/川鍋会長の続投確実/東タク協 専門委員長人事に注目
【 東京 】雇調金特例措置、7月以降の継続/全タク連 5月中に要請へ
【 東京 】法人運転者19人減でやや落ち着き/多摩地区の運転者証等交付状況
【 東京 】UD講座受講全国で10万人超に/全タク連ケア輸送委
【 東京 】ワクチン配送業務の説明会/東タク協足立支部 20日の支部会で
【 東京 】HPやツイッター対応に成果/東タク協 太田・広報委員長
【 福岡・大分 】黒土氏が大分大の百周年記念講義
【 ラスベガス 】変動制運賃の運用禁止/米ネバダ州 ウーバーが解禁運動
【 横浜 】都市型ハイヤー新規許可
 
2021年4月17日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】実働率の差が日車営収に反映/特区・武三減収、多摩は増収/東タク協 3月の原計輸送実績
【 東京 】交政審会長に金本氏
【 東京 】神奈川など4県にまん延防止措置
【 東京 】小型新モビリティの交通ルール/警察庁有識者検討会が中間報告
【 東京 】21年度単年度は赤字見込み/都個協 繰越金で黒字に
【 東京 】アルファードでゆったり/コンドルタクが新サービス
 
2021年4月16日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】川鍋会長に続投要請/6月通常総会で任期満了再選へ/全タク連 正副会長会議が推薦
【 東京 】コロナ臨時休車 9月末まで延長
【 東京 】総営収は40%台に落ち込み/東タク協 2月の全社輸送実績
【 東京 】タク車両のハイヤー臨時流用可能に/国交省通達 帰国者輸送に対応
【 東京 】観光・交通事業の打撃「重く受け止め」/国交相「適時適切に支援」
【 東京 】ここ30年で最大の会員減少に/都個協 1カ月残して確定
【 東京 】ダイナミックプライシング/障害者団体幹部が懸念・反対
【 東京 】「ミライロID」を全国普及へ/川鍋会長 ケア輸送委に飛び入り参加
【 東京 】全自無連総会は6月17日に
【 和歌山 】簡易スタンドの譲渡先求む/「オートコンポ」設備は無償
【 横浜 】車停は法人2件、個人3件/3月のハイタク行政処分
 
2021年4月14日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】7月以降も支給継続の方向/雇調金の「対象期間」めぐって/厚労省職業安定局担当課
【 東京 】特例措置の内容、5月以降は未確定
【 東京 】法人の4割切る車両数に/都個協まとめ 20年度末の特区・武三地区
【 東京 】県の判断尊重、国は受け身/地域観光支援事業で国交相
【 福岡 】創業60周年記念誌/第一交通産業が刊行
【 東京 】「キッズドクター」アプリと連携/国際自動車「サポートキャブ」
【 東京 】法人運転者、3月も255人減/東タクセン 運転者証等交付状況
【 東京 】DX推進で合理化/kmGオートアシスト
【 東京 】正しい装着は93%/東タク協等のシートベルト調査
【 横浜 】5月11日に通常総会開催へ/神タ協川崎支部 4〜6月会費免除も
【 東京 】労働者の権利として要求を/21春闘対応 日交G連絡協・幹事会
【 東京 】11社・13事業所を永年登録表彰/3月のグリーン経営認証
【 東京 】タク車両→ハイヤー流用/国交省が地域特定の特例制
 
2021年4月10日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】東京にまん延防止等重点措置/タク営収さらに低下の懸念/政府決定、週明けからGW過ぎまで
【 東京 】全国の営収推移 2月も改善なく/全タク連 サンプル調査
【 東京 】経営姿勢評価の申告を要請/東タクセン 20年度評価で
【 東京 】23人に「ECD認定章」/英語接遇乗務員869人に
【 東京 】最賃チェックは働いた時間のみに/自交東京第1回単代で 舞弓書記長
【 東京 】東個協 9割弱がメーター連動決済に
【 東京 】4月の清掃ボランティア中止/東個協と都営協 新型コロナ拡大で
【 東京 】4月のUD研修は23人で/東タク協三多摩支部
【 東京 】組織統合後初のゴルフ大会/京自労 6月1日開催へ
【 東京 】東タクセン人事(1日付)
 
2021年4月10日号-2 関東・関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】平均年300万円に届かず/全産業平均を約188万円下回る/コロナ禍で格差拡大 2020年賃金統計
【 東京 】「厳しさ残るが持ち直し」/3月の景気ウォッチャー調査
【 東京 】「災害に強いLPGスタンド」PR/全L協がパンフ1万部
 
2021年4月9日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】国交省 今夏制度設計へ急ピッチ/運賃本体のダイナミックプライシング/規制改革推進会議WGの議事録公開
【 東京 】改善基準告示見直しの現状/全タク連労務委で報告
【 東京 】全個協 2万7000人台まで減少/強まるか「一定枠設定」の要望
【 東京 】運転免許証の偽装紛失防止/東タク協が注意喚起
【 東京 】交通政策基本計画素案/26日までパブコメ募集中
【 東京 】「運転行動変える」必要性/警視庁が高齢運転者安全教室
【 東京 】未だにクリップ止めも/東京、新宿駅でシートベルト調査
【 東京 】LPG先物は下げ基調/プロパン・ブタンとも先安の展開
【 東京 】「バスタプロジェクト」/国交省検討会 全国拡大へGL
【 東京 】全社員で「無事故連続記録」競う/実用興業が新たなキャンペーン
【 東京 】5月18日に国会請願行動/ハイタクフォーラム
【 東京 】全自交 全国13単組で春闘妥結
 
2021年4月7日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】法・個車両数のバランス正せ/国交省に個タクの位置づけ迫る/J個タク議連強硬 5月連休明けに再度総会
【 東京 】東個協組合員、1年間で460人減少
【 東京 】日の丸交通が大陸交通買収/800両復帰へ積極展開
【 東京 】IT点呼の実証実験開始/日交・タクシー葛西営業所
【 横浜 】事業者協力型の自家用有償旅客運送/千葉県いすみ市で関東管内初
【 東京 】タクシー事故ゼロへ啓発活動/国際自動車、赤坂署に協力
【 東京 】国交省「公共性を損ねないよう」/変動制運賃で自交総連と懇談
【 さいたま 】乗合ワゴンの実証実験/所沢市内で西武ハイヤー
【 東京 】東京無線本部ビルへの移転も/業務提携でチェッカー無線事務局
【 東京 】あいさつの唱和徹底へ/チェッカーG乗務員研修
【 東京 】東タク協、間運局に要請行動/ハイタク労働団体が5月6日以降
【 東京 】グリーン化助成で公募開始
【 東京 】チケット改ざんなどで除名処分/窃盗も 東個協臨時総代会
【 東京 】コロナ禍の乗務慰労に最大5万円/日交労が春闘妥結
【 東京 】女性ドライバー応援企業に4社
【 東京 】アプリデビューへ初回無料/DiDiが限定地域でキャンペーン
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

 次回改定論議は時期尚早?
   大タ協 運賃等の意識調査結果

【 大阪 】16日の理事会を中止した大タ協(坂本栄二会長)は、通常理事会前に開く五役会のみを開催、正副会長全員が出席した。会議では前回理事会以降に開催された全タク連の労務委員会(8日)、正副会長会議(14日)、ケア輸送委員会(15日)と、大タ協の経営委員会(12日)、IT小委員会(13日)の報告があり、経営委では今月2日に締め切った「タクシー運賃等についての意識調査」の集計結果が示された。次回の改定時期については明確な方向性を見出せず、時期尚早と受け止められたようだ。
 意識調査では、@初乗短縮の効果で次回改定の初乗り距離としては1.2〜1.5キロの間を適切と考え、距離短縮を進めるべきとの意見が多くA次回の改定の時期については、準備から実現まで最低1年を要することもあり、「コロナ収束後議論を始める」「コロナの状況を見ながら実施時期を検討する」「コロナの状況とは関係なく早期実施を検討する」の3択がどちらつかずで、概ね時期尚早と受け止められたもよう。B遠割是正では、適切な割引として「5・2」「9・1」をあげる回答が比較的多かったが、「遠割是正を促進させる手法」への回答は少数だった。一方、CIT小委員会で取り組むべき課題として、ダイナミックプライシングについては、ほぼ反対の意見だったという。
 会議では士雅次副会長から御堂筋の側道を潰して歩道を拡張する計画を議論する会合に参加した中で、タクシーベイが2〜3両分しかないことに対し異議を唱えたものの、計画は修正される見込みはない状況であったとの報告があった。
 さらに6月28日に開催予定の定時総会については、ホテルニューオータニを予約をしているものの、キャンセルのタイミングもあるため感染拡大状況を注視しているとの報告があった。
 労働団体から要請があった労使懇談会については開催の方向で検討。日程調整はこれから。
〔4月17日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2021年4月17日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】次回改定論議は時期尚早?/大タ協 運賃等の意識調査結果
【 和歌山】和歌山紀北で外出自粛要請/「このままでは倒産」の窮状
【 大阪 】夜間需要激減で2万円に遠く/「新サービスは一過性」の声
【大阪 】新南都交通が全車譲渡、廃業へ
【 神戸 】実態との乖離甚だしく/賃金センサス 兵庫の数値
【 神戸 】「利用減」→「運改」ではいけない/兵タ協・信原副会長
【 神戸 】20年度は死亡事故ゼロ/兵庫交通共済 発生件数大幅減
【 神戸 】交通共済参与に県警OB藤原氏
【 神戸 】高齢者のワクチン接種にタク利用/加古川市長 交運労協部会に説明
【 大阪 】自治体要請活動を検討/大阪交運労協ハイタク部会
【 京都 】市長に財政支援など要望/京都交運労協ハイタク部会
【 神戸 】自治体対応で情報共有さらに/労使懇受け全自交兵庫・北坂委員長
【 神戸 】出合い頭事故の映像提供/葺合署が協力要請
【 京都 】キャビックをグリーン経営永年表彰
【 大阪 】第2回在阪労組有志との意見交換会/タクシー問題を考える会 19日に
【 大津 】滋賀県が県民対象の観光促進事業
【 大阪 】ユーチューブで高級車種PR/大丸タクシー SNS発信活発化
【 京都 】労働条件死守とコロナ対策/21春闘へ自交京都
【 大阪 】自交大阪春闘 3単組が妥結
【 東京 】アプリデビューへ初回無料/DiDiが京阪神等でキャンペーン
【 大阪 】珊瑚タクシーに名称変更
 
2021年4月16日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】弥栄自動車 相乗りアプリと提携/まず「空港送迎」、観光MaaSも模索
【 京都 】WILLERのAIオンデマンド交通/京丹後市長「バスタクに影響なら中止」
【 大阪 】大タ協 IT小委が初会合/設置提案者の大沼氏も参加
【 神戸 】神戸・阪神間の減少は3倍速?/兵タクセン 運転者証交付状況
【 神戸 】神戸市長「タク利用の機会減った」/支援要請の交運労協部会に
【 京都 】一時支援金申請の事前確認/全京 煩雑手続きで組合員支援
【 大阪 】お気に入り登録で迎車無料に/関協「GO」アプリPR
【 東京 】コロナ臨時休車 9月末まで延長
【 東京 】全タク連・川鍋会長に続投要請/正副会長会議で推薦決定
【 京都 】京都業界 まん延防止措置で打撃/昌栄会 田中・副理事長
【 京都 】アプリより「やはり現金決済が」/京都市個人・田中理事長
【 和歌山 】簡易スタンドの譲渡先求む/「オートコンポ」設備は無償
【 大阪 】「コロナ対策とタク事業法」請願署名/大阪ハイタク連合会が協力確認
【 大阪 】本城・坂本社長の主張に共感/BS報道番組 橋下氏リベンジならず
【 大阪 】電動シェア自転車、大阪に進出
【 大阪 】道路利用者会議が総会
 
2021年4月14日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】開始10日間 1日1両当たり8人/大阪市のオンデマンドバス社会実験
【 大阪 】地域公共交通会議の議事録公開/大阪市 開催から2カ月でようやく
【 大津 】GoToの早期再開など要望/国交相との意見交換会で田畑会長
【 京都 】中小・個人事業者の再起支援/京都市が新たな補助金制度
【 大津 】移動制約者の送迎、タクシーで/東近江市のワクチン接種説明会
【 大阪 】八尾市の説明会は21日/要介護者等にタク補助券
【 神戸 】喫煙行為6件報告/兵サセン委 特別街頭指導継続
【 和歌山 】コロナ禍の公共交通事業者を応援/山岡・和歌山運輸支局長
【 神戸 】自治体への支援要請等で情報共有/兵タ協労使懇 ライドシェア阻止でも
【 和歌山 】和タ協 総会日程調整中
【 京都 】来年1月に10周年記念/京都渉外担当連絡会
【 大阪 】まん延防止措置で再び逆風/大阪トンボ労組・権藤副委員長
 
2021年4月10日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】理事会は不要不急?/大タ協の中止決定に疑問の声
【 京都 】まん延防止等重点措置にショック/京都業界「ゴールデンウィークが」
【 京都 】フードデリ宅配料「110円」に/エムケイ まん延防止等重点措置で
【 大阪 】天満署などが北新地で啓発活動
【 京都 】JR2の取扱い、京都でも不満
【 大阪 】「貸し渋り情報提供」は危険/コロナ禍で不安と警戒感
【 大阪 】大阪狭山市と包括連携/大阪第一交通が協定
【 大阪 】滋賀業界代表が近運局表敬
【 神戸 】ABC無線 総会は会議形式で
【 大阪 】大タクセン 優良運転者表彰式中止
【 京都 】京丹後市の無料クーポンなど/「ささえあい交通」利用可能に
【 奈良 】詐欺メールで注意喚起/奈良近鉄タクが利用者に
【 神戸 】今こそタクシーの安全性PRを
【 大阪 】「チャブリなくせないタクセン不要」/壽タクシー・浦木山社長
【 大阪 】橋下氏のリベンジ要請受ける/日本城タク・坂本社長
【 大阪 】ベスト交通 大東営業所廃止へ
【 大阪 】阪急タク 乗務員がコロナ感染
【 大阪 】近運局 個タク2者の運賃認可
 
2021年4月10日号-2 関東・関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】平均年300万円に届かず/全産業平均を約188万円下回る/コロナ禍で格差拡大 2020年賃金統計
【 東京 】「厳しさ残るが持ち直し」/3月の景気ウォッチャー調査
【 東京 】「災害に強いLPGスタンド」PR/全L協がパンフ1万部
 
2021年4月9日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】まん延防止等重点措置で打撃/タクシー溢れ共倒れの懸念も
【 大阪 】営業所廃止でJR2は?/配布実態明らかにして均等化を
【 大阪 】大運支局 3月の苦情6件/一水会 終バス後の乗り場話題に
【 大阪 】街頭指導なくても輸送秩序を/北新地検討会で5カ月間の報告
【 大阪 】平野エリアは利用・予約各1件/オンデマンドバス協業の梅交第三
【 東京 】関空からの帰国者等ハイヤー/新たに東京・日交も
【 大阪 】大タ協 理事会中止
【 大阪 】近自無協 理事会など書面開催に
【 大阪 】「検査付き旅行が話題に」/坂本・大タ協副会長
【 大阪 】坂本社長、朝日新聞「耕論」に
【 神戸 】自粛解除なら回復早いが…/先行きの不安拭えず
【 京都 】乗務員優先と移送のタク利用/京タ協 ワクチン接種で要望
【 京都 】自治体支援要請の橋渡し/藤原・京運支局長「業界守る」
【 神戸 】コミュニティ交通への関与/タク業界は積極的に
【 神戸 】宝塚も市長が対応/交運労協ハイタク部会の要請行動
【 大阪 】近運局 バス33社を無事故表彰
【 大阪 】大タクセンがオンライン英会話講座
【 東京 】LPG先物は下げ基調/プロパン・ブタンとも先安の展開
 
2021年4月7日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】1日当たり1両10人/「オンデマンドバス」運行1週間
【 大阪 】オンデマンドバス車いす対応/南タクシー 3日目から1日1件
【 神戸 】処分対象は法・個各1者/乗り場指導厳格化の兵サセン
【 大阪 】南地の合同街頭指導中止
【 大阪 】府警の竹内・新交通部長ら/日タク本社で3協会代表と懇談
【 京都 】共産議員からのヒアリングも/京タ協 支援要請活発化
【 京都 】春の交通安全運動 スタート式
【 大阪 】伊藤・大運支局長が関係団体訪問
【 京都 】整備管理者選任(前)研修
【 京都 】タクシー存続へ支援制度など/京都交運労協が府に要望
【 神戸 】まず需要回復策を/新団体・零和個タクの隅田氏
【 神戸 】兵タ協 12日に労使懇
【 東京 】グリーン化助成で公募開始 
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