ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2020年10月5日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

こういう時期だからこそ―
 関運局がタクシー・バスの利用PR
   ― 利用者が乗ってくれなければ維持できない ―

 関東運輸局は9月29日、「こういう時期だからこそ、ぜひお気軽にバス・タクシーをご利用下さい! 〜コロナ禍における厳しい経営環境とバス・タクシーの維持に向けて」とのプレス発表(交通界ファックスプレス関東版9月30日号で既報)を行うとともに、翌30日には関運局において河村俊信局長、蔭山良幸次長、飯沼宏規・自動車交通部長が定例会見とは別に揃って臨時会見を開き、一般紙・専門紙の記者団らにその趣旨を説明した。
 新型コロナウイルス感染症の影響拡大によりさまざまな産業・業種が苦境に陥る中、バス・タクシー事業の監督官庁が率先してその苦境を外部に伝えるとともに、公共交通機関は利用者が乗ってくれなければ維持していくことができないという当然の理屈を改めてPRした格好。プレス発表の概要と会見の様子を改めて詳しく紹介する。

 9月29日付の関運局によるプレス発表も翌日の会見における飯沼部長の説明も、その趣旨は、@バス・タクシーが直面する厳しい経営環境Aバス・タクシーにおける感染予防対策B利用者の皆様へお願い―の3つの柱で構成されており、人口減少・少子高齢化などによりもともと需要減少トレンドにある中でコロナ禍に見舞われたものの、懸命の努力によりエッセンシャルワーカーとして最低限のサービス提供努力を続けているが、長期的に考えると地域公共交通は利用者が乗ってくれなければ維持していくことができないという現在の構造問題も含めて理解を求める格好になっている。
飯沼氏はリリースの背景についてバス・タクシー業界の苦境のほか、「行政当局として事業を監督する立場のほか、常に対象業界の健全な発展を願っており、行政としてどんな応援ができるか考えた。いま、われわれにできることとして、このリリースが少しでも利用促進につながればと思っている」などと会見では話している。

極めて厳しい経営環境 
 第一の「バス・タクシーが直面する厳しい経営環境」についてプレス発表では、「バス・タクシー等の自動車交通は、通勤・通学・レジャー時の移動手段、高齢者や身体の不自由な方の移動手段、さらには昨今頻発する台風等により鉄道が運休した場合の代替輸送手段として、まさに国民生活や経済活動の根幹を支える大変重要な役割を果たしている」とした上で「折からのモータリゼーションの進展や人口減少等の影響で輸送人員が減少しており、ただでさえその維持が大変だったが、さらに今回の新型コロナウイルスが追い打ちとなり、現在、バス・タクシーは極めて厳しい経営環境に立たされている」とする。

 別掲1(6ページ=略。以下同)は、バス・タクシーの輸送人員(=関東管内のみ、貸切バスは運送収入)について昨年実績を「100」とした場合の今年の月別指数を示したもので、緊急事態宣言の発令された4〜5月が非常に厳しく、その後はやや持ち直し傾向もみられるものの、指数が100に限りなく近づく気配は見えてこない現況を示している。

貸切バス54件、法人タクシー12件が
 また、関東管内において今年2月以降9月25日までの間に貸切バスで54件、法人タクシーで12件の事業廃止が届出されているという(別掲2)。
 前年同期においては貸切45件、法人タクシー8件だからそれぞれ2割増、5割増ということになる。ただし、この期間中の事業廃止届出の件数そのものを示したものであり、届出書に廃業理由として必ずしもコロナ禍によるものと明記されているとは限らない。とはいえ、この時期経営が悪化した場合にコロナが廃業の要素として無縁ということはまず考えられないが。
 プレス発表では、この状況に触れて「バス・タクシーは、いわゆるエッセンシャルワーカーとして、新型コロナウイルス禍においても最低限の業務を継続し、社会の安定維持を支えてきたところだが、厳しい経営環境の中で、事業継続が困難となり廃業を選択せざるを得ない事業者もすでに出始めている。仮に現在の状態が続いた場合には、今後、こうした傾向に一層拍車がかかることが懸念される」としている。

感染予防の取り組み事例
 第二には、「バス・タクシーにおける感染予防対策」として、業種別の「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」が策定されており、乗務員の検温・マスク着用・手指消毒など、基本的な感染予防対策を徹底している事実などを紹介、その上でバス、タクシーごとの取り組み事例として、タクシーの場合なら飛沫防止シートの装着、車内消毒の実施、接触機会削減のためのキャッシュレス決済の導入など―を紹介した。
 また、車内換気についても、バスの場合で約3〜5分、タクシーなら約1分で空気が入れ替わるとアピールし、コロナ禍拡大初期に見られた「公共交通機関に乗車するのは感染予防の観点から安全でない」との認識の払しょくにも努めている。
 最後に「利用者の皆様へのお願い」として、@バス・タクシー等の公共交通機関は『あって当たり前』と思われがちだが、実はそうではない。お客様に利用してもらうことで初めて成り立つA公共交通機関が直面する現下の窮状を打破するため、国や地方自治体等も補助等の支援を実施しているが、厳しい財政事情の中、それには当然ながら限界があるB将来にわたって国民一人ひとりの生き生きとした社会生活を確保するためには、地域の貴重な公共交通機関を社会全体で支えていくことが大変重要C10月からは『GoToトラベル』キャンペーンの対象に東京発着の旅行が追加される。『地域共通クーポン』はバス・タクシーなどの交通機関での使用も可能?利用者の皆さんには、こういう時期だからこそ、マスクの着用などの必要な感染予防対策を講じた上で、ぜひお気軽にバス・タクシーをご利用いただきたい―と理解と協力を要請している。

過去に例のない呼びかけ
 飯沼氏は会見で地域公共交通について「なくなった時に初めてその重要性に気付くもの。そういうサービス形態だ」と述べたほか、「この時期だからこそ使ってほしい」とする“この時期だからこそ”の表現を用いた意味についても、過去に例のないほどの厳しい経営環境、それゆえに例のないほどの感染対策を施していること、さらにGoToトラベル事業の対象に東京発着分が加えられるタイミングが重なったことなどを理由にあげた。
 会見の中で河村氏も「こういう呼びかけは記憶の限りでは過去に例がないと思う。4〜5月の需要の底を過ぎても最近の輸送需要の戻りは期待されたより遅いと感じている。これを機に、地域の輸送サービスは地域で支えるものという意識を持っていただければ」と述べている。
 一方、乗車の際に利用者にもマスクの着用を呼びかけていることに関連して、8月末に東京都内の法人タクシー事業者から出ていた乗客のマスク着用義務化を求める運送約款変更認可申請の審査状況について会見の中で飯沼氏は「審査基準に基づいて審査中」とするにとどめ、審査の進捗内容や処分時期などの明言は避けた。

危機意識の共有は?
 また、このような業界支援の取り組みが国交省の本省発でもなく、全国の地方運輸局一斉の取り組みでもないことで、危機感が全省的に共有されていないのではないかとの懸念に対して飯沼氏は、「あくまで関運局として本省がどう考えているかや他の地方運輸局のことは分からないが、本省・業界には事前に相談もしている。関東としては全国一斉の動きになることを待つより、いまできることは何かを考えすぐに動くことが大事だと個人的には思っている」と説明した。
 いずれにしても今回のコロナ禍がタクシー業界にもたらした営収激減などの影響は近いところでは東日本大震災やリーマンショックなどと比べても大規模かつ長期間にわたるもので比較の対象とし得るものがない。そうした環境下でバス・タクシーともに廃業する事業者が徐々に増えており、十分な配慮と対策を実施していればバス・タクシーに乗車することは危険なことではないと行政からPRしてもらえることは大変有り難いのも事実。一般紙でも取り扱いは必ずしも大きくないが、それでもこれを第一歩として業績回復に向けての側面支援を継続してほしいと思う。(了)
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No.835 10月5日号  主な内容
■巻頭人物:田中 亮一郎氏(全タク連副会長兼地域交通委員長)
■気になる数字:59.6%
         全タク連サンプル調査による8月総営収の前年同月比、全国平均
■トピックス
:こういう時期だからこそ― 関運局がタクシー・バスの利用PR
           〜利用者が乗ってくれなければ維持できない
:機運の醸成は? 京都市域の運賃改定
           〜京タ協 執行部会見で飛び出した課題の行方
:試論 見出されるべきエッセンシャルワークの新たな価値
           〜エッセンシャルワーカーの低待遇を放置してよいのか
:吉川会長、5選へ―  〜兵タ協役員改選、10月28日に臨時総会
:高齢者ドライバーの雇用促進へ、全タク連がガイドブック
           〜まずは現実の雇用実態を知るところから
:法・個 1106両で10月1日一斉スタート
           〜滋賀県全域で精神障害者割引
:供給過剰問題をどう考えるか?
            〜在阪7氏が語り合った「タクシーの未来」(2)
■東西往来
:改めて想起したいその役割 / 60年を超えて新たな歴史の第一歩
■この人この言葉
:冨本 哲哉氏 / 大松 啓治氏 / 永野 禎久氏 / 前野 博司氏
■シャッターチャンス
:ハンコの次はタクシーに狙い? / 業界の習慣になじまずに?好調
:勘弁してよキャッシュ「レス」 / 1%少々が振り向いてくれれば
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
■ 日交は過去最大の395人参加
    国際はハイタク乗務員のみで109人
   都内大手2社 来春の新卒採用内定式

【 東京 】人手不足に苦しむタクシー業界内にあって大卒者の新卒採用で業界の先頭を走る東京大手2社の日本交通(若林泰治社長、グループ本社・千代田区)と国際自動車(西川洋志社長、グループ本社・港区)が1日、それぞれ来春の新卒採用者内定式を開いた。日本交通では過去最大となる395人が内定式に参加、国際自動車も109人が参加した。
 新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、大規模な式典の開催には困難が伴い、事業者団体などでも会議等の中止などが相次いでいる。日交では今回の内定式を品川プリンスホテルで開催したが、式典の実施にあたっては換気の実施や人と人との間隔を空けるなどして3密を回避したほか、会場・開催時間の分散、開催時間の短縮、式次第の簡素化、参加者の限定、参加者の検温・除菌などの配慮を行ったとしている。
 国際では、会社側から西川社長ら幹部が出席したものの、内定者はリモート参加で、司会進行担当者と役員・ゲストなどは別の部屋であいさつや講話を行うなど感染防止対策を徹底した形で内定式を進めた。

〜日交約3割、国際2割弱が女性
 日交の内定式参加者は395人。内定者総数は396人で、都内タクシー乗務員が385人、関西圏のタクシー乗務員が8人、都内ハイヤー営業所職員が2人、整備士1人。396人中女性は123人で約3割を占める。
 国際の内定式参加者は109人ですべてハイヤーまたはタクシー乗務員採用。うち女性は20人で2割弱を占める。採用予定者に今回は総合職、バスガイド、整備士は含まれていないとしている。全国の女性乗務員比率が4%弱であることから、大手2社の女性乗務員採用比率の高さがうかがえる。
〔10月3日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2020年10月3日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】日交は過去最大の395人参加/国際はハイタク乗務員のみで109人/都内大手2社 来春の新卒採用内定式
【 東京 】赤羽国交相 貨客混載に前向き姿勢
【 横浜 】京浜交通圏の運転者証登録数/前年同期の減少幅は前年の3倍超
【 ロンドン 】ウーバーの営業許可再延長へ/ロンドン治安裁判所判決
【 東京 】時間貸しハイヤー配車終了/ウーバージャパン
【 横浜 】乗合型移送サービスの実証実験/日産自動車、横浜市等の連携に参画
【 東京 】事故防止の「くれよんタクシー」/チェッカー無線、11月から運行へ
【 東京 】地域公共交通のあり方検討会/東京都が設置 9日に初会合
【 東京 】決済端末機の設置遅れ/東個協 理事会で経緯説明
【 横浜 】今年度第2回のUD研修/神タ協相模支部 23人参加
【 東京 】「NKRプラチナ・ドライバーズ」/日個連都営協の新登録迎車制度
【 東京 】都内乗り場でオリジナルマスク/東京タクセン 利用促進キャンぺーン
【 東京 】優良管理者表彰式を中止/東京ハイタク交通共済協組
【 東京 】共済規定など改正へ/日の丸深川労組 大会は書面開催に
 
2020年10月2日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タク車両のワンストップステーション/ 独立の整備部門、ソフト面も対応/kmグループ事業改革、本格スタート
【 東京 】新たに全国8地域を準特定指定
【 東京 】LPG 10月CPは上昇
【 東京 】来春新卒 女性7人含む16人/東京無線協組が合同内定式
【 東京 】GoToトラベル地域共通クーポン/都内タク事業者の登録状況
【 福岡 】タクシー・バスで地域共通クーポン/第一交通産業 全国約9000両で対応
【 横浜 】京浜88人減 5月末に次ぐ退出者数/神奈川 9月末の運転者証交付
【 青森 】窓開けせずに素早く換気も/八戸工業大 コロナ対策の新兵器
【 東京 】新委員長に徳永昌司書記長/グリーンキャブ労組 定期大会
【 東京 】売却先は常任理事会に一任/足立スタンド跡地巡って東個協
【 東京 】11月18・19日に開催へ/全福協 UD研修講師養成講座
【 札幌 】函館市の交通事情を視察/東京交運労協が交研集会
【 東京 】国交省人事(1日付)
 
2020年9月30日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】8月総営収、東京は47.7%減/回復基調崩れ 6、7月より悪化/全タク連 全国サンプル調査
【 東京 】乗合タクで交通不便地帯減少に成果/全タク連・地域交通委
【 横浜 】「こういう時期だからこそ」/関運局がバス・タクの利用呼びかけ
【 東京 】10社の26人が受講/東タク協三多摩支部がUD研修
【 東京 】「GO」乗車でクーポン/MoT 近畿限定キャンペーン
【 東京 】車いすの全国一斉乗車運動/DPI日本会議 来春に延期へ
【 東京 】賦課金3000円値上げを提案/日個連都営協 臨時総代会開催へ
【 東京 】日交並みの労働条件目指す/改進労組 賃金、出番など労使協議
【 東京 】城委員長を再任/自交総連東京地連・定期大会
※(表)新型コロナウイルス感染症の影響による営業収入の変化(6月〜8月)
 
2020年9月26日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】地域公共交通のリスク対応など/新型コロナ感染症の影響色濃く/国交省 21年度予算概算要求
【 東京 】新型コロナの資金繰り対策など/21年度税制改正要望
【 東京 】感染拡大防止の体制強化/国交省 21年度組織・定員要求
【 東京 】コロナ禍でスリム化へ/東タクセンが10月組織改革
【 東京 】低濃度オゾンでも不活性化/対コロナウイルスで藤田医科大
【 東京 】東北 夜間需要は全く戻らず/交通労連ハイタク部会・手水氏
【 東京 】「どうなる?ライドシェア」/ITFが「壁新聞」ポスター
【 東京 】「レストラン・クレッセント」閉店へ/富田昌孝氏がオーナー
【 東京 】優良運転者等表彰式は中止/東タク協三多摩支部
【 東京 】法人128社、個人13団体/東タクセン 特別優良表彰
【 東京 】大会運営方法などを協議/全自交労連中執委、初の書面開催で
【 横浜 】関東運輸局 譲渡譲受認可
 
2020年9月26日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】日車営収は8月も多摩が上位に/特区・武三の総営収、44.9%減/東タク協 原計事業者輸送実績速報
【 東京 】先高傾向が明瞭に/LPG 10〜12月のCP先物市場
【 東京 】GoToトラベルに上乗せ支援/東京都が追加提案へ予算化
【 東京 】働きやすい職場認証制度/Web説明会追加開催
【 東京 】摩エリアでMaaS実証実験へ/京王電鉄など 来年1月?2月
【 大分 】大分の10社がフードデリ/モバイルクリエイトが技術協力
 
2020年9月25日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】公共交通の確保・維持、強力に支援/次期交通基本計画で施策の方向性/赤羽国交相 所要予算確保に意欲
【 東京 】特区・武三の総営収38.5%減/東タク協 7月全社輸送実績
【 東京 】インバウンド 8月も99%減
【 東京 】準特指定 全国で120地域/4月以降12地域が特定から移行
【 東京 】働きやすい職場認証制度」/東タク協・清水委員長「皆、一つ星を」
【 東京 】180日間連続無事故で社内表彰/帝都自交・神田営業所
【 東京 】法人289社、個人54団体/東タクセン 優良表彰
【 横浜 】水野委員長ら再任/神奈川都市交通労組が書面大会
【 東京 】洪水対策でマニュアルも/東洋交通労使、安全衛生委で検討
【 東京 】乗務員のPCR検査、公費負担で/自交総連・城委員長「要望を」
【 東京 】25日のシートベルト調査中止
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Faxpress 関西版

 無線外部委託で各社の判断は?
    関協 高負担金で「アプリ一本」選択も

【 大阪 】関西ハイタク事業協組(古知愛一郎理事長)は年内にも無線事業を外部委託し、独立採算を目指すが、一方で台当たり月額7000円を超えるとされる負担金を理由に、無線事業から撤退するケースも多発しそうな雲行きだ。
 9月17日の予算総会で古知氏が明かした通り、現在、無線機器の提供を受けているモバイルクリエイト(村井雄司社長、大分市)を業務委託先として、アウトソーシングによる無線事業の運営方法を検討している。開始時期も含め、詳細は固まっていないが、今後も従来通り、無線オペレーターを置いて24時間体制で配車依頼を受けるにしても、これまでのように協組の広告収入やその他事業の収益は当てにできず、そもそも無線事業の切り離し自体が、年々右肩下がりで配車回数を減らす事業の実態を踏まえた判断だけに、加盟各社の負担増は当然の帰結と言える。
 このため、梅田交通グループ(古知代表)や南タクシー(大岡理人社長、大阪市生野区)などは継続する見通しだが、その他の加盟会社は「配車アプリ一本」に絞り、コロナ禍の厳しい経済情勢なども踏まえ、無線事業からの撤退の方向で動くのは、ほぼ間違いなさそうだ。
 外部委託で運営する無線事業には、関協事務局から職員1人を出向させ、これまで月1回、理事長会社・幸福交通の講堂で開催してきた乗務員研修も引き続き行う予定だが、赤字とはいえ、これまで「チケット」とともに事業の柱としてきた「無線」を切り離すことになった関協の、今後の動向が注目される。
〔10月3日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2020年10月3日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】無線外部委託で各社の判断は?/関協 高負担金で「アプリ一本」選択も
【 大阪 】法人運転者 70歳超が30.5%/大阪市域など 9月の運転者証等交付
【 大阪 】大タ協 理事会後に労務研修会/16日開催 改善基準告示見直しなど
【 大阪 】営収の100%回復は困難/商都交通・三野会長「現状は8割」
【 大津 】精神障害者割引「少しでもお役に」/滋賀県個タク協組・松本理事長
【 大阪 】外国人入国規制の緩和/まだまだ厳しい条件付き
【 大阪 】買い手市場でも人が来ず/業界はCM、SNSでPRを
京都 】感染対策事業所ステッカー/京都市観光協会が二次募集
【 京都 】観光バス乗務員がタク研修/京都観光バス グループ内で
【 京都 】60周年でSNSキャンペーン/エムケイ GoTo「お食事+送迎」
【 京都 】共通クーポン、「お食事+送迎」も/GoToトラベルでキャビック
【 奈良 】奈良近鉄タク 共通クーポンなどPR
【 大津 】近江タク、守山タクもPR
【 神戸 】「あわ神あわ姫バス」が路線見直し/淡路島 乗り場新設も
【 神戸 】ウィズコロナの「キッチンカー」/神戸市の対応戦略に懸念
神戸 】神戸市地域交通活性化協議会 9日に
【 京都 】京都相互タク労組が大会
【 大阪 】「タックン堺」に/大和川交通が社名変更
【 神戸 】「鰍ゥもめ」に社名変更
【 神戸 】洲本観光G 取締役解任
【 和歌山 】有交G、新たに2両減車
【 神戸 】神鋼タク→荒井タク 全部譲渡
【 大阪 】珊瑚G 國際が珊瑚に40両譲渡
【 大大阪 】新金岡交通が大阪営業所に4両営配
【 大阪 】都市型ハイヤーの新規申請
【 大阪 】近運局 譲渡譲受認可
※大運支局監査情報
 
2020年10月2日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】エムケイ、無線オペレーター自宅勤務へ/リモート受注 まず札幌、名古屋からの依頼分
【 大津 】1106両で精神障害者割引/滋賀の法・個両団体がスタート
【 京都・奈良 】GoToクーポン運用開始でPR/観光打撃の京都、奈良各社
【 戸 】神戸個人は約200者が取扱登録
【 大阪 】法人は運行管理会社に/コロナで再燃「企業内個タク」論
【 神戸 】開業資金で個タク断念も/兵個協・前野会長「法人が疲弊」
【 大阪 】南地の合同街頭指導 今月も中止
【 神戸 】路線バス撤退に住民反対/次世代移動サービスの実験頓挫
【 大阪 】あいさつと手続きで大タ協訪問/ワンコイン南花田・柳澤社長
【 神戸 】兵タ協 西播支部長に依藤氏
【 神戸 】6万人の失業者の選択肢に/「稼げる土壌」をどう作る?
【 和歌山 】和歌山市域は30〜35%減/和ハ協 時期を見て南部で懇親
【 東京 】奈良市域の準特指定延長
【 大津 】予約制乗合ワゴンの実証開始/滋賀県竜王町 近江タクが運行
【 静岡・大阪 】静岡のアサヒ交通を買収/日の丸ハイヤーG
【 奈良 】「GO」配車 生駒市など5地域でも/奈良近鉄タク 対象地域拡大
【 阪 】近運局 個タク譲渡譲受10件認可
【 京都 】「PayPay」「楽天ペイ」/エムケイが新たに導入
【 大阪 】全日建連帯 11月8日に定期大会
 
2020年9月30日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪市域 8月は2万6503円/大タ協輸送実績 25%減、回復基調崩れる
【 東京 】8月総営収 京都は59%減/全タク連サンプル調査
【 東京 】車いすの全国一斉乗車運動/DPI日本会議 来春に延期へ
【 神戸 】兵タ協 次期役員10月早々に確定へ
【 神戸 】「期待に水差す」12万円負担/フードデリで兵タ協・信原副会長
【 大阪 】共通クーポンでミニツアー提示など/GoToトラベルの取り込み努力
【 京都 】地域共通クーポンの利用を/エムケイGがPR
【 神戸 】準特解除の取り組みで解決を/個タクの事業者減めぐって
【 大津 】自動運転バスの実証実験で事故/大津市「乗務員の判断ミス」
【 東京・京都 】過疎地域の自立活性化で表彰へ/「ささえ合い交通」総務省など制定
【 京都 】東台寺 特別仕様の御朱印帳/ヤサカGのタク利用で
【 大阪・京都 】自交総連3地連の書面大会
【 京都 】田中理事長ら三役再任/京都市個人 60回総会を書面開催
【 京都 】地域共通クーポンの換金/全京「手数料」なし、無償対応
【 京都 】修学旅行生のコロナ感染対応/京都市が京タ協に送迎等で協力要請
【 神戸 】貨客混載でなく旅客志向で/永和・永野社長が提唱
【 神戸 】「GO」乗車でクーポン/MoT 近畿限定キャンペーン
 
2020年9月26日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】機運は? 京都市域の運賃改定/京タ協執行部会見、兼元会長は慎重姿勢
【 神戸 】神戸市域は11月下旬〜12月上旬に/準特地域協の開催日程
【 大津 】精神障害者割引、10月開始/滋タ協が30日に会見
【 神戸 】兵タ協推薦理事16人確定/神戸・阪神間支部 7氏が新人
【 大阪 】大阪府下自治体のタクシー関連支援
【 奈良 】災害情報の共有で協定/桜井市と奈タ協部会が締結式
【 神戸 】登録免許税12万円に疑問/フードデリバリーめぐって
【 大阪 】「75歳問題」公明議員に再要望/全大個協会「地方の実需に合わせて」
【 京都 】年間370人超の減少続く/京都市域の法人乗務員
【 大阪 】グループ会社が大タ協加入/ワンコインG・町野代表
【 大阪 】ナニワ交通が営業再開 MOV配車も
【 大阪・神戸 】「基本的な考え方は変わらない」/「やぶくる」の区域拡大巡り近運局
【 神戸 】「働きやすい職場認証制度」/兵タ協 10月30日に説明会
【 大阪 】「公共交通なくせば何もなくなる」/TNKグループ・坂本社長
【 大阪 】公共交通の安全利用をPR/近運局がセミナー、配信も
【 京都 】GoToクーポンの換金方法/全京 週明けの理事会で検討
【 京都 】京タ協 専門委員会等構成
【 和歌山 】有田交通 さらに4両減車
 
2020年9月25日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】シルバーウィークは6割まで回復/京都駅八条口のショットガン入構
【 東京 】インバウンドは8月も99%減
【 神戸 】8月は需要回復鈍化/神戸・阪神間、淡路島の原計実績
【 東京 】公共交通の確保・維持へ支援強化/赤羽国交相 予算確保等に意欲
【 神戸 】全タク連・地域交通委で事例報告へ/兵タ協の自治体要請活動
【 大阪 】大タ協の10月理事会
【 大阪 】大阪、神戸両市域の準特地域協/近運局「適切な時期に開催を」
【 大阪 】事業者等評価制度に積極参加を
【 大阪 】大阪市域準特協 11月10日開催/北摂交通圏の特定地域協も
【 京都 】障害者手帳アプリ、コロナ助成など/京タ協 積極活用へ各種説明会
【 京都 】弥栄自がJPNタクシーで参加/府警の交通安全パレード
【 神戸 】監督事業所の74%で法令違反/兵庫交運労協に労働局回答
【 大阪 】協親交通 安全講習会を書面で
【 大阪 】全大個 認可状授与式と参入説明会
【 大阪 】関係団体長と近運局長懇談会/大阪自動車会議所 10月7日開催へ
【 神戸 】北坂委員長「労働者の生活守る」/神戸相互タク労組が定期大会
【 神戸 】神戸市バス 15系統延伸
【 東京 】DiDiアプリ 2周年キャンペーン
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