ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2020年5月25日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

東京都特別区・武三地区
 〜6月営収はどの程度に?
  休業・休車、需要動向、生活様式の変化…

 ゴールデンウィーク直前、都内中堅事業者から「連休明けの営収はどの程度になるだろうか」との質問を受けた。総需要はどの程度しぼむのか、業界全体でのタクシー車両の稼働状況次第で、数字はどのようにでも変わるので、「こうなる」と言い切ることはできないが、それらの変数がこうだった場合と、一定の前提条件を置いて試算することは可能だ。東京業界では4月半ばから半休、全休の事業者も増えてきたという事情も加味し、それら変数について一定の条件を明らかにして5月の日車営収を試算し、質問を寄せた事業者には回答しておいた。交通界ファックスプレス関東版5月20日号にも掲載した日本モビリティ・マネジメント会議(代表理事=藤井聡・京都大学大学院工学研究科教授)の新型コロナウイルスの影響による減収試算でも、「同じような試算をしているな」と感じたところであり、今回はすでに5月も下旬に達していることから、6月の東京都特別区・武三地区における普通車の実働日車営収を一定の条件の下で試算してみた。

 試算のベースとなるのは東タク協がまとめた2019年6月の全車輸送実績である(別掲1=略)。別掲1の輸送実績集計表から税込み運送収入総額を取り出し、それを消費税率8%で除して、税抜きの総運収をまず割り出す。
 30,620,982千円÷1.08=28,352,761千円
となる。
 次に前年実績の実働率は75.7%であること、仮に東タク協のほとんど全社が出番半減を6月中ずっと実施した場合の実働率は実績の半分となる。出番半減の事業者が主流ながら、全休の事業者あり、出番削減を行わなかったり、もっと小幅の削減にとどめる事業者ありと考えられるものの、全体としてはほぼ半減と仮定したもので、その場合業界全体の実働率は
 75.7%÷2=37.85%
となる。
 前年実績の延べ実在車両数は780,126日車で、それに×37.85%を乗じると、今年6月の予想延べ実働車両数は
 780,126日車×37.85%=295,278日車
となる。
 一方、本年6月の総営収(総需要)の予想値については、その時点での総需要を正確に予想し、その根拠を示すことは大変難しい。そこで、全タク連がまとめた4月1〜15日までの総営収の予想(サンプル調査)の数値(別掲2=略)を用いることにした。全国平均では対前年同期比で53.9%の減収となっているが、都道府県別の東京都6社(特別区・武三地区)の減収率は64.9%となっている。より厳しい数字を今回は採用するが、例えば緊急事態宣言が解除され、徐々に日常を取り戻す前提に立つなら、これを50%減とか40%減に置き換えて計算すれば良い。
 今年6月の総需要(総営収)予想値について、前年の35.1%にとどまった場合、5割、6割、7割でそれぞれシミュレーションすると、
◎35.1%(64.9%減収)の場合 
 28,352,761千円×35.1%= 9,951,819千円
◎5割(50%減収)の場合
 28,352,761千円×50.0%=14,176,381千円
◎6割(40%減収)の場合 
 28,352,761千円×60.0%=17,011,657千円
◎7割(30%減収)の場合
 28,352,761千円×70.0%=19,846,933千円
という計算になる。
 本年6月の実働日車営収の予想値については、上記の総営収予想値4種類の数字を先の仮定で試算した延べ実働車両数(295,278日車)で除して算出する。
◎総需要が前年の35.1%(64.9%減収)となった場合
  9,951,819千円÷295,278日車=33,703円/台(税抜き)
◎総需要が前年の5割減収となった場合
 14,176,381千円÷295,278日車=48,010円/台(同)
◎総需要が前年の4割減収となった場合
 17,011,657千円÷295,278日車=57,612円/台(同)
◎総需要が前年の3割減収となった場合
 19,846,933千円÷295,278日車=67,214円/台(同)
 以上が、消費税抜きベースでの実働日車営収予想であるが、あくまで業界全体で6月の1カ月トータルで稼働車両が半減した状態を維持した場合での試算であることに注意が必要だ。
 仮に緊急事態宣言の解除などを受けて、前年6月とまったく同じ程度の車両が稼働したと仮定し、昨年の延べ実働車両数(590,410日車)をそのまま用いて、上記の総需要に当てはめて計算すると
  9,951,819千円÷590,410日車=16,856円/台(税抜き)
 14,176,381千円÷590,410日車=24,011円/台(同)
 17,011,657千円÷590,410日車=28,813円/台(同)
 19,846,933千円÷590,410日車=33,616円/台(同)

にとどまってしまう。

 宣言の解除に合わせて業界が一斉に車両の再稼働に走り出すと、数字的には大変厳しいということがわかる。
それではということで、6月を通じて業界全体の稼働車両が前年の3分の2程度だったらどうか?
 前年6月の延べ実働車両数590,410日車に2/3を乗じると
 590,410日車×2/3=393,607日車
となる。
 日車営収の試算値は
  9,951,819千円÷393,607日車=25,284円/台(税抜き)
 14,176,381千円÷393,607日車=36,017円/台(同)
 17,011,657千円÷393,607日車=43,220円/台(同)
 19,846,933千円÷393、607日車=50,423円/台(同)

となる。
 この試算は業界全体での車両の稼働状況、総需要の回復の度合い次第でどのようにも変わり得る。各社の事情と業界全体での需要動向などを睨み合わせ、慎重な判断をしなければならないことが、簡単な試算からも読み取れる。もちろん、緊急事態宣言解除後の都民の生活様式がどのように変化し、総需要に与える影響も丁寧に読み取っていく必要がある。その時、例えば雇用調整助成金の申請が終わっているかや、助成金支給までの資金調達がうまくいっているかなども事業者の判断に影響を与えるだろう。何よりも、固定費回収の視点で総営収(総需要)の回復見通しをどう読むかが重要であることは間違いない。(了)
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No.818 5月25日号   主な内容
■巻頭人物:野 公秀氏(関東自動車無線協会会長)
■気になる数字:56万8900円 タクシー運転者と全産業平均男性労働者の年収比較             〜20代後半はタクシー運転者が全産業平均を大きく上回る
■トピックス
:東京都特別区・武三地区、6月営収を試算する
                〜休業・休車、需要動向、生活様式の変化…
:<Data> 関東管内4月の原計輸送実績 〜特・武三の日車営収 2万2511円
:<特集> 神タ協20年度定時総会〜事業継続への強い意志
      伊藤宏会長インタビュー
        〜100余年にわたって人流を支えた歴史に誇りを持って
      4カ月前の「近い昔」 〜必要不可欠な公共交通機関として
      正副支部長を再任 〜横浜、川崎両支部
:「アフターコロナ」のタクシー産業のあり方は―
        〜「電脳神戸コールセンター(仮称)」 始動
:<特集> 次世代システムへ―近自無協の取り組み
       〜「自営のIoT無線」構築目指す
:岩橋正典・和歌山支部長に旭日双光章 〜春の叙勲、無線功労で
:緊急事態宣言解除で監査も再開? 
       〜近運局定例会見「なるべく早く、例年と同じような形で」
:近畿管内の休車特例措置実施状況一覧
:過去最多、17万筆に及ぶ請願署名の意味するもの 
       〜ハイタクフォーラム・伊藤実代表に聞く
:続投有力視の濱本理事長
       〜全大阪個人タクシー協組、新理事・監事候補出揃う
■東西往来
:「3密」から「マ・カ・セ・テ」に / 7月試験へ18人、近畿個タク経営者学校
■この人この言葉
:川村 泰利氏 / 岡田 佑氏 / 薬師寺 薫氏 / 辻 喜代一氏
■シャッターチャンス
:トンネルを抜けても / 未曽有の危機で次々露見
:毎日が大雨でも / 乗務員も高楊枝では…
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
■ 「防疫面でも安全」の立ち位置を
    コロナ後のタクシーへ課題
      東タク協総会で川鍋会長

【 東京 】東タク協(川鍋一朗会長、402会員)は22日、千代田区の自動車会館大会議室で20年度通常総会を開き、19年度事業・決算報告案などをいずれも原案通り承認した。議案審議については5月8日の第1回理事会で総会付託が承認されている。総会はマスク着用、入口での検温など感染予防を徹底し、出席者は80人。委任状出席234人を加えて参加者を大幅に絞り、審議時間も大幅に短縮して開催した。
 冒頭あいさつで川鍋会長は、「こうした状況下の総会となったことを了承願いたい。あとから振り返ってそうしたこともあったと思えるようになればよい」などとし、コロナ禍後について「タクシーを含めて全産業が今後どうなるのか分からないが、さまざまな工夫を凝らし、生き延びていこう」「移動するにはタクシーが一番安全であり、これは交通面だけでなく防疫上でも安全だとの立ち位置をつくらなければならない」などと強調した。
 総会審議は先の理事会承認を追認する形で進められ、質問も出なかった。この中で今年5月末で事業終了としていた配車アプリ事業「スマホdeタッくん」の補助金返還後の残余財産(2340万円)の一般会計繰入れや、コロナ禍に伴い6、7月2カ月分の会費納入免除を決めた。会費免除による期間内の収入減は約5600万円だが、収益部門からの繰入金などで対応する。事務局は、前年同期間の支出状況と同額で推移した場合には特に資金ショートすることなく、協会運営できるとする。会費削減を反映した新たな予算編成も示した。
 川鍋氏は、全国各地でタクシーが実施するフードデリバリーの取り組みについて「業界同士の軋轢や行政対応などいろいろあるが、タクシー業界は産業としては土砂降りの雨の中だ。そうした中で一つでも明日につながる手が打てればいい」との認識を示し、「生き残りのために政治、行政にいろいろと取り組んでいただいている。関係する国会議員からも何が必要なのか、どんどん要求してくれと求められている。助成金制度も日々解釈や手続きが目まぐるしく変わっており、そのためにも会員同士の情報交換を密にしてほしい」と求めた。
 また、第一線で働く乗務員について「休業補償などでコロナ禍後に労働意欲が減退してしまうのではないかと心配している。厳しい中でもしっかり売上をあげてくる乗務員もいるし、逆に最初からあきらめムードの人もいる。今後段階的に(緊急事態宣言が)解除される見込みだが、それまでなんとか踏ん張ってほしい」とし、さらに「タクシーは稼働を求められている産業であり、看護関係者などと同様に感染のリスクを負っている。(感染の)危険手当を考慮していただくよう、全タク連ベースで取り組み、東タク協も来週明けにも東京都に要請したい」との方針を示した。
 なお、総会後に開いた理事会で、足立支部の織田一氏(織田タクシー)、千代田・港支部の東山哲也氏(国光自動車)を、それぞれ常任理事に選任した。
〔5月23日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2020年5月23日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「防疫面でも安全」の立ち位置を/コロナ後のタクシーへ課題/東タク協総会で川鍋会長
【 東京 】3月の総営収は25〜30%減/東タク協 全社輸送実績
【 横浜 】事業継続への強い意志を/神タ協・伊藤会長
【 横浜 】管内の臨時休車4362両/関運局 定例会見を書面開催
【 福岡 】第一交通産業 3月期連結決算
【 東京 】コロナ軽症者輸送と医療従事者送迎/日交が運行 日本財団支援第2弾
【 東京 】追跡調査等で実態把握/コロナ禍のタク事業めぐり国交省
【 東京 】NASVA 業務説明会中止
 
2020年5月23日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タク事業者補償に前向き/赤羽国交相「何としても決着」/衆院国交委で新型コロナ関連質疑
【 東京 】特区・武三、4月の実車率28%/東タク協 原計輸送実績速報
【 東京 】おひざ元の支部トラブルで移籍/東個協本部理事候補選出で秋田氏
【 東京 】全エル協がコロナ感染予防のGL
 
2020年5月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】特区・武三の日車営収 54%減/15地区揃って総営収6〜7割強の減収/関東管内 4月の輸送実績速報
【 東京 】4月のインバウンド99.9%減
【 東京 】再延長は9月の状況みて/フードデリ特例措置で国交省
【 東京 】コロナ不況は乗務員不足改善の好機/東タク協三多摩支部 地元で総会
【 横浜 】コロナ対応の地方創生臨時交付金/関運局 タク事業支援に活用可能
【 東京 】遮蔽カーテンの設置補助金/都が補助申請の受付開始
【 東京 】「3密」回避へ最大限の対策/全個協がコロナ予防のGL
【 東京 】マスク1万5000枚/東タク協 3回目の無償配布
【 東京 】オンライン申請のシステムに不具合/雇用調整助成金 受付開始早々に停止
【 東京 】マスク3000枚など寄贈/三和交通 荒川区から感謝状
【 横浜 】書面開催で太田支部長ら再任/神タ協横浜支部・定時総会
【 東京 】改進労組事務所がオープン
【 広島 】買い物代行など11種の救援事業/西条タクが「なんでもタクシー」
【 東京 】DiDi アプリ内でコロナ情報
 
2020年5月20日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】最大2兆3000億円の減収に/ タクシー・バス・地方鉄道への影響/日本MM会議、新型コロナ自粛要請の影響試算
【 東京 】タクシー利用の新様式/東タク協が感染予防策公表
【 東京 】臨時休車中車両の定期点検/国交省 9月末まで延長
【 東京 】飲酒運転防止等の徹底を/国交省 全タク連等に再通達

【 東京 】UD研修、2万5000人目指す/全福協 理事会を書面開催

【 横浜 】神タ協川崎支部 正副支部長再任/通常総会を書面開催
【 東京 】株主総会、協組総会とも書面に/チェッカーキャブグループ
【 東京 】配属営業所に準じ、同乗研修など/日交 休業期間中の新卒者対応
【 東京 】都個協 定時総会は書面開催に/会員数500人減で予算案
【 東京 】コロナ後は利用減? 自治体と連携を/全自交労連・伊藤委員長
【 東京 】300ドル割り込む/LPG 6〜8月のCP先物市場
 
2020年5月16日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】多額弁済発生で今期は無配に/ 22年度から掛金一律12%値上げへ/東京ハイタク交通共済協組
【 東京 】申請手続き変更で公表遅れ/東タク協「雇用調整助成金Q&A」
【 東京 】前月から700人近い減/特区・武三の運転者証等交付
【 東京 】解雇方針撤回、一部で営業再開へ/ロイヤルリムジンG
【 横浜 】神タ協総会はハイタク会館に
【 東京 】日交 タク車両に遮蔽カーテン
【 横浜 】路上横臥者の轢過事故防止へ/関運局 20年度安全施策で映像教育
【 東京 】オートモーティブ事業の赤字拡大/DeNA連結決算
【 サンフランシスコ 】タク乗車にマスク着用義務付け/サンフランシスコ 罰則規定も
【 横浜 】関運局 譲渡譲受3件認可
 
2020年5月16日号−2 関東・関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】平均年収360万3800円/ 平均超えは東京、大阪など6都府県のみ/19年賃金統計 全産業平均との格差、なお200万円超
【 東京 】後部座席との仕切りなど/全タク連 コロナ感染予防のGL
【 東京 】国交省 感染防止で事務連絡
【 東京 】感染防止策、緊急事態解除後も/赤羽国交相「今月中の収束に向け」
【 東京 】「時間借りハイヤー」開始/23区でウーバージャパン
【 東京 】全エル協が通常総会延期
【 表 】タクシー運転者(男)の賃金・労働時間(2019年)
【 表 】タクシー運転者(男)と全産業男性労働者の賃金・労働時間比較(2019年)
 
2020年5月15日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】無線基地局の定期検査延期を/野会長「新生活様式」への対応求める/縮小開催の関自無協総会で要望採択
【 東京 】全タク連総会、縮小開催へ/6月22日 自動車会館に変更
【 東京 】緊急事態宣言、39県で解除/東京、神奈川などは継続
【 東京 】自営無線の使命「ゴールが近く」/関自無協東京支部・総会
【 東京 】全状況悪化、先行き厳しく/4月の景気ウォッチャー調査
【 東京 】グリーン経営、ハイタクは新規なし
【 東京 】16日から3分の2稼働へ/日交 都内営業所を3分割
【 東京 】経産省の持続化給付金/個タク事業者に振り込み始まる
【 東京 】フードデリバリーの貨物運送特例/国交省 9月末まで延長を通知
【 名古屋 】通勤アシストレンタカー/トヨタ自動車が個人向け低価格で
【 東京 】日交がフードデリバリー延長
【 東京 】フードデリバリー/みんタクもスタート
【 横浜 】アサヒタクが「出前館」の宅配
【 東京 】国際自動車は買い物代行
【 東京 】ライドシェア反対、過去最多17万筆/ハイタクフォーラムの請願署名
【 東京 】自交東京 夏季研修会は都内で
【 東京 】交通運輸政策全国討論集会、中止/交通労連ハイタク部会
 
2020年5月13日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】25年度目途に40カ所で?/ 都市エリアの自動運転タクサービスも/国交・経産両省の自動走行取り組み方針
【 東京 】「健康・収入不安」タク運転者がトップ/厚労省 新型コロナLINE調査
【 東京 】「S・RIDE」多摩で配車開始
【 東京 】中小への助成率さらに引上げ/雇用調整助成金の特例措置
【 東京 】申請手続きも簡素化
【 東京 】一時登録抹消車両は免除へ/東タクセンの20年度負担金
【 東京 】各社の休業状況など報告/東京ハイタク労働団体
【 東京 】60代後半の退出目立つ/多摩地区運転者証等交付状況
【 東京 】平和自交 13日から50%稼働へ
【 東京 】「ロケタクシー」など大幅増/東個協 19年度実績
【 東京 】木曽路の弁当宅配/京王自動車が府中など3地域で
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

 タクシー事業者の受託無し
   大阪府のコロナ軽症感染者搬送

【 大阪 】大阪府がタクシー協会にも打診していた新型コロナウイルス感染症の軽症患者などの搬送は、22日までにタクシー事業以外の1社が受注した。5社から見積りがあった。府の危機管理室消防保安課が本紙の取材に答えた。
 府は4月30日、「新型コロナウイルス軽症者等の搬送事業者の募集について」の案内をオームページに掲示。5月11日まで質問を受け付け、13〜15日に見積もり提出。18日には委託事業者を決定し、25日から6月30日まで業務にあたる。時間は原則午前9時〜午後9時。移送先の宿泊施設はいずれも大阪市内のスーパーホテル大阪天然温泉(西区)、大阪アカデミア(住之江区)、アパホテル大阪肥後橋駅前(西区)の3カ所で、車両数は3両。感染予防のために指定される設備等は事業者側で行うが、その経費も含めて見積もりを出し、最終的に府が支払うとしていた。
 大タ協への協力要請では、「運転席と後部座席との間をビニールカーテンやアクリル板による隔壁設置、乗務員にはマスクとビニール手袋着用、毎日検温し記録などを求め、感染の可能性もゼロとは言えず、もしも罹患をした場合、営業所を閉鎖するなどの対応が必要になっても補償はできない」といった要件に対し、業界側から「乗務員の生命をどう考えているのか」との反発の声もあがっていた。
 21日の近畿運輸局定例会見で末満章悟・自動車交通部長は、「大タ協から、府からは感染防止対策として遮蔽板の設置費用を支払うことや、感染防止のための応対指導を行うと聞いている」と説明。運転者が感染した場合の対応については、感染が当該搬送業務に従事したことによるものか、それ以外のところでの感染か分からないので、補償することができないとも聞いている―とした。
 その上で末満氏は、「大阪府は付託する事業者や運転者の感染防止対策、不安の解消に向けて最大限の努力をしていただくなど、寄り添った対応をしていただきたい」とコメントした。
〔5月23日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2020年5月23日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】タクシー事業者の受託無し/大阪府のコロナ軽症感染者搬送
【 京都 】コロナ対応医療スタッフの無料送迎/エムケイ 京都府南部に拡大
【 大阪 】関協 6、7月の賦課金免除へ
【 神戸 】兵庫業界の臨時休車、一段落か?
【 大阪 】テレワークで運賃変更指導/「500円」のワンコインドームに
【 神戸 】「時限的に柔軟な事業運営を」/荒井タクシー・信原社長
【 神戸 】自粛解除でも期待薄?/外出機会の回復は困難の見方も
神戸 】第2波への備え、今から/緊急事態解除で産別幹部
【 大阪 】労働者の「自由意思」が前提/「退職勧奨」で末満・自交部長
【 大阪 】門真→守口移転へ/未来都 本社営業所・車庫
【 大阪 】「食中毒」なら責任の所在は?/飲食宅配拡大で問題化も
【 大阪・神戸 】東京・日交Gが飲食宅配
【 大阪 】闘争積立金を返金/コロナ休業でナショナル労組
【 京都 】弥栄自動車の部分休業/6月20日まで継続
【 京都 】京都タクG 電話受付再短縮へ
【 大阪 】日個連栄光組合 天満理事長が退任
【 京都 】飛び交う「倒産」等のネガ情報/フェイクニュースに憤り
京都 】「ささえ合い交通」5年目へ
【 大阪 】後部座席3人は「密」ではない?/新しい生活様式GL
【 神戸 】大成G・西井代表がユーチューブch
【 大阪 】近運局 2社車停処分
 
2020年5月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】臨時休車など 188社3568両/近運局管内のコロナ対応特例措置
【 大阪 】保留中の監査業務等推進に意欲/緊急事態宣言解除で若林・監指部長
【 京都 】京タ協 理事選考委員長に川本氏
【 大阪 】ワンコインG、9割休業月末まで/6月1日から通常業務再開
【 神戸 】個タクに対する経済支援求め/兵個協が県宛て嘆願へ署名活動
【 京都 】雇用調整助成金説明会 6月3日
【 京都 】京運支局長がキャビック訪問/兼元氏らと懇談、見学も
【 京都 】飲食宅配の提携先店舗/ヤサカG ホームページで公開
【 京都 】格安配送料サービス延長/飲食宅配でエムケイ、6月末まで
【 神戸 】乗務員の意識改革が必要/飲食宅配めぐって労組幹部
【 奈良 】奈運支局が公式ツイッター
【 大阪 】堺個人が北大阪個人から離脱
【 神戸 】全兵庫 新竹理事長ら再任
【 大阪 】大商・運輸部会が講演会/野澤・新近運局長招いて6月22日
 
2020年5月20日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】神戸空港タクシーが経営破綻/ふれ愛交通に続き自己破産申請へ
【 大阪 】「間に合わない助成金」/NHKの取材に道野氏
【 大阪 】6〜7月に見えてくる「厳しい現実」/関西中央グループ・薬師寺代表
【 大阪 】6月5日に1社稼働再開へ/ほぼ全休の小豆島グループ
【 東京・大阪 】3密回避でIT点呼/国交省が実証実験へ
【 神戸 】兵タ協が理事選出管理委
【 奈良 】奈タ協 通常総会は書面開催
【 神戸 】姫個協 書面総会で余剰金還元へ
【 神戸 】コロナ禍で労組も苦境
【 大阪 】個タク経営者学校開校式に18人
【 大阪 】全大個協組 新理事・監事候補
【 大阪 】全個協近畿 代議員会は書面で
【 京都 】キャビックが遮蔽カーテン
【 奈良 】奈良近鉄タク 45年ぶり制服刷新
【 大阪 】買い物代行と飲食宅配/ひかり交通 地元有志との連携も
【 奈良 】買い物代行など ひまわりタクも
 
2020年5月16日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪・京都 】飲食宅配、累計112者で/近畿管内 個人事業者も1者許可
【 京都 】京都の臨時休車31社1328両に
【 神戸 】兵庫業界 臨時休車の一方で復活も
【 神戸 】東京・日交 傘下3社が休業入り
【 京都 】役員改選の取り扱い等協議/京タ協 25日に正副会長会議
【 大阪 】休業要請なしの中小にも支援金/大阪府が方針 タクシーも?
【 東京 】助手席着席は控える/自粛緩和後の乗車スタイル
【 和歌山 】和ハ協 第5回総会は書面決議
【 和歌山 】通常総会 和タ協も書面決議へ
【 神戸 】ABC無線理事長に杉本氏
【 神戸 】兵サセン書面開催
【 大阪 】21日から平常営業へ/敷島交通 全車に遮蔽カーテン
【 京都 】京都府が休業要請一部解除
【 神戸 】買い物代行などに注目
【 奈良 】生駒交通 フードデリと便利タク
【 大津 】さくらタク買い物代行等も
【 京都 】都Gが可動式の遮蔽カーテン
【 神戸 】「神戸コールセンター」運用開始/電脳交通 5社160両の配車請負
【 神戸 】ファイブスタータク 役員変更届
 
2020年5月15日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】ふれ愛交通が自己破産申請/負債1億3000万円、大阪地裁 開始決定
【 大阪 】大タ協 総会は縮小開催へ/役員改選は臨時総会で
【 神戸 】GW明けの日車営収増加傾向/神戸市域 2万円近くまで回復も?
【 和歌山 】50%から70%稼働に/和歌山・相互タクシー
【 奈良 】奈タ協・辻会長が業界の窮状謳え/毎日新聞がインタビュー掲載
【 大津 】滋賀業界 何とか揃って生き延びる
【 大阪 】ファミリア交通 休業なしで営業継続
【 神戸 】明石市のサポート利用券に対応/各社救援事業の申請活発化
【 京都 】高速タク 休業1カ月延長
【 東京 】全タク連総会、縮小開催へ/6月22日 自動車会館に変更
【 東京 】経産省の持続化給付金/個タク事業者に振り込み始まる
【 大阪 】持続化給付金、法個バランスに疑義/日本城タクシー・坂本社長
【 大阪 】「会社都合の退職に」/労組への相談で現場乗務員
【 京都 】「おつかいキャビック」/救援事業で買い物代行など
【 京都 】網野タクがフードデリバリー
【 大阪 】オービーシーが役員変更へ
 
2020年5月13日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】ふれ愛交通が廃業、全員解雇/大タ協・業界関係者に衝撃
【 大阪など 】オール大阪交通も廃業
【 大阪 】収束遠く「我慢比べ、体力比べ」/日交グループ・澤代表
【 神戸 】兵タ協 6月総会は縮小開催/役員改選はコロナ収束後の臨時総会で
【 奈良 】市内タクシーに遮蔽カーテン/奈良市が無償配布
【 大阪 】珊瑚交通G 7割休車から全面休車に
【 奈良 】奈タ協総会、縮小開催も
【 京都 】帝産京都 休業1カ月延長へ
【 京都 】キャビック、コールセンター時短へ
【 神戸 】総会の縮小開催など承認/兵庫交通共済理事会
【 京都・大阪 】公共交通の「安全利用」促進/日本MM会議がポスター
【 神戸 】「おつかいかもめ」話題に/かもめタクの買い物等代行
【 大阪 】「タクセン負担金免除は詐欺的」/壽タクシー・浦木山社長
【 神戸 】コロナ不況で業界外からの応募も?/収束後の稼働率向上に期待
【 大阪 】加湿器で次亜塩素酸水/ベストG、PRシートも
【 大阪 】協親交通はPHMB除菌液追加
【 大津 】地元16店舗と提携/長浜のさくらタクが飲食宅配
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