ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2019年6月24日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

先達の努力の積み重ねを忘れずに
  先人から受けたバトン〜業界の未来を見据えて
全国ハイヤー・タクシー連合会会長 川鍋 一朗氏

 今年3月7日に開催された政府の未来投資会議で安倍晋三首相が自家用有償旅客運送の拡大方針を指示して以来、この問題がタクシー業界の中心的な話題を占めてきた。一方、昨年以来、同じく政府の規制改革推進会議では自家用有償旅客運送の問題について、「タクシー事業者を実施主体そのもの」として認めるか否か、国交省・業界との間で論争が続いてきた。この間には、並行してアプリ配車を巡るシェア争いの激化、働き方改革や人手不足への対応など解決すべき問題が山積していた。一連の問題について、全タク連の川鍋一朗会長に話を聞いた。

――5日の未来投資会議で成長戦略実行計画案が提示されました。その中で交通事業(タクシー事業者)等が協力する自家用有償旅客運送制度の創設、タクシーの相乗り導入、MaaSの実現―が盛り込まれ、来年の通常国会に道路運送法の改正案が提出される見通しとなりましたが、まずは感想をお聞かせください。

タクシーの未来を後押しする方向に
川鍋
 わたしの理解では、3月の未来投資会議で示された方向性に則ったものということですので、タクシー事業者にとって必ずしも悪いことではない。タクシーの未来を脅かすものではないし、むしろ、タクシーの未来を後押しする方向性を含んだ内容であると受けとめています。
 ただ、法律ですから「文言」の書き方や解釈の仕方次第という面もあり、引き続き経過を注意深く見ていく必要があります。細かいところまでしっかりと神経を遣っていきます。
――タクシー業界として最低限守るべき陣地は守られたという意味ではおっしゃる通りという面がある一方、業界の未来を後押しするとまで言えるかどうかは、人によって受けとめが違うかもしれません。
川鍋 ただ、われわれタクシー事業者が交通空白地に出ていって埋めるということもできます。やりようにもよりますが、われわれタクシー事業者が最初の挑戦権を与えられているという意味ではポジティブに受けとめるべきと認識しています。
――問題はそれぞれの地方業界にそこまで馬力があるかどうかという気もしますね。
川鍋 先日も九州の大分へ行ってきましたが、そこでも「ふれあい交通」というのをやっています。地元タクシー協会が主導し、複数のタクシー事業者が集まって、空白地帯対策として乗合タクシーを運行しているんです。
 鉄道にしろ、乗合バスにしろ、民営公営であるかを問わず、地方では事業赤字を減らし、少しでも健全化した状態に近づけることが目標になると思います。
 既存のバスを代替し、事業赤字を減らしていくことで自治体の負担も減らしていく中で、大分では「ふれあい交通」がそれを体現していました。バスから乗合タクシーになることでコスト削減になり、さらに便数の調整でコスト削減努力をしている。
既存の乗合バス時代より住民の利便性はやや低下せざるを得ませんが、それでも住民側も新たな代替交通機関「ふれあい交通」の運行に合わせた生活習慣に変わっていくということもあります。100%の満足は得られないかもしれませんが、何らかの生活交通が維持・確保されるというメリットがあるんです。
 タクシー事業者側も複数で参加することで、事業赤字もそれら複数の事業者でシェアすることになり、より少ない負担で地域に貢献できると思います。
――自家用有償旅客運送の拡大については、「バス・タクシーにより難い場合」という大前提が維持され、業界の主張が受け入れられる一方で、「タクシー事業者等が参画する前提のため、地域における合意形成手続きを容易化する」との一文も加えられています。全タク連とは立場を異にする事業者が独自に自治体とタッグを組むリスクもあると思います。交通空白地の明確化のためのガイドライン策定や地域公共交通網形成計画に自家用有償旅運送が位置付けられた場合にも手続きの簡素化が掲げられており、同様のリスクがあると思いますが、この点はいかがでしょうか。
川鍋 業界全体として前向きに汗を流している限り大丈夫なんじゃないかと楽観視しています。いわゆる業界の主流から外れた事業者の一部が何かをやるとしても、事業許可を持ったタクシー事業者として自家用有償旅客運送等で自治体と何らかの協力をすることに、「それは駄目」とは言えないのが実情です。そこは大人の節度を持って取り組んでいただくしかない。

「いまだけ」「自分だけ」「目先のお金だけ」でなく
 タクシー事業そのものの未来を危うくすると考えられる提案が非主流系の事業者からあるということであれば、その時点で地元の主流派事業者がしっかりとした代案を示せるかどうかも重要です。全タク連としては各タクシー事業者が、「いまだけ」「自分だけ」「目先のお金だけ」というような近視眼的な観点に立たないことが大事です。
 いまだけではなく「未来のこと」も考える。自分のことだけではなく「業界全体のこと」も考える。おカネだけじゃなくて事業を通じた「社会的意義の追求」も必要です。
 そういうタクシー経営をしないといけないのではないか。「オレの勝手だ」という人もいると思いますが、その勝手にできる土俵を用意してきたのはわれわれの先達の努力の積み重ねの結果でもあります。
――6日の規制改革推進会議の答申についての感想をお聞かせください。答申では自家用有償旅客運送の拡大について、「タクシー事業者が実施主体となってサービスを適切かつ効率的に提供することは、同事業を補助金に依存せずに持続可能なものとしていく上で有用である」とした上で、「第3次答申(*2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会までを一つの節目とし、さらには、その先の未来の社会にも応えられるよう、しなやかな移動サービスを具体化し導入を目指す)の趣旨を踏まえて、引き続き検討を行うべきである」と明記していることで、「タクシー事業者そのものが自家用有償旅客運送の実施主体になること」について、7月で解散となる現・規制改革推進会議の後継組織での継続した検討を窺わせていますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
川鍋 「タクシー事業者が実施主体となってサービスを適切かつ効率的に提供することは、同事業を補助金に依存せずに持続可能なものとしていく上で有用である」とした一文はまず、「タクシー事業者には補助金を出さない」と言っているようにも聞こえます。
 どのような書き方をするかは規制改革推進会議が決めることですから、とやかく言えるものではありません。いまや鉄道が維持できなくてバスになり、バスも維持できずに乗合タクシーになるという流れにあるにもかかわらず、タクシーには補助金が必要ないという考えであるとしたら、「やっぱりタクシーの社会的意義をあんまり分かってないな」と言わざるを得ないですね。仮に補助金が必要であったとしても、タクシーの場合、鉄道やバスとは桁が違うはずです。

主張を繰り返し「われわれがやる」と
 後継組織ができるのか、どのようなメンバーでどんな性格のものになるかは分かりませんが、われわれはわれわれの主張を繰り返し訴えていきます。また、その一方で地方業界においてタクシーの進化を実践し、実績を積み上げ、交通空白地を埋め、地域公共交通会議等に参加し、「われわれがやります」と言い続けなければならないと思います。
――現在の全国各地の配車アプリのシェア争いの過熱化の状況についてどのようにご覧になりますか。また、全タク連のまとめでアプリによる配車可能車両数は全国で6万4109両、38.1%にとどまっており、過熱騒ぎからすると意外に少ないようにも見えますが、この点についてはどのようにお考えになりますか。
川鍋 配車可能車両数は今年4月時点のものですが、その調査から今後もどんどん増え続けるのではないかと思います。これからはラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピック大会に向けてさらに増えていく地域もあるのではないでしょうか。
 普及のペースについては、必ずしも遅いとは思っていません。導入にはそれなりに準備も必要ですし、それでも今後は相当なペースで普及が進むのではないかとみています。
 PF同士のシェア争いについては、それはそれで構わないのですが、タクシー事業者としてPFに対して言うべきことは言うことが大事です。いまはPFに「タクシーを尊重して事業を進める」と言っていただいているので、その点は評価しています。

看過できぬタクシー運賃を破壊する行為
 一方で、タクシー運賃を破壊するという行為は相矛盾していると思います。例えば、ウーバーが名古屋でやっている「バリュータクシー」などですね。旅行業法を使えば事実上何でもありというのはやはりおかしい。こうした形態が広がっていくようであれば、われわれとしても問題点を明確にクローズアップし、指摘していかなければなりません。旅行業法と道路運送法の矛盾点があり、現在はそのまま黙認されています。わたしは法律の穴もしくは2つの法律による二重構造というべきかもしれないと考えます。
 タクシーは旅客自動車運送事業なのか、旅行業なのか―そこはまず、明確にしていく必要があります。現状では「一物二価」になっていますが、当然旅客自動車運送事業であるべきだと思います。おかしいものはおかしいと指摘することが全タク連の務めですし、国交省も「無関係だ」と言えないはずです。この矛盾を解消するためには、必要ならわれわれとして法改正も求めていくことになると思います。
――運賃の問題が出たので併せてお伺いしたいのですが、アプリPFでPF自身の負担によるか第三者をスポンサーにして等の違いはありますが、期間や台数を限定した割引や無償で乗車可能などのキャンペーンが実施されたりしていますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。
川鍋 程度問題でしょう。やはり、どの程度までを良しとし、どこからを行き過ぎだとするかでしょう。例えばそのアプリを初めて使う利用者に500円、1000円のクーポンを提供するというようなものであれば、地域の業界全体にとっても活性化という見方ができないことはない。

歯止め利かぬなら法改正を
 一方で期間限定としつつ、かなり長めの期間を設定したりすることも起こり得る。PF同士の競争は健全な形で、タクシー運賃のあり方を歪めるものであってはなりません。各PFに対しては、「最後までタクシーと一緒にやるんですね」と確認し続けなければならないと思います。
 少なくともバリュータクシーのような消費者に「タクシー運賃制度が事実上崩壊した」との誤ったメッセージを発信するような競争のあり方は受け入れられません。現行法で歯止めが効かないというのであれば、われわれは「法律の方を変えてください」という立場です。
――5月の正副会長会議で結論の出なかった、DiDiモビリティジャパンとDeNAの全タク連賛助会員加入について、5日の6月度正副会長会議では特に議論もなく入会申請を理事会議案とすることが承認されました。この1カ月間で川鍋会長ご自身はどのようにお考えが変わったのでしょうか。
川鍋 わたし自身の考え方は何も変わっていません。さっき申し上げたように、「いまだけ」「自分だけ」「お金だけ」というようなことは考えていません。全タク連は開かれた組織です。ただ中長期的には危ないという面があるとわたし個人としてはいまでも思っています。
――ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は昨夏、「ライドシェアを認めないバカな国」と発言され日本の法制度を批判、今年の決算発表会でも「わたしの想いは変わらない」と話していますが、それらの発言は川鍋会長のご判断に影響を与えていますか。

「株主の意向」を懸念
川鍋 それはもうわたしの判断の根本に影響しています。何と言っても、株式会社においては最後は「株主の意向」が物事を決めることになります。
 DiDiモビリティジャパンの株主構成を考えればソフトバンクグループの意向は無視できません。大株主の会社の圧倒的影響力を持つトップが孫さんなわけで、その方が公の場でした発言ですからね。
 加えて、国内で現場を預かるDiDiモビリティジャパンはともかく、本国の滴滴出行そのものは自家用車ライドシェアで成り立っている。そういう意味で、DiDiモビリティジャパンの加入は業界の将来にとってリスクがあると言えます。
――それではなぜ、6月の正副会長会議で大した議論もなくあっさり理事会議案として通ってしまったのか?
川鍋 やはり全タク連組織は個人で成り立っているものではなく、わたしだけのものでもない。さまざまな意見もあり、この問題でいつまでも争っても仕方がないかなと思ったのも事実です。
――DiDiモビリティジャパンの加入を認めるのなら、将来ウーバージャパンや楽天などが加入申請してきたら、認めるのかという疑問もあるのですが。
川鍋 基本的には当該PFがライドシェア問題で何かひき起したら、まずは推薦した副会長が責任をもって盾になってくれると理解しています。わたしとしては全タク連の副会長を全面的に信頼しています。
 わたし個人としての考えはあっても、全タク連は組織であり、わたしが会長権限だといって跳ねのけるものではありません。
――事業活性化11項目と追加項目9項目についてお尋ねします。まず、既存11項目の進捗状況への評価をお聞かせください。次いで、追加9項目の特徴、アピールポイント、実行する事業者に期待することなどをお話しください。

メニューの豊富さと切れ味
川鍋 既存11項目の進捗状況はわたし自身は相当良いのではないかと思っています。もちろん、中にはあまり進んでいないものもありますが。全部が進んでいないと困るというよりも、そもそもメニュー化して、それぞれの地域に合ったものに取り組みましょうというものです。
 全部やることが大事というよりも、メニューの豊富さや切れ味のようなもの、方向性が大事だと思います。そういう意味ではやれる地域ではメニューに則って相当取り組んでいただいています。事前確定運賃や相乗りタクシーなどはこれから収穫期が来るということです。
 追加9項目については、未来志向でアグレッシブなものが並んだのではないかと思っています。災害時の協定とか、MaaSや自動運転対応などもそうですが、都市部だけでなくそれぞれの地域で取り組むべき内容が盛り込まれています。
 MaaSについては「どうすればいいんだ」という声に対して、業界として極めて前向きに積極的に取り組みます。自動運転についても、「進めていいのか」という不安の声に対して、「われわれが取り組まないとほかの誰かがやってしまう」ということで積極的に取り組むということになりました。
 そういう意味で、「どうしよう」とただ迷うのではなく、すべてに積極的に取り組むという姿勢を打ち出しました。タクシーの進化を更なるペースアップでやり続けるという意思を明確にした追加9項目になったと思っています。
――消費税増税のタクシー需要への影響をどのようにご覧になりますか。また、各地で運賃改定要請・申請と初乗り距離短縮、消費税の運賃転嫁が同時に進行している例も少なからず見られますが、この状況についてはどのようにご覧になりますか。
川鍋 消費税増税の影響については、エコノミストではないので正確に予想することはできません。需要に対するマイナスの影響が少ないことを期待しています。
 増税分の運賃転嫁とともに、運賃改定と初乗り距離短縮を同時に進行させている例もそうですが、影響があるにしても、それは事業者各位の創意工夫で飲み込むしかないと思います。影響の有無を議論するよりも、前向きに捉えていくしかない。
――消費税増税に当たっては、ポイント還元の実施によりキャッシュレス化対応の進捗も期待されていますが、地方業界ではそもそもクレジットカード決済さえもほとんど普及していない地域も少なくありませんが、この点についてはいかがでしょうか。
川鍋 今後は相当進むのではないかと思っています。タクシー事業者にしてみれば、現金決済でなくなるということは、キャッシュフローが悪くなりますから、なるべくやりたくないという気持ちも分かります。
 地方に行けば行くほど、お客さまも基本は現金決済ということが非常に多く、現金に対する嫌悪感はほとんどありません。そこは各地域の実情に合わせてというしかないでしょう。タクシーだけキャッシュレス化しても仕方のない面もあり、地域全体としてどこまで普及するかにも左右されるでしょう。
 ただし、今回の経産省の補助制度も後押しにはなりますし、アプリPFもこぞってキャッシュレス決済を進めています。この波に乗らない手はないだろうと思います。タクシーに無線が登場した時もそうだったと思います。

不可避の課題なら早めに
 「いつかはやらなければならない」ものであれば、早めにやった方が良いのではないかと個人的には思っています。将来はそうなるという前提で取り組んでいかないといけないのではないか。少なくとも、キャッシュレス化についてもその地域で、「タクシーが一番遅かったね」と言われないようにすることは必要だと思います。
――いわゆる「ホワイト経営認証制度」(*運転者『職場の働きやすさ』認証制度)の実施と、働き方改革関連法の施行によるタクシー業界の人手不足感への今後の影響について、どのようにお考えになりますか。
川鍋 これは是非の問題ではなく、やらなくてはいけない問題です。今更の議論をするよりも、どう具体的に取り組むかということだと思います。
結局、採用にどう取り組むか。いち早く採用に繋げるサイクルを作った事業者が最後に生き残っていくということです。尻込みしていてもしょうがない。わたしも48歳ですが、若い人たちを見ていると、30歳代以下などはわれわれと考え方などが全然違います。

現状で唯一敵わない乗務員シフト
 このまま日本のタクシーが進化していけば、いわゆるライドシェアよりも優れたモビリティが出来上がるとわたしは確信していますが、唯一現状でライドシェアに敵わないのが、乗務員のシフトだと思っています。ライドシェアはやりたい時に短時間でも仕事ができる。タクシーでも「今日、クルマが空いているから誰か来てください」と言ったら、普段は別の仕事をしている人でも2種免許を持っていれば、「今日は時間があるから3時間だけタクシーに乗ろうか」というようなこともできた方が良いのかもしれない。
 まったく同じではなくても、タクシーでもそれに近づけていくことはできるはずで、2種免許を持った人を増やし、その方々が必要な時に乗ってくれればいい。その時の賃金は他のアルバイトをするよりは良いということになるはずです。
 正規雇用によらない、あるいは正規雇用だけれども圧倒的に時間的自由度の高い勤務体系、年金を併用しないシルバー乗務員みたいなイメージでしょうか。乗ってもらえるなら、「月3日でもよい」というくらいの発想の転換が必要ではないかと思っています。そうすると、車載機器への習熟度は落ちてしまいますから、そこを何とか乗り越えていかなければなりません。
 おそらく相当時間のかかることだと思いますが。現状では乗務員のシフトを変えるだけでも、「辞めてしまうのでは」と勇気が出ない事業者が多いわけですから。新卒採用にしても、都内から始まり、最近では名古屋業界はじめ各地でも違和感を持たずに取り組まれるようになってきています。外国人についても国内の大卒者であれば在留資格「特定活動」に該当するようになりました。新卒も外国人も女性の採用も一本でつながっているとわたしは思っていて、現在の中途採用、対象は中高年男性という以外の分野に採用の流れを作れるかがポイントです。これはやるしかないと思います。
――東タク協会長として、今回の総会での役員改選で東京枠の副会長を補充しようと考えた理由についてお聞かせください。

新副会長に武居・労務委員長
川鍋
 定款上の定数で欠員があるから埋めるというわけではありません。働き方改革、ホワイト経営、労働力確保への対応というのが、事業活性化11項目への追加9項目にも入っており、その中でも圧倒的に重要な項目だと考えています。その分野で一番推進力のある武居(利春)・労務委員長にお願いしようと考えました。労働力確保・強化のための布陣だとの強い思いからです。
――総会開催にあたって、傘下都道府県協会会員事業者へのメッセージをお願いします。
川鍋 タクシーの未来を真剣に考えてくれている事業者の方がどれほどいるかということが最大のポイントです。繰り返しになりますが、ともすれば「いまだけ」「自分だけ」「お金だけ」のような発想に陥っていないかということを各事業者に自問自答してほしい。そうした方が多ければ多いほど、産業としてのタクシー崩壊が近づいてくる。
 事業許可をいただいてタクシー事業を営んでいる以上、過去の先人たちによる積み重ねの上にわれわれの立つ足場もあるという事実をもう一度考えてみる必要があります。いまのわれわれ一人ひとりの努力だけで存在できているわけではありません。
わたしたちが切磋琢磨しタクシーを進化させるにあたっては、そのような土俵を作り、維持してきたこれまでの努力に対してより強い共感が必要ではないでしょうか。崩れかけた土俵を何とか立て直し、直したと思った瞬間に、われ先にオレがオレがというのもいかがなものか。事業者一人ひとりの実力の総和が現在の業界のありようです。
 タクシーは許認可事業で、それに守られてきた面も大きく、その上で事業をやっている以上、スタンドプレーにも土俵に対する一定の配慮が必要だと思います。
わたしが会長でいる限りは、過去からの歴史を含め先人からのバトンを受けた者として、「わたしたちはわたしたちの力だけで、いまこの場所に立っているのではない」ということを言い続けたいです。
――有り難うございました。(6月7日、千代田区の日本交通グループ本社で収録)

No.777 6月24日号 全タク連通常総会直前特別編集号  主な内容
■トピックス
:先達の努力の積み重ねを忘れずに  全タク連・川鍋一朗会長インタビュー
:原理原則守った自家用有償旅客運送だが…
       タク事業者の直接経営へ、なおも継続検討求める政府系会議
:モビリティ新時代 両トップは何を語ったか
       ソフトバンクG・孫正義氏、トヨタ自動車・豊田章男氏
:タクシーの「産業イメージ」を変えよう  全タク連 武居利春・労務委員長
:誕生するか? 大卒留学生タクシードライバー
       出入国管理庁のガイドラインを読む
:一般タクシー利用の移動支援策
       西東京市の実証実験に三幸自動車、大和交通保谷が参画
:営業区域の見直し・拡大に再挑戦  奈タ協・辻喜代一会長
:便利になったと評価されるタクシーに  京タ協・兼元秀和会長
:横たわる大津市の特区提案  会員結束、一枚岩で現状打開〜滋タ協
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Faxpress 関東版
 最終局面で「書きぶり」に注文
   自家用有償運送の活用等も絡む?
    地域交通フォローアップ検討会

【 東京 】国交省は19日、地域交通フォローアップ・イノベーション検討会(座長=山内弘隆・一橋大学大学院経営管理研究科特任教授)の通算10回目の会合を開き、最終的な取りまとめを行い提言をまとめる予定だったが、委員の中から細部の文言や言い回しなど、いわゆる「書きぶり」について注文があったため、原案を大筋で了承はしたものの、結論は山内座長に一任して月内を目途に提言を公表することになった。当初、会合は提言の公表に漕ぎつける予定でメディアにも公開の予定だったものの、提言内容の本質に触れる部分で委員から意見が出そうだということで、急きょ非公開とされた。原案の資料についても非公開とされている。
 検討会は昨年11月に設置され、今月19日で通算10回の開催になる。主な論点として、@「計画制度+支援制度」のあり方の見直しA交通事業者の連携・協働B既存資源の積極活用CMaaS等の活用―をあげている。
 計画制度では、地域公共交通活性化・再生法に基づく地域公共交通網形成計画等のあり方を見直し、地域との合意形成の結果を担保していくことや、支援制度についてはバス・タクシーにおける事業者ごとの補助のあり方、網計画とのリンクのあり方などの見直しがポイント。交通事業者の連携・協働では、運転者不足への対応などで事業者同士の連携なども課題とされる。提言のあり方の中では「協働」にどの文字を充てるかや、「協創」と表現した方が良いなどの意見もあるとされ、こうした表現上の問題も提言とりまとめに至らなかった理由の一つにあげられている。
 既存資源の積極活用では、タクシーや自家用有償運送なども含めて活用していくこととされているが、書きぶり次第ではタクシー業界の反発を招くことも予想され、慎重になった背景の一つとみられている。自家用有償運送は「バス・タクシーにより難い場合」という前提が堅持され、本来、タクシーと自家用有償運送は競合しないというのが国交省の建前だが、未来投資会議等の結果を踏まえた政府方針としては、「交通空白地」の定義は今後のガイドライン次第ということにもなっており、GL次第では大都市部にも交通空白地が生まれる余地を残しており、提言でも最適な書きぶりを模索する必要があるという。
 これらの論点から最終的な提言でも地域公共交通活性化・再生法や道路運送法の改正が必要になる部分が出てくるものと予想される。法律改正が必要なものについては来年の通常国会への提出を目指すことになるが、その前に本提言を踏まえて、交通政策審議会に諮問し、答申を経た上でという手続きが必要になる―と、総合政策局では説明している。
〔6月22日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2019年6月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】最終局面で「書きぶり」に注文/自家用有償運送の活用等も絡む?/地域交通フォローアップ検討会
【 東京 】「タクシーの進化形みたいなもの」/SB・孫氏、株主総会でライドシェア巡り
【 東京 】働き方改革で月間拘束時間の管理を/全タク連・武居労務委員長
【 横浜 】事前改定運賃の相談、複数あり/関運局 「クルー」対応は慎重姿勢?
【 東京 】「骨太の方針」など閣議決定
【 東京 】SB株主総会の会場前で/自交東京がRS反対の宣伝行動
【 東京 】12地区で総営収減収/関運管内 5月の原計輸送実績
【 東京 】常陸太田の道の駅拠点に/国交省 自動運転の長期実証実験
【 東京 】事前確定運賃申請に向けて/全タク連が傘下協会調査
【 横浜 】サービス向上運動など/神タ協理事会、実施要領決定
【 静岡 】モニター委嘱でアプリ体験も/神タ協横浜支部
【 横浜 】件数減も車停日数43%増/関運局 18年度監査・処分の概要
 
2019年6月22日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 青森 】自営無線を新しい形態に/IoT専用集中基地の開発研究も/全自無連 弘前市で通常総会
【 青森 】新技術で地域の課題解決を/全自無連総会・来賓祝辞
【 東京 】MaaS等先行モデル19事業/国交省選定、実証実験へ
【 青森 】アプリ、決済システムなど/全自無連総会で機器展示
【 東京 】賦課金値上げ賛成多数で承認/日個連都営協・総代会
【 東京 】譲渡譲受要件の緩和巡って/都個協理事会で質疑
【 名古屋 】岐阜地区の運改見送り/申請は40社中2社のみ
【 東京 】生産性向上へ「良いクルマを」/ダットサン研究会が総会
【 東京 】事故発生率10%以下へ努力を/日個連交通共済・総代会
【 東京 】微力ながら執行部支えたい/東タク協新任理事の倉橋氏
【 横浜 】関運局 合併、譲渡譲受認可
 
2019年6月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タクシーの未来を後押し/自家用有償旅客運送の拡大方針巡って/全タク連・川鍋会長インタビュー
【 東京 】「タクシーを世界最高の移動手段に」/東タク・新協執行部が会見
【 東京 】踏み違い防止装置の助成延長/東京交通共済、高齢乗務員対策で
【 東京 】今年も「おもちゃショー」出展/チェッカーG キャラクター等でPR
【 東京ほか 】DiDi 札幌に続いて福岡で展開へ
 
2019年6月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】当該地域以外の無関心こそ問題/ 自家用有償旅客運送の実施主体巡って/全タク連・田中副会長インタビュー
【 東京 】専門委員長現職9氏再任/東タク協理事会 常任理事も選定
【 東京 】東タク協常任理事
【 横浜 】働き方改革の講演会/神タ協労務委&横浜支部
【 東京 】サポカー限定免許など検討/高齢運転者対策で政府
【 東京 】決算総会で解散手続きなど承認/東京都ハイタク福祉事業協組
【 東京 】小学生が描いた「交通安全タク」/チェッカー10社・20両が運行へ
【 宇都宮・東京 】那須高原の観光客移動/「クルー」地元協議会と実証実験
【 東京 】生産性向上も念頭に見直し/改善基準告示巡り交通労連・手水氏
 
2019年6月15日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】相乗りタク導入へ年度内に通達整備/ デジタルPF取引透明化は来年法案/政府「骨太の方針2019」原案
【 東京 】特区・武三、多摩とも総営収増/東タク協 4月の全社輸送実績
【 東京 】個タクの譲渡譲受円滑化へ/国交省 通達改正でパブコメ募集 
【 東京 】「働き方改革」対応テキスト/東タク協労務委が監修
【 東京 】利用者に価値あるサービスを/交通労連ハイタク部会・全国集会
【 東京 】中労協19春闘、現状維持で妥結へ/「安全運転の日」は継続実施
【 福岡・札幌 】ツルハドラッグとの提携/第一交通産業、宮城でも
【 東京 】7月1・2日に合同セミナー/全自交&KPU 初日は旅客課長ら
【 仙台 】元総務部長に横領容疑/宮タ協・仙台地区総支部
 
2019年6月15日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】稼動、総需要に「10連休」の影/特区・武三、多摩とも総営収落ち込み/東タク協 5月の原計輸送実績
【 東京 】バス・タクによるアクセス充実も/観光庁 観光ビジョン実現プログラム
【 静岡 】要件緩和も譲受者確保が課題/全個連総会で再任の秋田会長
【 東京 】保岡氏「最大の責務は後継者育成」/チェッカー無線営業委
【 横浜 】収益向上へ実績分析/全国子育てタク協会が定期総会
 
2019年6月14日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ライドシェアの本格的な実現を要求/竹中氏ら民間議員5氏が「緊急課題」/国家戦略特区諮問会議に意見書
【 東京 】自家用有償旅客運送の拡大など/「まち・ひと・しごと創生」基本方針案
【 東京 】「対面」免除、タク事業者委託でも/自家用有償の安全確認で規定緩和へ
【 横浜 】防災・防犯の独自機能を保持/関自無協 藤井・神奈川支部長
【 横浜 】関運局長表彰、ハイタクは5氏/陸運・観光関係功労者
【 横浜 】芙蓉交通・八木社長が受賞/神運支局 陸運関係功労者表彰
【 東京 】高齢乗務員の事故防止で指針/東タク協委員会で取りまとめも
【 東京 】新副理事長に船橋氏/チェッカー 無線協組&協組 
【 東京 】乗客の顔画像撮影は2社/石井国交相「目的周知で問題ない」
【 東京 】LPG CP先物は先安傾向強まる
【 東京・鹿児島 】「クルー」与論島で本格運行開始
【 東京 】台湾のライドシェア事情を視察/KPU東京、全自交東京など
【 札幌 】DiDi配車、北海道・富良野で
【 横浜 】車停は法人6件、個人1件/関運局 5月のハイタク行政処分
 
2019年6月12日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】自動運転とMaaS融合で将来像/究極のモビリティ社会で交通産業構造は?/官民ITS構想・ロードマップ2019案
【 東京 】後付け安全装置等の開発要請/高齢運転者の事故防止で国交相
【 東京 】潟`ェッカーキャブ新社長に藤原氏/無線協組理事長には秋山氏
【 東京 】外国人留学生ターゲットに/タク運転者も該当の「特定活動」GL
【 東京 】UD研修レベル均一へ「トリセツ」/全福協 講師養成講座修了者に配付
【 東京 】「電子ミラー」の実証実験/実用興業 ルームミラーに後方映
【 東京 】日生交通・創和会がオプ参加/日交G連絡協・幹事会
【 東京・大阪 】東京、大阪で雨の日キャンペーン/DiDi ツイッター限定でクーポン
【 東京 】グリーン経営リーダー研修会/エコモ財団 今月3カ所で開催
【 東京 】東個労 クルーズ船で食事会
【 横浜 】全自交東京がゴルフ大会/7月14日 私鉄東ハイ労を招待
 
2019年6月8日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タク事業者の直接経営、継続検討を/持続可能な自家用有償旅客運送へ/規制改革推進会議が第5次答申
【 東京 】大田議長「委託できるのなら経営も」
【 東京 】タクシーとの競争関係否定/自家用有償拡大で石井国交相
【 東京 】全タク連副会長に武居氏推薦へ
【 東京 】法人乗務員の減少に歯止め?/5月の多摩地区運転者証等交付
【 東京 】一般車普及で消費量減少に歯止め/都スタ協・通常総会
【 東京 】日の丸交通+ZMPなど2件/都が自動運転ビジネスモデル構築支援
【 東京 】事故防止+ビッグデータ収集/「ドライブチャート」発表会でアピール
【 横浜 】都市型ハイヤー新規許可
【 横浜 】1社→4社の譲渡譲受認可
 
2019年6月7日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タク事業者参画、観光客も対象に/自家用有償旅客運送の新制度創設/20年通常国会に道運法改正案提出へ
【 東京 】DiDi、DeNAの賛助会員加入/全タク連、理事会承認へ
【 東京 】UD研修受講目標2万3000人/全福協、中級編検討へ委員会設置
【 東京 】「CREW」乗車活動を継続/「白タク」実証へ全自交東京 
【 東京 】今月開催「東京おもちゃショー」/チェッカー無線が今年も出展
【 東京 】南多摩交通圏など指定延長/運輸審答申、年度末で準特移行?
【 東京 】「見守りサービス」と提携/JpnTaxi「AI危険予測」も
【 横浜 】横浜開港祭でタクシーPR/神タ協横浜支部が今年も
【 横浜 】神個協、新会長に田邊氏/正副交代、小島氏は副会長
【 東京 】宇佐美氏に特別貢献賞/全L協、自動充填口規格巡って
【 東京 】JWMTO、関澤理事長を再任
【 東京 】タクシー8社を永年登録表彰/5月のグリーン経営認証
【 横浜 】三和交通「凍える夏」タクシーツアー/新宿プリンスホテルと提携
 
2019年6月5日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「賛助会員」にふさわしい?/DiDi、DeNAの処遇に注目/全タク連、きょう5日の正副会長会議
【 東京 】法人乗務員、4月から101人増/東タクセン、5月の運転者証等交付
【 東京 】25年までに喫煙率20%に/kmグループ禁煙促進計画
【 東京 】健康、車両管理の徹底を/東個交通共済総代会で田中理事長
【 横浜 】京浜はやや若返り/5月の運転者証等交付
【 東京 】AI等で事故削減サービス/DeNA「ドライブチャート」
【 東京 】賦課金値上げの修正案可決/日個連都営協・理事会
【 東京 】乗り場入構ルールなど意見交換/東京交運ハイタク部会とタクセン
【 東京 】商工まつりに「エクスファイア」/三幸自動車、助手席乗降が人気
【 横浜 】広告電通賞の金賞受賞/三和交通「タクシーホイッスル」
【 仙台 】運動能力向上トレーニング/東北大グループがアプリ開発
【 名古屋 】LPGに災害時の優位性/危機管理展でカグラベーパーテッグ
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 利用者利便向上と労働条件改善
    大タ協総会 坂本会長、運賃改定で協力要請

【 大阪 】大阪タクシー協会(坂本栄二会長)は21日、大阪市福島区のホテル阪神で第39回定時総会を開催し、18年度事業報告、同財務諸表報告を原案通り承認した。また、欠員理事補充と役員選定について、前日の株主総会で社長交代があった近鉄タクシーの平山晃氏から市村隆憲氏への理事変更と黒田唯雄参与を常務理事とすることを承認した。
 総会は照屋勝晴副会長の「19日の運賃改定申請に関する消費者説明会を無事終了することができ、これによって一定の方向性が見えた」とのあいさつで開会し、古知愛一郎副会長を議長に選任し、議事運営を行った。
 坂本会長は、「皆さんのご理解と深い熱意に基づいて88%を超す要請をもって無事運賃改定の審査に入っていただいた」と説明するとともに、「基本的には利用者利便の向上と乗務員の労働条件改善の二つを中心としてやっていきたい」として、理解を求めた。労働条件・職場環境の改善に関しては、乗務員不足のために利用者の需要に応えられていない場面もあるとし、「タクシーを呼んでも来ない。そういったこともライドシェアが入ってくる隙間になってしまう」と指摘。乗務員の雇用促進につなげるとともに、ライドシェアに「付け入る隙を与えない」よう、全タク連が掲げる活性化項目を確実に推進していくことが大事だと述べた。そのほか、山積する課題をあげ、「目まぐるしい大変革期に入っているわれわれの業界。この総会を機に一致団結して変革に立ち向かっていきたい」とあいさつした。
 齋藤憲司副会長が説明した役員変更では、6年間理事を務めた平山前理事から謝意が述べられ、同氏が近鉄タクシーグループ・ホールディングス(全国9社で構成)の社長職を続けることから、引き続きよろしくとあいさつし、後任で東海地区から赴任した市村新理事もあいさつした。
 続いて大阪タクシー事業政治連盟(古知会長)の通常総会も開かれ、大タ協の役員変更に伴う役員変更を承認した。
 議事終了後、来賓を代表し、近畿運輸局の八木一夫局長、大阪府警本部の片桐浩・交通総務課安全指導・教育担当管理官、大阪労働局の津田惠史・労働基準部監督課長が祝辞を述べた。
 最後に、士雅次副会長が「本日の総会を契機にさらに団結を強め、共に課題解決に向かって邁進していく」と閉会の辞を述べ、同氏の主唱で4つのスローガンを唱和し、万歳三唱した。
 懇親会では、坂本会長の開宴あいさつの後、藤本和往・大阪運輸支局長のあいさつと発声で乾杯。
 古知副会長が「既存のタクシー事業者が一致団結して難局を乗り切って次の世代につなげるよう、皆さんの事業が永遠に続くように力を合わせて努力していきたい。今年の協会の事業にも積極的なご協力とご理解を」と中締めを行った。
〔6月22日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2019年6月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】 利用者利便向上と労働条件改善/大タ協総会 坂本会長、運賃改定で協力要請 
【 青森 】自営無線を新しい形態に/全自無連 弘前市で通常総会
【 大阪 】大阪市域は0.9%減収/大タ協・5月輸送実績
【 大阪 】JPTタブレットは9月に?/関協 QR決済は7月中旬から全車
【 大阪 】交通安全情報配信サービス/大阪府警等がメルマガ配信
【 大阪 】大タクセンが評議員会
【 神戸 】個タク更新研修会、兵庫は21人
大阪 】ベトナムからの技能実習生/さくらタクGが2人採用
【 大阪 】コミュバスの一部を乗合タクに/四条畷市が検討、秋にも実証実験
【 神戸 】事故防止サービス委、27日に/兵タ協 後任委員長人事など
【 東京 】神戸市の「まちなか自動移動」など/国交省 MaaS等先行モデル19事業
【 京都ほか 】空港定額、シャトル便運休/G20交通規制で近畿のMK各社
【 神戸 】デンソーテン新社長に加藤氏
【 和歌山 】根来タクが和歌山第一に全車譲渡
【 大阪 】近運局 合併認可
※大運支局監査情報
 
2019年6月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「労働条件改善」に理解/大阪地区の運改、利用者説明会
【 大阪 】白タク・ライドシェアに不安の声
【 大阪 】きょう21日から「5・2」/敷島交通が遠割変更
【 大阪 】一般産業との賃金格差/「一度の運改では埋まらない」
【 和歌山 】川村会長らを再任/和タ協総会 RS阻止決議も
【 大阪 】個タク更新研修会に117人
【 大阪 】DeNAも選択肢に/統一タブレットで交友会協組
【 大阪・神戸 】日本城グループが兵庫進出/アロハタクシー(尼崎)を傘下に
【 神戸 】サービス向上へモニター調査/神戸、明石、尼崎の3地区で7月
【 京都 】インターンシップサイトで募集/人材発掘へ弥栄自動車
【 大阪 】北新地 合同街頭指導、平穏に
 
2019年6月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪、京都、滋賀で実施希望/事前確定運賃導入の意向調査
【 大津 】滋賀県下合同準特協、運改に理解/大津市はDiDiとの連携模索
【 和歌山 】和歌山中紀、紀南地区でも運改説明会/運転免許証返納で2割引求める声も
【 京都 】京都市域準特協、書面開催
【 大阪 】特別優良事業所2社など/大阪タク交通共済が表彰
【 神戸 】日個連廃業積立金貸付規約/全兵庫総会、2年越しで承認
【 大阪 】DiDiアプリ説明会/全大個協組、参加者は少数に
【 大阪 】私鉄関西ハイタク労連が執行委
【 大阪 】新栄北大阪へ移籍/岡本・大和個タク理事長
【 大阪・東京 】「RIZAPタクシー」/日本城タクが提携協議
【 大阪 】「ぐるっとドライブパス」/NEXCO西日本等が販売
【 大阪ほか 】DiDi「雨の日キャンペーン」
 
2019年6月15日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】3時間超の投票選挙で…/大阪交通共済、正副理事長再任
【 神戸 】10カ月余で運行169回/「やぶくる」初年度は低調なまま
【 大阪 】北摂の営業拠点を高槻に/東京・日交 未来都からの譲受機に
【 和歌山 】運賃改定への理解を求める/和歌山市域準特協
【 京都 】FFタクの認定枠拡大/京タ協事務局がJR訪問、懇談
【 大阪 】18年度配車回数2700回/全福協大阪支部・定時総会
【 京都 】京タ協、兼元会長らも出席へ/福知山での運改利用者懇談会
【 大阪 】自社の需要予測システムと連動/大丸タクがDiDiアプリ導入
【 京都 】敬老乗車券、タクシーでも/亀岡市が利用対象拡大
【 東京 】LPG CP先物は先安傾向強まる
【 神戸 】「三ノ宮クロススクエア」に向け/7月1カ月間、神戸市が実証実験
【 京都 】インバウンド対応で環境整備助成/京都市観光協会が19年度第1期募集
【 大阪 】交通労連関西 7月8日に夏季講座
【 大阪 】都市型ハイヤー新規許可
【 大阪 】珊瑚交通等が譲渡譲受申請 
【 大阪 】近運局 車停処分3件
※大運支局監査情報
 
2019年6月14日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】未来都、高槻営業所を分割譲渡/北摂交通圏 58両、東京・日交に
【 大阪 】集約せず、運賃発言を列挙/大阪合同地域協が「意見書」
【 神戸 】消費者代表「利用促進に工夫を」/神戸・阪神間の運改懇談会
【 神戸 】「運改、あと2〜3回必要」/兵タ協・平尾副会長
【 大津 】配車アプリ等も積極的に/再任の滋タ協・田畑会長 
【 神戸 】神戸市域、65歳超が半数/兵タクセン 5月の運転者証交付
【 奈良 】奈良市域等の準特協、25日に書面で
【 神戸 】対人掛金の引き上げ承認/兵庫交通共済・通常総会
【 神戸 】熊淵理事が今総会で辞任/兵タ協 西播支部長退任で
【 京都 】北部の運改、利用者代表が理解/京タ協 南丹市で懇談会
【 大阪 】「結果を考えていない」/自家用有償拡大で日本城・坂本社長
【 大阪 】7月11日にグリーン経営講習会
【 神戸 】不動産売却の手順など説明/兜コ庫県タク会館・取締役会
【 大阪 】利用状況への影響懸念/割増時間の開始前倒しで労組幹部
【 大阪 】UD研修受講の促進を/大福協通常総会で森会長
【 大阪 】大福協 優良乗務員など表彰
【 大津 】滋個協組・松本理事長再任/セーフティーマット贈呈式も
 
2019年6月12日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】活性化アピールで理解求める/運改利用者説明会に向け大タ協
【 奈良 】地方創生の担い手として/奈タ協総会で辻会長
【 京都 】京タ協がハラスメント防止規定/「解任」など処分内容定める
【 京都 】消費税は「単純転嫁」?/京タ協・経営委報
【 大阪 】「1割程度、500円台で」/運賃改定巡り中小事業者
【 神戸 】雇用・活性化へ「一番大事」/兵タ協・吉川会長、運賃問題で強調
【 大阪 】手数料膨張に改めて危機感/壽タクシー・浦木山社長
【 神戸 】神姫バスに運行委託へ/神戸市の連結バス
【 神戸 】東阪神協組 五十嵐理事長ら再任
【 神戸 】全自交兵庫「タクなんでも相談」
【 大阪 】大運支局、個タク34氏に認可書
【 大阪 】受刑者の就労支援/7月31日にセミナー
 
2019年6月8日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】環境変化に素早く対応/大タ協理事会、活性化追加9項目で坂本会長
【 東京 】北摂交通圏を特定地域に指定/運輸審答申、全指定基準に適合
【 大阪 】災害時輸送で枚方市と協定へ/大タ協、障害者など想定
【 神戸 】兵庫北部の運改申請終息/9社、47%にとどまる
【 神戸 】東播磨準特協、19日に書面で
【 大阪 】乗務員指導の徹底を/藤原・交通安全委員長
【 大阪 】「タクの日」広報OBC起用
【 神戸 】「タクの日」キャンペーンガール/兵タ協、経費削減で廃止 
【 神戸 】問われる利用者への訴求力/運改に向け全自交兵庫・北坂氏
【 大阪 】不祥事対応「今のままで良いのか?」/薬師寺氏、共済役員に質問の用意
【 大阪 】ASQ「4.3」以上目標に/大阪空港CS向上協議会
【 神戸 】新社長に大久保泰介氏/キクヤ交通、大久保昌彦氏は会長に
【 大阪 】全大個組合員向けの案内チラシ/DiDi、説明会前にPR
【 京都 】鉄道とカーシェアで新交通サービス/京都府がJR宇治駅周辺で
【 大阪 】LPG転換+簡易スタンド/BCP向上をアピール
※大運支局監査情報
 
2019年6月7日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】加算前倒しどこまで?/大阪の運改 回数、対象地域など焦点
【 大阪 】乗車拒否5件など25件/大運支局、5月の苦情件数
【 大阪 】タクセン指導件数22件/北新地自主街頭指導検討会
【 神戸 】電子決済など2部門/兵協、事業利用配当で新設
【 大阪 】新会長に鈴木一明氏(大バ協)/大阪自動車会議所
【 神戸 】全県下で減少続く/兵タクセン、5月の運転者証交付
【 神戸 】兵サセン、依然として喫煙の指摘
【 大阪 】バラバラでは将来の手数料に不安/配車アプリで全個協近畿・濱本支部長
【 大阪 】全国大会へ予行演習
【 大阪 】接客など概ね6割が評価/全個協近畿「お客様カード」
【 京都 】京都で個タク認可書授与と研修会 
 
2019年6月5日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】運改原資で労働条件改善/近畿ハイタク協総会で坂本会長
【 大阪 】過疎地の足の確保を/対ライドシェアで八木・近運局長
【 大阪 】海外PFとの提携に懸念/京タ協・兼元会長「仲間たちが…」
【 神戸 】最良の「落としどころ」は?/運改に向け、神戸市域特定地域協 
【 大阪 】法人運転者、1カ月で52人減/大阪地区、5月末の運転者証等交付
【 大阪 】5・5→5・2の変更申請/オービーシーG、2社103両
【 大阪 】譲渡譲受と5・2への変更認可/敷島交通、運改待たず実施へ
【 大阪 】利用者説明会19日に/運改に向け大タ協 
【 大阪 】「タクの日」イベント放送局変更?/大タ協・広報サービス委員会
【 京都 】京都北部の運改説明会/7月4日に福知山でも
【 京都 】京都市域の準特協、14日に書面で 
【 大阪 】7月5日に運行管理者講習会
【 京都 】エコロ21、時間制運賃も上限に
【 大阪 】次世代のための事業環境を/全大個協組総代会で濱本理事長
【 大阪 】DiDiアプリ説明会/全大個協組が今月4回開催へ
【 神戸 】芦屋、尼崎、明石を追加へ/事故救援ネットがエリア拡大
【 東京 】LPG、6月CPは大幅下げ 
【 名古屋 】LPGに災害時の優位性/危機管理展でカグラベーパーテッグ
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