ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2019年6月3日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

「最賃1000円」へ3%超える引き上げ?
  中小企業3団体が「反対」の緊急要望
 
経済財政諮問会議・民間議員の「意見」に危機感

 政府が5月14日開催した経済財政諮問会議で今夏策定予定の骨太の方針に盛り込む最低賃金引上げに関する論議の中で、近年続いてきた3%程度の引き上げ率をさらに拡大し、早期に全国加重平均1000円に到達すべきだとの意見が民間議員から飛び出した。今年も3%程度の引き上げがあることはある程度、織り込み済みとみられていたが、それを超える大幅な引き上げも予感される中で、日本商工会議所(三村明夫会頭)、全国商工会連合会(森義久会長)、全国中小企業団体中央会(大村功作会長)―の中小企業3団体から、「最低賃金に関する緊急要望」が発表された(5月29日付)。人口減少と並行して進む労働力不足からサービス業を中心に人手不足が深刻化し、生産性向上と賃金の引き上げなしには、人材獲得競争で遅れを取ることは必至のタクシー業界だが、最賃引き上げが産む経営収支の悪化で競争に参加する前に退場を余儀なくされる懸念もなしとしない。3団体の要望の中身とその主張を詳しく紹介する。

 緊急要望の直接の引き金となったのは、5月14日開催の経済財政諮問会議(議長=安倍晋三首相)だ。竹森俊平・慶應義塾大学経済学部教授、新浪剛史・サントリーホールディングス社長、柳川範之・東京大学大学院経済学研究科教授の3氏が連名で意見を提出し、「最賃引き上げは需要拡大の面からも重要だ」とし、「地域別最賃の全国加重平均を早期に1000円とすべき」などとするもの。

3%のままなら5年を要す
 当日の会議では世耕弘成経産相、根本匠厚労相からの慎重意見もあって、必ずしもここ3年ほど続いた引き上げ率3%を大幅に上回る引き上げが決定したという事実はない。ただ、現在の最低賃金全国加重平均額は874円であり、今後も3%の引き上げを繰り返すことを前提と考えると、平均額が1000円に達するには今年の改定も含めてあと5年を要することになる(874円→900円→927円→955円→984円→1014円)。安倍政権のうちに1000円に到達するには現在のペースではいささか不足していることになる。
 また、少し前になるが厚労省官僚が地域別最賃を廃止して全国一律額を設定することが最賃の水準引き上げには早道とする旨の発言を行ったとした報道が注目を集めた経緯があったことも記憶に新しく、ここ3年ほどの最賃アップの状況からもさらなる引き上げペースのテンポアップは、「あり得ること」と受けとめられている。

自発的に賃上げできる環境整備を
 そこで、中小企業3団体が緊急要望を取りまとめ政府与党に提出というのも頷けるところだ。
 具体的な要望内容は別掲(略)の通りの3項目、要するに、@政府が3%をさらに上回る引き上げ目標を新たに設定することには強く反対するA最低賃金の審議では、中小企業の経営実態を考慮することにより、納得感のある水準を決定すべきであり、3%といった数字ありきの引き上げには反対B政府は賃金水準の引き上げに際して、強制力のある最低賃金の引き上げを政策的に用いるべきではなく、中小企業が自発的に賃上げできる環境を整備すべき―としている。
 緊急要望に至った背景や理由について3団体では、第一に「最低賃金は労働者のセーフティネット保障であり、業績の良し悪しに関わらずすべての企業に罰則付きで適用されるもの。賃金水準の引き上げや企業の生産性向上という政策目的のために使うべきではない」ということをあげている。第二には、「各種指標を上回る最低賃金の大幅な引き上げが続いた結果、直接的な影響を受けた中小企業が年々増加し、直近では約4割に上る」とする。

社員1人当たり年間30万円の負担増
 具体的な指標としては、2018年の名目GDP成長率が0.7%であり、中小企業の賃上げ率が1.4%であるのに対し、最賃引上げ率は3.07%に達していることをあげ、さらに、最賃引き上げの直接的な影響を受けた中小企業の割合は15年度の20.7%から本年度の38.4%へと急上昇していること、現在の全国加重平均874円が1000円になると、約15%の大幅な引上げにあたり、社員1人当たり年間で約30万円の負担増につながると説明している。
 第三には、「実力以上の賃上げにより、中小企業の賃金支払い余力は乏しい」と主張。日商の調査では、賃上げした中小企業の6割は、業績の改善が見られない中での賃上げを行っており、労働分配率は大企業の44.2%に対し、中小企業は73.2%であるなどとする。第四には、「中小企業はここ7年間で63万者(社)減少。最低賃金の大幅な引上げが地域経済の衰退に拍車をかける懸念がある」とする。中小企業数は09年の421万者から16年には358万者に減少しているという。
 最後に、「政府は中小企業が自発的に賃上げできる環境整備に向け、支援策を強化・拡充していくべき」としており、生産性向上のためのIT・Iot・AI・ロボット等の導入・活用支援、取引適正化への支援等が必要だと主張している。
 また、3団体の緊急要望に合わせて日本商工会議所と東京商工会議所が合同で実施した全国47都道府県を対象とした調査では、昨年度の最低賃金引上げで直接的な影響を受けた企業(=最賃を下回ったため、賃金を引き上げた企業)の割合は全体の38.4%に達しており、前年度から5.4ポイント上昇しているという。

直接的な影響、運輸業の45%に
 直接的な影響を受けた企業の割合を業種別でみと、「宿泊・飲食業」55.1%、「介護・看護」49.0%、「運輸業」45.0%がワースト3を占めている。仮に本年度の最賃引上げが10〜40円となった場合の経営への影響については、10円の場合で「影響がある」が34.9%、30〜40円の場合では過半数に達するとしている。
 例えば、本年度の最賃引き上げ額が30円となった場合の中小企業側の対応策としては、「設備投資の抑制」40.2%、「正社員の残業時間削減」27.8%、「一時金の削減」23.0%の順になっている。アンケート結果がそのまま実行されるかどうかは分からないが、生産性向上や正味賃金の面では結果として本末転倒の事態も起こり得る。タクシー業界においても近年は最賃引き上げへの対応は重要課題の一つである。労務問題では働き方改革関連法の施行への対応が脚光を浴びているが、より身近な問題として最賃への対応は非常に重要だ。近年では最も日車営収水準が高いとされている東京都特別区・武三地区においてさえ、最賃割れ乗務員が少なくない状況であり、地方業界ではなおのことだ。
 中小企業の負担能力などを理由とした最賃審議への慎重対応要望はタクシー業界でも毎年のように行っているが、ここ3年の対前年度比3%を大幅に上回るペースでの引き上げとなると、いよいよ限界に近づいたという感もある。

遠のく人材獲得競争の舞台
 一方で、実働率低下に歯止めがかからず、人口減少トレンドの中での労働力の奪い合いが全産業的に繰り広げられている中では、残念ながら「この程度の最賃アップに耐えられないようでは、人材獲得競争に勝つことはできない」というのも事実だ。
 生産性向上には政府の支援も必要ながら、第一には企業努力が問われる。賃金の引き上げも生産性向上を前提とした企業努力である。他方、政府として内需拡大に向けて賃金引き上げが重要課題になっていることも理解できるが、最低賃金の引き上げは法的強制力を伴うもので、違反を続ければブラック企業の烙印を押されるだけでなく、司法の場でも弾劾を免れない。
 市場原理に基づいて賃上げ競争から脱落し、競争の舞台から蹴落とされるのか、はたまた法令違反で退場を余儀なくされるのか―ということになると、事業者にとっては「究極の選択」となってしまう。
 少なくとも人間の手によるサービス提供、すなわちタクシーが労働集約産業である限り、業界が最賃問題から解放されることはしばらくなさそうというのが厳しい現実のようだ。バス業界では、自動運転への期待が大きいが、タクシーの場合、労働集約産業から装置産業への転換はライドシェアを利する―との見方もあるからだ。(了)

No.774 6月3日  主な内容
■巻頭人物:川鍋 一朗氏(東京ハイヤー・タクシー協会会長)
■気になる数字:580億7479万2000円
 東京都特区・武三地区の輸送実績の推移
   ――昭和の終わりと平成の終わりを比較すれば、これだけ下落。
■トピックス
:「最賃1000円」へ3%超える引き上げ? タク業界も看過できず
         〜中小企業3団体が「反対」の緊急要望
:「譲渡譲受の円滑化」国交省が8月実施の方針示す
         〜第7回個タク議連総会、ルール改正をどう評価?
:DiDi、兵庫でサービス開始  〜神戸市域の11社(グループ)参加
:改善すべきは「高齢でも運転しなければならない環境」
        〜続発する高齢運転者の死亡事故、全自交労連・松永書記長の訴え
:新モビリティ社会にふさわしいタクシーに  〜近自無協、通常総会開く
:労働時間管理と未払い賃金防止のポイント
         〜交通労連関西ハイタク部会「労使セミナー」から
:データ解析とモデル生成で事故防止
         〜トラック業界の先進事例に学ぶ
■東西往来
:高齢者対応のポイントは…  / 不可避の課題に推奨機器
■この人この言葉
:前島 忻治氏 / 高山 和征氏 / 三戸 偉作夫氏 / 北坂 隆生氏
■シャッターチャンス
:大明神らしからぬ振る舞いにも / 生産性向上との強い相関関係も
:荒過ぎる運転も自国では普通? / 真の抜き打ちに耐え得る日常に
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
 MaaSによる一体的サービス睨む
   「事前確定運賃」グループ全社で申請へ
    第一交通産業、JR九州と業務提携

【 福岡 】JR九州(=九州旅客鉄道、青柳俊彦社長、福岡市)と第一交通産業(田中亮一郎社長、北九州市)は5月30日、将来のMaaSによる一体的なモビリティサービスの展開などもにらみながら包括的な業務提携契約を締結した。JR九州の青柳社長、第一交通産業の田中社長が同日、北九州市の第一交通産業グループ本社で会見して発表した。提携第1弾として「ネット列車予約×SUGOCAでタクシーに乗ろう」キャンペーンを6月1日から開始する。また、会見の中で田中氏は、MaaSの展開には必須とみられているタクシーの事前確定運賃について全国各地に展開する事業所で申請する意向を明らかにした。実現すれば同グループの事業所が存在する地方運輸局管内では事前確定運賃の統一係数が設定可能になり公示される見通しが出てきた。
 両社の提携は、「鉄道の高速・大量輸送サービスと、タクシーのきめ細やかな輸送サービスを組み合わせ、利用者のニーズによりマッチする公共交通サービスの実現と、将来の『MaaS』による一体的なモビリティサービスの展開を見据えて協力していくもの」とされており、今後の具体的な取り組みについては、「準備ができ次第随時発表していく」としている。
 業務提携の第1弾としては、両社のインターネット予約のサービスを利用してもらうことによる利便性のPRと利用促進を図るため、「ネット列車予約×SUGOCAでタクシーに乗ろう」キャンペーンを実施する。
 同キャンペーンは、6月1日(土)〜8月31日(土)の3カ月間で、期間中に、@JR九州インターネット列車予約サービス・キャンペーンページでエントリーしA同期間中に、「JR九州インターネット列車予約を利用し」「第一交通のタクシーを利用して、『おまとめ登録したSUGOCA』の電子マネーで乗車運賃料金を支払い(福岡・熊本・鹿児島地区)」―の条件をクリアすると、抽選で500人に、JRキューポ(SUGOCAポイント・JQカードで貯まるJQポイント・ネット予約で貯まるeポイントの総称)1000ポイントを付与するというもの。
 会見で青柳氏は「鉄道のネットワークは2000キロに及ぶが、当社として二次交通の手段は持っていない」と背景を説明するとともに、国鉄民営化当時に第一交通産業グループに多数の社員を受け入れてもらった経緯にも触れて、「第一さんとの縁は深い」と語るとともに、「配車アプリでは海外PFとの連携をはじめさまざまな新しい試みに挑戦されており、今回の提携をうれしく思う」などと述べた。また、田中氏は「昨秋から『一緒にできることはないか』と模索し、若手を中心に検討してもらっていた。IT化を進める中でMaaSへの対応という課題も浮上していた」と語った。

〜MaaSの具体化、2030年目標
 質疑の中で青柳氏は、MaaSの具体化見通しについては同社の「中期経営計画2019〜2021」で掲げた長期ビジョン2030に触れて、「MaaSの定義を単一的に捉えるべきではないのではないかと思っている」とした上で「一気通貫で予約・決済ができるということも利用者にとっては一つの機能でしかない。いままでとは違う使い方が発見されることが重要」と強調し、実現目標時期には30年をあげた。
 MaaSに必須とみられているタクシーの事前確定運賃について田中氏は、「申請は多大な労力を要するが、その労力をかけなければ置いていかれてしまうというのが現実だ」と述べ、全国34都道府県に事業所を展開している同グループとして事前確定運賃の申請を行う意向を示した。
 青柳氏が掲げた目標時期30年について田中氏は「東京五輪も終わっているし、それまでに各交通モードの利用のあり方なども変わっているだろう。向こう10年で可能性は広がる」との見方を示した。
〔6月1日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2019年6月1日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 福岡 】MaaSによる一体的サービス睨む/「事前確定運賃」グループ全社で申請へ/第一交通産業、JR九州と業務提携
【 東京 】全車両の38%がアプリ配車可能に/全タク連調査 東京71%、地域格差も
【 東京 】全国で1万2139両/ジャパンタクシー登録状況
【 名古屋 】トヨタ、滴滴出行に出資検討
【 東京 】LPG、6月CPは大幅下げ
【 東京 】先行モデル15地区など/「スマートシティ」事業選定
【 東京 】延べ257人を社長表彰/実用興業が優良乗務員表彰式
【 東京 】賦課金値上げ案否決で再審議へ/日個連都営協・理事会
【 サンフランシスコ 】総取扱高34%増も損益悪化/ウーバー第1四半期決算
【 東京 】安全確保の取り組み徹底/バス事故続発で国交省通達
【 水戸 】親睦ゴルフ大会に72人/私鉄東京ハイタク労連
 
2019年6月1日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】IoT・ネット社会への進化に対応/ポストデジタル化の取り組み確認/弘前総会に向け、全自無連・高野会長
【 東京 】月間配車50万両の早期達成を/東京無線協組・通常総会
【 東京 】東運支局と意見交換/東タク協・三多摩支部青年部会
【 東京 】鞆の浦「グリスロ」の状況報告/全タク連・技術環境委員会
【 東京 】高齢者対応は「共感する」こと/UD講師養成講座に全国から30人
【 東京 】「足切減額制度」など/自交東京中央委で春闘総括
【 横浜 】関運局 分割、譲渡譲受認可
 
2019年5月31日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】譲渡譲受の要件緩和、8月施行へ/相続人申請の容認など3点改正/自民党個タク応援議連で国交省
【 横浜 】心疾患検診の導入促進など追加/関運局、19年度事業用自動車安全施策
【 東京 】「最賃1000円」方針に反対/中小企業3団体が緊急要望
【 神戸 】DiDi、神戸市域でサービス開始/第一、神戸相互など11社・グループ
【 東京 】キャッシュレス化の進展を危惧/大和自交・前島社長 
【 福岡 】熊本、大分でも「子どもサポートタク」/第一交通産業、6月スタート
【 東京 】シンセツ労組がバーベキュー大会
 
2019年5月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】「進化したタクシー」見せる/運賃改定は千載一遇のチャンス/神タ協定時総会で伊藤会長
【 東京 】高齢者・未就学児童らの安全対策/石井国交相「関係機関と連携、全力で」
【 東京 】法人乗務員が憧れる仕事に/東個協総代会で秋田理事長
【 東京 】対「CREW」で認識一致/ハイタク労働団体、東タク協と懇談
【 東京 】東京駅八重洲乗り場で事故/28日深夜に復旧工事
【 東京 】東タク協城北支部が通常総会
【 横浜 】小野理事長ら執行部8人辞意表明/横個協、特別損失の処理巡って
【 静岡 】激変社会に対応する交通政策/交運労協 29・30日に交研集会
【 東京 】「勘違い」でAI失敗/日経ビジネスが特集
【 訃報 】下津君子さん(永峯豊子・八洲自動車社長の母)23日死去。89歳 
 
2019年5月25日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】改革のスピード緩めず/タクシー「進化」へ闘いを継続/東タク協通常総会、川鍋会長再任
【 東京 】「タクシーの未来を姿を実現」/東タク協懇親会で川鍋会長
【 横浜 】法令順守の再認識を徹底/タク不祥事続発で是則・技安部長
【 横浜 】タク飲酒、ハイヤー車両盗難で談
【 東京 】国交省、飲酒運転防止の徹底を通達
【 東京 】都道で初の広告付乗り場/東タクセン「コレド日本橋前」
【 横浜 】乗務員の喫煙、事業者評価の対象に/神奈川タクセン「点数制」
【 東京 】楽天本社近くで宣伝行動/自交総連「ライドシェア阻止」
【 東京 】新規参入事業者情報を提供へ/警察庁、運転代行事業者団体に
【 東京 】大阪で「グリスロ」シンポ/国交省、6月13日開催
 
2019年5月25日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】自動車重量税廃止、事業所税非課税/キャッシュレス化対応支援など/全タク連、20年度税制・予算要望
【 東京 】「ライドシェア」記載なく/シェアエコ検討会議「第2次報告書」公表
【 横浜 】タクシーファンと乗務員増やす/神タ協相模支部総会で鳥海支部長
【 横浜 】クルー、東京五輪対応など/東京労働6団体が関運局交渉
【 横浜 】都市型ハイヤー新規許可
 
2019年5月24日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】期間中に申請なければ運用不可/「統一係数」の設定できない/事前確定運賃巡って関運局
【 東京 】日興・山本社長に旭日双光章
【 東京 】準備金の大幅積み増しで赤字に/東京ハイタク交通共済協組
【 東京 】6月11日に株主総会と総会/潟`ェッカーキャブ、無線協組
【 横浜 】若者、外国人採用でイメージ変える/武居・全タク連労務委員長
【 東京 】ICT化と空白地の解消を/神タ協横浜支部、藤井・副支部長
【 東京 】交通共済、50社を優良表彰
【 東京 】「グリスロ」実証調査で案件募集/国交省が7月5日まで
【 横浜 】15地区中11地区が総営収増/関東管内・4月の原計輸送実績
【 東京 】KLUフェスに4300人 
 
2019年5月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】自動運転等の安全性確保/20年目途に高速道で「レベル3」実用化/道路運送車両法改正案、成立
【 東京 】ライドシェア解禁、地方から/ウーバー上場で日経社説
【 東京 】第5次答申の骨子案提示/規制改革推進会議
【 東京 】早期の対策検討を指示/交通安全関係閣僚会議
【 東京 】新規許可再開へ若返り/都個協、早期実現へ取り組み
【 東京 】タクの日「一行タクシー」/東タク協広報委、50両ラッピング
【 東京 】個タク2氏に黄綬褒章
【 横浜 】運改で近距離接遇に万全を/太田・神タ協横浜支部長 
【 東京 】シートベルト適正使用は93%/東タク協など3団体が着用調査
【 東京 】UD研修、11社29人が受講/東タク協三多摩支部
【 東京 】28、29日にUD講師養成講座/全福協、次回講座も予約で一杯
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 近運局「適切な接客」の覚悟問う
    新大阪乗り場WG「近距離」廃止、一本化で異論なし

【 大阪 】大阪市域特定地域協・活性化分科会「JR新大阪駅タクシー乗り場統一ワーキンググループ」(委員長=西村弘・関西大学社会安全学部教授)は5月29日、大阪市中央区の大タ協会議室で第1回会合を開き、各委員から改めて乗り場統合に向けての意見を聴取、一本化については、基本「異論なし」とされた。これに対し、近畿運輸局は「それが業界の総意であるならば構わない」としつつも、「過去、乗り場が近距離・中型・小型と区分された経緯も考えてほしい。利用者に対する乗務員側の対応が不適切なためにこうなった。一本化したものの、駄目だったからといって再び元に戻すことはできない。その点、覚悟していただきたい」として、業界側の姿勢を質した。
 運輸局の発言を受け、参加委員からは、現在、関協(古知愛一郎理事長)が同乗り場で実施しているドアサービスを大タ協や関係他団体にも広げ、「利用者利便の向上と乗り場一本化に向けた理解を図っていくべきではないか」、同時に「乗務員に対してもウェルカムワンメーターの精神を徹底させるべきだろう」とする意見も聞かれた。
 このほか大阪の玄関口として同乗り場を「優良乗り場にしても良いのではないか」とする考えも示される一方で、「入構には『JR2』の問題もある」として、これについては「地域協議会を通じて申し入れていく形を作っていけば良いのではないか」とする発言もあったもようだ。
 乗り場の統合についても、運賃改定が行われる今年10月1日を目途に進めていくもようで、7月中に第2回、第3回の会合を開き、より具体的に議論を進めていく。
〔6月1日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2019年6月1日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】近運局「適切な接客」の覚悟問う/新大阪乗り場WG「近距離」廃止、一本化で異論なし
【 京都 】統合の方向に一定の理解/業務C、京タ協の実務検討会議
【 大阪 】大阪MK・青木社長「値上げに同調」/乗務員賃金の向上が必須
【 大阪 】「ちょい乗り」で利用拡大/未来都・笹井専務「400円台も」
【 大阪 】距離短は「高齢社会への正義感」/日本城タク・坂本社長
【 大阪 】大阪府と業界、徹底討論?/公定幅運賃制度の賛否など
【 大阪 】各種手数料を運賃審査のコストに/全自交大阪・加藤委員長
大阪 】営収を抑える「距離規制」/壽タク・浦木山社長
【 神戸 】総営収の減少続く/兵タ協 2、3月の輸送実績
【 京都 】「MOV」京都で試験運用開始/DeNA、5社・グループ参加
【 大阪 】優良事業者等評価制度開始へ/大タクセン理事会、事業計画変更
【 和歌山 】和歌山県下で宣伝行動/自交関西「ライドシェア阻止」
【 大津 】近自無協 新専門委員会構成 
【 大阪 】大阪で第2回ドライバーズアワード/DiDi、成績上位者を表彰
【 神戸 】「防御運転」「高齢化」など/兵庫交通共済が事故防止セミナー
【 大阪 】近運局、都市型ハイヤー新規許可
【 大阪 】近運局、譲渡譲受3件認可
【 大阪 】近運局、区域拡大認可
【 大阪 】近運局、奈良2社の運送約款変更認可
【 大阪 】近運局、4社を車停処分
 
2019年5月31日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】初乗り短縮型「府下一円」の要請も/大阪地域協、加算前倒し「1回」? 新運賃へ意見百出
【 大津 】新モビリティ時代のタクシーに貢献/近自無協総会、再任の池田会長
【 大阪 】大阪市域、3万3332円/大タ協・4月輸送実績
【 神戸 】DiDi、神戸市域でサービス開始/第一、神戸相互など11社・グループ
【 大阪 】大タ協総務委、総会上程議案承認
【 大阪 】「ひまわり保育園」竣工/ワンコイン堺、6月1日に開園式
【 東京 】譲渡譲受の要件緩和、8月施行へ/自民党個タク議連で国交省
【 大津 】タク検索アプリをPF事業化/全自無連・岡ア専務理事
【 大阪 】PayPay説明会に60人/全大個協組、近く運用開始へ
【 大阪 】和田、前理事長が理事辞任
【 大阪 】近運局、個タク譲渡譲受7件認可 
【 京都 】事故防止コンクールなど/京タ協・交通委が参加呼びかけへ
【 京都 】ヤサカGが夏用制服刷新
【 大阪 】全大個、譲受4氏に認可状
【 大津 】近自無協、優良従業員19人表彰
【 大津 】無線、配車・決済システムなど/近自無協総会で6社が展示
【 京都 】4年連続「エクセレンス認証」/エムケイ、世界の旅行者が評価
 
2019年5月29日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】ミナミでタクシー街頭監査/大運支局など、抜き打ち実施「特に問題なし」
【 大阪 】法人車両増加、総営収は減少続く/近運局集計、大阪のタクシー事業
【 大津 】滋タ協総会6月12日、役員改選も
【 大阪 】交通圏自体の見直し求める声/大阪業界、運賃ブロックにとどまらず
【 神戸 】対人掛金の値上げ承認/兵庫交通共済・理事会
【 京都 】新たに「のってこ優タクシー」/加茂タク 高齢、妊産婦に限定
【 神戸 】北坂委員長「海外PFを注視」/神戸相互タク労組大会
【 神戸 】6月12日に利用者懇談会/神戸市域、運改に向け兵タ協
【 大津 】第一交通G、滋賀で合同女子会
【 大阪 】6月13日に総会開催/全福協大阪支部と
【 大阪 】インバウンド専門バスの死亡事故/日本城・坂本社長「道路事情も国際化」
【 大阪 】阪南個人、他団体との統合承認
【 神戸 】阪神個タク協組、三役再任
【 神戸 】国際イベント控えスキルアップを/神戸個人総代会で前野理事長
【 大阪 】久保会長ら新三役報告/大個連総会、異議の声も
【 大阪 】大阪個人旅客協組が定時総会
【 大阪 】原・前理事長の理事職解任/日個連栄光組合
【 大阪 】観光事業の危機管理でセミナー
 
2019年5月25日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】自治体の意識改革へ協会あげて/兵タ協・吉川会長、UD車両導入助成の制度化を
【 神戸 】淡河町ゾーンバス、1日16人平均/神戸市のタク活用検討会
【 大阪 】運改による増収に疑問符/関西中央G・薬師寺代表
【 大阪 】会場は大阪YMCA会館/大阪市域等合同地域協
【 神戸 】DiDi、PayPay/兵タ協東播支部がヒアリング 
【 京都 】「KAZAPI」代理店と契約へ/キャッシュレス化対応で全京
【 大阪 】中国人観光客中心に/関空の白タク啓発計画
【 京都 】キャッシュレス化の推進を/みらい京都、再任の土橋理事長長
【 大阪 】珊瑚自動車30両に/関中Gから20両譲受
【 東京 】DiDi、京阪神の利用者にクーポン
【 京都 】京タ協、総務委開く
【 奈良 】奈良近鉄、いかるが営業所廃止
【 大阪 】大阪自動車会議所、6月6日に総会
【 大阪 】広がる「ナビダイヤル」/無線事業効率化で大阪業界
【 大阪 】インバウンド対応、外国系に遅れ
【 大阪 】明星交通求A住所・役員変更届
【 大津 】泣jイサカ、役員変更届
【 大阪 】近運局、法人1社車停
 
2019年5月24日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】初乗り短縮型で合意は?/30日開催、大阪市域など合同地域協の焦点
【 神戸 】キャッシュレス決済等前向きに/兵タ協常任理事会で吉川会長
【 京都 】「IT化の流れに遅れぬよう」/京交信総会で兼元理事長
【 奈良 】奈タ協「タクの日」対応など
【 神戸 】60歳超が3分の2に/兵タクセン・4月末の運転者証交付
【 大阪 】北新地街頭指導、平穏に
【 大阪 】大阪無線、6月総会で役員改選
【 大阪 】親交会が定時総会
【 大阪 】優良事業者等評価制度など追記へ/大タクセン19年度事業計画
【 神戸 】UD乗り場は時期尚早?/兵タ協神戸・阪神間支部役員会
【 横浜・大阪 】「タクシーホイッスル」一般販売/視覚障害者等のタク利用で問題提起 
【 大阪 】「政界遺産」登録勧告記念/堺で体験型観光タクシー
【 大阪 】南大阪の事務所に完全統合/合併の全大個城北支部
【 大阪 】「第2回ドライバーズアワード」/DiDi、30日大阪で開催
 
2019年5月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】社会の評価広げる取り組みを/交通労連関西ハイタク部会・労使セミナー
【 大阪 】労使が共通の問題意識を/栗原・自交部長が講演
【 神戸 】DiDi、神戸でサービス開始へ/29日に記者発表会
【 京都 】第6期、6月14日締め切り/FFタク認定運転者
【 京都 】烏丸通に自転車専用レーン/客待ち停車帯縮小へ
【 大阪 】アプリ配車のみで固定給/珊瑚グループが新会社
【 神戸 】姫個協、山ア理事長ら再任/新規候補2人見込み
【 京都 】三戸氏の「任期全う」確認/日個連近畿ブロック会議
【 神戸 】兵庫交通共済、掛金引き上げ提案へ
【 大阪 】敷島交通が安全運転講習会
【 大阪 】ナショナルタク労組が春闘妥結
【 大阪 】大阪トンボ交通労組も妥結
【 大阪 】大協、和歌山で総会
【 東京 】28、29日にUD講師養成講座/全福協、次回講座も予約で一杯
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