ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2019年5月20日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

6年目迎える東タク協・川鍋執行部
  対ライドシェアの最前線で
   
タクシーの進化、向こう1年間の課題

 東京ハイヤー・タクシー協会(川鍋一朗会長)は23日、千代田区のホテルニューオータニで通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選も行う。富田昌孝前会長退任を受け同氏の残余任期1年を含め、今総会までで川鍋執行部は丸5年が経過し、6年目に入る。いま、日本のタクシー業界は自家用車ライドシェアとの闘いに明け暮れており、東タク協会長が全タク連会長を兼務することが慣例として定着している中、全タク連中核組織として、全国の業界が抱える課題の先頭に立つ意味合いに加えて、ローカルとしての東京業界が抱える向こう1年の課題について改めて整理してみることにした。

全タク連中核組織としての東タク協〜11項目+αと働き方改革 
 全タク連はその前身組織時代から一貫して東京業界が会長職を輩出しており、車両数や会費負担の面からも東タク協が中核組織の位置にあり続けている。自家用車ライドシェア問題が顕在化して以来、タクシー運賃の初乗り距離短縮の本格実施や事前確定運賃、相乗りタクシーの実証実験でも他地域に先行する役割を担わされており、今後もそのポジションに大きな変化はないものとみられる。
 前述の初乗り距離短縮運賃もそうだったが、その後に続く事前確定運賃も実証実験を終え、さる4月26日には国交省から運賃制度に関する通達改正、事前確定運賃に関する認可申請の取扱い通達が新たに制定され、今年7月から申請受付が開始される運びとなっている。
 同運賃の実証実験には特別区・武三地区の4グループ44社が参加した経緯があり、これらを中心に大手事業者からの申請が見込まれている。申請準備のための労力も多大であることから、他の事業者や無線グループからの追随がどの程度見込めるかは不透明ながら、対ライドシェアの最前線に立つ東京業界として1社も申請がないという事態は避けたいところだ。
 年度内の本格運用が見込まれる相乗りタクシーについても同様である。さらに、対ライドシェアという意味合いでは、全タク連が現在策定中の事業活性化11項目への追加施策についても、「特に意見がない」ということが許されにくいのが東タク協の立場。11項目のアップデートにおいても中心的役割を果たすことが行政からも期待されている。
 働き方改革関連法がすでに施行されており、現役乗務員の高齢化、実働率の低下ともどもこれへの対応が日本のタクシー業界にとっても懸案に違いない。東京業界においても特別区・武三地区と多摩地区で程度の差はあるものの実働率は徐々に低下していることは間違いなく、その辺の事情は地方業界と変わらない。
 働き方改革関連法への対応では年間5日間の有給休暇付与義務付けへの対応に個々の事業者が苦慮しており、これにより総人件費率(総賃率)の上昇、経常損益の圧迫は免れないものとみられている。具体的な対応は大手事業者が先行し、それを参考にしながら中小事業者が追随していくものと予想されるが、どのような方法で対応したにしろ、収益悪化要因には他ならない。とは言え、対応しなければ違法状態になるし、また、他産業との人材獲得競争に敗れ、ますます実働率低下をまぬかれないものと考えられ、頭の痛い問題には違いない。

2020年東京オリンピック・パラリンピック輸送体制への協力
 本号発刊時点で東京オリンピック開催まであと431日となる。オリンピック・パラリンピック大会開催への東京業界の課題としては組織委員会から要請されている、ドライバーや運行管理者の提供にどのような協力が可能かということが最大の懸案になっている。ハイヤー・タクシー事業者にとっての関心事は通常営業に代えて五輪開催に協力することで損失にならないよう保障していただけるのかということに尽きるだろう。
 詳細は明らかになっていないが、競技会場周辺の通行規制やそれに伴う渋滞の悪化などから、また、かつて東タク協として英・ロンドン視察団を派遣した際にも現地事業者との交流で「ロンドン五輪開催中はまったく商売にならなかった」との報告があったことも記憶に新しい。
 国家的行事に東京のタクシー業界として積極的に協力したいのはやまやまなれど、小さくない損を被ってまでとなると難しいのではないか。大儲けさせていただけないとしても、少なくとも損はさせない程度の保障が必要だ。こうした一連の予算措置の内容はおろか、現時点では東京都や組織委による輸送計画、交通需要マネジメントの詳細が何も決まっておらず、東タク協として能動的に動ける範囲が限られていることも困った問題なのである。

スマホアプリ問題
 全国的にスマホアプリ戦争が過熱している。各プラットフォームのシェア獲得競争が激化しているが、東京業界においては主要無線グループごとの色分けは昨年から今年初めにかけてほぼ固定化されており、今後の車両数拡大に向けては2002年の改正道路運送法施行によるタクシーの本格的規制緩和後に新規参入した事業者をどの程度取り込むのか否かということになるだろう。
 大手・準大手事業者や東京無線、チェッカーキャブなどは自社アプリを運用するとともに、JapanTaxiに重複加入したり、みんなのタクシーのような合弁会社を設立し、新たなアプリブランドを立ち上げたり、あるいはDeNA「MOV」に加入するなどしており、さらなるシェア競争の激化は主に地方業界を舞台に繰り広げられることになりそうだ。
 換言すればタクシーにとっての従来型の顧客獲得競争に限っては今後の新規参入組の動向次第で各アプリの台数シェアが多少変動しても、大きな影響はないのではないかと予想される。もちろん、インバウンドや国内の若年層など新規顧客を取り込めるという触れ込みが文字通り事実であれば、無線市場(アプリ・タブレットによるダイレクト配車を含む)に変化をもたらす可能性はあるが、短期的な激変はないのではないかと記者はみている。
 いずれにしても各プラットフォームでは、手数料や車載機器類の提供金額で激しい消耗戦が展開されており、シェア争いが一段落した後、消耗戦で投入した資本をどのように回収にかかるのかも興味深いところ。

運賃改定への対応〜特別区・武三地区の場合
 東京では現在、初乗り距離短縮を含む運賃改定要請が多摩地区で審査中だ。現在の情勢としては今年10月が予定される消費税増税と同時に実施されるのではないかとの観測がもっぱらだ。
 一方、特別区・武三地区ではすでに初乗り距離短縮運賃は2年前に実施済みだが、当時は「運賃組み替え」という新手法をわざわざ新通達を制定してまでのことで、手続き上は「運賃改定」と同じ手順を踏んだものの、いわゆる公定幅運賃の上限を超える「値上げ」を含んだ通常の運賃改定は2007年12月まで遡り、あれからすで丸11年以上が経過している。
 前回の運賃改定と言えば東タク協(全タク連でも)では、富田昌孝氏が会長に就任して直後のできごとで(*申請準備そのものは新倉尚文氏が会長時代に進められてきたもの)あり、まさに10年ひと昔というにふさわしい。
 特別区・武三地区ではこうした時間の経過や実働率の低下による総収入の低下、今後も実働率の向上が短期的には見込めないこと、働き方改革による全産業的な賃金上昇傾向、キャッシュレス決済対応のための設備投資や手数料負担が同時にやって来たことなどを踏まえ、久々の運賃改定を求める声が徐々に高まりつつある。
 東タク協経営委員会で内々にどのような検討がなされているかは公にはされていないが、当然こうした声があることは承知しているはずであり、どのように対応していくのかにも注目が集まる。
 ただ、前回の運賃改定においては大田弘子氏が経済財政担当相として物価問題に関する関係閣僚会議で改定率を抑える役割を果たしたことなどから改定増収率7.22%と抑制された経緯があり、11〜12年ぶりの運賃改定に挑むとすれば前回の改定増収率を上回れるか否かもポイントの一つ。要請を行うに当たって実績年度を2018年度とすべきか19年度とすべきかなどタイミングもテクニック上の課題になるものとみられる。
都心部は関西業界のような下限割れ事業者や大幅割引が身上の事業者はいないため、運賃改定については協会執行部から狼煙が上がれば反対意見はそうそうないものとみられており、その点では恵まれている。ただ、消費税増税をクリアした後の個人タクシー業界の出方は依然として慎重に取り扱う必要があるだろう。

執行部人事
 東京業界が解決すべき課題はここまでにあげた例にとどまるわけではなく、その他にもこまごまとした課題はある。それらを含めて一つひとつ解決していくためにも、東タク協執行部の政策実行力が問われる。役員改選といっても選挙が行われるわけではなく、川鍋会長が公約を掲げているわけでもないが、すでに理事会では総会上程議案として各専門委員会の事業計画案は了承されており、そこに書かれたテーマを着実に実行していくためにも、執行部の一体感、執行部を核とした協会会員の一体感が求められている。
 これまで必要最小限の結束までは乱すことのなかった東京業界だが、ライドシェアとの闘いが本番を迎え、もはや必要最小限度ではなく、最大限の結束と一体感が必要だ。23日の通常総会で正副会長を選任し、6月理事会では専門委員長も指名する。原則として現職留任とみられるが、これまで以上の結束と実行力の発揮に期待する。(抜粋)

No.772 5月20日  主な内容
■巻頭人物:関 進氏(神タ協川崎支部長)
■気になる数字:0.5%以下
 一般会計に占める地域公共交通関連予算の比率、全国自治体の9割超が0.5%以下
■トピックス
:6年目迎える東タク協・川鍋執行部
         〜対ライドシェアの最前線で、向こう1年間の課題
:「優良事業者等評価制度」大阪市域で10月スタート
         〜特定地域協・活性化分科会、「インタク」活用方策は模索続く
:<スポット> 大タクセン第17回優良運転者表彰式
         〜個々の接客がタクシー全体の評価に直結
:初乗り短縮は地域協の意見書に沿う
         〜近運局会見 大阪の運改、加算前倒しは?
:自動運転はいま――
         〜私たちは自動運転の未来を正しく予測できるのだろうか?
:「ライドシェア」乗務員の捉え方は?
         〜タクシー労働問題PJTの調査結果から
:<スポット> 23回目の人権啓発活動
         〜京都自動車業界15団体・42人が参加
■東西往来
:競争過熱?で連続入賞困難に / 任期後半も「とにかく前向きに」
■この人この言葉
:神田 康裕氏 / 水野 潔氏 / 田畑 孝芳氏 / 山之内 俊和氏
■シャッターチャンス
:お墨付きの通達で苦しい?釈明 / 「マナー崩壊」を目の当たりに
:遅ればせ助成で導入促進を期待 / 「違法な運賃」いつまで放置?
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
 交通事業者参画へ法整備を
   自家用有償旅客運送拡大など謳う
    自民党、令和時代の経済成長戦略

【 東京 】自民党の岸田文雄・政調会長らは14日、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相に経済成長戦略本部がまとめた「『令和』時代・経済成長戦略」を手渡した。この中で「地域活性化への取り組みを加速する」として、「地域のインフラ維持と競争政策」「ITを活用した地域公共交通の再生(いつでも自由に移動できる社会へ)」「観光立国の実現」「シェアリングエコノミーの積極的な推進」などを盛り込んだ。
 ITを活用した地域公共交通の再生では、@交通事業者が自家用有償旅客運送に協力する場合の法整備A利用者利便のためのタクシーの相乗りの導入B地域における自動運転を実現Cシームレス・キャッシュレスなモビリティ体系(MaaS等)の実現―などを具体的な施策にあげた。
 自家用有償旅客運送について提言では、「地方のいわゆる交通空白地域において、地域合意の下、市町村等が運送主体となって提供する自家用有償旅客運送について、制度を利用しやすくするための見直しが必要である。具体的には、市町村の委託等を受ける等により市町村との連携の中で、交通事業者が自らのノウハウにより自家用有償旅客運送に協力する場合の法制を整備すべきである。なお、この場合、事業者が参画する前提のため、地域における合意形成手続きを容易化すべき。また、観光客にも対応するため、地域住民のみならず来訪者も対象とすることを明確化するとともに、交通空白地の広域的な取り組みを促進していく」と記述した。
 利用者利便のためのタクシーの相乗りの導入では、「タクシーの相乗りの導入は、利用客は低廉な料金で利用可能であり、同時にタクシー事業者の生産性向上につながることから、地域や要件の限定をかけずに、導入を図るべきである。その際、スマートフォンのアプリによるマッチング、乗車距離(オンデマンドなルート選定)に応じた割り勘料金(事前確定)とキャッシュレスによる、利用しやすい環境整備を図っていく」とされている。
 MaaSについては、「複数の交通手段や行先での宿泊・サービスの予約などをスマートフォンで一括して手配し、キャッシュレスで、無駄な待ち時間なく、スムーズに移動できる便利なサービス(いわゆるMaaS)が世界的な流れとなっている。我が国においても、住民のみならず、観光客の潜在需要を掘り起こし、地域交通の再生に貢献することが期待されている。こうしたサービスを、地域のさまざまな事業者・自治体が展開しようとする取り組みを支援し、さまざまな好事例を創り出していくとともに、各事業者間のデータ連携のための環境整備を図っていく」としている。
 このほか、地域のインフラ維持と競争政策では、乗合バスの運賃料金、路線等の事業者間協議を独占禁止法の特例により可能とすることなども盛り込んだ。観光立国の実現では交通アクセスの充実などを、シェアリングエコノミーの積極的な推進では、モデル事業の検討・開発やベスト・プラクティスの横展開などに言及している。
〔5月18日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2019年5月18日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】多面的な切り口加え判断を/「CREW」巡って労使の意向/公明党議員懇で全タク連・川鍋会長
【 東京 】「最賃1000円」早期に/経済財政諮問会議で民間議員
【 横浜 】運改に向け広報等に注力/東タク協三多摩支部、神田氏ら再任
【 東京 】「タクシーの日」キャンペーン/東タク協、8月3日開催へ
【 東京 】10月末に事務所移転へ/東タク協共同営業委、執行部再任
【 東京 】窓口1年、趣旨に沿う申請なく/規制のサンドボックス
【 横浜 】UD車両、決済機器等の導入助成/要望調査書の提出を
【 横浜 】横浜市と提携、乗合の実証実験/第一交通産業が急坂地域で
 
2019年5月18日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】交通事業者参画へ法整備を/自家用有償旅客運送拡大など謳う/自民党、令和時代の経済成長戦略
【 千葉 】4月時点で860会員に/関自無協・通常総会
【 東京 】外国人労働者導入「ぶち上げる」/全タク連・武居労務委員長
【 横浜 】関運局、消費税の運賃転嫁で公示
【 ワシントンDC 】ウーバー運転者の労働者性否定/全米労働関係委が裁定
【 東京 】都営協、初めての新人講習
【 東京 】乗務員募集強化など先行投資/大和自交・3月連結決算
【 東京 】SDコンテストに148チーム/都個協、前年並み参加へ
 
2019年5月17日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ライドシェア解禁「想い変わらぬ」/巨額投資で「日本市場は当てにせず」/SBグループ決算発表会で孫氏
【 東京 】自家用優良旅客運送は原則堅持/奥田・自動車局長「譲れない」
【 横浜 】「進化」のためのコストを運改で/神タ協・伊藤会長インタビュー
【 東京 】西多摩地区長に山口氏/東タク協三多摩支部
【 東京 】多摩の市場環境、より厳しく/東タク協・4月原計輸送実績
【 東京 】永年登録10社・30事業所を表彰/4月のグリーン経営認証
【 東京 】エコドライブコンクール/緑ナンバー部門など参加募集
【 東京 】チケットから電子決済へ/東個協、18年度決算報告で顕著に
【 横浜 】副支部長2人体制に/東タク協江東支部、新たに三浦氏
【 横浜 】「タクシーホイッスル」を販売/三和交通、専用サイト
【 東京 】「人とくるまのテクノロジー展」/矢崎総業が先進システム出展
【 横浜 】車停は法人1件のみ/4月のハイタク行政処分
 
2019年5月15日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特定、準特定地域指定解除後に備えを/タクシーがやらなければRSが肩代わり/全タク連地域交通委で田中委員長
【 東京 】18年度末の組合員7182人/東個協、1年間で327人減
【 東京 】両地区とも総営収はマイナス/東タク協・3月の全社輸送実績
【 東京 】LPG、大幅安で推移/6〜8月のCP先物市場
【 東京 】東京駅乗り場の誘導業務/私鉄東ハイ労、6月末まで再開
【 東京 】法人平均年齢は若返り/東タクセン・4月の運転者証等交付
【 前橋 】ヤマト運輸が貨客混載/群馬県渋川市でバスと連携
【 サンフランシスコ 】ウーバー上場も株価低調
【 横浜 】「改めて結束が試される一年に」/神タ協川崎支部総会で関支部長
【 東京 】解決金の配分など組合に一任/東洋交通労組が春闘妥結
【 さいたま 】日交労野球大会、優勝は赤羽B
【 横浜 】私鉄東ハイ労、地引網に150人
 
2019年5月11日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】モビリティサービスPFに/ビジネスモデルをフルチェンジ/トヨタ自動車決算発表会で豊田社長
【 東京 】新任理事候補は13人/本部推薦はバランスに配慮
【 東京 】「節度ある飲酒指導」等追加/全タク連、飲酒運転防止GL改訂
【 東京 】公定幅運賃への消費税転嫁/都内地域協、書面開催へ
【 東京 】各年齢層で減少、高齢化進行/多摩地区の運転者証等交付
【 福岡 】売上高4期連続1千億円超/第一交通産業・3月連結決算
【 東京 】東京駅、羽田空港等の乗り場視察/東京交運労協ハイタク部会
【 東京 】社員向けの介護支援システム/国際自動車、相談窓口設置など
【 新潟 】新潟交通圏の運改見送り/要請率62%にとどまる
【 新潟 】厳しい価格競争、下限運賃から要請
【 横浜 】20日に準特協書面開催/神奈川県央、湘南両交通圏
【 横浜 】栃木県地区の運改要請締め切り
【 横浜 】添乗指導日の営収保障改善など/神奈川都市交通労組が春闘妥結
 
2019年5月9日号 関東・関西版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】京浜等6地区も運改審査へ/多摩含め消費税転嫁は行政一任/関運局定例会見で要否判断結果
【 東京 】「プラスα」通常総会で披露へ/川鍋会長「全国各地の声反映」/全タク連の事業活性化策
【 東京 】川鍋会長の再選本決まり/東タク協、支部推薦候補など公表
【 東京 】東タク協 理事・監事推薦候補者
【 東京 】平均燃費1.6%減など/グリーン経営認証の効果17年版
【 横浜 】京浜の法人は前月から41人減/4月末の運転者証交付状況
【 甲府 】働き方改革で雇用体系変更/アイティータクシーが「安全大会」
【 東京 】値上げの勢い鈍化の兆し?/LPG5月CP、ブタンは下げ 
【 東京 】暫定調整給廃止、低調な春闘に/帝都労執行部が総括
【 東京 】「MOV」に通話機能追加
【 さいたま 】日交労野球大会、11日に決勝戦/伊藤委員長「風通し良い組織を」
【 東京 】帝都自交労組の野球大会/75回目、9日から4チームで
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 飲酒運転解消など事故防止を徹底
    大タ協理事会で坂本会長

【 大阪 】大タ協の坂本栄二会長は17日の理事会で、取り組み中の交通安全運動に触れ、「昨今、いろんな事故が起こっているが、タクシー事業者としては決してそういう話題に上るような大きな事故を起こさないように。先日(8日)の全タク連正副会長会議でも東京で起こった飲酒事故に関して、ライドシェア対策をやっている最中に、そういった形でタクシーの不祥事が出てくるようではいけないと考え、飲酒運転のガイドラインを見直して、改めて全事業者に注意喚起していくことになった」と述べた。
 また、事前確定運賃の通達について「今年の秋から実施の予定で国交省としては考えている。東京では昨年、実証実験を行い、距離と実際のメーターとの差がどれぐらいあるのかとか、渋滞を加味しながらいろんな係数も考えているとのこと。大阪の場合は実証実験をやっていないので、その辺りの係数がどのように出されるのか分からないが、いずれにしても今秋から実施されるとの話が出ていた」と報告。さらに川鍋一朗会長から、活性化策11項目の拡充で大阪からは提案がなかったが、9項目が新たに付け加えられて20項目で「攻守バランスの取れた取り組みをやっていきたい」との報告があり、6月の全タク連総会で改めて発表される予定だとした。
 このほか、大阪市からUDタクシー導入補助として今年度1500万円(2両目導入から1両当たり30万円=既報)が決まったと報告、詳細が明らかになり次第周知したいと述べた。
 この後、全タク連関係会議、大阪の関係会議、行事の報告を行い、第39回定時総会を6月21日にホテル阪神大阪で開催するため、6月理事会は第1金曜日の7日に開催されること、全タク連の第111回通常総会が6月25日に東京の経団連会館で開催される予定が案内された。
〔5月18日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2019年5月18日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】正当性主張し、エリア拡大図る?/CREW、大阪の法人社長にもメール
【 大阪 】飲酒運転解消など事故防止を徹底/大タ協理事会で坂本会長
【 大阪 】街頭監査の継続方針/大運支局が大タ協に伝達
【 大阪 】タク需要増大で特別対応/G20期間中の大阪空港乗り場
【 大阪 】交通安全キャンペーンに謝意/坂本・広報サービス委員長
【 大阪 】本格運用は6月中旬以降/関協のQRコード決済
【 神戸 】猪名川町が出産サポートタクシー/日の丸ハイヤーが協力、7月から
神戸 】吉川支部長ら執行部再任/近自無協兵庫県支部が総会
【 神戸 】ABC無線、配車回数大幅増
【 和歌山 】「横断歩道は歩行者優先」啓発/和歌山県警が法個団体にステッカー
【 神戸 】タクシーを高齢者の移動手段に/自治体に助成要請を
【 神戸 】中国人相手の白タクで逮捕/本国の配車アプリで集客
【 大阪 】G20で一般道も大幅規制
【 神戸 】アプリ対応もままならず/小規模事業者の活性化策は
【 京都 】高速タクがNV200導入
【 大津 】観光タクシーと連携/ご当地タク協会とキャラ協会
【 大阪 】東洋タク、東京・日交に30両譲渡
【 大阪 】近運局、譲渡譲受3件認可
【 神戸 】FBタクシー、事業相続認可
【 和歌山 】大和交通、役員変更届
 
2019年5月17日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】加算前倒しは地域協の意見書に沿う/近運局定例会見、新運賃公示に向け栗原・自交部長
【 和歌山 】「消費増税見送りでも運改」/和ハ協総会で田畑会長
【 大阪 】2両目以降、30万円上限に/大阪市のUDタク導入助成
【 大阪 】朝潮橋、俊徳道両駅に新乗り場/大タクセン、東花園も整備完了
【 大阪 】交通安全街頭キャンペーン/東淀川交安・バスタク部会
【 大阪 】大タクセン、優良運転者40人表彰
【 大阪 】飲酒運転の死亡事故5件/早くも昨年の6件に迫る 
【 神戸 】「あかねちゃん」の利用1.3倍に/運行2年、たつの市の乗合タク
【 京都 】京都駅前で人権啓発活動/自動車関係15団体・42人参加
 
2019年5月15日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】優良事業者等評価制度、10月スタート/大阪市域、専用乗り場設置も視野
【 大阪 】「加算4回前倒し」はいったん消滅/初乗り短縮は公定幅運賃とセット
【 大津 】「交通不便地」解消へライドシェアも/自交関西との懇談で大津市
【 神戸 】MOV配車、兵庫は9月開始/兵協役員会で日程提示
【 大阪 】近畿各府県で1383人/全個協近畿支部未加盟+フリー事業者
【 大阪 】理事会で岡本会長を事実上解任/大個連、後任に久保元会長
【 神戸 】兵タ協が交通安全パレード
【 大阪 】関中Gは「ノースライド」了解/自交大阪・春闘状況
【 東京 】UD導入助成、実車研修が条件に
【 大阪 】決済機は利用頻度が問題に/導入助成で全大個・濱本理事長
【 大阪 】支部間移動は両支部長の「了解」で/全大個協組・四天王寺支部が規約改正
【 東京 】LPG、大幅安で推移/6〜8月のCP先物市場
【 ニューヨークほか 】ウーバー上場も低調/海外では抗議行動も
 
2019年5月11日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪の本格運用、7月8日から/「MOV」2社780両規模でテスト配車開始
【 京都 】未払い賃金訴訟で上告/洛陽交運「業界全体の問題」
【 神戸 】掛け金値上げ前倒しへ/兵庫交通共済、来年度予算も見直し
【 大阪 】大タ協が街頭キャンペーン/春の全国交通安全運動
【 奈良 】「しごとフェスタ」参加へ/奈タ協、合同会議で方針
【 神戸 】神戸市域の乗務員減少、顕著に/兵タクセン・4月の運転者証交付
【 神戸 】兵サセン、喫煙3件など報告
【 京都 】京タ協、24日に総務委
【 大阪 】アプリ配車は「迎車料金なし」/認可処分に疑問の声
【 京都 】タクシーフェアの準備/京タ協青年部会で着々
【 大阪 】全福協大阪支部、全理事再任へ/大福協は配車システム見直し
【 奈良 】PayPay「毎日2人以上」/1日から導入の日の丸交通
【 京都 】京タ協、29日に交通委
【 大阪 】「労使セミナー」講師にITF政策部長
【 京都 】京タ協が人権啓発特別委
 
2019年5月9日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】優良事業者等評価制度など協議/大阪市域特定地域協・活性化分科会、14日開催
【 大阪 】依然目立つ不法乗り入れ/大タクセン、北新地街頭指導
【 大阪 】大運支局、4月の苦情38件
【 大阪 】法人の70歳超 27.5%に/大タクセン・4月の運転者証等交付
【 大阪 】一般マスコミの「値上げ報道」/10月運改へ業界の対応は?
【 神戸 】兵タ協幹部が陸運部長と懇談
【 東京 】「MOV」に通話機能追加 
【 大阪 】第90回大阪メーデー
【 大阪 】決済機器導入が喫緊の課題/新栄北大阪個タクが通常総会
【 大阪 】ピンクタクシーで募金協力/子どもの日の催しでふれ愛交通
【 大阪・京都 】空港シャトル便運休など/G20の交通規制で各社対応
【 徳島 】決済タブレットにローカル広告/電脳交通が事業展開
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