ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2019年2月18日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

タクシーの人手不足解消に効果あり?
  骨格固まった「ホワイト経営」認証制度
 国交省「見える化」検討委報告書原案――

 国土交通省はさる1月30日に開催した、第3回自動車運送事業のホワイト経営の「見える化」検討委員会(座長=野尻俊明・流通経済大学学長)の会合で報告書原案を提示して意見交換した。本年度中を目途に最終報告をまとめるが、当日の構成員らからの意見を踏まえ、なお調整の余地を残しているものの、認証制度の骨格はほぼ固まった格好だ。認証制度の基本的な考え方には、「自動車運送事業者(トラック・バス・タクシー)の申請に応じて審査を行い、認証を行う」「認証制度は、主に運転者の労働条件や労働環境に関して評価・認証し、主に求職者へ情報提供を行うための制度として設計する」との方向性が盛り込まれている。制度の細部は、これらの基本的な考え方に沿うもので、なるほどホワイト経営の「見える化」と言えるものだと納得させられる部分がある一方で、これでタクシー業界の人手不足感が徐々に解消に向かうのかは少々疑問なしともしない。原案の骨格を改めて眺めてみたい。
 昨年6月にスタートした本検討会の初会合では、検討の目的として、「運転者としての就職を希望する求職者が就職先を選ぶ際や、荷主、旅行業者等が取引先を選ぶ際に参考にすることができるように、長時間労働の是正などの働き方改革を重視した『ホワイト経営』への自動車運送事業者の取組状況を『見える化』するため、認証の取得を希望する自動車運送事業者が任意に申請することができる新たな認証制度の創設と普及促進方策について検討する。このような取り組みを通じ、人手不足が深刻なトラック・バス・タクシー運転者への就職を促進するとともに、運転者の労働条件・労働環境の改善を通じ、働き方改革の実現と物流・人流の担い手の確保・定着に資する。なお、認証基準を満たすための取り組みを通じて、事業者の法令遵守(コンプライアンス)態勢が強化されることも期待される」を掲げている。

達成事業者が求人募集で優位に
 タクシーの場合、荷主や旅行業者は関係がないと言えるため、その目的は良好な労働環境を提供可能な事業者を求職者から「見える化」し、優秀な事業者の人手不足を解消することにあると言えそうだ。つまり、検討会で提示された認証制度の原案は、これらの目的を達成するためにあらかじめ設定された諸条件をクリアすることで認証を受けた事業者がホワイト経営達成事業者として、業界内で求人募集において相対的に優位に立てるようにすることを意味する。
 そうした前提に立って、認証制度の概要についてもう一度おさらいしてみることにする。

「労働時間・休日」など大分類6項目
 認証項目については、「A 不適切事業者の排除」「B 労働時間・休日」「C 心身の健康」「D 安心・安定」「E 多様な人材の確保・育成」「F 自主性・先進性等」が大分類として掲げられており、その細目は別掲(略)の通りだ。
認証基準については、「すべての事業者の中で、上位の一定割合の水準以上にある事業者であることとする」とされ、「1つ星」「2つ星」「3つ星」の3段階で評価される。1つ星の認証には「業界上位2分の1(50%)水準以上」を、2つ星の認証には「業界上位4分の1(25%)水準以上」を、3つ星には「業界上位8分の1(12%)水準以上」を必要とするとされている。
 評価に当たっては各段階に応じて必須項目と、より上位の段階の認証を得るための加点項目などが設けられており、認証を受けるために必要な最低限度の基準点を設定することとしている。初年度は申請全事業者が1つ星からスタートし、取得の翌年度から2つ星、3つ星の申請が可能になるとしている。
 報告書案では、これら認証制度で「星」を取得することの事業者のメリットについて、「認証事業者が自社の働らきやすさや取り組みの状況を求職者に対し、第三者である認証実施団体を介した中立的・客観的評価として示すことができることにより、運転者の採用活動が円滑化することにある」とした上で、さらに制度の普及促進のため、さらなる事業者へのインセンティブ付与が必要だと指摘し、具体例として、@認証事業者一覧の認証実施団体ホームページへの掲載A認証マーク(自社の車両・ホームページ・パンフレット・営業所等)への掲示B求人票への記載C国やトラック・バス・タクシー事業者団体による広報?ハローワーク所内やハローワークインターネットサービスを通じ、認証制度及び認証事業者の周知E一般監査の端緒から「長期間監査を実施していないこと」を除外―等をあげている。
 また、こうした制度設計の下で運用を行った上で、報告書案にも、「認証事業者とそれ以外の事業者の、あるいは認証事業者の認証前後のデータの比較(例:労働災害の発生率)、認証基準を満たすために新たに実施した取り組みや認証前後の定性的な効果(例:採用活動の円滑化)の把握を行い、効果を検証する」とあり、効果検証の結果に基づく認証制度そのもののアップデートも随時必要になるだろう。
検討会の第3回会合では、構成員の中から「ホワイト経営」という通称に対する異論もあったという。このほか認証実施団体は一般及び公益社団法人が想定されているというものの、全国で1団体なのか、地域ごとに設置するのかなど、課題とされることも少なからず指摘されているようだ。

半数の事業者が「非認定」に
 ただ、もっと根本的なところで、認証制度で優良とされた事業者の求人活動が本当に優位に立つとの前提で考えた場合、1つ星でも全体の水準の2分の1以上でなければならないとされており、全事業者が認定申請したとしても相対評価によって、認定事業者数は全体の2分の1以下に抑えられることになる。これでは、実働率の高い事業者と低い事業者に二極分化する可能性はあっても、タクシー業界全体を人手不足から救うことはできないのではないかと思う。
 求職者の立場に立っても優良な会社とは過重労働をしなくとも、全産業労働者平均と遜色ない賃金を得られる職場であって、星がいくつかということではないはずだ。認定基準を満たしつつも、労働時間が少ないから賃金も安くて良いということにはならない(最近の若年求職者の中には休日の多さが最重要で賃金は二の次という場合もあろうが)。基本的には労働関係法令が遵守されていることは当然の前提であって、生産性の劇的な改善なくして人手不足の解消にはならないし、新旧タクシー適正化新法が求めた乗務員の労働条件の改善(=この場合、賃金増)なくしてタクシーへの求職者が増えるとは思えない。

生産性の向上がなければ
 ホワイト経営認証制度(*検討会の報告書案における正式名称は「運転者『職場の働きやすさ』認証制度」とされている)は一連の働き方改革関連法案の趣旨に沿った必要な取り組みではあるが、これをやればタクシー業界全体の求人難が解消されるというものではないのではないか。労働環境の改善という昨今では当然の前提を「見える化」するための必要な取り組みではあるが、法令で決められた従来より短い労働時間でより高い売上高を確保し、生産性をあげていかなければ、求人面での業界の二極分化が進み、タクシー産業全体ではより弱体化が進むのではないかとの懸念がいまのところ記者には払しょくできないのだ。(了)
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No.760 2月18日  主な内容
■巻頭人物:神田 康裕氏(東タク協三多摩支部長)
■気になる数字:66%
   〜東京23区では66%が自家用車を保有しないとの調査結果に「クルー」が着目
■トピックス
:タクシーの人手不足解消に効果あり?
 〜骨格固まった「ホワイト経営」認証制度/国交省「見える化」検討委報告書原案
:タクシーの働き方改革――労働法制の大改革に対応する
   〜東タク協&労政研セミナー 東タク協・武居利春副会長の講演から
:国際興業大阪「4月1日」運用開始目指す  〜京阪神進出のDeNA「MOV」
:24年ぶりの着地点は? 注目の「第2幕」へ――
   〜最終要請率88.38%、大阪の運賃改定
:<シリーズ> 2019春闘――産別・労組はいま 〜自交総連東京地連
:運行管理者の処分は違法だが…
   〜兵庫県警の速度超過強制捜査巡る神戸地裁判決を読む
■東西往来
:ブランド認定「ハマなでしこドライバー」 / 何ごとも健康管理から
■この人この言葉
:吉田 敏男氏 / 石川 治氏 / 新竹 康宏氏 / 吉田 栄二氏
■シャッターチャンス
:「悪夢のような」政権に非ず? / 利用者密着だけに気になって…
:京都舞台にタクドライバー活躍 / 社内の事故防止活動に威力発揮
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Faxpress 関東版
 「丸ごと未来都市」へ特区制度強化
    住民合意による規制特例へ法整備
     特区諮問会議 スーパーシティ構想加速へ方針

【 東京 】政府の国家戦略特別区域諮問会議(議長=安倍晋三首相)は14日、首相官邸で会合を開き、「スーパーシティ」構想の実現に向けた今後の取り組みについて論議し、国家戦略特区法の改正など法整備を早急に進めていく方針などを決めた。従来の国家戦略特区に比べ、住民の合意を前提に自治体独自の条例制定による域内独自の規制特例を設けられるようにする。通常国会での法改正を目指し、今夏にはスーパーシティの対象自治体の公募を開始する。
 スーパーシティ構想の実現に向けた今後の取り組みについては、「スーパーシティ」構想の実現に向けた有識者懇談会(座長=竹中平蔵・東洋大学教授)の最終報告に基づくもので、「『丸ごと未来都市』としての『スーパーシティ』構想の加速実現に向け、法整備等を早急に進める」とした。
国家戦略特区法の改正など法整備については、「従来の国家戦略特区制度を基礎としつつ、より迅速・柔軟に域内独自で規制特例を設定できる法制度を、最終報告で示された提案に基づき具体化を図る」とし、@未来都市の設計・運営の方針、域内独自の規制特例設定についての住民合意等に関する手続きを規定するA地方事務に関わる政省令について、条例で規制特例を設定可能とする。自治体と規制所管省庁との間の協議プロセスを定め、必要に応じ規制の特例を設けることを停止できる手続きを置くBその他の規制の特例措置に関し、特区諮問会議での議論を経て規制所管省庁に勧告する措置などを設ける―との方針を示した。前提となる住民合意については、当該区域の自治体議会の承認のほか、住民合意を確認・確定するための措置を講ずるとしている。
 竹中懇談会では、スーパーシティについて、従来の国家戦略特区をエネルギー・交通などの個別分野での取り組み、個別の最先端技術の実証などにとどまっていたと位置付けた上で、「スーパーシティは、これらとは次元が異なり、『丸ごと未来都市を作る』ことを目指す」とし、生活全般にまたがり、未来社会での生活を先行して実現すること、その際何より重要なことは技術開発側・供給側の目線でなく、住民目線で理想の未来社会を追求することだとし、その旨を最終報告に盛り込んでいた。
 安倍首相は会議での論議を踏まえ、「スーパーシティ構想の実現に向け、国家戦略特区制度を基礎とした新たな法制度および技術的基盤の整備を進めていく方針を決定した。暮らしの全般にわたって、AIやビッグデータを積極的に取り入れ、社会に実装していく。スーパーシティは、Sciety5・0の先駆けとなる、わが国の未来を切り開く、重要な拠点になると考える。その実現には、これまでの発想にとらわれない大胆な規制改革と、革新的なイノベーションを積極的に取り込んだインフラの整備が求められる。内閣府を中心に、関係省庁は連携して、本日決定した方針を踏まえ、スーパーシティの早期実現に向けて取り組んでほしい」と述べた。
〔2月16日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2019年2月16日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「丸ごと未来都市」へ特区制度強化/住民合意による規制特例へ法整備/特区諮問会議 スーパーシティ構想加速へ方針
【 東京 】総需要低下、実働率回復で減収/東タク協、1月の原計輸送実績
【 東京 】既存サービスとの相乗効果を/新モビリティサービス巡り経産省
【 東京 】7月から3年間の指定延長へ/南多摩特定地域協議会
【 ニューヨーク 】「車両の総量規制は違法」/ウーバーがNY市提訴
【 東京 】有休付与の義務化が運改に連動/交通労連ハイタク部会・手水氏
【 東京 】働き方改革、ライドシェア対応も/中労協、春闘方針確認へ
【 東京 】個タク認可書の地域別内訳
【 東京 】「みんタク」決済機、装着はGW明け/東個協、600台発注を報告
【 東京 】環境貢献以外でもメリット/グリーン経営認証の取得を
【 福岡・長崎 】男性2人の自家用車使用禁止/九運局、無許可有償運送で40日間
【 東京 】「労供事業法」の制定を/新運転、結成60周年祝賀会
 
2019年2月15日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】取引慣行等の透明性確保へGL/安倍首相が関係省庁に整備を支持/未来投資会議、PF巨大化のデジタル市場対応
【 横浜 】後発の栃木県除いて7割達成/関運局管内の運改、京浜79.43%
【 東京 】東京高裁が継続雇用義務を認定/国際自の未払い賃金訴訟判決
【 東京 】総需要の低迷、実働率低下続く/東タク協、18年12月全社輸送実績
【 東京 】大和自交、第3四半期連結決算
【 東京・仙台 】仙台で「ウーバータクシー」/全国3地区目、102両でスタート
【 東京 】乗り継ぎ応援時の運賃収受見直し/東個協、本部が1万円の協力金 
【 東京 】「交通安全の日」事故統計/中労協、13〜17年度で89件
【 東京 】ノースライド確約を要求へ/三交労、25日に春闘集会
【 東京 】東京交通が興業が本社移転/跡地は複合施設にリニューアル
【 東京 】譲渡譲受認可者の事前講習会/全個協関東支部、132人に認可書
【 東京 】3月7日に第4回理事会/東京ハイタク交通共済
【 徳島 】電脳交通にIDOM・北島氏/新設のモビリティ事業本部も統括
【 横浜 】ハイタクの車停は法人4件/関運局1月の行政処分
 
2019年2月14日臨時号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】国政への働きかけ強化を呼びかけ/「選挙イヤー」に業界の意向しっかり/全タク連正副会長会議で川鍋会長
【 東京 】東個協、「本部の許可」を否定/ウーバーの運転者車内勧誘巡って
【 東京 】法人は昨年末から265人減/東タクセン、1月の運転者証等交付
【 横浜 】横浜観光の活性化「夜間対応」で/神タ協労務・経営研修会で指摘
【 東京 】3両同時乗車の運用開始/9日から東京駅八重洲乗り場
【 東京 】東京無線が初の保育園/宮園自動車本社ビルに開設
【 静岡 】賃上げ目安1万円/KPUの19春闘要求
【 東京 】高齢化NTでの自動運転サービス/多摩市など2地域で実証実験
 
2019年2月9日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ソフトバンク等が技術提案/AIプラットフォームでサービス創出/国交省「スマートシティ」募集結果
【 マドリード 】ウーバー、キャビファイ撤退へ/バルセロナもライドシェア規制強化
【 東京 】「11項目+α」に外国人活用を/武居氏が東タク協正副会長会議で提起
【 東京 】各社とも導入には慎重姿勢?/アプリ各社の多摩地区説明会終了
【 東京 】JPNタクの車いす乗降研修/東タク協、支部無所属会員向け
【 宇都宮 】菊池書記長「大衆行動で世論喚起」/自交総連、3.7中央行動に向け
【 名古屋 】運改後の岐阜、指導対象「なし」/中運局、改善水準未達の13社調査
【 東京 】「運輸安全マネジメント制度の解説」/成山堂書店が発行
【 横浜 】都市型ハイヤー1件許可
【 横浜 】関運局、譲渡譲受1件認可
 
2019年2月9日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「ホワイト経営」の名称変更を/「未申請=ブラック」は法の趣旨に反する/労務管理セミナーで東タク協・武居副会長
【 横浜 】タクシー業務に即して詳細に/神奈川中央労使協で講演 
【 福岡 】第一交通産業、第3四半期連結決算

【 横浜 】今年度8回目のUD研修/神タ協、希望者急増で3月も検討

【 東京・横浜 】「バレンタインチョコ」キャンペーン/八王子交通事業&三和交通
 
2019年2月8日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】年間ベース取扱高10兆円規模に/ライドシェア4社への投資戦略評価/ソフトバンクG決算発表会で孫代表
【 千葉 】成田空港で白タク排除キャンペーン/関運局、千運支局、空港警察など
【 東京 】法人運転者、前月比29人減/多摩地区、1月の運転者証等交付
【 横浜 】京浜は残り2週間で65.43%/関運局管内の運改要請状況
【 東京 】関自無協総会、5月16日千葉で
【 名古屋・東京 】月額定額で新車利用/トヨタが合弁会社で新サービス
【 新潟 】新潟で運改要請スタート/都タク、下限運賃から要請
【 横浜 】栃木地区で運改要請開始
【 東京 】日本自動車交通など4社/グリーン経営永年表彰
【 東京 】対クルーで国交省「指導でなく指南」/自交東京・城委員長が指摘
【 東京 】取り組み10年超え原点に返って/ライオン交通、安マネキックオフ
【 横浜 】同乗占い師らを発表/三和交通の占いタクシー
【 高松 】高知市域地区、運改審査へ
 
2019年2月6日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「みんタク」アプリ3800台発注へ/先行テスト経て6月全車搭載目指す/チェッカーキャブ無線協組
【 名古屋 】車いす乗降の時間、大幅短縮/ トヨタ「JPNタクシー」改良
【 東京 】サンシャインシティ周辺で実証実験/都心部への自動運転バス導入へ国交省
【 ニューヨーク 】タク、ライドシェア車両に混雑税/NY市、中心部への侵入に課税
【 東京 】ライドシェア合法化阻止へ決起集会/ハイタクフォーラムが3月8日
【 東京 】タクシー事業者はPFの下請けに/自交東京・舞弓書記長「協業」懸念
【 東京 】東個協が賀詞交歓会
【 東京 】後席タブレットに動画広告/DeNAが配信開始
【 東京・長崎 】五島列島の久賀島でクルー/タクシー補完の実証実験
【 横浜 】働き方改革へ協調姿勢/神奈川業界、中央労使協議会
【 横浜 】アサヒタクの「なでしこドライバー」/神奈川なでしこブランドに認定
【 福岡 】第一号交通産業、広島で1社買収
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 運改機にIT化で生産性向上
    大タ協理事会で坂本会長が定期

【 大阪 】大タ協の坂本栄二会長は15日の理事会冒頭あいさつで、改めて運賃改定要請が7割を超えたことを報告して第一関門突破に感謝を述べるとともに、改定を契機に「IT機器などを駆使しながら利用者サービス、生産性の向上を図っていく仕組みを考えていかなければならない」と述べた。労働条件の向上による良質な労働力の確保も課題にあげ、「タクシーが移送サービスの中心的なプレーヤーとなって地方自治体、住民の方々といろんな形で接触を図りながら、魅力を高めていく。そうすることでもっと利用してもらえる環境づくりに励んでいきたい」として、協力を求めた。
 さらに、今月27日に全タク連労務担当の浅野茂充参与を招いて開く労務研修会に言及。働き方改革への対応について、「われわれの産業は基本的に労働時間が減ると生産性が落ちてしまうという問題がある。その辺をいかに効率よくやっていくか。タクシー、トラック、バスの運輸産業はすべて労働時間の是正を指摘されており、5年間の猶予は与えられているが、今からそれに対応し、生産性の向上をいかに図っていくかが大事なテーマになっていく」と指摘し、多くの参加を呼びかけた。
〔2月16日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2019年2月16日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】運改機にIT化で生産性向上/大タ協理事会で坂本会長が定期
【 大津 】特定地域指定、3度目の「不同意」/大津市域準特協、業界構成員揃って反対
【 神戸 】兵庫北部地区で運改意見交換/兵タ協丹波、但馬両支部
【 神戸 】丹波篠山で乗り放題タクシー/日交、電脳交通等が実証実験
【 和歌山 】第一交通の追随で58%台に/和歌山市域の運改要請
【 大阪 】大阪駅降り場の改善要求継続/自交大阪・庭和田書記長
【 神戸 】タク労働問題研究PJと懇談/兵タ協、淡路島のウーバータクなど
大阪 】19春闘は統一要求設定せず/私鉄関西ハイタク労連
【 京都 】大阪府下の「市」関係者/「ささえ合い交通」視察
【 大津 】「びわこボート」の輸送請負い/県の依頼で法個タクシー
【 大津 】「ビワイチ」緊急搬送で架装タク/滋タ協が新たに7両
【 和歌山 】紀南で観光ルート別運賃申請
【 神戸 】自動運転サービスの実証実験/兵庫県川西市が来年度予算案に
【 大津 】配車係と乗務員の連携で/近江タク、19日に接遇コンテスト
【 奈良 】山の辺交通圏の天理タクが増車
【 奈良 】運送約款変更、新たに1社申請
【 大阪 】近運局、譲渡譲受2件認可
 
2019年2月15日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】普通車1.5キロ650円が最多/神戸・阪神間の運改 76社、要請率84.34%
【 神戸 】姫路・東西播は4割強で終息/運賃ブロック分割論も?
【 大阪 】坂本会長「皆さんの思いが強かった」/大阪地区の運改、高要請率受け
【 京都 】1期認定57人中12人が更新辞退/FFタク認定制度委で報告
【 神戸 】業界イメージ向上策を継続/兵タ協神戸・阪神間支部
【 大阪 】派遣会社騙って乗務員勧誘/北摂交通圏、乗り場で名刺
【 大阪 】改正労基法等への対応学ぶ/全自交関西・春闘討論集会
【 神戸 】「タクシーを生かす規制緩和を」/兵タ協・信原副会長が持論
【 大阪 】「ノースライド確保」前面に/19春闘へ自交大阪・福井委員長
【 大阪 】ライドシェア阻止の「大規模行動」を/自交大阪、3月14日に大タ協交渉
【 東京 】デジタル市場の透明性確保へ/未来投資会議、PF巨大化に対応
 
2019年2月14日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】最終169社、要請率88.38%/大阪地区の運改要請締め切り
【 大阪 】「生活変える一つの起爆剤に」/運改巡り都島自動車労組・林委員長
【 神戸 】姫路・東西播、40.53%/運改要請14日締め切り
【 和歌山 】和歌山市域2社追随、約47%に
【 東京 】選挙イヤー「国政への働きかけを」/全タク連正副会長会議で川鍋会長
【 大阪 】5・5遠割是正は?/運改確実の大阪地区
【 大津 】大津1社、北部3社追随/滋賀の運改、要請率9割近くに
【 東京 】高齢化NTで自動運転サービス/三木市など2地域で実証実験
【 神戸 】名谷駅乗り場の施設改修へ/須磨NTハイタク協
【 神戸 】キャッシュレス「70%超の車両で」/兵協、システム加入要件引き下げ
【 ソウル・大阪 】ソウルのタクシー事情踏まえて/日本城・坂本社長「立ち遅れ」警鐘
【 大阪 】損保JPNの通信機能付DR/ひかり交通、事故防止対策に活用
【 京都 】JpnTaxiアプリの運用開始/加茂タクシーがHRでPR
【 大阪 】バス運転者の就職説明会/関西企業が23日に合同開催
 
2019年2月9日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】運賃改定「浮力」に活性化策/神戸・阪神間7割突破 兵タ協・吉川会長、推進に意欲
【 大阪 】インタク「予約センター」/WGで運営巡り問題提起
【 大阪 】6地区が7割突破/近畿管内12地区の運賃改定
【 大阪 】大阪の運改、2社追随で87.54%
【 神戸 】姫路・東西播、36%手前
【 京都 】西院交差点の違法客待ちなど/業務センター合同委で対応報告
【 神戸 】神戸市域の減少傾向顕著に/1月の運転者証交付状況
【 神戸 】乗り場のサービス向上/兵サセン、新年度対象地区拡大
【 大阪 】京大・藤井教授が講演/大商運輸部会、3月1日開催
【 大阪 】交友会が決済機器説明会/配車アプリは不採用の方針
【 神戸 】能勢口営業所を女性受入拠点に/日の丸ハイヤー、環境整備進める
【 神戸 】特殊詐欺の「受け子」摘発で連携/山陽タクの取り組み、産経が報道
【 大阪 】オール大阪交通がゼロクラウン
【 京都ほか 】エムケイ4社、QR決済拡大
【 和歌山 】紀南で観光ルート別運賃申請
【 京都 】京タ協・交通委開く
【 北京・大阪 】「日本では白タク違法、タクシーを」/DiDi、中国国内ユーザーに広報
【 大阪 】支援学校の餅つき大会/協力の茨城高槻交通に礼状
【 大阪 】全自交関西、11日に春闘集会
【 東京 】「運輸安全マネジメント制度の解説」/成山堂書店が発行
【 奈良 】運送約款変更申請/奈タ協、新たに6社
【 大阪 】友愛観光バス、役員変更届
【 大阪 】近運局、2社車停処分
 
2019年2月8日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「MOV」4月1日スタート目指す/国際興業大阪、山本社長「最終選択は2〜3年後」
【 神戸 】神戸・阪神間、7割達成
【 大阪 】大阪の運改、要請率86%超える 
【 和歌山 】和歌山市域、4社追随で40%超
【 神戸 】全車→70%に引き下げ/兵協「MOV」導入で変更
【 大阪 】「売上増は期待していない」/運改で関中G・薬師寺代表
【 大阪 】北新地、指導件数は減少傾向/大タクセン街頭指導12・1月
【 大阪 】タクセンへの苦情も減少/12・1月、一水会で報告
【 神戸 】健康起因の事故防止講習会/兵庫トヨタが開催、兵タ協など聴講
【 大阪 】ライドシェア「地方に矛先」/日本城タク・坂本社長
【 大阪 】特定地域指定基準見直しなど/近畿交運ハイタク部会が局交渉
【 奈良 】ご当地ナンバーが隠れ蓑に?/白タク、奈良公園でも啓発活動
【 奈良 】名刺にも「のるシカくん」/奈タ協、キャラクターでPR
【 大阪 】近運局、個タク譲渡譲受28件認可
 
2019年2月6日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】個タク存続へ「最善の選択」を/運改対応で全大個協会・濱本会長
【 大阪 】不審車両はSNS情報で退避?/関空の白タク啓発、トラブルなし
【 京都 】京都では店舗・ホテルに協力要請
【 大阪 】梅田交通G22社などが追随/大阪の運改、4日時点で85%超
【 神戸 】3グループ11社が追随/神戸・阪神間、63%に迫る
【 大阪 】DiDiアプリ試験運用/ふれ愛交通が15両で開始
【 大阪 】労使で働き方改革に対応を/交通労連関西地総・春闘研修会
【 大阪 】副支部長に全京・岩垣氏/全個協近畿支部が幹事会
【 大阪 】近運局長表彰に個タク7氏
【 大阪 】約6割が接客を高評価/全個協近畿「お客様カード」
【 京都 】弥栄自動車の女性ドライバー/京都新聞がインタビュー記事
【 大阪 】UDタク等導入の意向調査/近運局、補助金交付に向け
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