ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2018年1月22日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

潮目は変わったのか?
海外アプリとの「相互利用」が意味するもの
 
〜全タク連「インバウンド対策アクションプラン」

 全タク連はさる1月17日の正副会長会議で訪日外国人向けタクシーサービス向上アクションプラン(=以後、インバウンド対策アクションプラン)を策定し、直後の常任理事会で川鍋一朗会長(写真)からその旨報告された。同プランは昨年12月13日の正副会長会議に素案が提示され、傘下都道府県協会からの意見を集約後、今年1月の正副会長会議で正式に承認されて公表されたものだ。
 プランそのものはインバウンド増加を側面から支援し、リピーター確保に向けて業界なりの努力の姿勢を示すもので、ある意味で無難にまとめあげられているし、素案からの大幅な変更もみられない。一方、同案は12月の正副会長会議に先立つ同月8日の国交省の奥田哲也・自動車局長と全タク連幹部らの会談の中で国交省側から「外国人が母国と同じ利用環境づくり」の名の下に、実質的に緑ナンバー配車に方針転換した米・ウーバー社と業界との連携を要求された中で生み出された苦肉の策であることも業界内では相当程度浸透している。そうした背景も踏まえてプランの概要をみて行こう。
 プランの構成は別掲(略)の目次の通りで、「アクションプラン策定の目的と背景」「タクシーサービス向上プラン」に大別され、後者については、@母国と同じタクシー・ハイヤー利用環境づくりA言葉の不安解消B決済の不安解消C関係機関・団体と連携したプロモーション活動―に区分される。
 この中で最も気になるのは冒頭でも触れた「母国と同じタクシー・ハイヤー利用環境づくり」なのだが、まずはプラン策定の背景を知るためにも第1章を簡単にチェックしてみたい。
 アクションプラン策定の目的と背景については、20年の東京五輪開催に向けて更なる訪日外国人の増加が見込まれること、一方、インバウンドで最大のシェアを持つ訪日中国人の旅行形態が団体旅行から個人・家族旅行に移行し、それに伴い二次交通手段としての車両も大型観光バスからワンボックスカーなどに移行していることなどがあげられるとともに、受入側の環境としても、家族旅行に対応できるタクシーの不足、外国語のできる乗務員の不足、キャッシュレス対応タクシーの不足、海外から直接利用予約できる配車アプリの不足などの事情が発生すると予想され、さらに現在もこうした環境の変化から羽田、成田、関西などの主要国際空港や駅・ターミナルなどでいわゆる中国式白タクが横行しているという具体的な問題も発生していることをあげている。こうした事情へ対応するため、上記アクションプランの4項目が具体的対応として浮上し、その実行が、白タク行為の抑止にもつながるとしている。
 また、アクションプランの達成時期=目標については20年7月の東京五輪開催を踏まえ、取り組み可能な対策については19年度中とし、できるだけ前倒しするとしている。五輪後についても引き続き、さらなるタクシーサービスの高度化を目指し、アクションプランを継続的に取り組んでいくことが必要だとする。
 一方で、各都道府県協会や個別事業者ごとにそれぞれの地域の実情等に応じて検討を―と求めており、大都市部、とりわけ東京での実行が事実上のノルマであることをうかがわせている。

母国と同じ利用環境 
 さて、具体策を盛り込んだプランの中で最も事業者の関心を集め、かつ、問題を孕んでいるのが「母国と同じタクシー・ハイヤー利用環境づくり」というやつだ。同項目は、@日本の配車アプリの多言語化の普及促進(推進中)A海外タクシー配車アプリとの相互利用(すでに取組み中)に分けて記載されている。
 前者については、全国タクシー、らくらくタクシーアプリ、LINEタクシーアプリで英語、中国語、韓国語に、モタクアプリでは英語、中国語に対応済みであるとし、さらに東タク協のスマホdeタッくんが英語版をリリース済みであると記載されている。12月の東タク協理事会で2年半後の自然消滅を宣告されたスマdeタッくんをインバウンド対策として記載することには苦笑を禁じ得ないが、それを別にすればここは特に問題がない。

海外主要アプリに「ウーバー」も
 一方、後者については、「海外タクシー配車アプリと日本の配車アプリの相互利用を進めます⇒訪日外国人が自国の配車アプリで日本のタクシーが利用可能に」との文章が記載され、さらに日本の主要配車アプリとして、「全国タクシー」「モタク」「スマホdeタッくん」のイラストが描かれ、左右対称の位置に海外の主要な配車アプリとして韓国のカカオタクシー、中国の滴滴出行、米国のウーバー、東南アジアのグラブのマークが記載されている。
 カカオタクシーについては、「日本の配車アプリと相互利用開始予定(2018年〜)」とあり、これはJapanTaxiの全国タクシーとの提携を指す。また滴滴出行についても、「日本のタクシー会社と提携予定(2018年〜)」と記載されており、これも第一交通産業のモタクとの提携を実質的に示しているものだ。ここまでは関係性が左右対称の記載になっている。
 一方、右側下段のウーバーについては「東京においてハイヤー配車業務提供中。兵庫県淡路島でタクシー配車実証実験予定(実施時期未定)」と記載されている。グラブについては東南アジア最大手など無難な説明のみだ。当然、ウーバーと東タク協のスマホdeタッくんは左右対称の提携関係にはない。
 都内でのウーバーによるハイヤー配車業務は新規参入事業者をはじめ中小ハイヤー事業者との提携で細々と営業が続けられている。昨今の都市型ハイヤーによる新規事業許可の急増と合わせて、業界内では都市型ハイヤーによる「2時間以内の切り売り」という違法営業の可能性が指摘され、労働組合による実地乗車による実態調査も行われているが、当該車両が都市型ハイヤーかその他ハイヤーかの確認は当局によって一向に行われる気配はないままとなっている。

米国>官邸>国交省?
 ウーバーに関する胡散臭さは以前から指摘されてきたところだが、12月には国交省と全タク連幹部による会談の中で全タク連側が示したアクションプランの原案に、ウーバーとの連携を明記していないことへの同省側の不満が直接伝えられ、同案は作り直しを余儀なくされ、現在公表されたプランになったという。
 12月には在日米国大使館による主要アプリ運営事業者に対するヒアリングも実施されたことが分かっており、その結果、日本製アプリのインバウンド対策は不十分との烙印を押され、米国側が日本国内でウーバーアプリの普及を望んでいるとも伝えられている。国交省側の姿勢が急変した背景にはこうした米国側の意向を忠実に踏まえたものとの見方も業界内には散見される。
 これまでの日本のタクシー業界とウーバー社との経緯から、容易にウーバー受入に舵を切れない全タク連の川鍋会長だが、文言としては曖昧な表現にとどめつつ、資料の図式をみれば全体としてウーバーとの連携もあり得ることを臭わせる格好で処理したようだ。
 一方、国内ではウーバーとタクシー事業者が連携したアプリによるタクシー配車の好例となるはずだった兵庫県淡路島の例は手数料が1年目10%、2年目以降15%と提示されたことで、「タクシー業界の常識から逸脱している」とされて暗礁に乗り上げつつあるとの見方も出ている。
 そもそも海外アプリとの連携でも韓国や中国は現在でもインバウンドの最大シェアを持ち、両国だけで過半数に達する。カカオタクシーや滴滴出行との連携は、韓国人や中国人が日本に旅行に来て日本のタクシーに乗る、すなわち日本のタクシー事業者にとって純増の要素が大きい。一方、米国のインバウンドのシェアは両国や台湾、香港に比べても小さく、ウーバーアプリと国内正規タクシー事業者が提携しても、運ぶのはほとんどが日本国民であろう。

手数料負担だけが増える可能性
 つまり、日本の正規タクシー事業者は10〜15%の高い手数料を払って、いままで自分たちが直接に注文を受けていたお客をウーバー経由にされて手数料を取られるだけで良いことなしとなる可能性が高いことを指摘しておかなければならない。
 目次上のその他の項目については、やればやっただけの効果はある程度見込めるものが多く、ダメだったとしても五輪前の業界の姿勢として、白タク・ライドシェアに反対する以上ある程度はガマンして付き合わなければならないものがほとんど。特に批判することもない。
 こと、ウーバーに関して不安な点はまだまだあるが今回は紙幅が尽きた。反響があれば続きはまたの機会にしたいと思う。(了)

No.709  1月22日   主な内容
■巻頭人物:秋田 骼=i東京都個人タクシー協会会長)
■気になる数字:2869万人
  〜2017年1年間の訪日外国人旅行者数。目立つアジア偏重。
■トピックス
:潮目は変わったのか? 海外アプリとの「相互利用」が意味するもの
      〜全タク連インバウンド対策アクションプラン
:世界初の「AIタクシー」 〜東京無線協組、1350両でスタート
:<シリーズ> 2018春闘―産別はいま 〜交通労連ハイタク部会
:<スポット> 昭栄自動車など3社、日交G入り 〜大和自交とのFC契約解除
:第196通常国会開会、「働き方改革」とハイタク業界
     〜業界のマイナス部分を宣伝しないよう注意も…
:4期目へ続投宣言、兵タ協・吉川会長 〜運賃問題解決へ「最後の1期」
:「恒久減車」撤回したい 〜神戸市域の2社が訴訟も視野に変更要請
:<スポット>1年で7年分進む「ドッグイヤー」
          〜東タク協賀詞交歓会―急激な環境変化にアップデートを
:<スポット> 労働力確保してライドシェア遮断
          〜神タ協・伊藤会長、最重要課題に
:利用者目線で新しいサービスを創造 〜京タ協&業務センター「新春の集い」
:<Shot> 関西業界の年賀会、旗開き
■東西往来
:和気藹々の抽選会 / 不断の努力で
■この人この言葉
:中澤 睦雄氏 / 野嵜 正彦氏 / 田中 民郎氏 / 安部 誠治氏
■シャッターチャンス
:変容する移籍劇 / 柔軟に対応できぬか
:高齢者の就労促進も結構だが…  / データ不足のまま迫られる
■内外交差点  地方におけるタクシー事業の限界と可能性  矢尾板 操氏L
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
「ウーバータクシー」容認に転換?
  「背景に国交省の意向」の見方
   全タク連「インバウンド対策アクションプログラム」

【 東京 】全タク連(川鍋一朗会長)は17日、常任理事会開催に先立って正副会長会議を開き、12月の正副会長会議で素案を提示していた「訪日外国人向けタクシーサービス向上アクションプラン」に傘下各都道府県協会からの意見等を反映した上で正式決定した。常任理事会に川鍋会長からその旨報告するとともに、翌18日付で傘下協会長宛てに通知した。
プランは訪日中国人をはじめとする外国人旅行者のニーズに対応するため、@母国と同じタクシー・ハイヤー利用環境づくりを行うA言葉の不安を解消するB決済の不安を解消するC関係機関・団体と連携したプロモーション活動を行う―の4つを柱とする。具体的施策として、母国と同じ利用環境づくりでは、「日本の配車アプリの多言語化の普及促進」「海外タクシー配車アプリと日本の配車アプリ・タクシー事業者との連携」を掲げた。これまで全タク連では、白タク・ライドシェア解禁、合法化反対運動を展開する中で、ライドシェアプラットフォームに付け入る隙を与えないため、「緑ナンバーによる配車」に軸足を移した外資系アプリ・プラットフォームの姿勢に対して懐疑的な姿勢を貫いてきたことからも、急激な方針転換になった。方針転換には国交省側の強い意向が反映されているとの見方が業界内でも定着しつつあるようだ。プラン上では名指しされていないものの、ウーバーとの連携を国側は希望していると受け止められている。
言葉や決済の不安解消策では、19年度末までに外国語対応ドライバー1万人や18年度末までに3大都市圏でキャッシュレス対応100%、19年度末までに地方部で対応車両の普及率倍増などの目標も掲げ、「外国語で接遇できるドライバーの採用・養成促進」「外国人対応研修・認定制度の充実・拡大」「空港・主要駅での利用環境の向上」「多言語音声翻訳システム(VoiceTra)の導入」のほか、「クレジットカード・電子マネー・交通系ICカード等キャッシュレス決済への対応」「外国語対応・キャッシュレス決済対応車両のステッカー表示等による『見える化』」を実施したいとしてい る。
関係機関・団体と連携したプロモーション活動では、「訪日外国人に対するタクシーの利用・予約方法等のプロモーション活動」「JNTO(日本政府観光局)と連携した海外プロモーション活動」「訪日外国人のニーズに対応した観光・周遊ルートの開発」などを具体策にあげている。
〔1月20日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2018年1月20日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「ウーバータクシー」容認に転換?/「背景に国交省の意向」の見方/全タク連「インバウンド対策アクションプログラム」
【 東京 】「ウーバー型ライドシェア」/東タク協・川鍋会長が改めて否定
【 広島 】タクシー事業者の貨客混載/岡山で全国初の認可
【 東京 】全タク連・川鍋会長ら招いて/東タク協「女性経営者の会」新年会
【 東京 】海外PFに「母屋取られる」懸念/小川・交通労連ハイタク部会長
【 横浜 】海外PFのタク配車対応が課題/全自交神奈川旗開きで水野委員長
【 東京 】バス・タク等の中小企業/国交省が経営力向上指針案
【 東京 】今年も「安全・安全・安全」/関東・東京交運労協が賀詞交歓会
【 仙台 】普通車1.7キロ670円/仙台市の新運賃公示
【 東京 】東タク協賀詞交歓会、1月12日
【 東京 】410円タク「業界にインパクト」/対ライドシェア「次の章」へ
【 東京 】東タク協、2社の加入承認
【 横浜 】タク業界は「活性化策100出せ」/名大大学院・加藤教授が講演
【 東京 】UD研修に受講者殺到/東タク協、1月に追加開催も
【 横浜 】全15地区で実働率低下/関東管内・11月の原計輸送実績
 
2018年1月20日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「1.5種免許」などの提案拒否/自家用有償運送事業の規制緩和で対応/規制改革推進会議聴取で国交省
【 広島 】タクシー事業者の貨客混載/岡山で全国初の認可
【 横浜 】運転者付き車両との混在を予測/完全自動運転巡り神タ協・伊藤会長
【 東京 】東京高裁が乗務員側の控訴棄却/国際自動車・城南の未払い賃金訴訟
【 東京 】東京ハイタク労働団体加入へ/全自交東京地連が申請 
【 デトロイト 】ノーハンドル、ノーペダル/GMが19年中に新自動運転車
【 東京 】地方公共交通めぐり意見交換も/市民会議、加藤教授が講演
【 名古屋 】中運局がタク事業者集中監査
【 名古屋 】飛騨地区で運改要請スタート
【 大分 】集合住宅にも対応へ/「らくらくタク」インターホン配車
 
2018年1月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】インバウンド対策のアクションプラン/「働き方改革」は年度内に策定/全タク連、正副会長会議で承認
【 東京 】全タク連、外資系アプリと「協調」謳う?/km・西川社長「潮目変わった」
【 東京 】「相乗りタク」実証実験へ会見/東タク協、参加2社で異なる利用方法
【 東京 】「年度末まで死亡事故ゼロで」/東京交通共済・事故防止対策委
【 東京 】両地区とも実働率の低下続く/東タク協・12月の原計輸送実績 
【 東京 】法・個協力で若返り促進/都個協賀詞交歓会で秋田会長
【 東京 】「同じ方向を向こう」と呼びかけ/中労協・中労研が新年賀詞交歓会
【 東京 】労働者が犠牲の活性化策には反対/全自交関東・東京が旗開き
【 東京 】都個協、接客コン準本選会2月28日に
【 横浜 】車停は法人1件、個人2件/関運局、12月のハイタク行政処分
 
2018年1月17日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】昭栄自動車等3社が日交G入り/大和自交とのFC契約解除へ/4月1日付、3社長会見で正式発表
【 横浜 】労働力確保してライドシェア遮断/神タ協・伊藤会長、最重要課題に
【 東京 】特区・武三は新運賃効果続く/東タク協・17年11月の全社輸送実績
【 東京 】17年の訪日外国人2869万人/19.3%増、アジア偏重が課題
【 東京 】貸切バスの安全確保に万全期す/軽井沢事故2年で石井国交相 
【 シンガポール 】ウーバーと提携、変動運賃採用へ/シンガポールのタク最大手
【 東京 】自動運転公道実験の支援セット/ZMPが販売開始
【 東京 】シンセツタク労組が旗開き
【 東京 】「オールシーズンタイヤ」/日本GY、第2弾キャンペーン
 
2018年1月13日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】1年で7年分進む「ドッグイヤー」/急激な環境変化にアップデートを/東タク協年賀交歓会で執行部
【 東京 】法人は2カ月連続の減少/東タクセン、12月の運転者証交付
【 東京 】多摩の法人は減少1年間続く/法個の平均年齢差、3.2歳
【 東京 】需要開発を恒久活動に/全L協・北嶋会長が新年の抱負
【 東京 】「実車中無事故」へ運動開始/東個交通共済、利用者にアピール
【 東京 】日個連交通共済が安全祈願
【 東京 】鳥取県ハイタク協会など/BF化推進功労で国交相表彰
【 横浜 】関運局、譲渡譲受3件認可
 
2018年1月13日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ライドシェア、9割が「利用しない」/サービス内容理解は12%にとどまる/専門家マッチング事業者の調査結果
【 東京 】地方議会の反対決議、意見書採択続く/白タク・ライドシェアめぐって
【 東京 】アプリで「ウーバー並みの力に」/日交・川鍋会長、システム再構築も
【 東京 】SBグループの動向注視/日交労旗開きで伊藤委員長
【 東京 】トラックの隊列走行実験へ/省人化に向け経産・国交両省 
【 東京 】高値の原油先物に注目/LPGCPへの影響は?
 
2018年1月12日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 ラスベガス 】モビリティサービスの専用車両発表/ウーバー、滴滴等の企業と連携協定/トヨタ自動車、プラットフォーム構築へ
【 パリ・横浜・東京 】日産等3社連合は投資ファンド設立
【 東京 】1300両規模で「AIタクシー」/東京無線協組、賀詞交歓会で発表
【 福岡 】需要予測の「AIタクシー」/ドコモ&西鉄Gが試行運用
【 東京 】選ばれるタクシーへ品質維持を/東洋タク労組が旗開き・新年会
【 東京 】新たに14人合格、80人に/東タクセン「外国人接遇英語検定」
【 東京 】「実車中事故ゼロ」を訴え/東個交通共済・理事会
【 東京 】年末年始、10支部が無事故達成 
【 東京 】新宿、東京で白タク阻止訴え/東京ハイタク労働団体
 
2018年1月6日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】関東近郊で5000両へ規模拡大/IT化加速による業界再編を予測/年頭あいさつで国際自動車・西川社長
【 東京 】9000億円出資で合意/ソフトバンクG→ウーバー
【 東京 】次世代のインフラに投資/年頭所感でソフトバンク・孫代表
【 東京 】「720時間以内」への対応、早期に/武居・全タク連労務委員長
【 東京 】規制等をゼロベースで見直し/新経連、新基本政策作成へ
【 北京 】滴滴がブラジルのPF事業者買収 
【 東京 】LPG、1月CPは横ばい
【 横浜 】70歳超が20%に迫る/京浜地区の運転者証交付状況
【 東京 】「アクセシブルツアー」/三幸自動車が接遇研修
【 東京 】新年会で安全・安心を徹底/アイティータクシー
【 東京 】市民会議が18日に公開シンポ
【 東京 】タクシーは新規、永年表彰ともゼロ/昨年12月のグリーン経営認証
 
2017年12月27日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】対ウーバー「本物の戦争」/全国タクシーとの併用、認められない/JapanTaxi川鍋社長インタビュー
【 東京 】完全自動運転対応に遅れ/「ウェッジ」に白タク規制批判記事
【 横浜 】桜木町駅に優良乗り場/タクセン小委が方向確認
【 横浜 】桜木町駅に優良乗り場/タクセン小委が方向確認
【 東京 】1月29日にUD研修/多摩地区、3月にも追加検討
【 横浜 】「410円タクシー」など/関運局・今年の10大ニュース
【 名古屋 】「相乗りタクシー」の実証実験/つばめタクGが来年2月
【 横浜 】「電動車いす&UDタクツアー」/川崎タクシー等の事業、NHKが紹介
【 東京 】八王子七福神巡る「開運タクシー」/キャピタル交通が年明け10日間
【 東京 】恒例の餅つき大会/私鉄総連グリーン新町労組
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Faxpress 関西版

 「5・5遠割是正」へ実証実験
    大タ協決定、三野会長「導入当時の使命は達成」

【 大阪 】大阪タクシー協会(三野文男会長)は19日の理事会で、経営委員会(道野隆委員長)から提案のあった、5・5遠割是正に向けた期間限定の実証実験実施を賛成多数で決めた。参加・不参加、参加の場合の車両数も各社の任意とし、「9・1」「7・3」といった具体的な設定や実施期間、メーター変更を含む費用負担などは今後、同委員会で細部を詰める。
 冒頭あいさつで三野会長は、5・5遠割は「(導入から)約15年経過したが、所期の目的は達成された。導入当時の状況は改善され、使命は達成された。就労人口の減少期の今日では、5・5是正によって得られる原資を働き方改革推進の原資に充当すべきだ。遠割是正で得られた原資の過半は運転者の所得改善に当てる。遠割の是正認可は行政の標準処理期間である6カ月を目途に認可される。本運賃改定までの経営のつなぎ資金の確保という面からも、各社が積極的に(検討を)進めていただきたい」と述べた。
 近畿運輸局への照会結果を踏まえた委員会での議論を説明した道野氏は、次回運賃問題討論会のテーマとして5・5遠割の取り扱いは避けられないとし、「多くの事業者によるデータで、遠割がある時とない時の営収の落差や、遠割がない時の利用者の反応などを確認し、その後の討論会での議題にしていければ」と述べた。
 これに対し、月廣海理事は、関協で実施している新大阪のドアサービスを通じた経験として、「時折、奈良や和歌山に向かう人で『これは5・5ではない』と言われて、5・5のタクシーを探してほしいという方もいる。そういう方たちとトラブルにならないよう、頭に置いておいてほしい」と配慮を求めた。道野氏は、表示の問題なども含めて委員会で検討していきたいと回答。その後、挙手による採決で絶対多数の賛同を得た。
〔1月20日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2018年1月20日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「5・5遠割是正」へ実証実験/大タ協決定、三野会長「導入当時の使命は達成」
【 大阪 】大タ協「国際担当」組織化へ
【 大阪 】横領事件処理は結論先送り
【 大阪 】申請111社、認可47社/大阪市域の事業者計画
【 神戸 】NPO「マイカー運送NW」設立/養父市の新自家用有償運送
【 東京 】「ウーバータクシー」容認に転換?/全タク連アクションプラン
【 大阪 】春節にあわせ白タクの違法啓発/関空対策協が2月16日
【 大阪 】大阪の下限割れ解消に期待
【 大阪 】事故防止で安定運営を/大阪交通共済・代表者新年会
【 京都 】交通系ICカードの利用促進/京都市が訪日外国人など対象に
【 神戸 】新たに神戸相互Gなど6社申請/神戸市域の事業者計画
【 大阪 】支える意識を地域全体で/公共交通活性化シンポ 
【 奈良 】奈タ協キャラクター3案に絞る/「タクの日」イベント等で活用
【 和歌山 】和タ協が県下初のUD研修
【 神戸 】兵庫交通共済、DR代替で説明会
【 大阪 】18春闘要求へ討論集会/私鉄関西ハイタク両団体
【 京都 】ようやく水洗化決定/八条口「第2プール」のトイレ
【 京都 】定例会と賀詞交歓会/渉外担当連絡会が23日
【 大阪 】叶商事、都市型ハイヤー15両に
【 神戸 】集合住宅にも対応へ/「らくらくタク」インターホン配車
 
2018年1月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】「1年目10%、2年目15%」提示/淡路島の「ウーバータクシー」手数料
【 神戸 】吉川・兵タ協会長が4期目へ続投宣言
【 大阪 】5・5遠割是正の「実証実験」/大タ協経営委が前向き対応 
【 大阪 】「正式な話があれば前向きに」/5・5遠割の実証実験で近運局
【 神戸 】60歳超65%、50歳未満13%/神戸市域の運転者証交付12月
【 和歌山 】和歌山第一交通が「観光研修」/三者通訳活用し外国人客対応も
【 大阪 】奈タ協正副会長が近運局訪問 
【 京都 】異業種交流で新サービス創造/「新春の集い」で京タ協・兼元会長
【 大阪 】具体的な検討はこれから/茨木の交通補完で全大個・和田会長
【 大阪 】「営業・サービス」「無線」両委合併/関協理事会が基本了承
【 神戸 】正副の事業者計画「支部決定通り」/兵タ協・吉川会長が言明、懸念払拭
【 神戸 】兵タ協労務講座、2月7・28日 
 
2018年1月17日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】養父市NPO、20日に設立総会/新自家用有償運送の実施主体
【 神戸 】「ウーバータク」の問題点追及を/全自交兵庫旗開きで北坂委員長
【 大阪 】安心して人が入ってくる環境に/全自交大阪旗開きで加藤委員長
【 大阪 】「協会規則に従うのか、犯すのか」/薬師寺氏、1月質問はごく簡単
【 神戸 】「マネジメントカレッジ」再開へ/兵協の若手経営者研修
【 神戸 】接遇こそが生き残りの道/東阪神タク協組・五十嵐理事長
【 大阪 】都島自動車労組新委員長に林氏
【 大阪 】関協、優秀乗務員53人を表彰/営業・サービス、無線で功績
【 神戸 】運転中のスマホ操作を制御/ITベンチャーが実証実験
【 京都 】新京和タク労組が自交京都加盟
【 大阪 】近運局「安マネシンポ2018」/バス事業者対象に2月22日
【 大阪 】自動車整備の人材確保/近運局、2月14日にセミナー
 
2018年1月13日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】2度目の実施も「違反なし」/大阪支局等のタクシー街頭監査、継続を検討
【 大阪 】関係税制の抜本見直しを/自動車会議所年賀会で三野会長
【 京都 】大阪、神戸に続いて英断を/京都業界、エムケイ新運賃に期待
【 神戸 】公定幅の次は「5・5」廃止を/神戸エムケイの対応に期待
【 神戸 】神戸・阪神間、乗務員の減少続く
【 神戸 】自転車利用促進で乗り場廃止/神戸市計画、兵サセンで説明
大阪 】日本城・坂本社長が韓国の職安訪問へ/インバウンド対応で道筋
【 大阪 】働き方改革による労働条件低下を阻止/交通労連関西地総が年賀会
【 大阪 】白タク合法化阻止の中心に/自交大阪旗開きで福井委員長
【 大阪 】近鉄タク労組が新年会/3支部合同で14・15両日
【 京都 】「観光おもてなしコンシェルジュ」/京都市が募集開始
【 神戸 】参加推薦、合計19社34人/兵タ協接客コンテスト 
【 東京 】高値の原油先物に注目/LPGCPへの影響は?
【 京都 】西側はバス・タク専用に/祝園・新祝園駅前広場
【 京都 】京都市バス「前乗り後降り」へ/混雑緩和、均一運賃区間で
【 奈良 】西吉野タク、松蔦社長の死亡届
【 神戸 】神戸市域の事業者計画/新たに4社申請、14社に
【 大阪 】近運局、32社の事業者計画認可
【 大阪 】尼交→神戸相互の全部譲渡認可
【 神戸 】銀星交通、営業所新設を
 
2018年1月12日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】京都は新運賃公示後に検討か?/MKの運賃戦略「各社の経営判断」
【 大阪 】壽、ワンコインドームも動かず 
【 大阪 】諸課題の根底にタクシー活性化/大タ協年賀会で三野会長
【 神戸 】ウーバーアプリにこだわらず?/淡路島のタクシー配車で県民局
【 神戸 】迫られる「働き方改革」/兵庫県自動車関係団体年賀会
【 大阪 】「感動的なサービス」今年も/オービーシーGが新年祝賀会
【 大阪 】珊瑚交通が都市型ハイヤー営業開始
【 大阪 】「生活交通NW計画」作成/UD導入助成申請の各社に送付 
【 京都 】山城ヤサカが無事故表彰式
【 神戸 】「恒久減車」の撤回要求/神戸の2社、損害賠償請求も検討
【 大阪 】個タクの支部合併、さらに加速へ/全大個協組・四天王寺「執行部一任」
【 大阪 】新栄の大個連合流後に/北大阪組合との合併へ手順 
【 大阪 】全大個協組新和支部が新年会
【 大阪 】女性活躍「チャレンジ企業」/南大阪第一交通が認定受ける 
 
2018年1月6日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪・神戸 】大阪、神戸両エムケイが公定幅へ/3月26日実施で届出、京都も続く?
【 大阪 】1月理事会の採決は「3600万円の可否」/大タ協・三野会長、運賃問題でも見解
【 大阪 】法人659人、個人129人減/大阪のタク乗務員、16年〜17年
【 大阪 】大阪市域の実働率65%割る/大タ協・17年12月の輸送実績
【 大阪 】古知代表「基本に立ち返る」/梅田交通G・新年祝賀会
【 神戸 】神戸市域の事業者計画、新たに6社 
【 大阪 】坂本会長「4月期して3社一体化」/日本タクシーG「燦燦会」
【 大阪 】近運局幹部に新年のあいさつ/管内の法・個団体幹部ら
【 神戸 】兵個協は陸運部訪問
【 京都 】FF認定運転者に65人応募/3月1日付増員へ、咋年末時点 
【 大阪 】ピンクタクシーで新成人送迎/ふれ愛交通、平野区の成人式で請負
【 大阪 】「酒蔵巡り」観光ルート別運賃認可
【 東京 】ラジオ番組で年頭の抱負/全ト協・坂本会長
【 大阪 】「新視令X」の基地局増設/乗合事業に備えオービーシー
【 和歌山 】和タ協役員が年末夜間街頭指導
【 京都 】エコロ21、社長に酒井氏
【 大阪 】大阪国際女子マラソンで交通規制/大阪府警が今月28日
【 大阪 】17年度指導主任者研修会/大タクセンが2月2日
【 津 】三交タクユニオン、スト回避
【 京都 】自交京都、傘下単組の秋闘集約
【 京都 】愛都交通が営業所等変更へ
【 大阪 】近運局、2社を車停処分
 
2017年12月27日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪・京都など 】下限割れ運賃の変更を/近運局、ようやく2度目の指導
【 東京・神戸 】JPNタクの「介助料」論議/「UD」の考えに反する
【 神戸 】UDタクの普及、まだまだ/神戸市がバリアフリー推進会議
【 大阪 】運賃改定は3点セットが絶対条件/牛島・大タ協前経営委員長
【 大阪 】「三野私案」では利用者が混乱/ベストタクG・中村代表
【 神戸 】小規模事業者も楽観禁物/賃金未払い訴訟への対応不可欠 
【 神戸 】小規模事業者も楽観禁物/賃金未払い訴訟への対応不可欠 
【 東京 】対ウーバーは「本物の戦争」/JapanTaxi川鍋社長
【 名古屋 】「相乗りタクシー」の実証実験/つばめタクGが来年2月
【 京都 】一番が分割譲渡と減車/乗務員集まらず、苦渋の決断
【 大阪 】譲渡譲受の8人に認可書/全大個協会が授与式
【 京都 】桂川駅前に「総合バス案内所」
【 大阪 】地域交通への個タクOB活用策/全大個協組・和田理事長が模索
【 神戸 】「周辺」でなくタクシー規制緩和を/兵タ協・信原副会長が指摘
【 大阪 】乗客に感謝の気持ちを/関中G、18年のスローガン
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