ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2017年5月1日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

きめ細かな輸送は既存のタクシーで
今後の10年を見据えて
地域公共交通の活性化及び再生の将来像を考える懇談会

 国土交通省総合政策局長が設置した「地域公共交通の活性化及び再生の将来像を考える懇談会」(座長=山内弘隆・一橋大学大学院商学研究科教授)の第7回会合がさる4月26日に開催された。地方部での地域住民の移動の足の維持、確保は年々難しくなっており、2007年に地域公共交通の活性化及び再生法が制定されてからまもなく10年を迎えようとするこの時期、鉄軌道の路線廃止等にともない、自動車運送関連の総体的な役割は大きくなりつつある。そうした環境の変化を踏まえ、これまでの取り組みを総括しつつ、「今後の10年を見据えた中長期的な視野から、考えられる取り組みの方向性」を探り、あるべき地域公共交通活性化・再生の将来像を描き出そうとしているのが本懇談会だ。第7回会合では前回会合での議論を踏まえ、取りまとめ素案が提示されたので、タクシー分野にも共通する課題を中心に紹介することにした。

 今回の会合で示された取りまとめ素案の骨格は、別掲(略)の目次の通りだ(*ただし、当日配布された資料では目次は作成されておらず、資料の内容に沿って本紙が作成した)。ご覧の通り、この種の懇談会や研究会、審議会等のとりまとめによくある「序文」や「結語」はまだ作られていない。

公的支援の限界
 大きく分けて取りまとめ素案はT〜Vの3部構成で、Tの「これからの地域交通」では、人口減少や高齢化の進展、それに伴う自治体財政の逼迫で路線を維持するために無制限に公的支援を継続することはできないこと、ICTの応用範囲拡大や自動運転実用化に向けた実証実験の開始など、近年における地域公共交通の抱える課題と社会環境の変化に触れ、今後の地域公共交通のあり方としてどのような姿が好ましいかの大ざっぱなビジョンを示している。

地域公共交通NWの最適化
 Uの「地域公共交通を活性化・再生するための現状の課題と今後の方向性」では、地域公共交通ネットワークの最適化や公共交通の利便性の向上、需要の創出、運転者不足、車両の老朽化、自動運転などの項目ごとに具体的な課題を示している。

住民の主体的参加
 地域公共交通ネットワークの最適化については、課題として「利用状況の変化を反映しないまま従前の頻度・ルートで運行されている路線や、不必要に長大な路線等の非効率な路線など、生産性の低いネットワークが一部に存在しており、結果として輸送効率が低下している」との問題提起を行い、地域内交通におけるきめ細かな地域輸送サービスの提供が必要だとし、「地域内交通では、需要に見合った車両の選択や、適切な運行頻度の確保などが重要となるが、その検討に当たっては、まず既存のタクシーの活用を充分に検討する必要がある。旅客自動車運送事業者が不在の地域では、自家用有償旅客運送や地域の助け合いなども含めて、輸送サービスのあり方を考えることが必要となる」「なお、地域内交通に関しては特に、住民が企画・運営に主体的に参画することが、持続可能性の観点から望ましい。自ら利用することはもちろん、協賛金の提供や広告の獲得など様々な収益方策の工夫により、持続可能なサービスの実現が期待される」と記述されている。
 運転者不足、車両の老朽化、自動運転については具体的な課題として、「自動車旅客運送事業における運転者不足は深刻で、乗合事業を維持するため貸切・送迎等の事業から運転者を融通する事態も起きているが、収入減により企業自体が疲弊して立ち行かなくなるおそれがある、そうなれば、地方公共団体がコミュニティバスや自家用有償旅客運送を委託しようにも、受託する事業者がいなくなるおそれもある。加えて、地方部では『スクールバスや病院・企業送迎バスなどに運転者が取られている』『地方部の運転者が都市部に流れている』との指摘もある」としたほか、車両老朽化や自動運転への期待に対する現状などを問題提起している。

待遇改善で「仕事の魅力」向上を
 志望者・採用者増加に向けた取り組みとしては、「賃金面のみならず、短時間勤務などの多様な雇用形態や、休憩所の整備といった福利厚生面も含めた待遇改善による『バス運転者』『タクシー運転者』という仕事の魅力を向上させることが必要である。メディアの活用も一案である」「また、各事業者において、未経験者に対する自社養成、2種免許保有者に対する再教育を通じた活用を引き続き行うとともに、社員からの紹介制度など、実際の業務をある程度認識した上で就職する仕組みを活用することも効果的である」「さらに、女性用の休憩所の整備や、短時間勤務制度の導入など、女性も活躍しやすい環境づくりにより、女性運転者の増加を図ることも重要である」と記述、さらに地域公共交通ネットワークの再構築を通じた取り組みとして、「需要が希薄な地域においては、自家用有償旅客運送の導入を検討するほか、貨物車両に旅客が混乗するなどの新たな手法を編み出すことにより、地域の運転者の有効活用を図ることも一案である」などと提言している。
 Vの「関係者の役割」ではUで掲げた具体的な課題解決に向けて国・自治体、交通事業者や地域住民がどのように役割を分担すべきかについて触れている。関係者の役割分担に関する課題には、「地域公共交通にかかる知見や実務経験の不足等により、地域公共交通の役割、地域への貢献、その他必要性等が関係者間で正しく認識されていない場合がある。また、課題への対処法が分からない事例も多いと考えられる」と指摘、認識の共有や周知が必要だとした上で、「事業者の中には、公的支援への依存や、経営状況の悪化に伴う企画部門の縮小で経営能力が減衰してしまっている事例もみられる。また、一部の地方公共団体では、そもそも交通担当の部局が無いなど、地域公共交通に対する意識が充分でないことも見受けられる。さらに、自家用自動車の利用が多い地域では、住民の多くは、地域公共交通への関心が概して低い傾向にある」と記述している。

地元住民の意識改革
 対策として事業者の経営努力や自治体における能力向上はもちろんのことながら、これまでにはあまり見られなかった視点として「利用者となる地元住民の意識改革」の観点が加えられている。
 これについては、「自家用自動車の利用が前提であるほど、住民の地域公共交通に対する意識が低いのが現状である。その一方で、『地域公共交通は常にあって当然』という意識も根強く、自家用自動車が使えなくなった場合の移動手段について充分に考えられているとは言いがたい状況である」と重ねて指摘している。
 この点について素案ではさらに、「自家用自動車は永続的に使えるものではなく、また地域公共交通がなくなると自らの(将来の)移動手段がなくなって困るという意識を浸透させるため、地方公共団体や交通事業者を始めとする関係者は、『運転ができなくなったとき』を想定させる広報の実施により、利用者の参加を喚起することが必要である」としたほか、「地域公共交通は『乗らなければなくなる』ものであり、『乗って残す』必要があるという利用者の自覚が必要である」と強調し、そのための具体的施策として、@「週末だけでも利用する」など、自家用自動車主体は維持しつつも、地域公共交通を併用するような「かしこいクルマの使い方」の提案A学校でのMM(モビリティ・マネジメント)教育の実施、定期利用の呼びかけB自治会・地域集会での使い方教室の開催等の働きかけC交通エコモ財団において実施するMM普及活動のさらなる活性化促進―をあげている。

将来の事業存続をかけて
 タクシー業界においては、すでに全タク連が策定した事業活性化11項目の中で乗合タクシーの普及・拡大に取り組んでおり、その一環として自治体への御用聞き活動を活発化させているが、傘下都道府県協会の取り組みには濃淡があることも事実だし、いわゆる「御用聞き」には、言外に「どんなニーズがあるかを聴きに行く」というニュアンスも滲む。本素案にも示されているように、業界側から自治体の地域公共交通政策立案能力向上や、住民参加型の提案を示した上で、新たな需要を作り出しつつ持続可能性の高い事業モデルの提案が行われるレベルまで踏み出すことができれば―と思う。
 タクシー業界にとっては目前に白タク・ライドシェア解禁、合法化問題への対応という喫緊の課題を抱えていることから、地道な取り組みになかなか目が向かないきらいもあるものの、白タク問題が発生しなくても、人口減少・高齢化の進展は止まらないし、ICTの発展や自動運転技術の取り込みなどは避けて通れない課題になっており、一部の大都市部を除けば、本懇談会の取りまとめに盛り込まれるであろう事項については、タクシー事業者・事業者団体にとっても存在感を示すだけでなく、将来の事業存続をかけた場面が少なからず待っているように思う。
 なお、懇談会は4月26日で7回目を迎え、6月下旬頃とされる次回の会合で8回目となる。事務局の総合政策局によれば一応、次回の会合で今回の会合での委員の意見を踏まえて取りまとめの修正案を提示し、本格的な論議を終える予定とされている。
会合での論議は毎回活発なもので、この種の会議にありがちな予定調和的なものはあまり感じられない。その意味でも、最終的な取りまとめには期待している。(了)

No.676  5月1・8日合併 主な内容
■巻頭人物:高野 公秀氏(関東自動車無線協会会長)
気になる数字:15分の15 〜関運局管内15地区、2カ月連続で日車営収・輸送回数が揃ってプラス
■トピックス
:今後の10年見据えて 〜地域公共交通の将来像懇談会が取りまとめ素案
:「ライドシェアもできない遅れた国」!? 〜新経連主張の問題点を考える
:5月決着へ大詰め、着地点は如何に? 〜まだ続く大タ協横領事件処理問題――
:タクシーのサービス向上、イメージアップへ 大タクセン優良表彰で近運局
:しゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた…  〜交通事故がもたらす哀しい結末
:<シリーズ> 2017春闘――産別・労組はいま 〜東京ハイタク中立労組協議会
:近運局新任幹部に聞く 〜藤本実・監指部長&藤原幸嗣・旅客第二課長
:<注目の新製品> LTE対応無線機「SoftBank601SJ」 〜西菱電機&ソフトバンク
■東西往来
:「受胎告知」を販売するタクシー会社 / 還付金詐欺の未然防止でお手柄
■この人この言葉
:藤原 廣彦氏 / 石川 治氏 / 坂本 克己氏 / 滝本 剛氏
■シャッターチャンス
:無風再選でも行く先に課題山積 / 利用客に加えて乗務員の納得も
:本当に体裁だけで終わりかも…  / 他産業から引き抜きの危機に!?
■内外交差点:江戸っ子観光ドライバーの折々  三谷 幸人氏J
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2009に代わる新総合安全プラン
   自動運転技術等も活用して今夏策定へ
    国交省 交通事故対策検討会が初会合

【 東京 】国土交通省は4月27日、自動車運送事業に係る交通事故対策検討会を設置し、初会合を開いた。酒井一博・大原記念労働科学研究所所長を座長に選任し、今夏を目途に事業用自動車総合安全プラン2009に代わる新たな計画を策定する。
 今年3月に開催した総合安全プラン2009フォローアップ会議で、同プランの事故削減目標などの達成が困難になりつつあることが報告されるとともに、軽井沢スキーバス事故の発生や自動車の先進安全技術の開発・普及等近年の情勢の変化を踏まえ、フォローアップ会議を今夏を目途に衣替えし、新たな会議体に移行させるとともに、新会議体の検討内容を先取りする形で今回の自動車運送事業に係る交通事故対策検討会が発足した。今後は5月、6月と順次、会議を開催し夏を目途にプラン2009に代わる新プランを策定する。
 新プランの重点施策には、@事業者・利用者・行政の連携による安全トライアングルの構築(監査の重点化、民間指定機関による巡回指導、働き方改革の実現等)A自動運転をはじめとする新技術の開発・利用・普及の促進(自動運転技術の開発促進と課題の整理、ドライバー異常時対応システムの実用化促進等)B超高齢社会を踏まえた高齢者事故の防止対策(安全運転サポート車の普及啓発、高齢運転者に配慮した職場環境づくり等)C統計情報の分析等に基づく特徴的な事故等への対応(モードごとの典型的な事故パターンの分析、対策の実施、ドラレコを活用した事故惹起者に対する指導の強化、並びにヒヤリハット事例を活用した指導強化等)D道路交通環境の改善(事故発生割合の高い区間等への集中的な交通事故対策等)―があげられている。検討会委員は次の各氏。
 ▽相川春雄(日本バス協会安全輸送委員会副委員長)▽安宅豊(日本自動車工業会大型車部会長)▽石川博敏(自動車安全運転センター顧問)▽榎元紀二郎(全タク連交通安全委員会委員)▽小野古志郎(日本自動車研究所技監・研究主幹)▽勝又泰二(自動車事故対策機構理事)▽児島亨(自動車技術総合機構交通安全環境研究所自動車研究部主席研究員)▽小林覚(日弁連交通事故相談センター常務理事)▽酒井一博(=座長。大原記念労働科学研究所所長)▽高柳勝二(プロデキューブ代表取締役)▽西田泰(交通事故総合分析センター研究部研究第一課長)▽橋本昭朗(日本自動車整備振興会連合会常務理事)▽橋本良之(損害保険料率算出機構自賠責損害調査センター損害調査部長)▽堀野定雄(神奈川大学工学研究所高安心超安全交通研究所客員研究員)▽山本慎二(全日本トラック協会交通対策委員会委員)。
〔4月29日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2017年4月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】2009に代わる新総合安全プラン/自動運転技術等も活用して今夏策定へ/国交省 交通事故対策検討会が初会合
【 東京 】川鍋氏の無投票再選が内定/東タク協会長選、立候補締め切り
【 東京 】佐々木・宮タ協会長に旭日双光章/春の叙勲、広島・山田副会長も
【 東京 】中小企業の課徴金軽減で報告書/公取委研究会、大企業子会社は除外
【 東京 】取扱量縮小、運賃値上げなど/ヤマト運輸が事業構造改革案  
【 東京 】乗禁地区標識等に英語表記/国交省、省令改正で意見募集
【 東京 】一部役員改選と貢献表彰/関自無協東京支部・総会
【 東京 】新規許可は「補充」の意味合い/東個協・秋田理事長が認識
【 東京 】ロビー出入口前への移設完了/羽田国際線タクシー乗り場
【 東京 】東タク協防災レポーター、新たに21人
【 東京 】東京無線、練馬タクシーを優良表彰
【 東京 】サンフランシスコの実情報告も/市民会議など、ライドシェアでシンポ
【 東京 】6月に楽天本社近くで宣伝行動/自交東京「ライドシェア阻止」
【 東京 】事故防止対策委、年6回に/日個連交通共済が対応強化
【 東京 】全中労東京、副議長に石田氏
 
2017年4月28日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】きめ細かな輸送は既存のタクシーで/地域公共交通維持へ住民の積極利用求める/国交省・将来像懇談会取りまとめ素案
【 東京 】「全国タク」に東個協1700両/アプリ契約調印、都内7000両に
【 東京 】「NEXT無線懇談会」設置/次世代システムへ関自無協東京支部
【 東京 】「今後の方向」で意見交換/チェッカーGが全事業者会議
【 東京 】拠点の「道の駅」5カ所選定/自動運転実証実験、公募型も受付
【 東京 】三役選出、立候補制に/東個交通共済・理事会
【 東京 】ランドオペレーター契約/総務省調査、貸切バス事業者の35%
【 東京 】自転車活用推進法、5月1日施行へ
 
2017年4月26日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 名古屋・東京 】タク走行データ活用の実証実験開始/トヨタ自動車、KDDIと共同/東タク協、5社500両参加
【 東京 】白タク問題、自治体に働きかけを/全タク連・広報サービス委
【 東京 】CIでタクシーのイメージ一新/京タ協が取り組み事例を紹介
【 サンパウロ 】ブラジル下院、ウーバー規制法可決/二種免取得などタクシー並みに
【 東京 】LPG、5月CPは300ドル台? 
【 横浜 】全車両参加と自治体連携に力/神タ協「共通アプリ」で藤井委員長
【 東京 】三鷹市と見守り業務で提携/東タク協武三支部、災害時輸送も
【 横浜 】災害時の役に立たぬライドシェア/伊藤・神タ協会長「タク無線で貢献」
【 新潟 】特定地域計画の同意、再確認へ/新潟交通圏、6月に協議会
【 福岡 】「子どもサポートタク」広島でも/第一交通産業、9県12エリアに
【 東京 】私鉄東ハイ労野球大会 
 
2017年4月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タクシーの利便性向上で攻め込む/通訳案内士法改正にも期待/対ライドシェア活性化策で全タク連
【 東京 】国交省、次は「相乗りタクシー」/年度内の実証実験を表明
【 横浜 】「時代に乗り遅れぬ対応を」/神タ協役員会で伊藤会長 
【 東京 】「使いやすい乗り場」拡充など/東タクセン、17年度事業計画
【 東京 】初乗り新運賃、苦情は減少傾向/東タクセン「利用客側の誤解も」
【 東京 】カード手数料の乗務員負担撤廃/山三交通、無線取扱い手数料も半減
【 東京 】英語表記、より目立つよう/「優良タクシー」デザイン変更
【 東京 】東京駅等で25日に街宣行動/白タク反対で全自交東京
 
2017年4月22日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】初乗り短縮運賃、まずは高評価/「ちょい乗り」など需要喚起に期待/関運局定例会見で小椋・自交部長
【 横浜 】1〜2年でタクシー環境激変/関自無協・高野会長
【 東京 】75歳超の譲渡問題が絡む?/個タクの「新規許可」めぐって
【 東京 】「法人・個人の棲み分け」も/個タク議連総会で城内議員
【 東京 】貸切バスの集中街頭監査/国交省、週明けから全国21カ所で 
 
2017年4月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】運用見直しのみで実現可能?/改正適正化新法と個タク新規許可めぐって/関運局、道運法改正は不要との見方
【 横浜 】「県内統一アプリ」で3案/神タ協、役員会に検討状況報告
【 横浜 】関運局が17年度行動計画/関東交通観光戦略2016
【 横浜 】「残って良かった」魅力づくりを/関自無協神奈川支部・総会
【 東京 】無人配送トラックの実証実験/藤沢市でヤマト運輸とDeNA 
【 横浜 】全15地区で日車営収、輸送回数増/関運局管内・3月の原計輸送実績
【 東京 】銀座2号、9号が優良乗り場に
 
2017年4月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】二種免許の取得要件緩和/警察庁は「検討開始」と回答/規制改革推進会議が精査・検討
【 サンフランシスコ 】16年は3000億円の赤字計上/ウーバーが収支状況を初公表
【 東京 】次世代に合わせた事業設計も/ヤマト運輸が「働き方改革・基本骨子」
【 東京 】自動運転、AI活用など講演/全タク連・技術環境委
【 新潟 】良悪でなく国家の力に負けた/カルテル問題で新潟協会・高橋会長 
【 東京 】「まっとうな国では禁止」/個タク議連、ライドシェアで感想
【 東京 】3月末の会員数1万3145人/都個協、2月末から71人減
【 横浜 】東横線沿線部会を再開/乗り場問題等で神タ協横浜支部
【 東京 】白タク反対でマスク2000個/全自交東京、街頭宣伝で配布
【 横浜 】ロボットのタクシーお披露目?/三和交通G、本社営業所に
【 訃報 】松永テルさん(松永次央・全自交書記長の母)15日死去。88歳
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タクシー乗り場、高島屋前にも
    なんばひろば計画 「インタク専用」も提案

【 大阪 】なんば駅前の「広場化」などを謳う「なんばひろば改造計画」に伴い、大幅な縮小が懸念されたタクシー乗り場は、昨年11月の社会実験で採用されたパークス通り(旧新川通り)に加え、現在の高島屋前市バス乗り場東側にも一定のスペースを確保する方向で検討が進められるようだ。訪日外国人向け「インターナショナルビジターズタクシー」専用乗り場の設置提案もあり、検討段階とは言いながら、活性化につながる期待が出てきた。
 駅前整備は大阪府、大阪市、大阪商工会議所など27団体で構成する「なんば駅前広場空間利用検討会」が協議を進めており、昨年11月に3日間実施した社会実験「なんばひろば改造計画」の結果などを踏まえ、4月初旬の会合で基本計画を策定。今後、計画を実施する事業主体、組織の選定作業に入る。懸念されてきたタクシー乗り場は、阪神高速環状線下のパークス通りと、現在の市バス乗り場東側の2カ所にタクシープールとともに設けられるようだ。
 現在、高島屋前にあるタクシープール24両分を維持したいというのが業界側の基本姿勢だ。予定ではパークス通りに8両分の乗り場とプール、さらに2両分の降車場を確保。また、インタクの専用乗り場(1〜2両)を設ける案も出ているようで、関係者によると「これについては検討会に参加するメンバーらも非常に乗り気。関西国際空港から南海の特急ラピートに乗ってなんば駅にやってきた外国人観光客にとっても実に便利」と高評価を受けているようだ。加えて、当初は計画されていなかった高島屋前の市バス乗り場東側にEV乗り場(マルイ前は廃止)も含め「18両分の乗り場とプールの設置も検討されている」という。
 最終決定でなく、検討段階だが、社会実験ではパークス通りに追いやられた格好のタクシー乗降場について、利用者利便にも配慮しつつ一定のスペースを確保する方向で議論が進められるようだ。
〔4月29日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2017年4月29日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】タクシー乗り場、高島屋前にも/なんばひろば計画 「インタク専用」も提案
【 大阪 】6月1日に共同街頭宣伝/白タク合法化阻止で大阪労使
【 京都 】京都の運改要請、50%に迫る 
【 大津 】16年度の登録者2737人/滋タ協「ゆりかごタク」
【 大阪 】大阪市域3万2256円/大タ協・3月輸送実績
【 大阪 】悪質なら「指導票」の意見も/新大阪のゴミ投棄問題 
【 大阪・神戸 】運改の前に下限割れの是正を/行政当局の対応に不信も 
【 神戸 】神戸地裁、執行停止の仮処分認めず/運管の免停処分、本訴の争いに
【 京都 】高速料金変更に伴うETC表示/京タ協もNEXCOから聴取へ
【 神戸 】神戸・阪神間2万9088円/兵タ協・1月輸送実績  
【 東京 】三越伊勢丹Gカードと連携/「得タク」5月1日から
【 大阪・京都 】個タク譲渡譲受の認可書授与式
【 神戸 】兵庫交通共済、予算案など承認   
【 大阪 】今度は「夢洲で自動運転」提言/日本城タクシー・坂本社長
【 大阪 】小型全車両を新型ノートに/戎交通、5月に2両目導入
【 京都 】山城ヤサカ、20人を永年勤続表彰 
【 奈良 】奈良近鉄タク、選挙カー貸出PR
【 大分 】モバイルクリエイト、本社移転へ 
【 大阪 】愛晃、合併認可申請 
【 大阪 】近運局、譲渡譲受認可
【 大阪 】新金岡交通、役員変更届
【 大阪 】近運局、法人1社車停処分
 
2017年4月28日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都・大阪 】事業用車両に白ナンバー/ラグビーW杯仕様 緑色の枠、遠目には区別不能
【 大阪 】特定地域計画案には「反対」も/非加盟・中立改め「タク問題考える会」
【 大阪 】「一般理事に責任なし」いつ確定?/大タ協横領事件処理で坂本理事
【 京都 】京都の運改要請、21社47.6%に
【 京都 】LRT導入論議が再浮上/タク業界には異議の声 
【 京都 】八条口の降車でルール違反/業務センターが注意文書  
【 大阪 】近自無協、5月24日に通常総会
【 神戸 】1日平均100人へあと一歩/「しおかぜ」本格稼働1カ月
【 大阪 】右折時の二輪事故が急増/大阪府警が注意喚起   
【 大阪 】今度はナショナルタク乗務員/還付金詐欺の未然防止で感謝状 
【 大阪 】近運局、バス21社を無事故表彰 
【 神戸 】LTE対応の車載型IP無線機/西菱電機&ソフトバンクが5月発売 
 
2017年4月26日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「優良運転者」「優良事業者」制度/近運局 大辻・自交部長が「導入」検討
【 大阪 】財政再建に70年「理解不能」/大タ協横領事件処理で薬師寺氏  
【 大阪 】監査・安マネで事故・違反の減少を/近運局 藤本・監指部長
【 大阪 】自治体のニーズに応え存在感を/藤原・旅客第二課長
【 大阪 】「全国タクシー」本格運用開始/全大個協組、350両規模で
【 京都 】新たに比叡山観光が同調/京都市域の運改要請、46.3%に  
【 京都 】八条口のショットガン確認/サーバ不調で別サイト開設
【 大阪 】大タ協運賃討論会は5月31日に変更
【 東京 】CIでタクシーのイメージ一新/京タ協が取り組み事例紹介 
【 大阪 】トラブル回避へ換算表など提案/高速料金変更でNEXCO対応 
【 大阪 】「2〜3年で情勢変わる」/大阪のジャパンタクシー導入機運
【 大阪 】「道路は生き物」銘記を/協親交通が安全講習会  
【 大阪 】還付金詐欺を未然防止/近鉄タク乗務員に府警感謝状
 
2017年4月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】5月決着へ一般会員向け説明会/大タ協横領事件処理、11日開催へ
【 京都 】新たに4社で19社、44.8%/京都市域の運改要請
【 大阪 】大タ協、運賃討論会5月29日開催へ 
【 大阪 】特定地域計画案「賛否は各社の判断」/関協理事会で古知理事長
【 大阪 】IP会員の移動局割など承認/近自無協、5月総会に向け理事会 
【 神戸 】神戸業界、運賃問題「動きなし」   
【 大阪 】ドアサービスの前にゴミ対策/新大阪乗り場の活動で大タ協
【 大阪 】ジャパンタクシー購入予定/大タ協アンケート「124両」
【 大阪 】運転免許自主返納でタクシー券/堺市が府内初、75歳以上対象に  
 
2017年4月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】自家用運送のドライバー管理/兵タ協但馬支部、タク3社が養父市の構想に関与へ
【 神戸 】最短でも7月下旬開催?/神戸市域の特定地域協議会
【 大阪 】黒田・大運支局長も参加/北新地街頭指導、継続に謝意
【 京都 】基準車両数6052両に整理/京運支局、運改要請18社39%
【 神戸 】神戸市域、2月末から66人減/3月の運転者証交付状況  
【 大阪 】「身を切る改革の熱意ない」/大タ協予算案などで一般会員
【 大阪 】「とにかく成立を」はメンツだけ/特定地域計画めぐり壽・浦木山社長
【 神戸 】観光客増加で接遇意識向上を/兵タ協姫路支部・総会 
【 神戸 】観光プラン第2弾検討/兵協等の「在り方委員会」 
【 京都 】4次認定は車両整備など済ませた上で/FFタク、運転者の質的維持も課題に
【 京都 】活性化に向けた取り組み報告/京タ協青年部会・3分科会 
【 大阪 】弁護人が「室温」「証人請求」示唆/大タ協横領事件・第2回公判  
【 神戸 】事業譲渡の青山交通が兵タ協退会
【 神戸 】「ノート・eパワー」など/日産、きょう姫路で展示会
 
2017年4月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪も初乗り短縮俎上に/大タ協、5月末目途に運賃討論会
【 大阪 】供給削減「有名無実化」/大阪市域、新規中小は歓迎
【 京都 】京都の運改、要請率39%/帝産京都が同調、15社に 
【 神戸 】公的助成の考えに隔たり/神戸市のタク活用問題検討会
【 神戸 】「潮見台地区」の第2回検討会/神戸市、GW明けにも開催を
【 神戸 】兵タ協が「青年部会」設置へ    
【 大阪 】南地12日、北新地24日/5月の街頭指導日程 
【 大阪 】「ソウルのタクシーにも離される」/日本城・坂本社長が議論停滞に苦言
【 神戸 】「得意先紹介」16年度57件/兵協、キャンペーンを継続 
【 大阪 】新委員長に橋口氏就任/全相互タク労組・定期大会
【 大津 】自動車事故のビッグデータ分析/滋賀大とあいおいニッセイが研究拠点
【 京都 】山城ヤサカが安全運転研修会 
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