ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2016年9月12日

    交通界WebNews
最新号ニュース
発行物について
購読のご案内
採用情報
会社概要・沿革
広告のご案内
 










「週刊交通界21」毎月4回情報発信

政府検討会議から規制改革推進会議へ
   ― 白タク・ライドシェアの着地点を探る ―

 白タク・ライドシェア解禁、合法化の行方を左右する政府の重要な会議が今週、2つ開催される。第一には旧・規制改革会議の後継組織として発足が決定したばかりの規制改革推進会議の初会合が今日12日にも開催される運びで、大田弘子・元経済財政担当相が議長に就任する見込みだ。第二には、これまで計4回の会合を重ねてきたシェアリングエコノミー検討会議(主査=安念潤司・中央大学大学院教授)の5回目の会合が14日に開催を予定されている。規制改革会議後継組織とシェアリングエコノミー検討会議が重要課題でもある白タク・ライドシェア問題でどうつながってくるかについては本紙8月29日号でも触れたが、今回の本欄では8月31日に開催されたシェアリングエコノミー検討会議第4回会合で事務局(内閣官房IT総合戦略室)から提示された論点整理を中心に紹介し、今後の着地点を展望してみることにしたい。

 結論から言えば、シェアリングエコノミー検討会議の4回目の会合(8月31日開催)では安念主査から事務局に対し、主に業法等の縛りがない、あるいは緩い業種を念頭に一定の消費者保護能力を担保し得るシェアリングエコノミープラットフォームによる「自主的ルール」策定のひな型足り得るガイドラインの作成が指示されるとともに、そうした自主的ルールの信頼性を担保するための「認定・認証制度」や、それがどのような業種にどういうものが当てはめ得るかをシェアリングエコノミー協会で検討するように要請されていた。それぞれについて今週14日の第5回会合で「素案」が提示され、各構成員間で議論することになっていた。

非公開になった第5回会合
 残念ながら、さる6日には内閣官房側の決定、つまり安念主査の決定により5回目の会合は非公開で、配布資料も非公開の扱いとの通告があったため、会議を取材することはできないし、素案そのものを知る術はいまのところ絶たれている。とはいえ、同会議そのものは14日が最後ではなく、「少なくとももう1回は開催されて、そこで結論を得る」となるようだ。
 善意に解釈すれば自主的ルールや認定・認証制度も最終版に限りなく近いものだけを公開し、途中経過はあまり人の目に触れさせたくないということでもあるようだ(国交省自動車局長の私的懇談会「新しいタクシーのあり方検討会」や「運賃制度に関するワーキンググループ」などはすべての会議を非公開扱いだったので、それよりはずっとマシ。マシという意味ではこれまでのところ、発言者を特定できる議事録を公開してきたということだけでも、発言者不明の『議事概要』公表止まりの国交省より遥かに良心的だ)。
 横道にそれてしまったが、話を本筋に戻すと4回目の同会議の会合では事務局案としてシェアリングエコノミーについて、@シェアする対象に基づく分類A業法規制に関係のあるサービスかB既存の業界と競合のあるサービスかC安全性が強く求められるサービスかDプラットフォーマーが「場の提供者」に過ぎないものか一定の関与を行っているものかE提供者と利用者が『CtoC』か『BtoC(GtoC)』か―など、さまざまな角度から分類・整理し、その分類ごとに課題を提示することとされた。 例えば、@のシェアする対象に基づく分類では、「場所」「乗り物」「スキル」「モノ」「お金」などが例示され、乗り物の具体例としてカーシェア、ライドシェア等が示されている。
 Aの業法規制との関係では、許可等が必要なものとして民泊やカーシェア、ライドシェア(白タク)などが、業法規制と関係があると思われるものとして、スペースシェア(会議室等)、カーシェア(共同使用)、ライドシェア(相乗り)などが、業法規制と関係ないものとして、占い、デザイン、翻訳、家事等があげられている。
 Bの既存業界との競合については、ライドシェアと明記された表現は盛り込まれていないが、明らかに白タクと正規の許認可を受けたタクシーは競合する。
 Cの安全性が強く求められるサービスか否かについては、「生命、身体等に損害を生じさせる恐れのあるサービス。多大な金銭的損害が想定されるサービス」と定義している。

プラットフォーマーの結果責任は?
 Dについてはプラットフォーマーが場の提供者に過ぎないのか一定の関与を行っているのかということだが、これはまさに白タク・ライドシェアの場合、プラットフォームが運送の結果責任を最終的には負わないとする考え方を受け入れるべきか否かに直結する論点だ。
 Eについては、例えば京都府京丹後市などが、現行法の自家用有償運送制度を活用し、NPО団体が担い手となって利用者のニーズをウーバーがマッチングするという点で、この形態=GtoCに近いと言えるかもしれない(国家戦略特区を念頭においた当初提案通りであれば、さらにこの形に近づいたと言えるだろう)。
 それぞれの分類ごとに事務局が提示した課題とその解決の方策は上表(略)の通りで、大きく分けて、@自主的ルール(認定の仕組みを含む)A先行的な参照モデルの構築Bグレーゾーン解消に向けた取り組み―等をあげている。
 解決の方策として示した3つのうち、第一の自主的ルールに関する主な論点としては別表(略)のように、「ガイドライン・認定制度の全体像をどうするか」「シェアリングエコノミーに求められる安全性とはどこまでか」「プラットフォーマーの責任分担をどうすべきか」などに集約している。
 例えば自主的ルールについて、仮に白タク・ライドシェアに当てはめた場合、タクシー業界側の立場から見れば、「自主的ルール策定は構わないが、安全・安心を守るための基準は道路運送法等の業法が要求する水準をクリアしなければ利用者の安全は確保されない」「海外で当然視されているビジネスモデルを成り立たせるための自主的ルールであってはならない」ということになるし、「安全性には外部不経済など、ユーザー評価や相互評価が機能しないものがあるのではないかとの疑問は正に白タク・ライドシェアに当てはまる」「プラットフォーマーにも一定の責任を持ってほしいとの消費者の声にどう応えるかが課題とされているが、正規のタクシー事業者は全面的に輸送の結果責任を負っている。プラットフォームとドライバーが責任を押し付け合い、事故の被害者等になされるべき賠償がなされないことはあってはならない」との主張が出てくるのは自明であろう。
 次に、解決の方策の第二としてあげられた先行的な参照モデルの構築について事務局の示した論点では自治体との連携のほか、シェアリングエコノミー事業者と既存業界との軋轢をどう考えるかや、自治体への導入・地域への普及に当たっては克服すべき課題を解決するため実証事業等の支援を行うべきではないか―などの考え方も示されている。
 第三のグレーゾーン解消に向けた取り組み等では、業法規制により許可等が必要なものについて、政府部内に規制緩和の検討のための場を設けるべきとの意見があることなども明記されている(これはまさに従来から新経済連盟が主張してきたことである)。
 これらの論点を踏まえて、14日の会合でどのような自主的ルール案や認定・認証制度の素案が提示され、どのような議論が交わされるか大いに関心を持っていたものの、会合は非公開となった。いずれにしろ、そこでの構成員間の議論の結果を踏まえ、9月末から10月早々と目される最終会合(第6回会合)にはとりまとめ案が提示され、大筋において了承されることとなるだろう。
 少なくとも、同検討会議自身が提供されるサービス分野ごとに業法や既存業界との関係、求められる安全性の水準も異なることを認めており、道運法という厳しい業法でタクシー事業が縛られている以上、白タク・ライドシェアについても個別分野の一つとしてどう取り扱うか最終的に決着することにはならない。新経連が求める政府部内に規制緩和について検討する場を設けることになるのか、あるいはすでにある組織としての規制改革推進会議にその検討を委ねることになるのか、どこで議論をするのかしないのかについては今秋中に決着することは間違いない。
 また、全タク連や東タク協幹部の一部に東京業界での初乗り距離短縮運賃実施を年内に前倒しし、少なくとも実施時期が年内になったということをできるだけ早く業界内外にアナウンスしたいという考え方があるのは、シェアリングエコノミー検討会議の取りまとめや、規制改革推進会議で白タク・ライドシェア問題を新年度の検討事項として取り上げるか否かを決定する時期(=今秋)に先駆けることで他の活性化施策と合わせ、「国内はタクシーだけで十分。白タク・ライドシェアは不要」とアピールし、政府部内における白タクシンパを牽制する狙いも透けて見える―との見方が妥当であろう。第1ラウンド終了のゴングが鳴るのはもうすぐだ。(了)
<Topへもどる>

No.646 9月12日号 主な内容
■巻頭人物:田中 亮一郎氏(全タク連副会長兼地域交通委員長)
■気になる数字5万165件 〜全タク連「全国タクシーガイド」国内外からのアクセス数
■トピックス
 :政府検討会議から規制改革推進会議へ 〜白タク・ライドシェアの着地点を探る
 :原告の請求はなぜ棄却されたのか 〜新潟運賃カルテル被疑事件、東京高裁判決
 :「全国タクシー」個人にも拡張 〜年内に法・個合わせて4万両に
 :重要案件の議論進まず、急がれる正常化 〜横領事件処理が尾を引く大タ協
 :官民一体でタクシーマナー向上へ 〜神戸市役所で第25回推進会議
 :トップから乗務員までが安全意識を共有 〜第10回アイティータク「安全大会」
■東西往来
 :AED使用体験もあった防災訓練 / AED、こちらは地域に提供も
■この人この言葉
 :田中 映二氏氏 / 伊藤 実氏 / 兼元 秀和氏 / 浦木山 峰壽氏
■シャッターチャンス
 :船頭に迷いなく結論へ / 「ガラケー」が示唆する末路…
 :活発に見えても発言は / 「地方創生」で花開く?
■内外交差点:産業競争力?  坂本 篤紀氏N
<Topへもどる>
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
構造改革推進へ「未来投資会議
  4分野で下部会合、会長に竹中平蔵氏ら
        産業競争力会議などを統合

【 東京 】政府は9日、持ち回りで日本経済再生本部の会合を開催し、首相の諮問機関だった産業競争力会議や未来投資に向けた官民対話を発展的に解消・統合し、「未来投資会議」を新たに設置することを決めた。未来投資会議の民間有識者議員には規制改革推進会議委員にも起用された金丸恭文・フューチャー会長兼社長ら6人が指名された。また、未来投資会議の下には「構造改革徹底推進会合」が設置されることになり、第4次産業革命・イノベーション会合など分野ごとに4つの会合を設置する。各会合のトップには竹中平蔵・東洋大学教授、金丸氏などが起用されている。アベノミクス第3の矢として期待されながら、もうひとつパンチ不足とされてきた構造改革・規制改革を推し進めるためより一層強力な布陣とした格好だ。
 9日の閣議後会見で菅義偉・官房長官は「成長戦略の新たな司令塔として未来投資会議の設置を決めた。同会議の下に構造改革徹底推進会合を設置したところだ。アベノミクスはこれからマクロ経済の司令塔である経済財政諮問会議とミクロの成長戦略の司令塔である未来投資会議とが車の両輪となって進んでいく。新たな体制の下、構造改革を強力に推進していきたい」と述べた。新たに設置される未来投資会議は、議長に安倍晋三首相、議長代理に麻生太郎・副総理兼財務相、副議長には石原伸晃・経済再生担当相、菅・官房長官、世耕弘成経産相が就き、民間議員には金丸氏のほか五神真・東京大学総長、榊原定征・日本経団連会長、竹中平蔵・東洋大学教授、中西宏明・日立製作所会長、南場智子・ディーエヌエー会長の計6人が指名された。同会議の下には構造改革徹底推進会合として「第4次産業革命(Society5・0)・イノベーション」「企業関連制度改革・産業構造改革―長期投資と大胆な再編の促進」「医療・介護―生活者の暮らしを豊かに」「ローカルアベノミクス(農業・観光・スポーツ・中小企業等)の深化」の4つの会合を置くこととし、それぞれの会合の会長には竹中氏、小林喜光・経済同友会代表幹事、翁百合・日本総研副理事長、金丸氏が就くことになっている。

〜政府のバックアップ体制強
 産業競争力会議が廃止されたことで、その民間議員を務めていた楽天の三木谷浩史会長兼社長(新経済連盟代表理事)が直接、首相も出席する会合の場で白タク・ライドシェアの解禁、合法化を含むシェアリングエコノミーの法的環境整備を要請する場面は今後みられなくなるが、統合・廃止された各種旧会議から引き続き起用される民間からの議員、委員各氏は筋金入りの構造改革推進論者が多数を占めるだけに、シェアリングエコノミー検討会議や規制会改革推進会議で大幅な規制緩和を行いやすくするための政府としてのバックアップ体制は以前よりも強化された格好だ。
 石原・経済再生担当相は9日の閣議後会見で未来投資会議等の設置について、「過去3年に渡る成長戦略では、岩盤規制を抜本的に見直してきたが、未来への投資の本格化には至っていない。成長戦略、構造改革の総ざらいを行い、民間部門の活用本格化には何が足りて、何が足りないのかなど、近年の急激な技術革新を国民生活や社会に実装するために何が障害となっているのか、また、どのくらいのスピードで物事が進化しているのかなどを明らかにし、躊躇なく改革に挑戦していくことが必要だと考えている」などと述べた。
〔9月10日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2016年9月10日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】構造改革推進へ「未来投資会議」/4分野で下部会合、会長に竹中平蔵氏ら/産業競争力会議などを統合
【 東京 】貸切バス規制強化でパブコメ募集
【 東京 】「地域限定通訳案内士」育成へ/都の「タクドライバー観光特区」
【 サンフランシスコ 】全米6都市でデマンド交通/フォード、総合モビリティ企業へ
【 横浜 】路上寝込み者轢過事故ゼロなど/関運局、16年度安全施策実施目標
【 東京 】月初に比べ、上げ幅は縮小/LPガスCP先物市場
【 東京 】全体で15人減少、高齢化も進む/多摩地区の運転者証交付状況
【 東京 】「特別委」の検討テーマ整理へ/東タク協三多摩支部
【 東京 】来年度の事故防止標語などを選定/東京交通共済・事故防止対策委
【 東京 】関運局、譲渡譲受3件認可
 
2016年9月10日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「こんなことでは個タクは不要」/関運局、東個協本部等に立入調査/飲酒事故続発、交通共済理事会で報告
【 東京 】「緊急集会」求める声/東個交通共済・支部長会議
【 東京 】事故防止責任者講習会の共催取りやめ/交通共済、東タク協に申し入れへ
【 東京 】21日から秋の交通安全運動/全タク連、安マネの徹底など
【 東京 】「健康リスク」意識して/東個交通共済、事故防止運動で周知
【 横浜 】ハイタクは法人13人、個人4人/旅客等運転者、神運支局長表彰
【 東京 】ハイタイク関係運転者は80人/13日に東運支局長表彰式
【 東京 】タクシー1社を新規登録/8月のグリーン経営認証
 
2016年9月9日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】規制改革で成長の天井破れ/推進会議と特区諮問会議の連携強化など/日経紙面でライドシェア解禁を後押し
【 東京 】新倉能文氏を偲ぶ会、10日開催
【 東京 】台湾企業など4社と協業へ/東タク協・スマホdeタッくん特別委
【 東京 】IVR、繁忙期前に導入へ/チェッカーキャブ無線協組
【 東京 】「院内集会」に向け準備会、HPも/ライドシェアを考える市民会議
【 東京 】日交アプリ「アップルペイ」に対応へ
【 東京 】なくならないクリップ留め/シートベルト調査、後席97.8%OK
【 横浜 】都市交通が乗務員特別研修会
【 横浜 】神奈川タクセンが外国人接遇研修
【 千葉 】アイティータクシーが「安全大会」
 
2016年9月7日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】東京など大都市部が率先垂範を/対ライドシェアの事業活性化策/全タク連、田中・副会長兼地域交通委員長
【 東京 】シェアエコ検討会議、非公開に
【 東京 】法人乗務員、再び減少基調に/東タクセン・8月の運転者証等交付
【 東京 】ASV導入補助対象装置も追加を/預かり休車の復活要件で全タク連
【 大阪 】「全国タクシー」個人にも拡張/まず大阪、年内に約350両稼動
【 横浜 】目標の50社へテコ入れ/神タ協・動画配信PR特別委
【 サンフランシスコ 】ウーバーが定額乗り放題開始
【 サンフランシスコ 】グーグルはライドシェア参加へ
【 東京 】新潟事件高裁判決を受けて/ハイタクフォーラム集会
【 東京 】「接遇コンテスト」予選スタート/10月本選へチェッカー無線営業委
【 静岡 】新年度運動方針など確認/日交労が16年夏季セミナー
 
2016年9月3日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「規制改革推進会議」設置/12日に初会合、今秋中に検討事項確定へ/規制改革会議後継組織で閣議決定
【 東京 】乗務員の年齢制限で新陳代謝/東タク協・武居副会長インタビュー
【 東京 】10月化が早めの点灯と上向き走行/薄暮時・夜間の事故防止で全タク連
【 東京 】ヘルパーによる外出支援で回答/経産省、車両使用に道運法の歯止め
【 さいたま 】埼玉・県南中央特定地域協が初会合
【 サンフランシスコ 】ウーバー、上半期1270億年赤字/米報道、ドライバー獲得で支出嵩む
【 東京 】テナント合同でAED操作も/東タク協事務局が災害訓練
【 東京 】森山記念病院に専用乗り場/チェッカー無線、1日から稼働
【 東京 】初乗り短縮運賃反対の行動計画/自交東京・城委員長
【 那覇 】沖縄離島地区で運賃改定
【 横浜 】関運局 譲渡譲受1件認可
 
2016年9月3日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】東京高裁、原告12社の請求棄却/「行政指導」の強制性認めず/新潟カルテル被疑事件判決
【 東京 】ライドシェアにも言及/総務省「情報通信白書」に注目
【 サンフランシスコ 】グーグル、ウーバーの関係冷却化?
【 ロスアンゼルス 】高齢者向けに非スマホ配車/ウーバー、リフト両社が開始へ
 
2016年9月2日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】事務局に自主的ルールの「叩き台」指示/安念主査「成果出す時期が近づいている」/シェアリングエコノミー検討会議
【 東京 】新潟・三条市がタク利用の有効性/国交省・地域公共交通将来像検討会
【 東京 】9月CPは3カ月ぶり値上がり
【 東京 】訪日富裕層に「プライベートリムジン」/国交省、全タク連特別委メンバーに説明
【 横浜 】2カ月連続で減少基調に/京浜交通圏の運転者証交付状況
【 東京 】全国で「ファブリーズタク」/日交アプリで配車注文
【 ブリュッセル 】ウーバー問題に特化の戦略会議/ITFが21、22日に開催へ
【 東京 】帝都葛飾交通労組が旗開き
【 訃報 】新井正守氏(和同交通等社長)10日死去。81歳
 
2016年8月31日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】事前確定型運賃の実証実験など/タクシーサービスのICT活用へ予算化/国交省17年度予算概算要求
【 東京 】「規制改革推進会議」9月発足/議長には大田弘子氏が就任へ
【 東京 】国交省17年度税制改正要望
【 東京 】安全確保の体制強化/17年度組織・定員要求
【 東京 】都個協UD研修1年/修了者961人、7.1%に
【 東京 】UD研修講師、全国371人に/全福協養成講座、青森から初受講
【 東京 】事故防止対策を強化/死亡事故など受け都営協
【 東京 】タイプ別車いすと福祉車両/JWMTOが組み合わせ検証
【 横浜 】横浜の交通を考えるシンポ/横浜市が9月24日開催
<Topへもどる>
 
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

UDタク導入に府・市の助成を
    大タ協、公明党府本部に政策要望

【 大阪 】大タ協(三野文男会長)は9日、大阪市西区で開かれた公明党大阪府本部(代表=佐藤茂樹・衆院議員)の政策要望懇談会に臨み、UDタクシー導入に対する大阪府・市の助成を要請するとともに、白タク・ライドシェアについて、安全確保などの面から国交省が「対応不可」とし、業界として全タク連を中心に解禁阻止の運動を展開していることを説明し、理解を求めた。
 UD導入助成についてのやり取りでは、東京都(61億円、1万両)以外にも横浜、川崎など関東圏で採用されていることや、セダン型タクシーの生産中止などの流れを説明。「一般タクシーがUDを導入することで、街中で身障者を含め、誰でもタクシーに乗れるようになる。また訪日外国人旅行者の対応にも収納スペースの広いUD車が良いという狙いもある」などとした。党側の「業界としてその方向性で良いのか」との質問には、「セダンしか使えないニーズもあるが、東京オリンピックを目指し国の政策がそうなっているのでは」と回答。「そうなると業界はUD車への切り替えを余儀なくされ、莫大な設備投資が必要になってくる」との理解が示された。
 ライドシェアの問題では、「国交省は『対応不可』との判断を示しているが、規制改革推進会議も設置された。規制改革のネタがないから、ともすればこのような経済界からの要求をテーマにしがちなところがあるので、利用者保護の観点からも俎上に上らせないよう、タクシー業界が不安にならないように注視していく。また、国家戦略特区を使ってそのようなものを上げてくる自治体もあり、一部でできたからと、全国に広がる恐れが他の制度でもあるので、この辺も常に注視していかなければならない」との問題意識も示された。
 懇談会には大タ協からは三野会長のほか、坂本栄二、古知愛一郎、照屋勝晴の3副会長ら、公明党側は佐藤代表のほか、衆参国会議員、府・市会議員らが参加した。
〔9月10日号関西版掲載〕<Topへもどる>

2016年9月10日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】UDタク導入に府・市の助成を/大タ協、公明党府本部に政策要望
【 神戸 】兵タ協姫路支部、デマンド運行の2市視察
【 大阪 】「稼動なしが前提の実験」/中頓別町訪問の日本城・坂本社長
【 京都 】10人乗りワゴンで有償運行/京都の山間地域で自治会主体に
【 大阪 】麻疹ワクチン接種の費用負担/二次感染防止で関空協
【 神戸 】「市民会議」関西でも/全自交兵庫・北坂委員長
【 京都 】京都の3社が運送約款変更へ/梅田交通G、モラハラ対策など
【 神戸 】取り扱い事業者と誓約書/夜景観光プランで兵協
【 大阪 】「協議会」との統合、継続検討/私鉄関西ハイタク労連・大会
【 大阪 】ふれ愛交通FBに「京聯自動車」/新しいグループ会社として紹介
【 大阪 】タクセン、7・8月の街頭指導結果
【 京都 】近畿大会出場者3人選出/マスターコンテストへ京都個人
【 大阪 】東宝タクシー、山田氏が代取に
【 大阪 】なみはやG、役員変更届出
【 大阪 】大阪トンボ交通、住所変更届出
【 大阪 】近運局、6社を車停処分
 
2016年9月9日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】新下限は640円か630円?/遅れる近運局公示、大阪の新公定幅運賃で観測
【 大阪 】新経連が関西支部設立へ
【 大阪 】合同→自主で午前零時まで/北新地街頭指導、同一日に実施へ
【 大阪 】HV車復活の見通し立たず難航/適正化分科会に向け大タ協特別委
【 大阪 】街頭指導の継続・発展で提起/大タ協・古知副会長
【 大阪 】8月の不法乗り入れ10件/北新地、大タクセン指導
【 京都 】川鍋社長ら、京タ協幹部と会食
【 大阪 】正副会長が大阪市長と20日懇談
【 神戸 】兵タ協・第10回接客コンテスト/予選・本選の日程決まる
【 大阪 】苦情申告7月41件、8月45件/大運支局、一水会で報告
【 神戸 】安マネセミナー受講/兵庫交通共済協組
【 大阪 】珊瑚Gが新マレーシア広告
【 大阪 】駒姫タク住吉労組が大会
【 京都 】正副理事長会議とボウリング大会/日個連事業協組が京都で開催
 
2016年9月7日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】個人車両350両、12月にも始動/ジャパンタク&全大個協組「全国タクシー」の導入契約
【 大阪 】12日から乗り場仮移設/関空第2ターミナル
【 大阪 】作業部会長に三野勝義氏/大タ協広報・サービス委
【 京都 】新代表幹事に兼元・京タ協会長/業務センター・通常総会
【 大阪 】早期の幕引きへ全理事で弁済を/大タ協・山根理事「課題が停滞」
【 大阪 】タブレット配車で無線再開/河北エリアでベスト交通
【 大阪 】秋の催しで臨時タク乗車券/阪急百貨店が11・12日限定
【 神戸 】「神戸夜景観光」申請17社に
【 大阪 】「ふるさと異動制度」に関心/全大個協会、公明党府本部と懇談
【 大阪 】町に「民設官営」提案も/日本城・坂本社長が中頓別視察
【 神戸 】10月3日にキャンペーン/マナー向上推進会議
【 大阪 】若林・近運局長招いて講演会/大商運輸部会が10月4日
 
2016年9月3日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】年明けから実証実験も/ジャパンタクシー、FF専用アプリ「ほぼ完成」
【 大阪 】近ブロ専務理事会議「地方業界では…」/対ライドシェア「活性化策9項目」
【 神戸 】「閑散期割引に可能性」/兵タ協・吉川会長が私見
【 神戸 】適正化分科会の設置まだ?/神戸市域、特定地域指定後1年
【 神戸 】兵庫県警の立入捜査10社に/速度超過「会社が容認」と
【 大阪 】遅れる新公定幅公示に事業者は?
【 大阪 】辞任届の関氏、後任は健史氏?
【 大阪 】敷島交通が親交会加盟/21日出発式、3人目の女性乗務員も
【 京都 】営業所入口にタクシー乗り場/ユニオン、地域の需要に対応
【 大阪 】東タク協メンバーと名古屋へ/大タ協・女性部会が11日
【 大阪 】消臭済み「ファブタク」運行
【 大阪 】同一地番の新法人に/泉陽タクが全部譲渡申請
【 大阪 】セブン交通、役員変更届
【 大阪 】北条神姫タクシー、役員変更届
【 訃報 】岸下千代子氏(新東宝自動車社長)2日死去。86歳
 
2016年9月2日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】中堅・若手へ、理事会の衣替えを/大タ協、関・最高顧問が理事辞任届
【 神戸 】「夜景観光と神戸ビーフ」プラン/JTB、10月1日売り出し
【 大阪 】距離短縮「流れは不可避」/増収につなげる議論を
【 京都 】一番、「京聯」10月再興へ準備
【 神戸 】兵協、第10回マネジメントカレッジ
【 大阪 】2期目の課題は財政再建/全大個協組が新体制で初の理事会
【 神戸 】バス、タクで地域交通の社会実験/神戸市が市内3カ所でスタート
【 神戸 】「お買いものらくらくタクシー」/山陽タク、対象7店舗に拡大
【 金沢 】新議長に大津第一・萩本委員長/私鉄関西ハイタク協議会
【 京都 】市内限定の通訳ガイド/京都市が第1期56人認定
【 大阪 】近運局人事(1日付)
 
2016年8月31日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】関協、新大阪乗り場で街頭指導/ドア・トランクサービス徹底、営業・サービス委で検討へ
【 大阪 】「全国タクシー」11月から実証実験/全大個協組、年度内にネット決済も
【 大阪 】若林・近運局長と懇談/大阪の自動車関係団体長ら
【 神戸 】「NV200タク」2両導入/神姫タクシー姫路
【 神戸 】地域内格差などで疑義の声も/東播磨交通圏、大幅減の適正車両数
【 神戸 】新型無線の服務規程/ABC無線が取りまとめ
【 神戸 】「神戸夜景観光プラン」さらに3社
【 京都 】山城ヤサカ交通「黒タク研修会」
【 京都 】京都観光おもてなし講座
【 大阪 】外国人旅行者の誘客・受入/近運局などが対策セミナー
【 京都 】「夢コスモス園」定額運送/京都タク&新京都タクが今年も
【 大阪 】都市型ハイヤー8社延伸
【 広島 】車内用LED表示装置/広島のメーカーが発売
<Topへもどる>
 
 

Copyright(C) 2009 kohtsukai Co.,Ltd All Right Reserved  株式会社 交通界  無断転載禁止