ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2016年8月8日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

ライドシェアなんていらない!
 全タク連 政府検討会議睨みつつ活性化の具体策提示

 政府のシェアリングエコノミー検討会議(主査=安念潤司・中央大学大学院法務研究科教授)はこれまでに3回の会合を重ね、シェアリングエコノミー推進の方法論も含めてさまざまな意見が出てきた。業界や自民党タク議連の認識では同会議の検討対象にライドシェアは含まれない―とされてきたが、実際にはライドシェアの話題が徐々に持ち出され始めている。そんな中、全タク連では、「タクシーにはこんなこともできる」「だから、ライドシェアなんていらない」と言ってもらえる社会環境を作り出すため、ライドシェア問題対策特別委員会(委員長=富田昌孝会長兼務、主査=佐藤雅一・経営委員長兼務)を設置し、7月末を期限に設定し、とりまとめを行った上で、8月4日開催の臨時正副会長会議に報告した。政府の検討会議で何が話され、全タク連はこの問題にどう対処しようとしているのか、大まかな構図を改めて紹介してみようと思う。
ライドシェアは含まれない」はずが…
 別掲1(略)は、3日開催の政府のシェアリングエコノミー検討会議で、構成員の英知法律事務所・森亮二弁護士が「プラットフォーマーの法律問題」と題するプレゼンテーションの中で示したシェアリングエコノミーの具体的分野で、民泊のAirbnb(エア・ビー&ビー)や白タク・ライドシェアのウーバー、リフトなどの名前があげられている。
 別掲2(略)では、規制緩和を実行しなければプラットフォーマーが目指す本来のビジネスモデルが国内で実現しないが、一方で業法がユーザーの安全安心を守ってきたという経過から、分野ごとにどこで折り合いをつけるか見極めが必要だとしている。その業法規制の代表例には民泊における旅館業法やライドシェアにおける道路運送法を紹介もしている。
 別掲3では、従来の業法による規制が消費者保護のために正しく機能しているかどうかは疑わしい例もあるとし、その代表的な例として「改正タクシー適正化新法」における公定幅運賃をあげ、下限割れ運賃事業者によって提起された国に対する運賃変更命令差し止め請求訴訟で国側が連敗していることを紹介している。

誘導質問”は不発に
 その森氏は当日の自由討論の中で中長距離相乗りマッチングサービス・プラットフォームのnotteco(ノッテコ)・東祐太郎・代表取締役に質問をぶつけ、既存業界との軋轢の有無はどうか、脅迫や圧力めいた話はないか―と尋ね、既存業界の性質の悪さを浮き彫りにしようと試みたが、東氏の回答は同氏にとって意外にも慎重なもので、ハイタク業界を念頭にしたご質問だと思うが―と付け加えつつ、「そうした圧力のようなことはない」としている。
 ただ、東氏は「メディアからの取材で新興勢力のわれわれと同じ紙面に比較対象として(既存事業者側が)載るのは嫌だという話は聞いている」とも述べている。
また、構成員ではもう一人の弁護士、森・濱田松本法律事務所の増島雅和氏が「業法は消費者を守るためにあったとされ、既存業界の言うことはいつも『消費者を守るため』ということ。事業者が真面目にやろうとすればするほどクオリティは高くなるが、一方で、クオリティを少し落としてでも安く、広くやろうとすることが許せなくなってくるということがある」と述べた上で、消費者団体代表に「この点についてどう考えるか」と尋ねている。
 これに対して日本消費者協会の松岡萬里野理事長は「業法の規制がすべて良いと思っているわけではなく、規制の枠を取り払った方が良いと思うものもある。例えば美容院と理容院の垣根などがそうで、美容院で顔そりができないのはなぜか。当該業界や行政の都合で消費者を持ち出しているだけということであり、今の時代にあった規制に変えてほしい分野もある」と答えた(あるいは受け流したと言った方が良いかも)。
 産業技術総合研究所の持丸正明・人間情報研究部門長はバス事業などの例をあげつつ、「規制を緩くし、低価格での参入を認めれば事故が増えるということもある。規制緩和だけではなく、何か危険があるとなれば強くブレーキを踏めるような仕組みが必要ではないか」との意見を述べた。

「消費者の名を騙る」既存業界のハシゴを外せるように
 これを受けて増島氏はさらに「スマートレギュレーションが必要だ。ちょうど良い具合の規制になっているかどうかが大事。消費者は保護されればされるほど良いということになるのか。消費者の名を騙る既存業界のハシゴを外すことができるようにすべきだ。消費者が納得していれば、『その規制は必要だ』と役所が言う筋合いではない」との考えを示している。初会合で確認した通り、「シェアリングエコノミーを推進していくための会議」としては十分以上に機能していると言えるだろう。

全タク連特別委が打ち出した9項目
 こうした政府側の一部による議論の進行に先駆けて、全タク連ではライドシェア問題対策特別委員会のとりまとめを7月26日に行った。その結果を8月4日開催の臨時正副会長会議に報告し、各ブロック長たる各地域の副会長を通じてそれぞれの傘下都道府県協会に周知するとともに、特別委のとりまとめに対する意見やさらに追加すべき施策等への意見などをまとめた上で次回9月の定例正副会長会議に報告してもらう算段となった。
 タクシー業界が今後取り組むべき施策として提示された項目は9項目で、@初乗り距離短縮運賃A相乗り運賃(タクシーシェア)B事前確定運賃CダイナミックプライシングD定期運賃(乗り放題)タクシーE相互レイティングFユニバーサルデザイン(UD)タクシーGタクシー全面広告H第二種免許緩和―があげられている。

(1)初乗り距離短縮運賃
 初乗り距離短縮運賃については今月5日の「タクシーの日」から東京区部4か所の専用乗り場による実証実験がすでに始まっている。
 初乗り短縮運賃自体については特別区・武三地区で運賃組替え要請が84%超の要請率で審査も始まっており、実験自体の意味合いとしては国の予算で前宣伝の役割を担わせた格好だ。理論的には組替えているのだから増減収率は当該地域の業界全体としてゼロである(初乗り乗車率の違いによる事業者間格差はあるだろう)。
 東京以外の地方都市、都内でも三多摩地区のよう全営業機会に占める初乗り距離以下の乗車率が4割を超えてくるくらいに高くなってくると、もはや組替えでは対応不可能で、その場合、「運賃改定+初乗り距離短縮」の組み合わせが不可欠となろう。実際にはシミュレーションしてみなければわからないが、三多摩以外でも地域によっては中長距離で相当の値上げをしなければ初乗り距離を1キロ近辺に持ってくることは難しいとも言われている。
 もともと初乗り距離が2キロに設定されているのは東京と隣接地域、大阪辺りだけだったことも考え合わせると、「初乗り距離短縮」という言葉に踊らされて、何が何でも1キロ近辺にしなければならないかどうかはそれぞれの地域でしっかり考えれば良い。

(2)相乗り運賃(タクシーシェア)
 相乗り運賃(タクシーシェア)は言ってみれば正規タクシーによるノッテコ近距離バージョンのようなものか。サービスの原型としては米・ウーバーによる「ウーバープール」がお手本で、米国西海岸など自家用車での通勤が当たり前の地域で急速に拡大しているというもの。

(3)事前確定型運賃
 事前確定型運賃はまだウーバーでも実現しておらず、現状では「事前運賃を予想しているだけ」にとどまっている。地図上の直線距離をもとに事前運賃を決定し、従来の運賃メーターも作動させて、安い方の運賃を収受するというやり方だ。

(4)ダイナミックプライシング
 ダイナミックプライシングはウーバーでいうところの「サージプライシング」に相当するもの。ただし、全タク連案では混雑時割増は10%〜50%値上げとされているから、3倍〜11倍もあり得るウーバーに比べると随分と遠慮がちな設定だ。閑散時割引も10%〜50%とされている。
 もっとも、現行法令の下では上限運賃選択の大半の事業者は繁忙時割増をとれるのか、制度改正が必要なのではないか、ひょっとすると閑散時割引しかすぐには実行できないのではないか―という課題もある。それも含めて議論をする―という姿勢が外から見えていることを意識した提案であろう。

(5)定期運賃(乗り放題)タクシー
 定期運賃(乗り放題)タクシーはすでに一部地域で旅行会社から旅行商品として発売されており、完全なニューアイデアというわけではない。正にやるかやらないかだけの問題であろう。

(6)相互レイティング
 相互レイティングは米国発のライドシェアでは当たり前のことだが、利用者がドライバーを個別具体的に評価することはともかく、ドライバー側が乗客を評価することがわが国の国柄に馴染むかどうか。提案では「乗務員は不審なお客様を排除することが可能」などとしているが、そもそも公共交通機関であるタクシーには乗車拒否は許されておらず、評価の低い乗客を米・リフトのように締め出すことができるのか、具体的な運用の詳細は不明だ。

(7)UDタクシー
 UDタクシー車両の導入がタクシーにしかできないことかどうかは仮にライドシェア解禁に際して車両・車種制限を設ければ白タクでも可能になる話。五輪開催に向けて補助金も出ているから、五輪という「その時」に間に合わせるという意味では確かにタクシーならではということになろう。

(8)全面広告(9)二種免許取得要件緩和
 タクシー全面広告や二種免許取得要件緩和についてはタクシー事業者の経営基盤強化に繋がる話であって、これがライドシェアへの対抗策という位置づけになるかどうかちょっと疑問。
 むしろ、海外からの訪日客の利便性を高めるということならば、タクシー配車アプリの全国的普及とそのPR、とりわけ海外へのPRの強化、また、国内配車アプリの画面上の規格統一や機能統一、相互乗り入れなどがなぜ取り上げられていないのかとも思う。
 次回の全タク連定例正副会長会議は9月14日の予定だ。それまで約1カ月余。この間には8月31日にも第4回シェアリングエコノミー検討会議が開催されることになっており、双方がどこまでそれぞれの策を煮詰めることができるか、強い関心を持って注視することにしたい。(了)
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No.642 8月8・15日合併号 主な内容
■巻頭人物:川鍋 一朗氏(全国ハイヤー・タクシー連合会副会長)
■気になる数字14/48〜都道府県協会+名タ協の48組織中「地域交通委員会」設置済みの協会 
■トピックス
 :ライドシェアなんていらない! 〜政府検討会議睨みつつ、タク業界の具体策 
 :大阪業界への苦言 〜大阪市域特定地域協・安部誠治会長の講演詳報  
 :初乗り距離短縮運賃もアピール 〜東タク協「タクシーの日」キャンペーン
 :「ドアtoドアで行く箱根プレミアム104」 〜神タ協「タクシーの日」キャンペーン
 :「要請前」にデマンド研究 〜兵タ協姫路支部「ライドシェア進出の余地なくす」
 :「日曜日完全休業」 〜若年労働者の呼び水となるか?
■東西往来
 :「観光客主体」にシフトチェンジ 〜丹後町のNPO有償運送、ウーバー主導で…
 :質の向上を図りつつ個タク固有の問題を解決 〜日個連都営協・中島通理事長
■東西往来
 :新たに八王子タクシー会も加入 / 業界活性化は人材育成から
■この人この言葉
 :安田 敏明氏 / 山本 弘氏 / 岩城 秀行氏 / 永瀬 禎久氏
■シャッターチャンス
 :「どっちみち推進」の検討会議 / ライドシェアにどこまで迫る?
 :行政手法と諦めで思考停止 /若者のクルマ離れと言うけれど
■内外交差点:本質と弱肉強食?  坂本篤紀氏M
■別刷スポット
 :労使で白タク阻止の訴えも 〜近畿各府県協会「タクシーの日」キャンペーン
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
自動運転技術開発で提携へ
   走行データの収集などで協力
       全タク連、トヨタと覚書締結

【 東京 】全国ハイヤー・タクシー連合会(富田昌孝会長)とトヨタ自動車(豊田章男社長、本社・愛知県豊田市)は「タクシーの日」の5日、「未来の日本のタクシー」の開発・導入に向けた協業を検討するとの覚書を締結した。今後、両者でタスクフォースを立ち上げ、定期的な議論を通じて「ユニバーサルデザイン(UD)タクシーの普及」「ホスピタリティー、安心・安全、利便性を向上させる車両仕様の策定や周辺システムなどの構築」、さらに東京地区では「乗務員の運転、サービスの負担を軽減できる自動運転技術の開発・活用」について双方向で協力を検討する。具体的にはタクシーを利用して各種走行データを収集するタクシーの実験的な営業への相互協力も掲げる。タスクフォースの人数や全タク連側の参加メンバーなどは明らかにしなかったが、「極めて少人数になる見込み」とした。

〜川鍋副会長「フィードバックにメリット
 覚書締結について川鍋一郎副会長が同日午後、千代田区の全タク連本部で本紙などと会見し、覚書の趣旨や今後の展開などについて詳しく説明した。川鍋氏は「新しいタクシー専用車『ジャパンタクシー』の来年発売を控え、さらにリオ五輪など関心が高まる中で、未来のタクシーに向けたさまざまな走行データをタクシー業界から収集することで、トヨタが開発する将来の自動運転技術として取り入れていくことが狙い。業界としても安全面を含めた自動運転技術の開発段階から関与できることは大きな意義がある」と強調し、さらに「業界にとって中長期的にタクシー車両に良いフィードバックが得られることが一番のメリットだと思う」などと述べた。
 川鍋氏は、「タクシーの歴史の中で(トヨタは)タクシーによって耐久性を鍛えられてきた。今回の覚書締結は(自動運転技術でも)これまでと同様に鍛えてほしいとの想いがある」とし、「トヨタにとって毎日300キロを走るタクシーの走行データ、ボリュームはすごく大事だと思う。そのタクシーにトヨタが考える自動運転の形を実現するための車載カメラや記録装置を設置し、複雑な交通環境の東京を中心に多様な走行データを収集することで将来の自動運転技術に活用していく。お互い持ちつ持たれつの関係であり、お互いの技術やノウハウを開発していく。今回の覚書はそうした狙い」とする。
 また、覚書に至った経過について記者からの「トヨタ自動車のウーバーへの出資で豊田社長が全タク連を訪問、富田会長らと懇談したことがきっかけではないか」との質問に、川鍋氏は「豊田社長の訪問はウーバー問題がきっかけになったが、今回のことは関係ない。ウーバー問題がなくとも、こうした流れになったことは間違いない」と述べた。
 また、川鍋氏は「タクシー事業にとって最大のボトルネックは乗務員不足をどう補うかだ。高齢者や新卒、女性の雇用、あるいは外国人雇用も考えなければならなくなるかもしれない。当然、2種免許というハードルはあるが、自動運転技術のサポートがあれば安全性を担保しつつ、乗務員に求められる技能レベルを下げることができる。乗務員は毎年減少し続け、自動運転技術を云々する前に乗務員がいなくなってしまう事態も考えられる。自動運転が乗務員の職を奪うという前に自動運転によって新しい人が入ってくる方が先だと考えられる。そうした意味で、タクシー専用車にも(自動運転技術を)搭載してくれるようにしてほしい。その結果、タクシー乗務員が増加し、事故も減ると考えられる」とし、自動運転技術に対する期待感を示した。
〔8月6日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2016年8月6日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】自動運転技術開発で提携へ/走行データの収集などで協力/全タク連、トヨタと覚書締結
【 東京 】「事前」確定運賃」など9項目/全タク連、各ブロックに意見集約要請
【 東京 】「ちょい乗り」需要を検証/「410円タクシー」出発式
【 横浜 】法人は「同意」クリア/京浜交通圏の特定地域計画案
【 横浜 】1万4000人割り込む/京浜交通圏の法人運転者証交付数
【 横浜 】箱根プレミアム旅行抽選など/神タ協「タクシーの日」
【 東京 】全タク連、交通遺児基金に寄付
【 新潟 】「高齢者見守りタク」出発式/新潟県協会「タクの日」記念事業
【 東京 】都内産別がドア・トランクサービス/東京駅八重洲口乗り場で終日
 
2016年8月6日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】特区・武三「期間限定減車」可能に/実在車両数が新適正車両数の範囲内/関運局、準特地域の需給状況判断
【 東京 】今年度の入構登録料は850円/銀座ショットガン運営協
【 東京 】7月の都内配車回数、5.2%減/天候など不利な条件も
【 東京 】東京の最賃、932円答申
【 東京 】帝都葛飾交通が営業開始
【 東京 】労組も名称変更で活動開始
【 福岡 】第一交通産業・第1四半期連結決算
【 東京 】全個協関東支部が中核リーダー研修
【 東京 】副国交相に田中、末松両氏
【 東京 】国交省人事(5日付)
【 横浜 】都市型ハイヤー事業者を新規許可
【 横浜 】関運局、譲渡譲受2件認可
 
2016年8月5日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】議論の進行で、ライドシェアが話題に/「業法規制が強い」典型例等の指摘/第3回シェアリングエコノミー検討会議
【 東京 】法人乗務員の増加基調続く/東タクセン・7月末の運転者証等交付
【 東京 】関運局、3地区の運改要請事案公示
【 東京 】乗り場入構車両数を調整/5日から初乗り短縮実証実験
【 横浜 】地元を意識、顔の見える支援も/タクの日キャンペーンで神タ協
【 東京 】28駅33カ所でウェットティッシュ/多摩の「タクの日」キャンペーン
【 東京 】3社・5営業所を永年表彰/グリーン経営認証7月分
 
2016年8月3日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】全県でタク事業者が移動手段確保/交通手段ない過疎地域、2000カ所/全タク連、全国協会長会議・地域交通委合同会議
【 東京 】運行管理体制不在と最終責任の所在/藤井局長がライドシェアの問題点
【 東京 】「ノッテコ」代表らヒアリング/きょう第3回シェアエコ検討会議
【 東京 】10カ所で事故防止など呼びかけ/東タク協、事故防止&乗務員指導委
【 東京 】路上横臥者をひき逃げ」/個タク3件目の死亡事故
【 東京 】優良、無事故など延べ700人超/グリーンキャブ合同表彰式
【 横浜 】外国人アレルギーの払拭を/三和交通横浜が英語教室
【 東京 】東京湾巡る夏のナイトツアー/八洲自動車、3時間の周遊コース
【 訃報 】宮下俊之氏(坂本自動車専務)7月27日死去、76歳
 
2016年8月3日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 北京・サンフランシスコ 】ウーバーが中国事業撤退へ/消耗戦避け、現地資本と提携/配車ビジネスの相関図複雑化
【 東京 】「市民会議」発足準備など報告/東京ハイタク労働団体・代表者会議
【 東京 】ブタン300ドル割れ/LPG8月CP下落
【 東京 】健康起因事故などテーマに/全個協関東支部・役員研修会
【 東京 】議連、個政連への協力要請も/日個連都営協・役員研修会
【 東京 】新会長に秋山・中央大教授/こどもを守るNWが総会
【 東京 】特注Tシャツなどプレゼント/東タクセン「乗り場クイズ」
 
2016年7月30日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 北京 】中国政府が白タク合法化方針/ドライバー登録制で配車マッチング/ウーバー、世界最大市場で現地資本と激突
【 ニューヨーク 】ウーバーが原告情報を違法収集/独禁法関連訴訟でNY連邦地裁
【 東京 】「廃業後」見据えた生活設計を/全個協・役員研修会で秋田会長
【 東京 】飲酒運転撲滅の宣誓書/都営協が東運支局に提出へ
【 東京 】加盟事業者が死亡事故/日個連交通共済協組
【 東京 】全国平均は約1円の値下り/7月のオートガス価格
【 横浜 】初乗り短縮などで意見交換/神奈川労務改善協議会
【 横浜 】関運局が貸切バスの街頭監査
【 東京 】労働協約の締結目指し/大和自動車労組、団交継続
【 東京 】新たに2カ所を優良乗り場に/バスタ新宿、銀座8号乗り場
【 東京 】アニメ描いた「痛タクシー」など/「子ども霞が関デー」に出展
 
2016年7月30日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】対ライドシェア、実行どこまで?/全タク連特別委、活性化の原案集約へ/8月4日の正副会長会議に報告
【 東京 】「初乗り410円」管理者説明会/東タク協などが実証実験の概要
【 千葉 】9月12日に指定後初の合同開催/千葉3交通圏の特定地域協
【 東京 】運賃組替えの審査加速に意欲/石井国交相、年内実施を示唆
【 東京 】ライドシェアに負けない気概を/全国ハイタク交通共済協議会総会
【 青森 】公定幅訴訟、青森でも国敗訴
【 東京 】大和自交が事故防止研修会
【 東京 】一致団結して安定運営目指す/チェッカークラブ社長会総会
【 東京 】固定客獲得、無線車拡充など/チェッカー営業委が重点施策
【 横浜 】関運局技安部長に酒井氏
 
2016年7月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】東京、神奈川など25円目安に/全国加重平均24円引き上げを答申/中央最賃審「3%」の首相指示反映
【 フランクフルト・ロンドン 】ダイムラーが英ヘイローを傘下に
【 横浜 】減車回避で「同意」を楽観視/京浜交通圏の特定地域計画
【 東京 】運賃組替えで書面開催/特区・武三準特定地域協議会
【 東京 】全個協会長に秋田・関東支部長
【 東京 】法人とともに課題解決を/全個協懇親会で藤井・自動車局長
【 東京 】白タク阻止へ法個の垣根越え/自交東京70周年式典で城委員長
【 東京 】「無事故なら実質収入は上がる」/ライオン交通が安マネ中間総括
【 横浜 】「心霊スポット」好評/三和交通が東京、八王子にも拡大
【 横浜 】小田原の運改要請、76.34%に
 
2016年7月27日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】PF事業者は「場の提供者」/弁護士構成員「厳しい自主ルールは不要」/第2回シェアリングエコノミー検討会
【 東京 】初乗り短縮運賃、23社・40両で/国交省、実証実験の概要発表
【 東京 】距離短「お試し客」逃さぬ対応を/東タク協 太田・広報委員長
【 東京 】「運賃の事前決定」で選択肢拡大/地域公共交通の将来像懇談会
【 東京 】京成スカイライナーとセット/帝都自交が企画乗車券
【 東京 】LPG先物、8月は200ドル台
【 東京 】ウーバー問題などで意見交換/交運共闘が仏労働団体と
【 横浜 】「白タク合法化」反対要請/全自交関東地連、自交部長と懇談
【 東京 】「タクの日」に終日旅客等誘導/東京駅で私鉄東ハイ労など
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

需要低迷で「供給過剰」拡大
    近運局 準特地域の適正車両数公示

【 大阪 】近畿運輸局は1日、管内15の準特定地域における新たな適正車両数を公示した。2015年度実績に基づいて再計算したもので、昨年10月1日付で追加指定された湖北交通圏(滋賀)を含め、実在車両数は15年度末と14年度末で24両しか変わらず、総需要は伸びずに河北(大阪)、姫路・西播磨(兵庫)の2交通圏を除いて、適正車両数はいずれも旧数値を下回る結果となった。縮小幅が最も大きかったのは上限値が6148両→5860両に下がった京都市域交通圏で、288両の減。407両(6.5%)の供給過剰となり、旧数値の132両(2.1%)から大きく膨れ上がった。15交通圏のうち5交通圏で適正車両数(上限)との乖離率が20%を超えている(前回は3交通圏)。
 京都市域に次いて適正車両数(上限値)の下がり方が大きかったのは、東播磨交通圏(兵庫)の88両、和歌山市域交通圏38両、中部交通圏(奈良)10両―を加えた4交通圏が2桁以上の縮小となった。逆に、河北交通圏は37両、姫路・西播磨交通圏は24両上積みされた。
 実在車両数との乖離率が最も大きいのは、湖東交通圏(滋賀)の32.3%。以下、湖北交通圏27.8%、東播磨交通圏(兵庫)25.7%、大津市域(滋賀)20.5%、生駒交通圏(奈良)20.1%―が20%を超えている。実数では京都市域の407両が突出。和歌山市域交通圏163両、河北交通圏157両、東播磨交通圏150両、姫路・西播磨交通圏107両―が3桁の供給過剰となっている。

〜新規参入・増車は全交通圏で不可
 近運局は同日、準特定地域準特定地域15交通圏の需給状況判断結果も公示した。新たな適正車両数の下限値を「必要車両数」と設定して判断しているもので、適正車両数が拡大した河北、姫路・西播磨の2交通圏を含め、全ての交通圏において新規参入・増車の余地はないという結果になった。

〜期間限定減車、対象は河南交通圏のみ
 近運局は同日、準特定地域における期間限定減車の取り扱いについて公示した。対象地域は管内で唯一、15年度末現在の実在車両数(153両)が、適正車両数の上限値(160両)の範囲内に収まった河南交通圏(大阪)のみ。対象事業者は基準車両数からの減休車率が9.1%以上の一般タクシー事業者。
〔8月6日号関西版掲載〕<Topへもどる>

2016年8月6日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】運改もできずに適正化ができるのか/特定地域協・安部会長、大阪業界に苦言大阪 】需要低迷で「供給過剰」拡大/近運局 準特地域の適正車両数公示
【 大阪他 】「タクシーの日」白タク阻止も訴え/近畿各地でキャンペーン
【 大阪 】ライドシェア反対で労使共同/視察の運輸局は距離感?
【 大阪 】天王寺でも労使でキャンペーン
【 神戸 】兵庫、白タクの浸食許さぬ接客を
【 京都 】京都、FF利用の外国人客にも
【 奈良 】奈良、車内でもティッシュ
【 和歌山 】和タ協、県下13駅でキャンペーン
【 和歌山 】和ハ協、車内でハンドタオル配布
【 京都 】「合同面接会」を検討へ/京タ協・労務委、若年層対象に
【 京都 】網野タクを新設法人化/高速タクが業務譲渡を申請
【 大阪 】大阪の最賃、25円アップ883円答申
【 神戸 】神戸も25円アップ、819円答申
【 大阪 】秋山・総務委員長を再任/副委員長は平山氏 大タ協
【 大阪 】寶上委委員長、深井・副委員長/南部メーター検査場運営委
【 広島 】近鉄タク労組が広島で研修会
【 大阪 】平和タク、車庫収容能力変更申請
【 大阪 】国際興業大阪G、役員変更届
【 大阪 】ワンコイン八尾、6両譲渡申請
【 神戸 】太子タク、13両全部譲渡申請
 
2016年8月5日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】未提出93社は「重大な結果」/薬師寺・大タ協最高顧問、記者懇で運改要請挫折を総括
【 神戸 】意見書提出は半数以下/神戸市域、公定幅運賃の下限見直し
【 京都 】地域公共交通推進部会が初会合/京タ協、全タク連合同会議報告
【 京都 】地域交通対応「Win−Win」で/京タ協幹部、山田知事と懇談
【 京都 】90歳運転の軽トラが死亡事故/京丹後、自家用運送に不安の声
【 大阪 】1両当たり年間25万円の例も/5・5の逸失利益、是正に期待
【 神戸 】兵協、事業運営委員長に橘信行氏
【 神戸 】労使協調で難局突破/再任の太田・山陽タク労組委員長
【 大阪 】ASV(先進安全自動車)に脚光/交通安全対策で業界が積極導入を
【 京都 】都タクシーも「全国タクシー」運用
【 神戸 】デマンド視察で茨城県などへ/兵タ協姫路支部が9月初旬
【 京都 】乗り場視察で自民党府議に要請/京都個タク団体連絡会・嶋田会長
【 大阪 】事前試験の合格者26人/近運局、申請後試験は16人
【 神戸 】兵庫交運労協が労働局交渉へ
 
2016年8月3日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ライドシェア対策、全員で実施へ/全タク連、全国協会長会議・地域交通委合同会議
【 京都 】クレカの簡易決済システム/丹後町のNPO運送が導入
【 大阪 】前月比66人減、65歳超49.4%/大阪地区の運転者証等交付状況
【 大阪 】女性ドライバー応援企業/近畿管内、34社を第2弾認定
【 大阪 】大タ協、専門委員長の選出続く
【 大阪 】坂本、照屋両氏の2人代表制に/大阪タク無線サービス・株主総会
【 大阪 】関協、アプリ自動連携へ説明会
【 大阪 】次長に佐藤氏、技安部長・多田氏/近運局人事(1日付)
【 神戸 】優良乗務員67人など表彰/兵タ協「タクの日」関連行事
【 神戸 】高齢、歩行者事故に注意/兵庫県警、交差点など重点取締り
【 大阪 】最賃審会場前で座り込み/自交大阪「時給1000円」訴え
【 京都 】ユニオン、8月8日に安全講習会
【 大阪 】「かまぼこ型」に愛着の事業者も/大個連の行灯めぐり新舩氏
【 京都 】新旧専務理事の歓送迎会兼ね/京タ協、18日にも持ち出し理事会
【 東京 】ブタン300ドル割れ/LPG8月CP下落
【 訃報 】家内 光男氏(ワンコインドーム専務)7月28日死去。71歳
 
2016年7月30日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「日曜完全休業」の試みなど/大阪業界、若年労働者確保へ模索
【 大阪 】局側は公定幅見直し後の対応に自信/交運労協ハイタク部会が近運局交渉
【 京都 】「継続」以外は全社取り下げ/深夜割増廃止、最後に京都雅
【 大阪 】5・5是正で団結呼びかけ/交友会、10月に50周年式典
【 神戸 】「変革なければ業界は終わる」/兵タ協・淺川副会長
【 神戸 】自治体等の要望に先んじて/兵タ協姫路支部がデマンド研究
【 大阪 】GT、50両で「守口営業所」
【 京都 】京タ協、経営副委員長に濱田氏
【 京都 】京タ協、交通副委員長は中畠氏
【 神戸 】兵協、賞罰委員長に梁瀬氏
【 大阪 】オービーシーGがDR更新
【 大阪 】北新地で合同街頭指導
【 京都 】嵐山タク5両→エコロ21、認可
【 大阪 】都市型ハイヤーの運輸開始届
【 奈良 】サミットが免許返納割引申請
【 大阪 】国際興業大阪の分割認可
【 大阪 】中央タク5両→富士交通、認可
【 大阪 】大商2両→ファミリア、申請
【 大津 】都タクシー、住所変更など
【 神戸 】大成タクシーG、役員変更
*大運支局監査情報
 
2016年7月29日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】深夜割増「廃止」、最後の延期?/近運局、期間限定から8月にも処分へ
【 京都 】FFタク、ICOCA等でも決済/8月から、専用乗り場運用も拡大
【 大阪 】大タ協、各専門医の日程決まる
【 大阪 】街頭指導は南地5日、北新地17・24日
【 大阪 】大阪市域の実働率60%台続く/大タ協・6月輸送実績
【 京都 】譲渡譲受申請、今週にも/「一番」落札の京聯車両194両
【 大阪 】交差点事故はアイコンタクトで防げ/大阪交通共済・実務担当者講習会
【 京都 】京タ協、総務副委員長に岡本氏
【 京都 】自交総連&全自交、両地連委員長が懇談
【 大阪 】監査、処分件数とも大幅増/近運局15年度監査・処分状況
【 神戸 】「お買いものらくらくタクシー便」/山陽タク、垂水区でスーパーと共同
【 大阪 】概ね「現行労働水準維持」/自交大阪傘下労組の春闘
【 和歌山 】和歌山の「タクシーの日」/和タ協は13駅でキャンペーン
【 和歌山 】和ハ協は車内でハンドタオル
【 大阪 】「タクの日」全自交は」千里、堺東にも
 
2016年7月27日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大津 】公定幅運賃新下限、8月上旬公示へ/近運局、地域協には数値案示さず
【 神戸 】「公共交通空白地有償運送」で質疑/兵庫県勉強会で「指針」の必要性指摘
【 京都 】8月4日に初会合開催へ/京タ協・地域公共交通推進部会
【 京都 】「お茶の京都博」に協力/京タ協、府に参加申し入れ
【 神戸 】「営業方法の制限」に懸念も/兵タ協神戸・阪神間支部役員会
【 大阪 】「積極的導入前提に」説明会/全大個協組「全国タクシー配車」
【 奈良 】奈タ協、常任理事と専門委員長選出
【 大阪 】大タ協正副会長が近運局長表敬
【 神戸 】総務委員長に滝本氏/兵協、財務委員長は中谷氏
【 大阪 】事前試験経て譲受の3氏に認可状
【 大阪 】41歳「若さ生かして頑張る」/大タ協新理事、大岡・南タク社長
【 大阪 】白タク阻止の労使共同は2カ所/大タ協、タクの日キャンペーン
【 神戸 】兵タ協神戸・阪神間支部は夕方
【 京都 】京タ協はうちわ400枚
【 大津 】滋タ協は特殊詐欺被害防止で
【 奈良 】奈タ協は車内でもティッシュ
【 神戸 】神戸エムケイ「ラッキー11」/ヴィッセル神戸と共同キャンペーン
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