ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2014年9月29日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信
運賃問題〜3つの課題にどう対処?
 消費増税、初乗り淡逝くに加えて、
         燃料高騰対応が急浮上!

 改正タクシー適正化新法が成立、施行されるまで、業界にとって「運賃問題」と言えば、「下限割れ運賃をどうするか」ということを意味していた。新法が施行され、公定幅運賃制度が実施されたことで大幅に少なくなったとは言え、大阪、福岡での一部下限割れ運賃採用事業者による運賃変更命令差し止め請求訴訟における1審での仮処分決定により、この問題は依然として重要な課題ではあるが、少数の事業者を直接の当事者とする問題でもある。一方、この春以来、業界内に急浮上している課題としては運賃制度改革=世界標準化の問題があげられる。成り行き次第では、多数の事業者が行動を迫られるという意味では、下限割れ運賃問題よりもある意味で影響は大きいと言える。また、ごく最近になって、燃料高騰を理由とした運賃改定の機運も高まりつつあり、東京業界を例にとって下限割れを除く新たな運賃をめぐる課題を整理してみた。

 下限割れ対策を除く運賃に関する最近の重要課題は、大きく分けて3つに整理される。第一にはほぼ避けることができないと考えられている来年10月の消費税率10%実施に際しての増税分の価格転嫁だ。第二には、今春以来、全タク連の富田昌孝会長が提唱し、東タク協の川鍋一朗会長がこれを継承し、熱心に実現を説いている運賃制度改革=初乗り距離短縮による世界標準化。最後に、今月10日の全タク正副会長会議や同17日の東タク協理事会で取り上げられた燃料高騰対策としての運賃改定があげられる。

消費税率10%はほぼ確実に
 消費税増税の可否そのものについては、第2四半期(今年7〜9月期)のGDPの動向を踏まえて安倍晋三首相が年末までに判断する建前になっているが、実際には第2次安倍改造内閣や自民党3役の顔ぶれ、麻生太郎財務相や黒田東彦・日銀総裁の一連の発言などからも増税実施はほぼ既定の路線とみられている。
 増税が実施されれば、業界としてはごく少数の事業者を除いて否応なく増税分の価格転嫁を迫られることになる。税率5%から8%への転嫁については、公定幅運賃制度の実施とともにすでに実績があり、前述大阪や福岡の訴訟で新たな展開があって公定幅運賃制度そのものが崩壊しない限り、円滑に進むものと考えられる。

単純な組み換えなら減収は当然
 賛否が分かれている課題としては、第二の課題「初乗り距離短縮」の是非だ。東タク協のみならず、大阪や神奈川業界でもすでに実績をもとにさまざまなシミュレーションを行う方針を決めており、初乗り距離短縮の影響を測ることになっている。ただ、単純に過去の実績に初乗り距離短縮だけを実施する場合の組み替え、試算を行っても、「どの程度の減収になるのか」しか、算出することはできない。東京業界で10数年前に取り組んだ初乗り1キロ340円タクシーは全体で2000両そこそこの台数での実施にとどまっており、利用者からみて選択の機会が限定され、「利用しやすい」とは言えなかった。
 いわゆる、「初乗り距離短縮効果」による新規需要の増加を見込むには、相当のサンプル数(数千人規模か?)を確保した上での利用者アンケートをタクシーのヘビーユーザーではない一般の都民を対象に実施しなければ精度の高い予想はできないし、単なる減収シミュレーションならば、それは「どの程度の減収なら耐え得るか」という試算に過ぎない。当然、主要産別組織は、「乗務員の賃金を犠牲にした実験だ」として反対を唱えることになる。

「新規需要」裏付けるデータを
 初乗り短縮を成功させるには、業界全体の取り組みであることが必須条件であり、この条件を満たすには、まず初乗り距離短縮を実施すれば新規需要の獲得が見込めるという確度の高いデータの裏付けが必要になるだろう。
 東京都内でも一般には多摩地区や特別区・武三交通圏でも下町地域では初乗り距離短縮だけを実施すれば減収は確実というのが通説だが、だからといって大手事業者は得をするということでもないようで、程度の差こそあれ、大手でも実績をもとにした計算上は(つまり、新規需要が発生しない前提でのシミュレーションでは)減収になるとされている。
 初乗り距離短縮による新規需要を見込むとすれば、それは「短距離だから歩いて行こう」とか「乗合バス・地下鉄に乗ろう」といった利用者をタクシーに取り込むことを想定することになる。そうした需要増が乗り捨て部分の吐き出し分を上回れるかどうか、精度の高い予想なしには多くの事業者や労働組合の理解を得ることは容易ではないと考えられる。

「燃料運改」実現へ横たわる壁
 第三の燃料価格高騰、高止まりを動機とした運賃改定や燃料サーチャージの導入については、多くの事業者が賛成するだろう。
 東京業界の場合、2007年12月の運賃改定時の査定燃料価格は1リットル当たり約68円だったとされている。1リットル当たりのLPガス価格は東タク協調べでは13年に79円程度となり、今年上半期では87円程度まで上昇している。燃料油脂費の原価構成比は運賃改定当時6%台だったが、現在では7〜8%程度に上昇し、事業者によっては10%近くまでアップしているとされる。適正な比率は3〜4%程度ということからすると経営的には相当厳しく、事業者の中から「何とかして欲しい」との声があがるのも当然と言えよう。
 もっとも、事業者が反対しない(あるいは積極的に賛成しても)からといって運賃改定ができるかと言えばそう簡単ではない。公定幅運賃制度の下では申請主義をとらないが、従前同様「7割ルール」は存在し、車両数ベースで7割超の賛同を得る必要があること、加えて改正タクシー適正化新法における協議会で業界外の構成員を含む賛同を得ること、さらに特別区・武三地区では物価安定政策会議での承認を得ることが必要になる。
 円安による輸入原材料高騰が物価に跳ね返ることは自然の成り行きであり、その点タクシーも例外ではないという論法も成り立つが、一方で前回の物価安定政策会議は東京業界に立ちはだかり、改定増収率を当初は「4%」に抑えようと動いたことは在京幹部事業者にはよく知られているところだ(認可は結局7.2%だった)。何かと目を付けられているタクシー業界のこと、諸物価高騰の折とはいえ、何かしらクレームを付けられ頓挫しかねない懸念は存在している。

一長一短の「サーチャージ料金」
 物価安定政策会議付議を回避するという意味でも、一部事業者で想定されているのが、燃料サーチャージとして「料金」を設定する方法。乗車1回当たり30円程度で設定すれば、実働日車輸送回数25〜27回で、約750円〜810円程度の料金収入が確保でき、近年の燃料価格上昇分相当を吸収できるというものだ。
燃料費が下落した場合はどうするのだということに加え、運賃として公定幅で規制しないため、設定は個々の事業者判断となり業界内でバラつきが出てくる可能性もあって、その意味では一長一短とも言えるだろう。やり方はいろいろ、それぞれに長所だけでなく欠点もあるが「総論賛成」は得やすい。

3課題の組み合わせか、単独か 
 最も業界内のコンセンサスが得にくいという意味ではやはり、初乗り距離短縮と言えようか。しかし乗り捨て部分吐き出しによる減収を補う方策として第三の運賃改定または料金設定を同時に実施するか否かによっても賛否は変わってくる。
初乗り距離短縮を中心に据えて考えると、これを「消費税10%の転嫁と同時に実施する」「運賃改定または料金設定と同時に実施する」「消費税転嫁と運賃改定または料金設定の2つと同時に実施する」「初乗り距離短縮を単独で実施する」の4パターンがあり、どの組み合わせを採用するかによっても事業者の態度は変化するだろう。
 どのような結論になるにせよ、十分検討し、納得した上で選択したいものだ。(了)
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No.554 9月29日号 主な内容
■巻頭人物
:木村忠義氏(東京都個人タクシー協会会長)
気になる数字
:1人と5人から/km、日交、新卒ドライバー採用初年度の実績
トピックス
:運賃問題〜3つの課題にどう対処?
  〜消費増税、初乗り短縮に加えて、燃料高騰対応が急浮上!
:問題山積なれど―全タク連と同じ方向を〜関東ハイタク協・伊藤会長
:HV車「アクシオ」導入に人集めの秘策あり? 〜ユニオンタクシー(京都)
:タクシー活性化は、業界団体の活性化から〜大タ協・三野執行部
:トップから乗務員まで「安全」を誓う
  〜アイティータクシー第8回「安全大会」から
:<スポット>秋の全国交通安全運動〜街頭キャンペーン&シートベルト調査
:<スポット>注目のドライブレコーダー〜堀場製作所「DRT-7300」
東西往来
:「視覚・認知」能力と高齢ドライバー/まだまだ現役を思わせる
この人/この言葉
:武居利春氏、佐藤一氏、薬師寺薫氏、嶋田勝一氏
シャッターチャンス
:円安止まず燃料費K点超え?/大事なのは「便利なタクシー」
:内向きな議論は打ち止めにして/東のマスター不正にも呆れたが
アラカルト
:多田清社長殿創業史〜「相互十年」を読む
:内外交差点「観光学部と観光学」 廣岡裕一氏@
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
 運賃制度改革、全タク連も議論開始
    「高い」と言われない制度設計を
         経営委で距離短縮3地区が状況報告

【 東京 】全国ハイヤー・タクシー連合会は25日、千代田区の自動車会館で技術環境委員会(岡田佑委員長)を開き、ジャパンガスエナジー供給部の笹川穣マネージャー、全国LPガス協会の椿貴喜副会長による「最近のLPガス価格の動向について」と題する講演を聴いたほか、LPGエンジン燃料タンクの再検査問題などについて報告した。椿氏は講演の中でトヨタからカローラにLPGハイブリッド車が設定され、サンプル出荷される見通しがあるとの情報を提供した。冒頭あいさつで岡田委員長は23日開催の国連気候サミットに触れ、「全タク連としても環境問題には大きな関心もって臨みたい」とした上で、最近の業界情勢について、安倍政権発足後の株高・円安傾向の中での燃料費高騰や営業収入の伸び悩みに懸念を示した。
 笹川氏は講演で、CP(サウジアラムコからのFОB出荷価格)の決定の仕組みなどを解説し、価格決定には一定の合理性があり、短期的には先物価格からCP動向の予想がある程度可能であること、一方でイラク情勢などの地政学的リスクから石油製品の価格は急激な影響を受けるおそれのあることなどを説明した。
 椿氏は、近年のLPG車登録数の推移に触れ、2008年にはLPG車全体で29万両(うち、タクシーは24万両)程度あったのが年々減少し続け、14年6月時点では全体で23万両(同19万両)となっていることを紹介。セダン型LPG車の後継問題では「トヨタからカローラに1500ccのLPGエンジンとハイブリッドシステムを搭載した車両が開発され、全国の関係方面へ40両程度サンプル出荷されるとの情報がある。詳細は不明だが期待はしている」などと話した。
 韓国車の輸入に関しては、「燃料タンクの規制は経産省所管であり、完成車として韓国仕様をそのまま持ってくることはできない。現代・グレンジャーがそうであったように、日本の規制に適合したタンクを韓国に持って行き、搭載した上で完成車として輸入するしかないと思う」と述べ、ややハードルは高いとの認識を示した。その上で椿氏は「メーカーは市場の小さいLPG車をつくりたがらない。セダン型LPG車が必要ならユーザー側であるタクシー業界が声をあげる必要がある」と説いた。
 このほか椿氏は、元売各社とスタンド事業者、タクシー事業者との関係を解説した上で、LPG燃料1リットル当たりの価格構造と燃料税にも消費税がかかる二重課税などの構造問題についても解説。自身がタクシー事業者でもあることからその苦境に理解を示しつつ、「スタンド事業者としては、1リットル当たり15円程度のマージンがなければ必要経費を賄えないが、実際にはそれが確保できていない」として、スタンド業界側の苦境にも理解を求めた。
 議事では、最近の燃料価格事情などについて報告するとともに、各地でのLPガス価格動向の情報収集、提供を委員らに要請。大阪メーター製造の経営破綻についても報告したほか、LPGエンジン燃料タンクの再検査体制の問題についても経過報告を行った。問題提起された当時全国で約30カ所だった検査場は現時点で約80カ所程度に増加したほか、検査に要する関係部品などがメーカーの努力などにより低下し、情勢はやや落ち着いたことなども説明された。
〔9月27日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2014年9月27日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】カローラにLPGハイブリッド/トヨタがサンプル出荷の情報/全タク連・技術環境委で紹介
【 東京 】「ホスピタリティアテンダント」/国際自動車が10月に発表会
【 東京 】今後10年の自動車行政の方向性/交政審小委が検討に着手
【 東京 】東京無線、佼成病院に専用乗り場/10月18日に接客コンテスト決勝
【 東京 】視覚・認知エラーなどテーマに/都内有志団体が安全講習会
【東京 】藤野委員長「組合統制乱す行為」/大和自交労組大会、分裂行動で緊急動議
【 横浜 】羽田アクセスバスの実証実験/関運局、10月26日から5路線
【 福岡 】第一の「ママサポートタク」拡大
【 東京 】東運支局、譲渡譲受終了届
 
2014年9月26日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】全国事業者大会で決議も/大都市への流出懸念、「特区」活用の声も/全タク連・労務委、2種免許の取得要件緩和
【 東京 】ロンドン視察の追加募集/東タク協、きょう26日締切
【 東京 】歩率40%で37万2960円/全タク連試算「東京都の最賃ライン」
【 東京 】初乗り距離短縮で意見交換/東タク協&東京ハイタク労働団体
【 東京 】自動車税の環境性能課税/高市総務相「関係団体から意見聴取」
【 東京 】マスター不正1227人/都個協、根絶の誓約書求める
【 東京 】事業者253社、個人28団体/東京タクセン・優良事業者表彰
【 東京 】適正装着は全体の88%/東タク協などシートベルト調査
【 東京 】公共交通利用の街頭キャンペーン/東京交運バス・ハイタク部会
 
2014年9月20日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】審議事項に「特定地域指定基準」/「国家戦略特区」との連携も/「改革の総仕上げ」へ規制改革会議
【 横浜 】自治体との意見交換会の開催準備/事業活性化へ太田・準特協会長が提唱
【 東京 】人手不足、燃料費等が喫緊の課題に/全タク連・総務委員会
【 横浜 】神タ協横浜支部・理事会
【 東京 】初乗り距離短縮の実証実験/東タク協三多摩支部が10月実施へ
【 横浜 】地域協構成員に東洋大・岡村教授/神タ協役員会で報告
【 東京 】「通常解散」の方針堅持/東旅厚年基金・代議員会
【 東京 】チェッカーが50周年記念誌
 
2014年9月20日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】新卒採用のマニュアル作成へ/加盟事業者の採用状況実態調査も/東タク協PT「会員の3分の1で採用」目指す
【 東京 】「タクシー特区」阻止に全力/自交総連が抗議声明
【 盛岡 】「人の集まりやすい賃金体系」に/交通労連ハイタク部会・中央委
【 東京 】東運支局長表彰にハイタク163人
【 東京 】平和自交「アルファード」導入へ
【 横浜 】新委員長に佐藤・副委員長/神奈川都市交通労組
【 横浜 】実質厳守は15地区中4地区/関運局管内・8月原計輸送実績
【 横浜 】決勝進出の地区代表12人発表/チェッカー接客マナーコンテスト
【 東京 】ロンドン視察、他府県からも/東タク協、参加募集を拡大
 
2014年9月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】初乗り距離短縮に改めて意欲/「戦う東タク協」など3スローガン/東タク協理事会、就任3カ月の川鍋会長
【 大阪 】大阪市が地域協脱退、特区提案前に届出
【 東京 】マスター不正、再発防止と信頼回復を/「背信行為」と関運局・長谷川次長
【 東京 】8割が参加なら反対せず/初乗り短縮で私鉄東ハイ労・今井氏
【 東京 】適正化・活性化は特定地域指定から/KPU中央委で坂元委員長
【 東京 】ISOに独自追加項目で講演会/NASVAが10月9日開催
【 東京 】10地区で要望書提出の動き/全国のデジタル無線導入状況
【 盛岡 】「過労死ゼロ宣言」を採択/交通労連第52回年次大会
【 東京 】地域協の早期開催など訴え/全自交東京が都内10カ所で宣伝行動
 
2014年9月13日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】重要課題に「タクシー自由化」も/法案盛り込みへ規制改革会議と連携強化/国家戦略特区諮問会議が確認
【 東京 】112万5937回、7.3%増/8月の都内無線配車回数実績
【 札幌 】札幌の増車訴訟、エムケイ敗訴
【 東京 】「危険ドラッグ撲滅」を誓う/事故防止責任者講習会
【 東京 】初乗り距離短縮運賃に反対/交運労協ハイタク部会・手水氏
【 東京 】距離短縮「議論が横道に」/自交東京・城委員長
【 東京 】初乗り距離短縮に反対/KPU、労働条件改善が先決
【 東京 】役員改選、再度の先送り/東京ハイタク事業協組
【 東京 】上位支部で目立つ「KYT」/東個交通共済協組の事故防止表彰
 
2014年9月12日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】2種免の取得年齢引き下げ/大分協会が要望、富田会長が賛意/全タク連、可能性など検討へ
【 東京 】特区・武三、多摩とも実質増収/東タク協・8月原計輸送実績
【 東京 】特定地域指定、初乗り短縮反対など/東京ハイタク労働団体が要請へ
【 東京 】第4次一括法など説明/全タク連・ケア輸送委員会
【 東京 】飛鳥交通が埼玉で1社買収
【 東京 】サーバー共有化などの提案も/全自無連「全国IP組織委」初会合
【 横浜 】「低価格のLPGセダン」追求を/神奈川スタンド協・宇佐美会長
【 横浜 】車停は法人6件、個人1件/関運局・8月の行政処分
 
2014年9月10日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】全国平均2万8133円、2.3%増収/日車営収、01年度対比で8.2%減収/全タク連・2013年度輸送実績
【 東京 】バージョンアップへ検討開始/「スマホdeタッくん」4WG
【 横浜 】UD乗り場の増設続く川崎地区/来年4月オープン「新川崎駅」にも
【 横浜 】一人ひとりが「正念場」の意識を/マスター不正「お詫び」に関運局
【 東京 】UD研修の受講者が1万人突破
【 東京 】「トラガール」採用促進へ/自動車局HPにサイト開設
【 甲府 】アイティータクシーが「安全大会」
【 東京 】全エル協HPに「スタンドマップ」
 
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

■ 事故削減目標、5年連続で達成できず
  セーフティプラン、土屋・近運局長「より効果的な対策を」

【 大阪 】近畿運輸局(土屋知省局長)は26日、第7回事業用自動車安全対策会議を開き、国交省の「総合安全プラン2009」、および近畿独自の「近畿グリーンナンバーセーフティプラン2010」の達成進捗状況などを報告した。土屋局長は、「セーフティプラン」に掲げた事故削減目標が過去5年間一度も達成できていない現状を指摘。「さらなる死者数、事故件数の削減が求められている」とし、1年後の会議に向けて各府県・業態別に、より効果的な事故防止対策の実施計画立案を要請するとともに、半年後に実務者レベルの検討会を開いて中間点検を行うことも求めた。
 会議では、近畿の交通事故状況について近畿管区警察局の三浦俊博調査官が、事故削減達成状況や事故の特徴について、近運局自動車技術安全部の中西正・保安・環境課長がそれぞれ説明。「セーフティプラン2010」の推進状況について自動車技術安全部の藤本実次長が報告した。

〜坂本会長が目標達成へ決意示す
 続いて近畿トラック協会(坂本克己会長)、近畿バス団体協議会(塩川耕士会長)、近畿ハイヤータクシー協議会(三野文男会長)、全国個人タクシー協会近畿支部(和田廣一支部長)などの各団体がプランの推進状況を報告した。推進状況報告のトップバッターを務めた坂本氏は、交差点内のトラブルが多いなどトラック事故の概要を説明した上で、「来年のこの会議には、きっと目標通り削減できていることを報告できるよう、しっかりとお誓いする」と力強くあいさつした。
 坂本氏は全タク連のタクシー事業適正化・活性化推進特別委員会本部長として、大阪府・市の「タクシー自由化特区」提案に関して東京で内閣府、与野党幹部、国交省幹部への陳情活動に飛び回るなど、トラック・タクシーを中心とする幅広い業界活動に奔走する日々が続いている。
〔9月27日号関西版掲載〕<Topへもどる>

2014年9月27日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】事故削減目標、5年連続で達成できず/セーフティプラン、土屋・近運局長「より効果的な対策を」
【 大阪 】「特区」阻止、全タク連幹部と陳情/大タ協・三野会長らが上京
【 大阪 】タク特法適用拡大でヒアリング
【 大阪 】大阪市域の実働率70%割り込む/大タ協・8月の輸送実績
【 大阪 】共済DRと大タ協定款問題を語る/関西中央G・薬師寺代表が記者懇
【 大阪 】大タ協、優良運転者など455人表彰
【 京都 】法人の認可・申請車両は57%/京都業界の深夜早朝割増廃止
【 神戸 】阪急タクの3人はじめ14人/兵タ協接客コンテスト本選出場者
【 大阪 】大タ協「青年部会」問題を整理
【 大津 】10月10日運行開始へ乗務員研修会/湖東地区の「ゆりかごタクシー」
【 京都 】京タ協が人権特別委
【 大阪 】佐野南海労組が役員改選
【 大阪 】大宝タク8両→南港マリン、認可
【 大阪 】奈良近鉄のグループ2社合併認可
 
2014年9月26日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】初乗り短縮、運改抜きなら減収に/大タ協・経営委、大阪市域3.12%の推計
【 大阪 】タクシー特区「全く認められない」/民主党府連が大タ協等と政策懇談会
【 京都 】福来・前理事長が専務理事に/京都市個人、円滑な事業運営を考慮
【 大阪 】最高顧問の委員会出席/大タ協「不可」の定款、改正へ
【 奈良 】JR奈良駅東口乗り場全面開放へ/奈良市が説明会、協力金は別途協議
【 大阪 】ヘイローアプリ11月から本格運用/全大個協組、スマホはSBに決定
【 神戸 】高齢者譲渡などの復活を/兵個協、本試験2回困難なら
【 大阪 】新栄個人が事業連合会に合流へ
【 大阪、京都 】大阪、京都で強盗、不審死
【 大阪 】秋の全国交通安全運動/大タ協、府下4カ所でキャンペーン
【 大阪 】東淀川交安協会バス・タク部会も
【 神戸 】兵タ協は事故防止パレード
【 大阪 】賃金・勤務体系見直し/女性雇用へ環境整備を
【 京都 】京タ協、業務センター推薦候補
※短信
 
2014年9月20日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「特区」阻止へ、与党への要請強化/大タ協・三野会長、全タク連と連携、週明け以降に上京
【 大阪 】公共施設からの締め出しに危機感/関協・山田理事長「教育の徹底を」
【 東京 】「タクシー特区」阻止に全力/自交総連が抗議声明
【 京都 】京都市個人、新理事長に嶋田氏/現職の福来氏を理事会で逆転
【 東京 】LPG9月CPは800ドル割れ
【 大阪 】譲渡譲受「本試験」の回数増を/全大個協会・和田会長が要望へ
【 京都 】集中豪雨で車両水没等の被害/京タ協理事会で報告
【 盛岡 】「人の集りやすい賃金体系」に/交通労連ハイタク部会・中央委
【 大阪 】「四天王寺支部」名称変更へ/全大個協組・天王寺東住吉支部
【 東京 】ロンドン視察、他府県からも/東タク協が参加募集を拡大
【 京都 】京都相互タク自動車、代取交替
 
2014年9月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】阿部・自交部長、適正化・活性化への影響懸念/「特区」提案の大阪市、地域協に脱退届
【 大阪 】初乗り距離の調査結果を報告/大タ協・経営委で意見交換
【 京都 】行政の手で運賃競争の是正を/割引車両等が繁華街席巻の京都
【 奈良 】費用負担含めて事前協議/市が呼びかけ、奈良駅東口広場
【 京都 】業務センターがリニア誘致PR、23日
【 大阪 】運行管理者講習会、10月17日
【 神戸 】「地域交通特別委」設置へ/兵タ協、自治体への働きかけ強化
【 盛岡 】「過労死ゼロ宣言」を採択/交通労連第52回年次大会
【 大阪 】なみはや交通の争議、支援継続/自交大阪・北東地協
【 大阪 】第2回定期大会、広島で10月17日/全自交関西地連・拡大執行委
【 大阪 】山田壽、月護両氏の逝去を報告
 
2014年9月13日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「タクシー特区」、全タク連に情報収集と対策要請/正副会長会議で大タ協・三野会長
【 大阪 】維新は政治資金パーティー/「タクシー特区」には触れず
【 大阪 】要請文書で「特区」に反対/大阪交運労協などが府に提出
【 神戸 】「利用しやすい運賃体系」へデータ収集/兵タ協・経営委、初乗り距離短縮も
【 東京 】「重要課題」にタクシー特区も/国家戦略特区諮問会議で確認
【 大阪 】壽タクの公定幅訴訟、弁論継続
【 札幌 】札幌の増車訴訟はエムケイ敗訴
【 神戸 】運転者証交付総数、9497件/兵サセン、8月は267件
【 神戸 】10月にキャンペーンとモニター調査/神戸市タクシーマナー向上会議
【 大阪 】総合交通戦略策定へ検討協議会/高槻市が設置、市域タクシー協が参加
【 大阪 】独自無線・アンドンの出発式/高井田交通が22日
【 大阪 】10月26日、大阪マラソンで交通規制/ゴール地点への配車要請も
 
2014年9月12日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】運転者の年齢制限、再び俎上に/「インタク」部会で賛否、一律規制は難しく…
【 大阪 】公定幅運賃訴訟/大阪高裁の判断、10月以降に?
【 神戸 】「行政の権威が揺らがぬよう」/近運局長懇談会で兵タ協・吉川会長
【 神戸 】姫路予選会に13社16人/兵タ協接客コンテスト
【 神戸 】社内モニターを継続実施/神戸相互タクシー・平尾社長
【 大阪 】利用者に「あぶらとり紙」/ワンコイン協会が接客向上活動
【 大阪 】違反車両の事業者名、公表すべき/北新地の乗り入れ規制で問題提起
【 京都 】「京都検定」申し込み受付中
【 大阪 】大阪でセミナー展示会/システムオリジンが10月1日
 
2014年9月10日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】関西大会、全国大会への発展を期待/兵タ協接客コンテスト、信原・実行委員長
【 東京 】全国平均2万8133円/全タク連・13年度輸送実績
【 大阪 】大阪駅乗り場、バス停の一部開放を/日本城・坂本社長が新提案
【 大阪 】新大阪駅乗り場は一本化を/「近距離」「小型」等に疑問
【 奈良 】「有料化」報道に否定的見解/JR奈良駅東口乗降場めぐって
【 京都 】兼元・前副会長に協力要請/UD研修などで京タ協・経営委
【 大阪 】情報提供と防犯対策呼びかけ/住之江の強盗傷害事件で府警
※2013年度タクシー輸送実績・速報値
※近畿各府県別日車営収の推移(2001年度〜2013年度)
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