ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2011年4月11日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

震災復興と業況改善への舵取りは…
東西両協会人事と全タク連のこれから

 民主党と自民党の大連立構想が浮かんでは消え、消えては浮かびを繰り返している。3月11日の東日本大震災を挟んでわが国の政治情勢は一変し、野党は「倒閣が第一」という政治姿勢を改めざるを得ない状況になった。政治的には与野党ともに手詰まりであり、追い込まれていると言えなくもない。これにより業界懸案の「タクシー事業法案」の取り扱いは今後どうなっていくのか? 当初の予定通り、通常国会提出、可決・成立は可能なのか。当面の震災からの復興と業況悪化を乗り切るための業界の舵取りは果たしてどうなるのか。東京、大阪両協会の役員改選(の結果)なども交えつつ、全国ハイヤー・タクシー連合会としての会務執行、推進体制を占う。

全タク連の現執行体制について
 全タク連の「定款」によれば会務執行体制について「第3章・役員」において「会長1名、副会長13名を置く」とされている。最高意思決定機関は総会であり、次いで理事会などということになるが、日常の会務執行に当たって各ブロック・地域の意思を代表する合議機関は原則、毎月開催されている「正副会長会議」であり、その意味で全タク連の中枢であり、人事上もっとも重要なのが正副会長ということになる。その正副会長の合議、意思決定の前提となる材料を提供する機関が専門委員会であり、定款には「本会の事業を行うため、各種の専門委員会を設けることができる」とされている(委員会定数の定めはないが常設委と特別委がある)。
 会長、副会長は総会において選出されることとなっているが、実質的に選挙等の対象となっているのは会長職に限られており、副会長については各ブロックで推薦された各道府県協会長らが名簿に登載されて、総会議案として一括して審議、承認される。傘下の都道府県協会での場合と異なり、全タク連会長といえども、副会長を指名する人事権は実質的に有していない格好での運用が確立している。一方で、専門委員長については定款の定めにより「専門委員会は会長の諮問に応え施策を献策する」「専門委員会の細部については、会長が別に定める」とされており、直接の人事権は明記されていないものの、組織の性格が会長の諮問機関と明示されており、事実上の会長の人事権が間接的に保障されている形となっている。
 そこで現在の全タク連の執行部体制だが、副会長13名は定款の枠一杯を使い切っている。いずれも各ブロックから推薦されたそれぞれの管内都道府県協会長が務める格好で、総会議案として否決されない限りそのまま承認する習わしで、この部分には故・新倉尚文前会長も口を出すことはできなかった。専門委員会については富田現会長就任後、組織改正を行って現在の形になったもの。原則8つの常設委員会を設置しているが、現在は道路運送法の抜本改正、すなわち「タクシー事業法」の制定を睨み特別委員会として「タクシー事業適正化・活性化推進特別委員会」を置いている。
 大阪業界を足場とする日本タクシー会長の坂本克己氏が本部長として、三浦宏喜委員長の上位に位置づけられているが、専門委員会の長は通常、「委員長」と考えられており、「本部長」についての具体的な定めはないが、定款上も専門委が「会長の諮問機関」とされ、「細部については会長が別に定める」がその根拠となっているものと解されていることから特に問題はないものとされている。

先行する大阪業界人事と懸念材料
 以上のような前提を踏まえて、これからの人事を見ていこう。大阪業界ではさる3月29日に大タ協の予算総会が開催され、関淳一氏(東洋タクシーグループ、交友会協組・タクセス系)に代わって藤原悟朗氏(駒姫タクシー、関西ハイタク事業協同組合=関協)が新会長に無投票で選出された。
 ところが、藤原氏が指名した4名の副会長のうち小野幸親氏(相互タクシー)が後日、辞意を伝え、藤原氏もこれを了承。社内人事の兼ね合いなどもあって、同様に「辞退」が囁かれた迫田謙典氏(国際興業)は、8日の五役会で就任が確認された。藤原新会長は「あえて副会長の補充選任は行わないことも選択肢」としているともいわれ、昨年夏の坂本克己元会長退任後の会長選挙以来の新旧会長支持グループ間のしこりを残した形での船出となる可能性が高い。今月15日には大タ協理事会が開催され、各副会長の担務や専門委員会の構成も定まる予定で、新執行部体制はこの時点でほぼ明確になっているはずだ。
 藤原氏が指名した4副会長のうち古知愛一郎氏(幸福交通)は関協の加盟事業者で母体を薬師寺薫理事(関西中央グループ)、藤原会長と同じくする。また、井上道人氏(大阪第一交通)は大阪業界で500両超の規模を持ち、グループとして自前で理事1人を出した上で、残りの票をどこかへ融通するか、むしろ若干の票を融通してもらって2人目の理事を出すかというポジションから後者を選択したものだ(大タ協は1両1票で理事1人当たり301票。会長は理事の互選による)。
 新会長が関執行部から金子誠二氏(東亜交通、親交会=タクセス系)、中島信雄氏(近鉄タクシー)の2人を退任させ、残る2人を業界融和を目的に留任させようと指名したものだが、一連の騒動が「就任拒否」という意味合いならば「業界融和そのものを拒否した」という受け止め方をする向きもないわけではなかろう。少なくとも会長選びのプロセスで囁かれた「関協vsタクセス」の構図そのものが再現されつつあり、「そういう対立はない」という心ある事業者の釈明が「戯言」に終わるということでもある。
 それでもなお、藤原執行部には「5000円超5割引の廃止」など突破力が期待されている課題が多く、実際に公約実現を期待する向きは少なくない。全国の業界が注目しているという点において、「良いことのお手本だからといって何でも東京業界の専売特許ではない」と気骨を示すことができるかどうかが、各県業界から見られている。
 見られているという意味では、新執行部に背を向けた事業者らの器量もまた見られているといえよう。
 いずれにせよ、現時点で大阪業界の舵取りを占うのは早計やもしれぬ。ただひとつ、全タク連の人事に影響が及ぶ可能性のある事柄には触れておこう。専門委員長人事では金子・労務委員長が大タ協副会長から退任したことで、少なくとも5月31日の通常総会までで任期満了となり、同時に退任することが確実視されている。定款上「5名以内」の大タ協副会長が、当面、3人体制となったことで、労務委員長ポスト(あるいは大阪業界のポスト枠1人)は東京業界に自動的に返上しなければならないのかもしれない。
 また、もうひとつの関心事項としては坂本克己氏の処遇がある。適正化推進特別委の本部長として大阪トラック協会会長に転身したいまもなお、必要に応じて全タク連正副会長会議に随時出席している。民主党とのパイプの太さを買われてのものとされているが、足元の大タ協執行部が大きく変わったことで同氏の位置づけがどう変わるのか、変わらないのか、全タク連中央でも関心を集めている。

東京業界の役員改選と体制改革
 一方、東旅協では3月28日の正副会長・専門委員長合同会議、4月4日の理事会において富田昌孝現会長が3選出馬の意向を表明し、その再選は確実視されている。
 タクシー適正化新法の下における東京都特別区・武三交通圏での20%減休車に難色を示す中小事業者の一部に反富田的な機運も見られるものの(ただし、標的は富田会長自身ではないとする説もある)、対立候補擁立に必要な20人の推薦人確保や、それが実現した場合でも東旅協支部、無線グループ(協組)を基盤とした組織的な動きにならない限り、同氏の3選を阻み得るものではないと見るのが常識的だ。
 そうしたことは別にして、現・執行部体制についても定款上8人とされている副会長枠は7人しか選任されておらず、1人分の枠が空いている。また7人の副会長のうち山實氏については多摩地区枠であり、三多摩支部などの推薦をそのまま受け入れているもので、実質的に特別区・武三地区からの選出で、かつ会長の人事権が及んでいるのは6人(枠としては7人)だ。
 専門委員長人事については指名された副会長の担務決定後、その副会長が指名するが、指名に当たっては事前に会長に相談する場合が少なからずあったというのが富田会長時代の慣行とされる。つまり富田会長は副会長枠6〜7人の人事権を直接に行使し、専門委員長枠については間接に行使してきたことになる。
 現執行部は故新倉前会長の時代からの副会長多数を継続して起用してきた経緯があるが、以前から専門委員長枠と合わせて大手、準大手、無線グループ別の均衡が図られてきた傾向がある(勢力均衡人事という意味では大阪も同じだったが)。人物本位、能力本位の原則もこのグループ間の均衡を大幅に逸脱しないよう心がけられてきたといって良い。
 現副会長陣の中では自社都合や年齢などを理由に「今期限り」を希望する人もいたとされるが、富田執行部の掲げる看板が「再規制」と大きいだけに政策の継続性と人心一新の兼ね合いがなかなかに難しいところだ。現職から数人が副会長を退任した場合には、従来的な慣例・慣行では専門委員長の中から副会長に昇格というのが約束事のようになっている。
 もっとも、物事には例外があり、富田会長自身が専門委員長経験なしに副会長に就任したという東旅協唯一の例外とされており、第二の例外が今後も出てこないという保証はないが、旧い常識に縛られて物事を見る限りあまりその可能性は高くない。ただし、2年後以降(=つまり来々期)を睨んで業界幹部の新陳代謝を進めるためにも、将来の副会長候補を育てる意味合いからも専門委員長に有望な人材が起用される可能性は小さくない。
 ただ、大手、準大手を除き、中小事業者(多摩地区除く)からの登用という意味ではかつてと違って無線協同組合も集約化が進み、東京無線協組、チェッカーキャブ、中央無線タクシー協組などのほかは独立無線事業者や新規参入の非無線事業者が大半であり、副会長まで出せる力量のある母体は限定されつつあるのが昨今の情勢だ。
 背景の説明をとことんすれば紙面が足りなくなる。まずは今月19日、会長選の立候補届出が締め切られるので、その結果に注目しよう。

東西人事を受けての全タク連執行部体制
 前述の通り、大タ協副会長から金子氏が退任することで、連動して全タク連労務委員長をも退任することになれば、大タ協執行部の今後の人事次第では東京業界にそのポストが返上される可能性は小さくない。東旅協でも現執行部がそのまま存続なら労務委担当副会長は岡田佑氏となるが、同氏はすでに全タク連の技術環境委員長でもあり、労務との兼務が適切かどうかだ。それが適当でないとすれば東旅協副会長の空き枠活用も含めて検討の余地が出てくる。金子氏退任の場合だけでなく、東旅協副会長人事をいじれば全タク連の専門委員長人事に連動するケースが多いことだけは間違いないのだ。
 全タク連専門委員長ポストは会長の諮問機関という位置づけからすれば「必ずしも傘下協会(=この場合、東旅協)の副会長などの役職についていなければならない」と限定されるものではなく、人事上の自由度は高いが、果たしてそういう「荒業」を使うのか否かは疑問だ…。
 また、前段でも触れたタクシー事業適正化・活性化推進特別委員会についてだが、坂本本部長の続投について、選出母体とされる大タ協執行部周辺からは現時点で何らのアナウンスもないのが現状だ。地元業界の意向にかかわりなく全タク連会長が自らの人事権に基づいて選任することも制度的には可能だが、当然、それではエンジンとしての同委員会の馬力は落ちる。業界の総意として続投させることになるのかどうか注目される。
 大阪業界の動きと連動してという意味では近畿ブロック枠3人の全タク連副会長の選出も注目されるところだ。現在は大阪、兵庫、奈良からの3人だが、従来の慣行では近畿ハイタク協議会会長たる大タ協会長が自ら1枠を使い、残りの2枠を指名して全タク連に推薦する。バランス上、政令指定都市を含む大阪、兵庫、京都の2府1県から3人が正常な姿とされるが、協会分裂や運賃問題の引き金をひいた事業者の存在などから京都が外れ、現在の姿になっている。 
 兵庫業界における藤原氏(同氏は兵庫の事業者でもある)と松本奈良雄・兵タ協会長との関係性や協会統一を果たした京都業界の扱い、ブロック内の滋賀、奈良、和歌山業界の意向など注目される点はいくつかある。

復興支援と再規制の総仕上げ
 繰り返しになるが全タク連の富田執行部は「再規制」をその公約に掲げている。具体的な内容は、@実効ある需給調整規制の実現A同一地域・同一運賃の実現―の2点とされている。タクシー適正化新法の施行、道路運送法9条の3の読み替えによってもなお、その公約は道半ばである。昨今では公正取引委員会による新潟での独占禁止法違反被疑事件の摘発などで、適正化新法のスキーム自体、その屋台骨を揺るがされている。
 富田会長自身、単身渡米してニューヨーク市当局者と会談し、同市と米の反トラスト法(日本の独禁法に相当)規制当局との関係、判例等に強い関心を寄せ、この問題の解決なしに再規制の実現は難しいと実感したばかりというところへ東日本大震災が起きたというのがここ1〜2カ月あまりの動きだ。震災からの復興支援、業況悪化への対応など新たな課題が加わった格好でもある。
 富田氏自身の人生設計では、おそらく「3期目は余分だった」ということになるのだろうが、それでも立たざるを得なかったのが最近の情勢といえよう。その決意を業界がどう評価するかは5月総会ではっきりすることになる。
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No391. 4月11日号 ニュースヘッドライン
■巻頭人物 :富田 昌孝氏/東旅協会長
■気になる数字 69万8200円/女性タクシー乗務員の年間賃金と全産業平均との格差
■トピックス :震災復興と業況改善への舵取りは…/東西両協会人事と全タク連のこれから
         :<特集> 大タ協・藤原執行部発足〜運賃問題に挑む
         :      “大阪スタンダード”撤廃なるか/運賃是正の出発点と業界未来図
         :       省エネの指導者では間に合わない/関西中央G・薬師寺代表
          :都心の不感地帯解消へ/関東総合通信局「調査報告」
          :「クロ」審判なら公取委前で座り込み/交通労連・五十嵐ハイタク部会長
          :「事故ゼロ」の使命に向け着々と/安マネ4年目の豊玉タクシー
■東西往来 :おかしな自粛ムードの中、キックオフ!
         :ワンコイン8社が義援金
■シャッターチャンス :落ちるは一気、回復は一歩ずつ
                 :「非日常」への取り組みもまた
               :先駆的事業にこそ「根回し」を
               :岩手の蔵元のYouTubeで訴える
■この人この言葉   :荻野 隆義氏、藤井 嘉一郎氏、永田 孝氏、土井 眞三氏
■アラカルト
         <続大阪タクシー産業盛衰記> 岡本頼幸氏を偲んで 増田和幸氏に聞く
         <新関西ハイタク裏面史> “西井・澤執行部”の誕生 志摩哲二
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
窮状打開へ「休車制度」求める声も
   需給調整、経費削減の両面で模索
         震災後の需要減で東京業界

【 東京 】東日本大震災発生後、需要急減によりタクシーの実働日車営収が急速に悪化していた東京業界では中小事業者を中心に「対策」を求める声が強まっていたものの、ここ1週間程度はある程度の需要回復が一部に見られ、一転して「様子見」を主張する声も高まっている。具体策としては「震災後の一時的な休車」を求める声が少なくないが、その意味は「需給調整」的なものから、「コスト削減のため」まで、いろいろとあるようだ。
 大震災発生翌週から平均日車営収は平日で3万円少々と激減したが、その後は時間の経過に伴い事業者によっては3万円台中盤から後半へと回復し、「金曜日なら4万円台を窺う」とする声もある。ただ、事業者間のバラつきも大きいようで、「依然として3万円台前半だ」というケースも少なくない。こうした実態から震災直後から「何らかの対策を模索すべきだ」とする声が業界内にはあがっていた。
 具体策としては、震災による需要激減を理由とした「一時的な休車案」だ。ただ、休車といっても、法令に根拠を持つものとして現行のタクシー適正化新法に基づく休車では、減車車両数を超えて休車することはできない。例えば、減休車をすでに均等に実施済みの事業者は追加休車を行うことはできないため、法令上の臨時の措置が必要になる。こうした臨時休車制度を提言する場合でも事業者間に温度差があり、発想の源として「追加休車は実際に動いているクルマを定時制乗務員などの雇用調整でとめる。それによって一時的、追加的な需給調整効果に期待する」という意見がある一方で、「あくまで休眠車両を休車し、自動車諸税や保険料などの固定費を削減するためのもの。認められれば、休車したい事業者だけがすればよく、需給調整の意味合いはない」とするものまで、仕組みや動機はまちまちのようだ。後者の場合、効果はコスト削減に限定されるが、一律的に取り組む必要がないため業界内のコンセンサスは得やすいとみられる。前者については、緊急避難的な需給調整を目指すには現行のタクシー適正化新法下での減休車と同様、事業者の自主性に任せるなら、新たな同調は期待できないものとみられ、法令上、ある程度の強制力を盛り込むことが不可欠と考えられている。
 いずれにせよ、一部事業者には営収の復調傾向が見られることから今月中を目処に「様子を見るべき」との声が高まることも予想されるが、2月〜3月上旬頃の事業再構築効果が出てきた頃のような業績に回復するのにはさらに時間がかかることもあり得るため、今後、意見がさらにバラつくこともありそうだ。
 8日の政府の電力需給緊急対策本部の会合では東京電力管内の電力需給の見通しとして「この先、当分の間、計画停電が実施される可能性は低くなっている」とされているものの、一方で「夏には需給ギャップは再び拡大。現時点の見通しでは最大ピーク時に1000万kw程度、昨年並みの猛暑なら1500万kw程度の供給力不足のおそれがある」と報告されており、当面の対応を先送りした場合でも、夏の企業活動の低下、経済低迷を想定した議論も必要になる可能性があると言えそうだ。

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2011年4月9日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】窮状打開へ「休車制度」求める声も/需給調整、経費削減の両面で模索/震災後の需要減で東京業界
【 東京 】日車営収3万円以上に特例歩率/大和自交が震災対策
【 東京 】労使共催「総決起集会」中止へ
【 東京 】都内4暑交通課長が講演/交通共済・事故防止特別講習会
【 東京 】移動円滑化でパブコメ公表
【 東京 】事業計画案に大震災対応も/東旅協・乗務員指導委
【 東京 】委員会で共用配車システム紹介/東旅協、関無協支部が共同開催
【 東京 】生活改善協力金で妥結/国際労組、満額ならずも評価
 
2011年4月8日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「タク事業法」の早期成立訴え/燃料確保、融資拡充などとともに/全タク連、震災対応で民主党に陳情
【 東京 】周遊観光の扱いを明確化/ホテル等の送迎輸送で国交省通達
【 東京 】原発事故の影響で低迷長期化/都内中小、かつてない危機感
【 東京 】「最低歩率60%以上」を緊急要求/自交東京、震災後の営収激減で
【 東京 】春闘は二極分化傾向に/全自交東京地連まとめ
【 東京 】海外に「安全」をアピール/外国人観光客激減で大畠国交相
【 東京 】バリアフリー研修入門編/全福協のマニュアル完成
【 東京 】「心を一つに被災処理、復興図る」/東北協会が全自無連の激励に御礼
【 東京 】ヤマギ、新社長に柳慎太郎氏
【 横浜 】神交運が新体制発表
 
2011年4月6日号 関東 ニュースヘッドライン
【 東京 】業績悪化克服へ東京業界の知恵を/富田会長「嵐の中、一歩一歩前進」/東旅協理事会、3選支持して推薦
【 東京 】ユニタクの優遇措置など要望へ/東旅協・税務保険委
【 東京 】GW明けから署名活動、請願へ/新潟の独禁法事件で交通労連
【 千葉 】第一交通G、浦安で支援活動
【 東京 】配車センターの新体制に積極協力/福祉限定輸送協会・関澤会長
【 横浜 】適正化・活性化は放置できない/地域協再開で神タ協・大野会長
【 東京 】「定額アシスタント」が終了/羽田空港国際線ターミナル
【 東京 】自転車、二輪事故の撲滅を/足立タク、安マネ・キックオフ
【 横浜 】観光タクシーなどテーマに/神奈川生活支援NW協組
 
2011年4月2日 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】全タク連専門委員長人事に注目/富田会長再選確実で東旅協の組閣は?/近畿ブロック・藤原新会長の意向も…
【 東京 】タク乗降口の高さ規制廃止/国交省、保安基準緩和
【 東京 】アルコール検知器義務化延期/国交省が省令改正
【 東京 】民主、自民両党に陳情/復興支援でエルピーガス協会
【 東京 】5月19日にシートベルト調査/東京交通共済・事故防止対策委
【 東京 】22年度の死亡事故は3件/東京交通共済、3月30日に発生
【 東京 】日交労が春闘妥結/緊急対策で別途協議も
【 東京 】ASV、デジタコなど/国交省の23年度補助事業
【 東京 】国交省、EV事業公募
【 福岡 】震災支援で雇用創出プラン/第一交通産業、全国で2200人
【 福岡 】山梨では1社買収
【 横浜 】エヌケイキャブがAED装備
【 東京 】東京中心部の販社など統合/日産フリート、組織改革
【 東京 】国交省人事(4月1日付)
 
2011年4月1日関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】全タク連、緊急輸送体制確立して貢献/東日本大震災の被災者支援と輸送協力/東北、関東ブロックの取組状況
【 東京 】東京無線、義援金1社6万円
【 横浜 】関運局旅客第二課長に久松氏/東運支局長は飯沼氏
【 東京 】被災29社、389局が運用不能に/全自無連が震災対応策
【 東京 】4月CP、ブタンは890ドル
【 東京 】23区はリットル85.5円/3月のオートガス市況調査
【 東京 】ユニバーサルタク検討会/全タク連&日産フリート
【 東京 】顕著な事故抑止効果/豊玉タク、安マネキックオフ
【 千葉 】「交通系電子マネー」決済/神奈川で5社導入
【 横浜 】関運局、個タク試験公示
 
2011年3月30日 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】富田会長が3選出馬を表明/東日本大震災への対応など協議/正副・専門委員長合同会議など開く
【 東京 】宮本社長、三浦常務再任/且ゥ動車会館・株主総会
【 横浜 】延期の地域協は4月22日に/特区・武三など4交通圏合同
【 東京 】不感地帯解消へ前進基地/関東総合通信局が報告書
【 東京 】新年度事業計画等を承認/関無協理事会、震災被害なども報告
【 東京 】新たに防衛監察本部など/東個協、新年度の官庁等契約
【 横浜 】神タ協、東北等4県協会に見舞金
【 大阪 】大タ協新会長に藤原氏
【 東京 】事故防止責任者講習会を中止/東旅協・交通共済協組
【 東京 】4警察署の交通課長が講演/交通共済が事故防止特別講習会
【 東京 】優良乗り場への入構促進など/日個連都営協・理事会
【 東京 】川村理事長との懇談会/東京無線青年部会、4月4日に
【 東京 】福祉タク配車センターが移転/全福協東京支部、4月から新体制に 

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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版
 大タ協・藤原新執行部、3副会長体制で始動
        迫田、古知、井上3氏の就任を確認

【 大阪 】大阪タクシー協会(藤原悟朗会長)は8日、総会後初の五役会を開き、新執行部として副会長3人体制でスタートすることを確認した。五役会で藤原会長は、迫田謙典(国際興業大阪)、古知愛一郎(幸福交通)、井上道人(大阪第一交通)の副会長3氏とともに、専門委員会の担当を決めた。
 筆頭副会長に指名されていた小野幸親氏(相互タクシー)は4日に辞退表明し、すでに了承済み。自社の株主総会のため総会当日欠席していた迫田氏は、社内人事の関係で就任を不安視する声もあったが、この日の五役会には出席し、副会長就任を確認した。

〜注目の経営、労働は古知氏が担当
 3副会長の専門委員会の担務は、古知氏が経営、労働、交通安全、迫田氏が総務、技術環境、広報安全、井上氏がケア輸送、南部メーター検査場運営を、それぞれ振り分けられた。小野氏の辞退で筆頭指名がどうなるか注目されるが、現在のところ決まっていない。
 新体制となって初の五役会は、「和気あいあいとした雰囲気で行われた」(足立堅治・専務理事)という。この席で藤原会長は、出馬会見でマニフェストとして表明していた基本方針、@5・5遠割の撤廃など適正運賃の実現A行政・政治に対する積極的な取り組みB小さな組織で大きな仕事を行っていく―などを改めて打ち出し、執行部が団結して事業推進していくことを確認した。

〔4月9日関西版掲載〕<バックナンバー一覧へもどる>

2011年4月9日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大タ協・藤原新執行部、3副会長体制で始動/迫田、古知、井上3氏の就任を確認
【 大阪 】適正化・活性化と輸送秩序確立/土井・大運支局長が抱負
【 大阪 】運賃状況是正で会員のため判断/大タ協・関前会長が後日談
【 京都 】実車、空車で進入経路分離/京都駅北口の交通問題解消へ検討
【 東京 】労使共催「総決起集会」中止へ
【 大阪 】南地15日、北新地は28日/4月の合同街頭指導
【 大阪 】街頭指導の実効性アップ/大運支局がアイデア募る
【 神戸 】兵タ協「乗務員接客コンテスト」/今年は9月7日に開催へ
【 京都 】「緊急時の輸送需要」検討を/エムケイ・青木代表が指摘
【 神戸 】伊丹産業、震災被災地に義援金1億円/灯油、米など救援物資も配送
【 大阪 】大運支局、3月の苦情は29件
【 神戸 】真やタクシー、役員変更
※大阪、兵庫の増減車情報
 
2011年4月8日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】5・5撤廃は運賃是正の出発点/関西中央G・薬師寺代表、大タ協は「仕事をする執行部」に
【 大阪 】関協、12日に臨時理事会/藤原氏の後任理事長選任へ
【 京都 】運賃論議は経営委の蒸し返し/京乗協、常任理事会開いたが…
【 大阪 】小野副会長の辞任を了承/大タ協・藤原会長
【 大阪 】未組織事業者の問題など/全大個幹部が大運支局長と懇談
【 大阪 】ポーターの整理、配置替えなど/タクセン、減休車で合理化
【 大阪 】罰則強化で事故防止努力/協親交通、新規への加重罰に異議
【 神戸 】「一律減車」に異議/垂水タク・永田会長
【 訃報 】後藤研三氏(エフエー社長)70歳
 
2011年4月6日号 関西版 速報ニュースヘッドライン
【 大阪 】大タ協、新執行部体制確定へ/副会長の役務分担など
【 京都 】運賃問題、一歩踏み込む?/京乗協、臨時常任理事会で議論へ
【 大阪 】供給過剰は日韓共通の悩み/タク調査団が来阪、関係者と懇談
【 大阪 】関係団体に就任あいさつ/土井・大運支局長
【 大阪 】足切り額36万円など要求/大阪トンボ交通労組
【 京都 】京個協、規約改正で3団体に/協京脱退の「みらい」残留
【 大阪 】ワンコイン深井の延伸/「500円」継続認可
【 神戸 】藤原氏、兵協に理事辞任届け
【 大阪 】「3NAI運動」を励行/事故防止でヤマト交通労組
【 大阪 】被災単組に「水」運搬/全自交大阪、支援カンパも
【 大阪 】ワンコイン8社が義援金100万円
【 大阪 】日タク労組中心に震災救援カンパ
【 大阪 】「5・5遠割」撤廃を提起/大阪ハイタク労協学習会
 
2011年4月2日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】専用カード入構で課金制/5月16日運用開始の新キタビル乗り場/新大阪乗り場でも採用検討
【 大阪 】なみはや2社「端緒があれば監査」/近運局・田中新監指部長
【 神戸 】ハーバーランド乗り場が4日オープン
【 東京 】全タク連人事に注目
【 大阪 】新金岡交通が国を提訴/運賃却下の取消求める
【 京都 】譲渡譲受申請取り下げ/京都宝交通、仕切り直し
【 奈良 】奈良市域の特定事業計画/未申請は協会非加盟の2社に
【 大阪 】ワンコイン堺、好決算で利益配分/「苦情ないタクシー目指す」
【 和歌山 】和歌山の事業再構築
【 大阪 】淀川交通に名称変更
【 大阪 】拘束1時間前、自動で回送に/大淀交通がメーター改良
【 大阪 】60歳以上が62%、70歳以上は11%/大阪の乗務員
【 大阪 】大同交通の譲渡譲受認可
【 大阪 】ベスト交通の合併認可
【 大阪 】しらさぎタク、金星タクの譲渡譲受認可
【 神戸 】寿タクシー、譲渡譲受取下げ
【 大阪 】近運局、7社を車停処分
※大阪の増減車情報
 
2011年4月1日関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】藤原氏が関協理事長の辞任届/「公約」を実行、後任は山田健・副理事長の昇格か?
【 大阪 】500円等19社、4月末まで延伸/「数件処分」は法人2社と個人9者だけ
【 京都 】「フォローアップ」機能せず/減休車への協力要請で京都地域協
【 大阪 】大タ協監事、5氏が留任
【 大阪 】韓国のタク事業調査団/5日に大タ協など来訪
【 大阪 】近鉄タク労組が義援金募金
【 大阪 】ワンコイン堺が分割申請/営業所を「ワンコイン南花田」に
【 東京 】4月CP、ブタンは890ドル
【 京都 】市内乗り場の整理と新設/京都業務C、6月めどに実態調査
【 大阪 】自交総連・未来都労組が定期大会
【 大阪 】飲酒運転撲滅などに重点/大タ協総会で府警が注意喚起
【 京都 】LED電球「AL−22シリーズ」/タク事業者の依頼受け開発
 
2011年3月30日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大タ協・藤原執行部が発足/まず運賃是正
【 大阪 】理事外れた日本城タク・坂本氏/水面下の会長選の「犠牲者」か?
【 大阪 】撤廃へ「法人業界と共同歩調」/5・5遠割巡り全個協・石倉会長
【 大阪 】未来都が109両の追加減休車/「5・5遠割見直し」で決断
【 大阪 】近運局が再審査申請却下/新金岡、情報公開求め提訴へ
【 大阪 】タクシー事業を分離、新会社に/国際タクシーの申請認可
【 大阪 】大阪市域中型5.8%増収/大タ協・2月輸送実績
【 京都 】「ネットdeクルンジャー」/ヤサカGの呼び出し・予約
【 京都 】総合的な交通プランが不可欠/交通規制実験で業務C・横山氏
【 大阪 】法令・地理試験合格者は46人/近運局、個タク譲渡譲受
【 神戸 】芦屋タクシー、役員変更

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