ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2010年5月6日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信
国交省の政策全体を俯瞰せよ
交通基本法制定を踏まえた自交局の方向性

 民主党政権誕生後、国の政策は官僚任せから各省庁共に政務三役が主導するという建前になっている。「いや、建前ではなく実際にそうだ」とする見方も少なくない。一時ほどではないにせよ、事務次官の記者会見廃止などにみられるように「官僚は決まったことしか話せない」という風潮は今も残る。
 タクシー事業を所管するのは国土交通省自動車交通局であることに変わりはないが、4月中旬に開催された同省政策会議分科会に同局が提出した「自動車交通局の主な政策課題について」を眺めてみると、行政の抱える課題においてタクシー事業の占める割合は意外に小さいことがよくわかる。

 4月15日、民主党議員でもある衆院の川内博史・国土交通委員長が政府の高速道路料金制度と関連法案に異議を唱え、「審議入りできない」と表明する舞台となったことで一躍、脚光を浴びることとなった国土交通省政策会議。本来は与党となったことで政策立案の一元化により廃止された党・政調の機能の一部を担うものであり、政府の政策のうち国交省所管分野について与党・民主党議員が意思表示をできる場でもあった。
 党内のゴタゴタと結びつけて、本来の趣旨とは違う嫌な目立ち方をしてしまった同会議だが、14日に開催された同政策会議分科会では自交局幹部が出席し、同局所管事項について与党側に説明している(『ファックスプレス』4月21日号関東版で既報)。その場の意見交換についてはタクシー問題についても取り上げられており、その内容をここでは繰り返さないが、基本的に事務方が自動車交通局の政策課題をどのように整理しているかについて、とくに注目したい。事務方の説明といっても、政策一元化の名の下に、そこに示された方針は基本的には政務三役の了解を得た政府の方針と考えられるからだ。

自動車交通局の役割
 当日の配布資料によれば、自動車交通局の役割は「バス・タクシー・トラック等を使用した人流・物流の発達・改善」「バス・タクシー・トラック等の道路運送の安全確保」「道路運送車両の安全確保・環境対策」「自動車の検査、登録の実施」―とされている。その行政権の執行の根拠となる法律は、われわれタクシー業界関係者にもなじみの深い、道路運送法(昭和26年制定)、道路運送車両法(同)など事業監督に関する一般法4法、タクシー業務適正化特別措置法(昭和45年制定)、特定地域におけるタクシー事業の適正化及び活性化に関する特別措置法(タクシー適正化新法、平成21年制定)など個別政策課題に関する特別法3法があるという。
 こうした国交省自交局の成り立ちを踏まえつつ、現時点で同省が考える自交局の政策課題と、その中でタクシー行政の占める位置などについても俯瞰してみたい。

政策課題の中でタクシーは…
 自動車交通局自身が掲げた政策課題では、「地域の足である地域交通の維持・活性化を図ると共に、わが国の成長戦略も念頭に、自動車交通の安全性の強化、グリーン化の推進に、積極的に取り組む」としている。
 現在、業界内でも活発に論議されているタクシーの需給問題や運賃問題など、産業としてのタクシーの総合的な規制政策のあり方については、「地域交通の維持・活性化」の分野に含まれるものと理解される。ただ、そこで具体的に指摘されている問題意識は、「自家用車の普及、高齢化、過疎化の進行などにより地方部での採算性悪化など地域交通の維持は厳しい条件に直面している」とした上で、さらに「事業者によるサービス提供を前提とした地域交通政策が大きな岐路に立つ」としている。その上で具体的な処方箋のひとつとして示されているのが「交通基本法の制定」であり、「次期通常国会での提出に向けて検討中」とされている。交通基本法の論点については「国の役割・支援のあり方、規制のあり方、政策実施の枠組み等」としている。

対症療法の行き詰まり
 地域交通の課題と今後の方向性について自交局では、「従来の政策と課題」として、「今まではバス・タクシー事業者(青ナンバー)によるサービスを基本としつつ、地域交通ネットワークを構築・維持しようとしてきたが、自家用車の普及、都市構造の変化、過疎化の進行、高齢化の進展など外部の環境の変化により、地方・過疎部での経営の悪化、公共交通機関の撤退、都市部では走行環境の悪化などに見舞われている」とし、「国は地方と役割分担の上、事業者等を支援してきた」としているが、要するに対症療法に偏っていたことで行き詰まりつつあることも実質的に認めたようなものでもある。これは「バス・タクシー事業を巡る環境は一層悪化。このため、事業者による地域交通の自主的な維持、運営が困難な状況が顕在化しており、事業者によるサービス提供を前提とした地域交通政策が大きな岐路に立たされている」との総括に結びつく。

交通基本法の制定を見据えつつ
 このような総括に基づいて、今後の施策の方向性については「地域交通に係る各政策手段について、交通基本法の策定における議論も踏まえつつ、具体的な対応を検討する」としている。こうしてみると断定は避けなければならないが、自動車交通局全体としての意思は、従来のように、「バスはこう、タクシーはこう、トラックはこうだ」というような個別モードごとに政策を考えるスタイルから、交通基本法の制定作業を通じて地域交通全体の中で各モードの役割分担、最適ミックスを探り出そうというニュアンスも感じる。

「主役は青ナンバー」の主張だけでは…
 例えば、従来型政策の発想では、福祉有償運送や過疎地有償運送など自家用自動車有償運送の拡大に対しては「主役は青ナンバー」という原則論を盾に業界を挙げて、いわば牛歩戦術のような抵抗を続けてきたわけだが、今回の発想の転換によればそうした分野を従来型発想の延長上に置き続けようとすると陣地を一挙に失うことも想定できるのではないかと懸念する。業界内では、道運法再改正等に向け、規制のあり方を巡ってこれまで以上に議論が活発化することが予想されるものの、交通政策全般を俯瞰すると、むしろ業界全体にとっては楽観的希望を抱く要素は少ないような気がする。いずれにしろ、国交省が考えるように全体を俯瞰する視点を業界側もある程度持っていないと、モノができ上がってから「手順を間違えた」ということになる可能性はあるだろう。
 先にも触れた通り、地域交通の維持・活性化は大きな政策課題ではあるが、自交局が担当する分野の中ではほかにも、安全対策の強化、自動車交通のグリーン化の推進、自動車産業の国際競争力強化など重要課題にはこと欠かない。役所の立場に立って見れば「タクシーは課題に真剣に向き合えばテマヒマかかるし、事務的工数は非常に大きくなるが、一方で政策的ウェイトは必ずしも大きくない」ということなのかもしれない。

行政自身が適正化新法の限界を認識 
 そうはいっても、交通政策審議会答申などにもあるように、タクシー産業に係る諸問題についてはすでに洗い出されているわけだし、タクシー適正化新法の実施からすでに半年以上が経過、各地での特定事業計画の実施状況も次第に明らかになっていく。国交省としては「適正化新法を実効あらしめるために全力を尽くす」というのが公式な立場なのであろうが、彼等自身が「強制力を欠くことよる限界」を最も感じているはずだ。

交通・運輸行政全体を俯瞰する視点も
 政策一元化の名の下においてもなお、自交局所管の政策の中でタクシー問題の比重は必ずしも高くないようにも見える(あくまで見えるということでしかない)が、本省・政策会議が与党政調の代替機能を果たし、与党内に議員連盟が誕生することとなった経緯からも、業界世論を一定の方向に速やかに収れんさせ、政治的に働きかけていくことは旧政権時代と同様、それが持つ意味は小さくないことは間違いないようだ。したがってタクシー業界の地を這うような現実から積み上げた政策的方向性に加えて、交通基本法のような役所としての所管事項の相当部分を俯瞰するような視点を業界側も併せ持っておくことも、これからの時代の事業者団体としての政策立案活動には不可欠な要素のようにも思える。
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No349. 5月3・10日合併号 ニュースヘッドライン
■巻頭人物 :郭 成子氏/三信交通グループ社長
■気になる数字 60両/道運法再改正で最低車両数が60両になれば…
■トピックス 国交省の政策全体を俯瞰せよ/交通基本法制定を踏まえた自交局の方向性
         :認定申請5月20日から1カ月/適正車両数実現へ大タ協・関執行部
         :<資料> 近畿運輸局公示/事業再構築に係る特例措置
          :求められる福祉輸送への参入姿勢/全タク連・ケア輸送委アンケートから
         :<スポット> タク乗務員賃金、兵庫の「怪」/1年間で92万円も格差縮小?
         :自己評価は評価に非ず/NASVA安マネ評価・第一号の東日本交通
         :安心・安全を支えるテクノロジー/健康と運行管理の新システム開発中
■東西往来 :EVタクの歴史は六本木ヒルズから?
          :「ない袖触れぬ」大阪業界に福音?
■シャッターチャンス :議連参加者は100人超の勢いも 
              :中国向けのアンテナをより高く
               :“政治頼み”の実効どこまで?
              :「1箱400円台」がトドメ刺す
■この人この言葉   :藤本 國男氏、金澤 悟氏、浦木山 峰壽氏、庭和田 裕之氏    
■コラム<一筆両断> :“ヒラ理事”復帰ではなく…

Faxpress 関東版

「飲酒運転ゼロ」へ運輸規則等改正
    運行管理者証の返納命令強化など盛る
      来年度から検知器の配備義務化果

【 東京 】国土交通省はこのほど、交通基本法の制定に向けた意見募集の結果をまとめ公表した。意見募集は2月1日から3月2日にかけて実施されたもので、行政手続法の定めによらない任意のものだった。361件の意見が寄せられ、交通基本法制定に肯定的な意見は354件、否定的な意見は7件だったとしている。また、具体的な条文の修正意見は165件、交通施策に関する一般的な意見は189件あったという。
  主な論点とそれに関する意見では、「基本法の理念」で、「自家用車優先から公共交通優先・公共交通が社会のインフラであるとの理念を確立すべき」32件、「環境負荷低減の理念を積極的に打ち出すべき」25件などを抑えて「国、地方自治体、事業者、国民の役割と責任を明確にすべきだ」54件が最も多かったという。「移動権の保障」についてでは、「賛成」26件、「反対」5件となっている一方で、「移動権の保障の規定については十分な議論を行うべき」19件と慎重な議論を求める声も目立った。「財源問題」については、「大都市の交通事業者の利益を地方へ再配分、ユニバーサル料金や交通税の導入、ガソリン税等による公共交通の助成に関する財源を確保し、助成制度を充実すべき。今は健常でもいつかは交通弱者になるので互いに支えあう共助の考え方を盛り込むべき」101件が圧倒的に多く、ほかに「公共交通に対する公的負担の増加に反対」という5件の意見があった。「交通計画」についてでは、「地域公共交通活性化・再生法の連携計画や都市計画、道路計画と交通基本計画との整合性を図るべき」37件が多く、次いで「市町村を超えた広域的な交通計画を策定すべき」23件、「市町村による交通基本計画策定を義務付けるべき」21件、「自治体交通計画への住民の参画を明確にすべき」17件などが続く。「国が定める交通基本計画には自動車交通量の削減目標、公共交通機関の整備等具体的な整備目標を定めるべき」7件などの声もあった。「地域交通に関する国の関与」については、「積極的に関与すべき」が49件だったのに対し、「関与すべきでない」は6件に止まったという。
  具体的な施策の方向性では「離島、過疎地の交通不便地域の問題を優先的に解決すべき」31件、「バリアフリー化を促進すべき」19件、「交通体系を総合的に考えるべき(施設整備、高速料金等)」28件、「人材育成を進めるべき」23件、「交通の安全に関する規定を置くべき」23件、「公平な競争条件の確保、交通事業者の経営の自主性の確保等交通事業者の負担が重くならないよう配慮すべき」19件、「道路管理や交通流管理について規制や権限のあり方を再検討すべき」16件などが目立った。また「運賃・ダイヤ等の公共交通のサービス水準に公的主体が関与すべき」6件、「参入・退出自由化の撤廃等運輸事業に関する規制緩和の廃止、見直しをすべき」6件、「道路運送法の改正、運用見直しを行うべき」12件などの声もあった。「運輸事業の規制緩和を推進すべき」とする意見も3件寄せられた。

〔5月1日関東版掲載〕  <バックナンバー一覧へもどる>

2010年5月1日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「飲酒運転ゼロ」へ運輸規則等改正/運行管理者証の返納命令強化など盛る/来年度から検知器の配備義務化
【 東京 】アルコール検知器に基準設けず/パブコメ回答で国交省
【 東京 】刷新会議、NASVA事業を仕分け
【 東京 】国費の節約にならない/「仕分け」で金澤理事長
【 東京 】6月から「ローカルルール」運用/東旅協・武三支部、吉祥寺駅周辺で
【 東京 】5月CPは前月据え置き/春以降も冬場基調続く
【 横浜 】関運局、個タク1者の更新拒否
【 東京 】減車延べ183社、休車延べ29社/特区・武三、輸送力削減1066両
【 東京 】独自のコールセンター新設/福祉限定輸送協
【 東京 】三交労春闘、5支部妥結
【 東京 】事故件数は大幅減も重大事故が増加/東個交通共済・理事会
【 東京 】事故発生率10%程度に/日個連交通共済
※東京の増減車情報
 
2010年4月28日号  関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】大手事業者は営業拠点統廃合も/生き残りへリストラ策不可避に/都内業界、中小は景気回復に期待
【 東京 】関無協東京支部、村澤支部長を再任/新副支部長に日交・林氏ら
【 東京 】スカイツリー集中局の開局準備/関無協・東京支部の新年度事業計画
【 東京 】新理事に日興・山本社長ら/東京無線・理事会
【 東京 】「事業譲渡協力金」規定を了承/日個連都営協、総代会に提案へ
【 横浜 】オレンジ自動車を事業停止12日/関運局、累積点数76点
【 東京 】バッテリー交換式EVタク/日交等が実証実験開始
【 東京 】6月初旬目処に関運局交渉/ハイタク労働6団体
【 大阪 】デジタコデータ活用で業務効率化/二葉計器「時間管理ソフト」発売
【 東京 】携帯に届く「拾客情報」好評/エス・デー・シー・テクノ
 
2010年4月26日臨時号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】取り組みの濃淡で疑義の声/「正直者がバカを見る」懸念も/事業再構築巡って東京業界
【 東京 】減・休車踏まえ経費節減/東京タクセン・事業計画
【 東京 】メーター連動ETC車載器/東個協、チケット事業参加要件に
【 横浜 】地域協、タクの実情周知で意義/全自交神奈川・目黒書記長
【 東京 】メーター操作の“うっかり”一掃/日本自動車交通が防止装置を共同開発
【 横浜 】車停は法人22社、個人3者/関運局、3月度行政処分
 
2010年4月24日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】特定事業計画は全社が取り組みを/未申請事業者のヒアリング継続/関運局、「具体的対応」は 時期尚早
【 東京 】福祉車両保有の義務付けを/「1万8000両」へ全福協・漢会長
【 東京 】「交通基本法の時代」認識を/タクシー事業の今後で国交省
【 東京 】承認車両数を適正化/駅構内営業運営委
【 札幌 】最高乗務距離規制の撤廃を/札幌エムケイ提訴
【 東京 】NASVAからヒアリング/事業仕分けで27日に
【 東京 】減車延べ171社、休車延べ21社/特区・武三、輸送力削減978両
【 東京 】会費値上げは見送り/東旅協・三多摩支部
【 東京 】年間指導件数2043件/東京タクセン、苦情は7922件
【 横浜 】ノボリ興業、事業停止へ/関運局が5月17日に聴聞
 
2010年4月23日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】事業免許制復活、公定価格を提言/「減・休車命令制度」も創設/道運法再改正・東旅協骨子案、全タク連総会に上程へ
【 横浜 】特定事業計画申請は7交通圏/関運局管内、特区・武三は実施段階
【 横浜 】8地区が前年実績上回る/関運局管内、3月輸送実績
【 大阪 】大ト協次期会長に坂本氏が内定/5月28日、正式就任へ
【 名古屋 】中・小型一本化など/名古屋交通圏の特定事業メニュー
【 東京 】PDCAがポイント/安マネ評価でNASVA室長
【 東京 】適切なアドバイス受けた/評価第一号の東日本交通
【 東京 】業界挙げてマイカー対策を/三和交通・奥専務
 
2010年4月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】当面は適正化新法の実効あげる/道運法再改正は附則踏まえて検討/参院・決算委で前原国交相
【 東京 】東旅協、道運法再改正へ意見交換/きょう正副・専門委員長合同会議
【 東京 】適正化新法「状況を見守りたい」/政策会議分科会で国交省
【 東京 】全タク連・経営委開く
【 東京 】交運労協からヒアリング/国交省・交通基本法検討会
【 東京 】春闘集約は3単産のみ/全自交東京、減・休車も絡んで…
【 東京 】全自無連、藤本会長が続投へ
【 東京 】富田会長「秋口には明るさ」/全タク連・技術環境委
【 東京 】参入要件、営業区域等で要望/福祉輸送限定事業巡り全タク連
 

Faxpress 関西版

近運局、休車解除に柔軟対応
   事業再構築の特例措置、3指標、交通圏ごとに特定せず

【 大阪 】近畿運輸局(原喜信局長)は4月30日、特定地域における事業再構築に関する特例措置を公示、即日適用とした。休車期間1年以上、基準車両数からの減車車両数を限度とし、休車解除の指標を平成13年度水準とするなど、1月25日付の本省通達をほぼ踏襲。「実車率」「日車実車キロ」「日車営収」の具体的な3指標について、交通圏ごとに特定せず、直近四半期でいずれかが初めて13年度水準に達したときには休車車両の3分の1の解除を可能とする柔軟な対応とした。

〜3指標クリアで2分の1追加解除
 さらに、休車解除以降、直近四半期に3指標のうち2つが13年度水準に達した場合は3分の1(合計3分の2)、3指標すべてが水準に達した場合は2分の1(合計6分の5)の追加解除を認める。
 基準車両数は平成20年7月11日現在の車両数だが、大阪地区についてはそれ以前の「預かり減車」分を含むため、事業者ごとに基準日が異なる。
 大阪市域交通圏の場合、平成13年度の実車率は42.1%、日車実車キロは88.9キロ、日車営収は3万1712円。大阪タクシー協会(関淳一会長)がまとめた今年3月の輸送実績によると、同交通圏(中型)の実車率は40.4%、日車実車キロは80キロ、日車営収は2万7857円―となっている。
 大タ協は連休明けの7日に特定事業計画に関する全事業者説明会を開催。同20日から6月20日までを認定申請期間に設定しており、各事業者の判断による減・休車を年末までに完了させたい考えだ。

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2010年5月1日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】近運局、休車解除に柔軟対応/事業再構築の特例措置、3指標、交通圏ごとに特定せず
【 大阪 】中村、村上両氏の2人代表制に/三菱タクシー、後継体制決まる
【 大阪 】関氏が辞任、後任に山田健氏/交通共済協組・副理事長
【 神戸 】兵協の兵タ協推薦理事決まる
【 神戸 】神戸相互の兵タ協理事候補/木下社長に代わり平尾常務
【 神戸 】神戸市域でも幹事会/兵庫地域協は足踏み状態
【 神戸 】「小規模は死ねということか」/郡部事業者は減車に拒否反応
【 大阪 】天仁交通の640円認可
【 奈良 】デジタルGPS6月導入/日の丸交通・桜井交通
【 大阪 】メーデー、ハイタク労組も参加
【 東京 】「飲酒運転ゼロ」へ運輸規則改正/アルコール検知器義務化へ 
【 大阪 】250キロ規制「しっくりこない」/壽タクシー・浦木山社長
【 東京 】5月CPは前月据え置き/春以降も冬場基調続く 
【 神戸 】「奄美タク尼崎」に社名変更/神戸空港タク尼崎
【 大阪 】近運局、3社を車停処分
※兵庫、京都の増減車情報

2010年4月28日号  関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】認定申請5月20日から1カ月/特定事業計画、大タ協が日程/適正車両数へ年内に減・休車
【 神戸 】兵庫地域協/交通圏別の幹事会始まる
【 大阪 】河内営業所、秋に移転へ/新東宝タクシーが用地確保
大阪 】500円運賃、2社延伸
【 大阪 】「安全委員会」の設立準備/協親交通、安マネに取り組み
【 大阪 】地域密着「便利屋タクシー」/河北でダイトタクG3社
【 神戸 】デジタル無線でシェア60%/富士通テン、過去最高を記録
【 神戸 】トヨタ出身の重松氏/富士通テンの新社長
【 和歌山 】南紀白浜空港から定額で/地元4社が観光タクシー
【 大阪 】西井氏の控訴棄却/相続税法違反で大阪高裁
【 大阪 】安全運行を側面支援/プロアシストの商品開発
 
2010年4月24日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】1年間で92万円も格差縮小?/タク乗務員賃金、全産業平均との比較で兵庫の「怪」
【 大阪 】「250キロ」公示の処分性で応酬/ワンコイン5社の取消訴訟
【 京都 】大手2社から会長を/「減車」念頭に京乗協有力事業者
【 大阪 】新規側がポーター導入を提唱/京阪・枚方市駅南口
【 札幌 】最高乗務距離規制の撤廃要求/札幌エムケイも提訴
【 大阪 】利用者離れなく「順調」/上限値上げのヴィガース
【 大阪 】全車禁煙で病院等に好評/イレブン交通、プリウス5両も
【 大阪 】灘タクの区域拡大申請却下
【 大阪 】佐野南海交通の新規申請「却下」
【 京都 】16両に反則切符、指導64両/府警、京都駅の取締り強化
【 大阪 】天仁交通が640円に値上げ
【 大阪 】組合員の高齢化に対応/自交会館にAED
【 大阪 】デジタコデータ活用で業務効率化/二葉計器「時間管理ソフト」発売
【 大阪 】近運局、バス20社を無事故表彰
【 神戸 】東神交通が代表者変更
【 大阪 】近運局、法人1社を車停
※大運支局監査情報
※兵庫、奈良の増減車情報
 
2010年4月23日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】三菱タクシーが640円に値上げ/社名変更に先駆け、5月21日も実施/“遠割外し”に波及?
【 大阪 】大ト協次期会長に坂本氏が内定/5月28日、正式就任へ
【 福岡 】500円義務付けで弁論開始/福岡エムケイ訴訟
【 東京 】「減・休車命令制度」創設を提言/東旅協、道運法再改正の骨子案
【 大阪 】善行等の法・個51人を表彰/タクセン・優良運転者表彰式
【 論評 】「選挙後遺症」の克服を
【 神戸 】理事選出遅滞問題で会見/兵タ協・松本会長
【 大阪 】トヨタタクシーなど譲渡/北日本ダイコクGへ
【 札幌 】札幌エムケイの550円延伸
【 大阪 】アームワークが代表者変更/事業停止明けで再開準備
【 静岡 】京都府のEV普及促進計画/システムオリジンが参画

2010年4月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】減車問題は正副会長が率先/大タ協・関執行部発足/新副会長に国際興業・迫田氏
【 大阪 】高月護理事が辞任届け/「薬師寺理事」へ手続き
【 大阪 】「理事長一任」も結論先送り/「全車禁煙」で交友会
【 神戸 】地域協問題は26日から幹事会で/兵タ協が理事・役員会
【 大阪 】道運法抜本改正を強調/全相互タク労組・定期大会
【 奈良 】まずは順調に3〜4両/日の丸交通のデマンドタク
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