ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2024年4月22日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

結論ありきではなくバランス感ある議論を
    国立国会図書館「ライドシェアを巡る論点」
         顧みられぬ背景事情こそ取り上げよ

 自民党の個人タクシーを応援する議員連盟事務局長の城内実・衆院議員が先の総会で触れ、本紙4月8日号の巻頭言でも紹介された国立国会図書館「調査と情報」における「ライドシェアを巡る論点〜諸外国の制度比較を中心に」を今号の本欄で改めて紹介したい。城内氏が述べているように、本書ではライドシェアの良し悪しを判断する結論にはなっていないが、その内容には諸外国でも大変に厳しい規制があるだけでなく、中国や英国、フランスでも交通規則やタクシーの法令に関する試験が課されていることがわかる。スケジュールと結論がはじめにありきというような議論ではなく、本書のようなバランス感覚のある今後の議論こそが待たれている。

 本書の巻頭には簡単な内容のまとめが記載されており、@ドライバーの要件Aプラットフォーム事業者に対する規制B自家用車の使用に対する規制C営利・非営利の区別―という4つの観点から、日本の類似制度と併せて、米国、中国、英国、フランスのライドシェア制度を紹介するとしている。いずれの国でも普通運転免許の保有や犯罪歴確認、商用保険への加入、定期的な車検などが義務付けられるとし、加えて、中国や英国、フランスでは交通規則等に関する試験も課されること、米国、英国、フランスなどではPF事業者とドライバーの雇用関係を巡って議論が続いている。車両の使用年数や走行距離、乗車可能な人数、サイズ等について、国によって細かい規制が存在する場合もある―などとし、わが国のRS推進論者がしばしば主張するRS先進国でも試行錯誤がいまだに続いていることを明らかにしている。
 岸田文雄首相や斉藤鉄夫国交相の国会答弁で明らかになったように、わが国おいてはいまだRSの定義ははっきりしていない。本書においては、@タクシーの営業資格を持たない一般のドライバーがA配車専用アプリ等を提供するPF事業者の仲介によりB自家用車を使ってC営利目的で乗客を運送するサービス―と仮の姿を示している。
 その上で諸外国においてRSに関する法制度は、TNC(トランスポーテーション・ネットワーク・カンパニー)型とPHV(プライベート・ハイヤー・ビークル)型に大別されるとし、前者はPF事業者をTNCとして主たる規制の対象とし、TNCにドライバー管理や運行管理を義務付ける。後者では、RSを個人タクシーの派生形であるPHVと位置づけ、PF事業者に各種の義務を課すとともにドライバーに対しても車両登録や運行管理を義務付ける。両者ともに、事前予約制のみで、流し営業や乗り場での客待ちは認められていないとし、TNC型の代表国には米国、中国を、PHV型の代表国には英仏をあげている。
 米国では、例えばRS発祥の地・カリフォルニア州の場合、「オンライン対応のアプリやプラットフォームを使用して、自家用車を使用するドライバーと乗客を結び付ける予約運送サービスを有償で提供するもの」と位置付けられており、米国内では州・都市レベルで異なる規制が施行されているとする。中国のRSは、オンライン予約タクシーと呼ばれる制度に位置付けられ、「オンライン予約タクシー経営サービス管理暫定方法」という法令で、「インターネット技術を基盤としたサービスPFを構築し、需給情報を統合し、資格を有する車両やドライバーを使用し、流し営業でないタクシーの予約サービスを提供する事業活動」と規定されているという。オンライン予約タクシーは一般のタクシーと同様に中央政府が方針を決め、地方政府が管理運用している。
 英国のRSは、PHV制度に位置付けられ、PHV法において、「旅客を運送する目的でドライバー付で貸し出される、9人乗り未満で製造された、または改造された車両で、認可されたタクシーや公共サービス車両以外のもの」と規定。フランスのRSはドライバー付運送車両(VTC)と呼ばれる制度に位置付けられているとし、09年にタクシー不足解消の手段として導入、当初は観光目的に限定されていたが、14年からは観光目的以外の運送にも拡大されている。欧州連合(EU)加盟国では、17年12月、欧州司法裁判所でウーバーによるRSをEU法体系における交通分野サービス=運輸業とする判決が出されて以降、RSがEU法及び各国のタクシー法規に準ずる形で規制されているとしている。
 次に本書ではドライバーの要件に触れている。米・加州の場合、TNCはカリフォリニア州公益事業委員会によって規制され、ドライバーには同州内で有効な普通運転免許を有すること、21歳以上であること、1年以上の運転歴があること、7年以内に飲酒運転や詐欺、性犯罪、窃盗、暴力行為等の重大犯罪歴がないこと、これまでに危険運転やひき逃げ等の重大な交通違反歴がないこと等を求めている。中国では、オンライン予約タクシーを営業するにあたっては、当局の審査を経て、運転手資格証明書を取得することが義務付けられ、取得するためには全国共通科目試験(タクシー法令や職業倫理、サービス基準、安全運行の知識等)と地域科目試験(ローカルのタクシー政策や規制に関する知識等)に合格しなければならない。また、使用を許可された車両に応じた運転免許証を取得してから3年以上の運転経歴があること、飲酒運転歴や薬物乱用歴、暴力的な犯罪歴がないこと等の条件を満たす必要があるとしている。このほかに、地方政府が定める規制として、例えば北京市の場合、ドライバーは労働関連の法令で定められた定年年齢(男性60歳、女性50歳、女性幹部55歳)未満であること、北京市の戸籍を有することが求められる。
 英国ではロンドン市の場合、PHV運転免許を取得するに当たっては、監督機関であるロンドン交通局に申請を行わなければならず、ドライバーには21歳以上であること、英国及び北アイルランド、欧州経済領域で有効な普通運転免許を3年以上有すること、犯罪歴チェックと健康診断を受けること等が求められるとし、さらに安全性や交通規則に関する試験と英語能力に関する試験も課されるとしている。フランスのVTCドライバーには、普通運転免許の保有歴が3年以上であること、犯罪歴がないこと等が求められ、さらに知識試験(交通法規やフランス語及び英語能力等)と実技試験(20分間の運転や顧客対応等)が課される。VTC登録は5年ごとの更新制。
 PF事業者に対する規制についても説明されており、米・加州の場合、TNC事業者はドライバーに対して、安全な運行を保証するための訓練プログラムを設けなければならず、事業者は薬物使用や飲酒が疑われるドライバーを乗客が通報する方法についてWEBサイトやアプリ等で明示しなければならない。通報を受けた場合、事業者はさらなる調査が行われるまで、そのドライバーによる営業を一時的に停止する必要があるとされる。
 加州においては、事業者とドライバーの関係について、両者が雇用関係にあるのか個人事業主なのかを巡って裁判が繰り返されており、20年1月、事業者側が一定の要件を立証しない限り、就業者を雇用労働者とする法令(AB5)が施行され、ドライバーが雇用労働者に分類される可能性が高まったが、ウーバーなどのロビー活動により同年11月、ドライバーを個人事業主とする法令(プロポジション22)が住民投票で可決された。一方で、事業者には、最低報酬の保証や健康保険料の負担、仕事中の負傷に対する費用負担、労働時間の上限規制等が義務付けられた。同法は21年8月に州高等裁判所で違憲との判断が示されたが、23年3月には控訴裁判所において大筋有効とする判決が下されているとする。
 ドライバーの労働者性を巡っては、他の州・都市でも法整備が進められており、ニューヨーク市の場合、18年8月にライドシェア規制条例が可決され、事業者に対して車両台数を制限すること、ドライバーの最低賃金を保証することが義務付けられた。ニューヨーク州でも23年11月、ドライバーの未払い賃金に和解金を払うこと、最低賃金を設定すること、有給病気休暇を提供すること等について、ウーバー及びリフトと合意している。シアトル市のあるワシントン州でも、ドライバーに最低賃金を保証する条例や法律が定められており、一定程度ドライバーの労働者性を認める方向に傾きつつあるようだ。
 中国では事業の枠組みやドライバーの要件について規制は厳しくこのような労働者性を巡る争いは起きていないが、英国の場合は裁判が起きている。英国の最高裁では21年2月、ウーバーにとってドライバーは顧客であり、雇用関係や委託関係にないとする同社側の主張は退けられ、ドライバーは労働者とする判決が下された。これにより、ウーバーは同年3月、ドライバーを労働者として扱い、最低賃金と企業年金を適用するとともに、有給休暇相当の報酬を支給する方針を発表したという。フランスでも事業者とドライバーの関係については論争が続いており、16年8月にエル・コムリ法が制定され、事業者が就業者の労災保険の一部や職業訓練等の費用を負担することなどが定められた。しかし、その後19年12月に制定されたモビリティ基本法において、事業者は就業者との間の条件を規定する憲章を制定すれば、就業者との雇用関係を問われない規定が設けられたとしている。
 このほか本書では車両の規制や営利・非営利の観点からも様々な論点を示しているが、本稿では紙幅の都合で割愛する。車両の規制なども含めた主要4カ国の規制の状況等は別表を参照してほしい。いずれにせよ、規制の枠組みやドライバーが雇用なのか、個人事業主なのかについてもRS先進国でも揺れ動いている。
 また、RSが勃興している各国においても、タクシーが常時供給過剰気味であり続けたわが国と、供給不足が常態化しており、車両やドライバーの教育水準などが日本とはかけ離れた諸国とでは、「ライドシェアが現れるべくして現れた」のか、「先進国がやっているからわが国も」なのか、導入までの背景事情なども踏まえられるべきである。その点は改めて主張しておきたい。
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No.1000 4月22日  主な内容
巻頭人物
斉藤 鉄夫氏(国土交通大臣)
気になる数字
プラス5万2500円
 
全国47都道府県の中で唯一全産業平均を上回った東京のタクシー乗務員年収推計。
トピックス
「雇用に限るか業務委託を認めるか?」の議論の位相世界に冠たるタクシーの礎を語る
奈良県地区で新たな運賃改定要請がスタート
               〜先陣を切ったのは最大手・奈良近鉄タクシー
中小潰し 社会保険料取り立ての非情
               〜日本城タクシーG代表 坂本篤紀氏
:管内の22事業者が受賞
               〜2024年春 バス無事故近運局長表彰式
:<シリーズ>2024春闘―産別・労組はいま
               〜私鉄総連関東ハイタク協議会
:<Data>タクシー運転者の賃金・労働時間(2023年)
:<Data>タクシー運転者と全産業労働者の賃金・労働時間比較(2023年)
:<Data>新型コロナの影響による営収の対19年同月比の変化(23年3月〜24年3月)
内外交差点
:城とともにある街・姫路  森田 玲子氏(姫路タクシー社長)
:外国人運転者雇用に注力  大岡 理人氏(南タクシー社長)
東西往来
:JR上野駅乗り場で清掃活動を実施  / 個タクと労組が反RS新法街宣活動
この人この言葉
:伊藤  宏氏 / 若林 泰治氏 / 森下 孝一氏 / 洲見 雅義氏
シャッターチャンス
:日本人の総人口は12年連続減少  / 雇用か否かは「中身」で決まる
:ホワイト社会に対応の新陳代謝  / UDタクシーの認定要領を改正
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関東版
特区・武三44社、京浜4社に許可
         審査中事案もそれぞれ15社、18社
                   関運局 自家用車活用事業の許可状況

【横浜】関東運輸局の矢吹尚子・自動車交通部長ら幹部は17日、着任後初の定例会見を開き、管内における自家用車活用事業については15日現在で東京都特別区・武三交通圏で44社、神奈川県京浜交通圏で4社が事業許可を受けており、現在審査中の事案はそれぞれ15社、18社となっていることを明らかにした。また、管内におけるタクシー事業適正化・活性化特措法に基づく準特定地域の指定判断の時期は10月になるとしたほか、指定要件のうち、コロナ禍による3年間を含む19〜23年度においては実働率、走行距離ともに減少しており、毎年度事故件数や法令違反が増加し続けることはなく、事実上、「日車実車キロ」または「日車営収」が01年度実績値と比較して上回っているか否かが指定解除の要件になると説明した。
 矢吹部長は前任者に代わって4月1日付で着任。会見に同席した神宮秀樹・旅客第二課長、川村英輝・同課長補佐らも揃って会見には初参加だった。
 自家用車活用事業について矢吹氏は、特別区・武三交通圏、京浜交通圏の2地区で運行を開始、審査中のものも含めて一定の進捗があったことを報告。千葉交通圏、埼玉県南交通圏のタクシー車両不足数の算定等については、4月中の公表に向けて作業中だとした。一方、配車アプリによらない簡便な方法で不足車両数を算定する地域の状況については、「管内では該当する事業者も自治体もない」とし、これまでのところ「手挙げ」した事業者、自治体ともにないことを明らかにした。具体的な相談事例もないとした。神奈川県内の自家用車活用事業については、12日から運行開始したことを踏まえ、「安全安心を確保しつつ、しっかり取り組んでほしい」と要請。17日に出発式を迎えた道路運送法78条2号による「かなライド@みうら」に対しては、実証実験との位置付けも踏まえて、「地域のニーズを踏まえた住民等の足の確保方策を検討していくものと承知している」などとした。
準特解除は日車実車キロか日車営収で
 今秋の準特定地域指定解除との風説が広く業界内に流布されていることと関連し、23年度実績に基づく準特定地域指定の有無の判断は原則として10月1日付の告示をもって本省が行うとのスケジュールを改めて確認するとともに、輸送実績等の取りまとめ作業を待つことになると説明した。公示されている準特定地域の指定基準は、「人口10万人以上の都市を含む営業区域(*特別区・武三交通圏、京浜交通圏等がこれに当たる)であって、@からBまでのいずれかに該当するもの」とし、@日車実車キロまたは日車営収が、01年度と比較して減少していることA前5年間(*19年度〜23年度)の事故件数が毎年度増加していることB前5年間の法令違反の件数が毎年度増加していること―となっている。このため、コロナ禍の3年間を含む19年度から23年度の前5年間で事故件数、法令違反件数が毎年度増加する状況にはないことから、今秋の準特定地域指定の継続または解除については、関運局としても「日車実車キロまたは日車営収のいずれかの指標が01年度と比較してどうなっているのか」のみを注視していれば良いとの見方を示した。また、準特定地域の指定基準そのものを見直してまで指定解除ということがあり得るのかとの問いに対して局側は、「いまのところそうした動きはない」としたほか、指定基準の見直しを行った場合には、これに伴う指標の再集計など作業量も著しく増加することなどもあると指摘。あわせて「なぜ変更するのか合理的な理由も必要だろう」との見方を示した。
〔4月19日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2024年4月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】86%の自治体で地域公共交通会議
【 横浜 】「不安煽る人に負けるわけにいかない」/かなライド出発式で小泉議員
【 横浜 】日車営収減は1地区のみ/関東管内 3月の原計輸送実績
【 横浜 】タクシーとNRS 質と量の充実を/神タ協定例役員会で伊藤会長
【 東京 】プロの自覚とアプリへの積極対応を/RS対策で私鉄関ハイ・石橋議長
【 東京 】中京自動車など4社が運行/足立区「あしたく」 6月17日から
【 名古屋 】名古屋市域のNRS 26日始動
【 横浜 】手数料無料の独自アプリ/キャピタル交通 記念キャンペーンも
【 福井 】RS専門PF「スグクル」/地方創生でも効果アピール
【 東京 】ハイヤー賞与、前年比2万円増/大和自交労組が春闘妥結
【 東京 】日交G連絡協 春闘状況を報告
【 東京 】セキュリティ確保「不十分」/総務省 LINEヤフーに行政指導
【 静岡 】「テレハイみちびき」で「Uber」も/システムオリジン 共存運用拡大
 
2024年4月17日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】パブコメの総数は7718件/新法の議論を睨み「運行主体」の綱引き/国交省 自家用車活用事業通達案
【 横浜 】需給バランスへの配慮望む/自家用車活用事業に 伊藤会長
【 東京 】「画期的だが、忸怩たる思い」/NRSに関自無協・高野会長
【 横浜 】決算書案・予算案を承認/神タ協横浜支部 理事会
【 東京 】レベル準1にシエンタを認定/国交省 UDタクシー
【 東京 】国交省 15日付人事異動
【 東京 】センチュリーSUVを導入/国際ハイヤー 業界初
【 東京 】全国平均で8.5%の改善/全タク連 対19年比営収
【 大阪 】2024年問題の課題解決へ/地方支分部局5機関が連携協定
【 東京 】若林、森両社長が祝辞/日交G個タク任命式・出発式
【 東京 】JR上野駅乗り場で清掃活動/全自交東京地連
【 東京 】LPGハイブリッド車の魅力PR/パンフ作成1万部配布 全L協
【 徳島 】「ファミリーデー」開催/家族が職場訪問 電脳交通
【 東京 】「夜明けのタクシー」森まどかさん/5月28日 ライブ開催
 
2024年4月13日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】業務委託の必要性を改めてプレゼン/NRSは是とするも過熱する業界への要望/規制改革推進会議WGで川邊委員
【 東京 】請負や業務委託の扱い「保留中」/国交省担当官 全タク連労務委
【 東京 】NRS 全国で56社が運行中
【 東京 】全国知事会との共存関係を確認/全タク連正副会長会議
【 横浜 】京浜、12日から順次運行開始/自家用車活用事業 神タ協発表
【 東京 】不足状況把握へアプリ配車調査/東タク協三多摩支部
【 東京 】今後の協会運営へ配車実態調査も/次年度事業計画案で関自無協
【 東京 】装着率は5.1ポイント増/東タク協など シートベルト調査
【 東京 】全国の充足率は80.5%/全タク連 タクシー乗務員数
【 東京 】「日交個タク」グループから初/すばる交通で任命式
【 東京 】GOリザーブ出発式開催/キャピタルモータース
【 東京 】法人 前月に続き200人超え/東タクセン 3月分運転者証交付数
【 東京 】新潟市内でNoruuu導入
【 横浜 】関運局 ハイタク行政処分状況
【 東京 】禁煙タクに尽力 安井幸一氏死去
 
2024年4月12日号 関東・関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】年間推計賃金は418万9900円/全産業平均との格差が前年比約47万円縮小/厚労省 賃金構造基本統計調査結果
【 東京 】西東京で初の展示会を開催/DXテーマに システムオリジン
 
2024年4月12日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】自家用有償旅客運送の改革案を審議/地交会議の「機械的な裁量権」へ危惧も/国交省が交政審自動車部会開く
【 東京 】NRSの普及・展開に期待/斉藤国交相が会見で見解
【 京都 】初日は15両で80組が利用/エムケイがNRS運用実績を公表
【 横浜 】知事らを招き17日に出発式/かなライド@みうら
【 横浜 】県と三浦市、専用サイトを開設/タクシーと同額の「かなライド」
【 東京 】「将来について考える理事会に」/全自無連が理事会開く
【 東京 】取り組むべきは「UD研修」/全タク連ケア輸送委員会
【 東京 】事故情報共有・活用する協定を締結/東個交通共済・日個連交通共済協組
【 東京 】自交東京街宣に「対話に努めたい」/川邉氏がXでただちに反応
【 東京 】第13期LPガス高騰対策/国交省 申請受付を開始
 
2024年4月10日号 臨時号 ニュースヘッドライン
【 東京 】「日本型RSを世界のスタンダードへ」/日交G、日の丸G、東京無線協組が参加/日本交通・葛西営業所で出発式を挙行
【 東京 】三和交通でもNRSが稼働
【 東京 】社説でRS拡大を主張 日経
【 横浜 】本格運行は道運法78条3号で/かなライド 実験は2号で実施
【 東京 】LINEヤフー本社前で抗議宣伝/川邉会長の名を連呼 自交東京
【 横浜 】事故防止の取り組みを取りまとめ/ト・バ・タ3分野で 関運局
【 東京 】大和立川社長に澤田氏
【 東京 】「緩やかな回復続く」と先月踏襲/3月景気ウォッチャー調査結果
【 東京 】ライドシェアの広がりに注視/京自労・松本委員長
【 東京 】24春闘、事故防止対策など協議/中労協執行委員会
【 さいたま 】赤羽支部Aチームが3連覇/日交労フットサル大会
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速さ+確かさ
交通界速報(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

交通界速報 関西版

現状の対応と並行してNRSを準備
          神戸市域の地域指定で兵タ協・吉川会長

【神戸】兵タ協(吉川紀興会長)は16日、神戸市中央区の三宮コンベンションセンターで3月理事会を開き、全タク連関係、専門委員会および支部活動報告を行った。冒頭あいさつで吉川会長は、自家用車活用事業(日本型ライドシェア、NRS)の対象地域に神戸市域交通圏が入ったことについて、「そこまでの需要があるのか」と疑義を示し、現状での対応がまず必要―との考えを述べつつも、並行して準備を進めるとした。翌17日に、配車PF3社(GO、DiDi、ウーバー)を集め、各社の支援サービスのプレゼンテーションおよび質問会を行った。
 吉川氏は、「(NRSの)地域指定に神戸市域も入ったものの、中身の公表がまだ。協会としては10日にガイドライン説明会を行い準備はできている」と前置き、「要は乗務員不足からその流れになったわけだが、今となっては、そこまでの需要があるのかというところもある」との認識を示した。
〜応答率アップなど、まず現状対応
 その上で、「何もライドシェアで対応するだけでなく、いろいろな方法で対応することもでき、大阪では『タクシーで埋める』という言い方をしているが、事実そういうことなのだろう」と指摘。「NRSについてはアプリでのマッチング率の問題なので、アプリ自体の装着率の問題や、装着していたとしても応答率の問題もあるので、配車アプリを使っている場合は応答率を高くする指導を各社でしていただく必要もあろう。何も日本型ライドシェアを推奨するつもりもない。現状の中でできる対応をしていくことがまず必要で、並行してNRSの対応、準備もやっていきたい」との方針を示した。
 また、燃料高騰も続いていることから4月末で終わりとされていた燃料高騰補助が一定期間延長され、89円70銭を基準価格としてそれを超えると補助されることも伝えられた。
神戸・阪神間支部の役員会も開催
 終了後、神戸・阪神間支部の役員会が行われ、選挙管理委員長に河村山副会長を選出。25日締め切りで理事の立候補を募集し、定員の13〜16人をオーバーした場合は、1理事250票(1票=1保有車両数)を資格として5月27日の支部総会で選挙を行うことが発表された。
〔4月19日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2024年4月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】「京クルー」が20日に本格稼働/京都市役所前で出発式を開催
【 名古屋 】名古屋も26日にNRS始動/名鉄タクHD、名古屋近鉄の5社で
【 神戸 】GOのNRS提案を聞く/決算報告等も確認 兵協理事会
【 奈良 】奈良の運改、2社追随で4割へ
【 大阪 】「タクの日」にアメリカザリガニ/大タ協 広報サービス委
【 東京・神戸 】高齢者の運転中止前に代替手段を/日本老年学会が提言
【 京都 】就業体験協力で京産大のパンフに/弥栄自動車 今年度も学生受け入れ
【 京都 】京銀のSDGs私募債を活用/キャビック 洛星野球部にバット
【 大阪 】認可条件付で6人の加入を承認/全大個協組 総務委員会
【 大阪 】全大個協組 審査委開く
【 大阪 】クレピコ更新への対応等を協議/全大個協組 事業委員会
【 神戸 】神戸個人 総代会は5月30日
【 京都 】ZEV登録車両 3月末で22%/エムケイ 30年までに100%目標
【 静岡 】「テレハイみちびき」で「Uber」も/システムオリジン 共存運用拡大
 
2024年4月17日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】最終的にパブコメは7718件に/国交省が募集結果を公表
【 奈良 】奈良県の申請率が34.62%に上昇/大和交通が運改追随申請
【 京都 】エムケイ以外の9社を公表/「京クルー」も近く出発式
【 東京 】レベル準1に「シエンタ」認定/国交省が15日に発表
【 大阪 】2024年問題の課題解決へ/地方支分部局5機関が連携協定
【 和歌山 】「人材不足もポテンシャルある」/森下・和運支局長
【 東京 】大阪は106%の大幅改善/対19年月別営収 サンプル調査
【 大阪 】「地域課題解決への議論を」/早期での支部制を求める声
【 大阪 】相互タクのNRSはポーズだけ?/全相互タクシー労組が定期大会
【 京都 】京都駅と市役所でRS新法反対/個タク+労組が2度目の合同街宣
【 和歌山 】登下校の「通学支援タクシー」/九度山町で3社が協力
【 和歌山 】和個協 総会は5月23日
【 京都 】都市型ハイヤー限定で10両/京都運輸支局に経営許可申請
【 東京 】LPGハイブリッド車の魅力PR/パンフ作成1万部配布 全L協
 
2024年4月13日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 奈良 】奈良近鉄タクが運改要請を提出/全県一律、最大手が先陣で勢い
【 大阪 】関中再生でも関協勢力縮小へ/負担増に更なる脱退者も…
【 大阪 】GOの担当者招いて説明会/NRSに備え、交友会協組
【 神戸 】京都、奈良、鳥取の3協会長が参加/神戸発「全国運行管理勉強会」
【 東京 】京阪神は増加傾向続く/全タク連 タク乗務員数の推移
【 大阪 】違法行為に常習性も/北新地街頭指導検討会で指摘
【 大阪 】管内22社に栄誉/近運局 春のバス無事故表彰
【 神戸 】昇給800円、一時金5000円/阪神タク労組が春闘妥結
【 神戸 】兵協・選管委 被選挙人の登録確定
【 東京 】全国知事会との共存関係を確認/全タク連が正副会長開く
【 和歌山 】地元署と共同で交通安全運動/橋本第一交通 ステッカーと啓発物
【 京都 】「マイバッハ」タクシーが登場/京都エムケイが「日本初導入」
【 名古屋 】名古屋は5社で開始へ/NRSを月内に開始
【 徳島 】家族による職場見学イベント/電脳交通「ファミリーデー」
 
2024年4月12日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】無制限拡大を阻止するために/兵タ協 神戸市域版GL説明会
【 京都 】エムケイ 自家用車活用事業/初日は15両稼働、80組が利用
【 大阪 】24年度の応答目標は52万回/大阪無線の呼出電話「さらに上積みを」
【 大阪 】一水会 客待ち滞留で注意喚起
【 京都 】タクシー運転者に新卒8人/ヤサカG 秋目指して観光研鑽も
【 大阪 】燃料高騰助成の13期受付
【 大阪 】専属のSNSクリエーター採用/日の丸ハイヤーG 発信力を強化
【 大阪 】大タクセン 新規講習を臨時開催
【 神戸 】登録処理時間の短縮図る/新任の田辺・兵庫陸運部長
【 大阪 】黒坂・二課長が法個団体など訪問
【 京都 】「戻り」含む客待ちで注意喚起
【 京都 】新会長に互助の洲見理事長/京都個タク団体協議会
【 大阪 】道路利用者会議が定時総会
 
2024年4月10日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】「自家用車活用事業」を開始/関西初 エムケイが8日から
【 東京 】NRSを世界スタンダードへ/出発式で東タク協・川鍋会長
【 京都 】RS新法に向け注目過熱?/京都新聞が京都業界の動きに言及
【 大阪 】「春の交通安全キャンペーン」/大タ協が阪急三番街乗場前で実施
【 京都 】新運営委員長に藤井秀樹氏/京都タクシー渉外担当連絡会
【 神戸 】「NRS、タクシーともに質を保つ」/神戸・阪神間支部 兵サセン委員会
【 京都 】EV導入に最大20万円を補助/京都市が脱炭素支援事業
【 和歌山 】5月21日に通常総会を開催/今期改選の和ハ協
【 神戸 】ウイングキャブ、住所変更
【 神戸 】神崎交通、営業所変更、車庫追加
【 神戸 】神戸エムケイ、特大9両減車
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