ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2021年10月11日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

業界は好感 ―
 岸田内閣は
   どこまで期待できるのか?

 前回の自民党総裁選までは何やら「はっきりしない人」との印象も強く、あまりぱっとしなかった岸田文雄現総裁。しかし、今回の総裁選に当たっては二階俊博幹事長切りなど、思い切った党改革を打ち出し、菅義偉首相(当時)の総裁選不出馬でアテが外れたかと思えば、意外にも第1回投票で首位を確保し、そのまま決選投票でも圧勝して逃げ切った。首相就任後は、衆院解散総選挙の日程を1週間前倒しするなど、ここのところ「意外な人」の印象も強めてきた。公約では新自由主義経済からの転換、成長と分配の均衡、令和の所得倍増計画――など宏池会らしさも垣間見せ、タクシー業界からは好感されている。
 一方で、新聞各社の世論調査では岸田内閣の支持率は50%を跨いで40%台後半から50%台と、新内閣の発足直後としては近年の歴代内閣の中では麻生内閣に次ぐ低さだ。月末の総選挙を控え、新内閣は短命に終わるのか、長期安定政権を築くのか。

 自民党総裁選に当たっての岸田氏の公約はすでに本紙でも報じた通り(ファックスプレス関東版10月1日号)。基本的には「成長と分配の好循環」を創り出すというものだ。4日召集の臨時国会で首相指名を受けた岸田氏はそれをどう実行に移すのか。同日閣議決定された岸田内閣の「基本方針」は次のようなもので、「一人ひとりの国民の声に寄り添い、その多様な声を真摯に受け止め、かたちにする、信頼と共感を得られる政治が必要である。そのために、政権運営の基本として、国民との丁寧な対話を大切にし、以下の三つを約束する」とし、第一に、国民の声を丁寧に聞き、政策に反映させていくこと。第二に、個性と多様性を尊重する社会を目指すこと。第三に、みんなで助け合う社会を目指すこと――を掲げた。
 そして、「これらの約束を果たすとともに、政策面では、国民の生活を守り、国民の所得を増やす、以下の5つの政策に取り組む」としている。5つの政策とは、@新型コロナウイルス対策A新しい資本主義の実現B国民を守り抜く、外交・安全保障C危機管理の徹底?東日本大震災からの復興、国土強靭化―だ。

「新しい資本主義」の中身
 われわれの関心の高い「新しい資本主義」の中身について閣議決定では、「富める者と富まざる者、持てる者と持たざる者の分断を防ぎ、成長のみ、規制改革・構造改革のみではない経済を目指すための『成長と分配の好循環』と、デジタル化など新型コロナによってもたらされた社会変革の芽を大きく育て、『コロナ後の新しい社会の開拓』をコンセプトとした、新しい資本主義を実現していく」とし、さらにそのための第一歩として、成長戦略については、(1)科学技術立国(2)デジタル田園都市国家構想、(3)経済安全保障(4)人生100年時代の不安解消に向けた社会保障改革に取り組む――との考え方を示した。
 また、分配戦略については、(1)働く人への分配機能の強化(2)中間層の拡大(3)公的価格のあり方の抜本的見直し(4)財政の単年度主義の弊害是正に取り組む――としている。

交通インフラ等に積極投資
 その上で、「併せて、交通・物流インフラなど地方を支える基盤づくりに積極的な投資を行うとともに、農業、観光、中小企業など地方を支える産業の支援に万全を期す」と強調している。
これら内閣の基本方針について4日の就任会見で岸田首相自身はどう説明したか。
「私が目指すのは、新しい資本主義の実現です。成長と分配の好循環と、コロナ後の新しい社会の開拓、これがコンセプトです。成長は引き続き極めて重要な政策テーマです。しかし、成長だけでその果実がしっかりと分配されなければ、消費や需要は盛り上がらず、次の成長も望めません。分配なくして次の成長はなしです。私は、成長と分配の好循環を実現し、国民が豊かに生活できる経済を作り上げていきます。
 また、新型コロナというピンチをチャンスに変え、希望のある未来を切り開いていくことが重要です。なかなか進まなかったデジタル化の加速など、新型コロナは社会変革の芽ももたらしました。この芽を大きく育て、コロナ後の新しい社会の開拓を実現していきます。そのために、新しい資本主義実現会議を立ち上げ、ポストコロナ時代の経済社会ビジョンを策定し、具体的な政策を作り上げていきます。
 新しい資本主義を実現していく車の両輪は、成長戦略と分配戦略です。成長戦略の第1は、科学技術立国の実現です。科学技術とイノベーションを政策の中心に据え、グリーン、人工知能、量子、バイオなど先端科学技術の研究開発に大胆な投資を行います。
 第2に、デジタル田園都市国家構想です。地方からデジタルの実装を進め、新たな変革の波を起こし、地方と都市の差を縮めます。
 第3は、経済安全保障です。新たに設けた担当大臣の下、戦略技術や物資の確保、技術流出の防止に向けた取組を進め、自立的な経済構造を実現していきます。
 第4は、人生100年時代の不安解消です。働き方に中立的な社会保障や税制を整備し、勤労者皆保険の実現に向けて取り組んでまいります。
 次に、分配戦略です。分配戦略の第1は、働く人への分配機能の強化です。企業で働く人や下請企業に対して成長の果実、しっかり分配されるよう、環境の整備を進めてまいります。
 第2に、中間層の拡大、そして少子化政策です。中間層の所得拡大に向け、国による分配機能を強化いたします。
 第3に、公的価格の在り方の抜本的な見直しです。医師、看護師、介護士、さらには幼稚園教諭、保育士、こうした方々など社会の基盤を支える現場で働く方々の所得向上に向け、公的価格の在り方の抜本的見直しを行います。
 第4の柱は、財政の単年度主義の弊害是正です。科学技術の振興、経済安全保障、重要インフラの整備などの国家的な課題に計画的に取り組んでまいります」と述べている。
 グリーン、人工知能や中間層、公的価格などのいくつかのキーワードがちりばめられ、全体としてのストーリーは分かりやすいものの、政策を実現していく仕組み、原動力については時間の制約の中で説明が十分とまでは言えない(語ろうとする姿勢については、菅内閣とは比べものにならない)。
 質疑では、新しい資本主義実現会議の具体的なイメージについて問われており、また、総選挙に勝った場合、年末の予算編成や税制改正では、どのようなことを盛り込もうと考えているのかを問われている。
 これに対して岸田首相は、「新しい資本主義実現会議ということですが、まず、今はコロナとの闘いの真っ只中にあると思います。そして、国民の皆様の協力を得るために、しっかりとした経済対策を求められると思います。そして、その先にコロナとの共存、できるだけ通常に近い社会経済生活を取り戻すことができた上で、その先に経済の再生を考えなければいけない、そこで新しい資本主義をしっかり回していくという順番であると認識しています。そして、新しい資本主義の実現会議ですが、先ほど申し上げたように、成長と分配の好循環を作っていく、成長が重要であるということ、これはもちろん言うまでもないわけですが、その成長の果実をどう分配していくのか、こういった点について、民間においてもそれぞれの民間企業であったりサプライチェーンにおいても様々な努力が求められる、そして、それを補うために公的な政策ですとか、それから、先ほど申し上げました公的価格の見直しですとか、こういった取組を進めていかなければいけません。こうした具体的な課題について、是非関係者、有識者にもしっかりと意見を聞かせていただき、国民の皆様のさまざまな知恵を頂きながら、この成長と分配を実現していく、こういった取組をリードしていただく会議を設けさせていただければと思っているところです。新しい資本主義を実現する、これは一朝一夕に実現できるものではありません。是非こうした成長と分配の好循環を続けていくためにも、こういったさまざまな努力は続けていかなければなりませんので、これは短期間で終わるものではないと思います。これは内閣を挙げて取り組まなければいけない課題ですので、中長期的にこうした会議を活用していくことを考えていきたいと、私は思っています」などと説明した。

デジタル臨時行政調査会
 アフターコロナを含めた中期的な日本の将来像をこの会議で検討するのだろうという姿はおぼろげにつかめたが、タクシー業界にとって期待は持たせつつも、これで十分というほどではない。
改正タクシー適正化新法の特定地域指定要件を立法の趣旨から逸脱してまで骨抜きにしたり、ダイナミックプライシングのように業界が本音では頼んでもいない規制緩和政策をやらせようとしたりしてきた規制改革推進会議の改組も総裁選における岸田公約の中に入っているが、その公約に掲げた「デジタル臨時行政調査会(仮称)」とはいかなるものか、まだ語られていない。
 規制改革推進会議自体は政令を設置根拠としており、改組自体は内閣の意思次第であり、法律改正を要しない分、ハードルは高くない。担当大臣となった牧島かれん氏自体も業界にとっては知名度、実績とも十分に認識されておらず、こちらも未知数。業界における期待感だけは十分に盛り上げてくれたが、実際に期待に応えてくれるか否かはまったくわからない。

タクシー乗務員は?
 また、所得が増える、公的価格の見直し―も訴えていた岸田氏は、「看護師、介護士、保育士など賃金が公的に決まるにもかかわらず、仕事内容に比して報酬が十分でない方々の収入を思い切って増やすため、『公的価格評価検討委員会(仮称)』を設置し、公的価格を抜本的に見直す」としていた。具体的に名前があがった職種にタクシー乗務員は含まれていないが、コロナ禍の中で「エッセンシャルワーカー」としてやけに持ち上げられてきたが、その推計年収は全産業男性労働者平均よりも4割安く、年間労働時間は2割長いというのが常識だ。労働環境は名前のあがった看護師、介護士、保育士と変わらぬ厳しさであり、いわゆるエッセンシャルの仲間でもある。タクシー運賃は特定地域、準特定地域において公定価格となっており、そういったことも踏まえてどう扱っていただけるのか――は興味が尽きない。
 視界不良の点は少なからずありつつも、仮に総選挙は与党で過半数という勝敗ラインを乗り切ったとしても、来夏には参院選も控えており、政権は向こう1年でそれなりの結果が求められる。公約にのっとり、タクシー事業に関しても、くれぐれもこれまでの政権のようにいじり壊していただきたくないものである。(了)
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No.882 10月11日号  主な内容
■巻頭人物 
:城 政利氏氏(自交総連東京地連委員長)
■気になる数字
2年7カ月 コロナ禍以前の運賃改定要請・申請事案のうち、新運賃実施までに要した最長日数
■トピックス
:岸田内閣はどこまで期待できるのか? 
            〜世論調査の“ご祝儀”控えめも、業界は好感
:唯一の予防策、脳MRI健診の推進を 
            〜法・個でくも膜下出血による死傷事故続発
:またしても大阪メトロの単独応募? 
            〜AIオンデマンド交通、22年度実証実験へ年度内公募
:<急げ!タクシー活性化> 
 コロナに負けるな! 〜進めよう、公共交通の中でもタクシー安心利用促進
:一番の活性化策は維新の行政を変えること 〜坂本篤紀・TNKグループ代表
:労使あげての要請活動が結実 〜兵庫県下の自治体、タクシー支援の予算化続々
:自治体回って窮状訴え  〜京タ協「真水での支援」を求めて
:新生・全自交労連に大きな期待 〜東京地連傘下の大手4労が相次ぎ定期大会
■東西往来
:経済が急に動き出した結果… / 知事に直接要望、「逆要望」も
■この人この言葉
:太田 祥平氏 / 宇佐美 雅彦氏 / 牛島 憲人氏 / 三村 雅彦氏
シャッターチャンス
:9000両超の参加で始まる大実験 / IT全盛でも最後は地道な努力
:タク業界に最良のリーダーは? / 経済活動再開時に困らぬように
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
■ 乗降のみの介助料金収受は違法
   「規制範囲外のサービス」事例急ぐ
       8.16事務連絡巡り国交省対策官

【 東京 】国交省旅客課の村瀬崇史・地域公共交通対策官は5日、千代田区の自動車会館で開かれた全タク連の技術環境委員会で「タクシーを巡る最近の情勢について」と題して講演、UDタクシー乗降介助の料金設定を巡り業界内にさまざまな意見があることは承知しているとした上で、可能な限りの調整を図りわかりやすい事例をまとめた資料づくりを急ぐ考えを示した。また、ダイナミックプライシングを「変動運賃制」という和名に変更した背景などを説明するとともに、賛否両論を踏まえつつ「事前確定運賃」に限定し、「流し」での適用を今回は見送ったことに理解を求めた。
 UDタクシー、実質的にはトヨタ・JPNタクシー車両における乗降介助料金を違法だと断じた自動車局旅客課長による8.16事務連絡について村瀬氏は、「UDタクシーの件で何かとお騒がせして恐縮している。皆さんのお力によりかなり普及してきたと思う。その力は皆さんが思っているより、もっと大きいかもしれない。東京でも街中を見る限りUDタクシーがすごく多くなってきた。『タクシーは変わってきたね』と言われることも多くなった。良い事例として取り上げられることも増えている」と述べ、UDタクシーの普及について事業者の努力も評価、その上で「私が旅客課に来て、その仕事のうち、半分まではいかないが相当部分をUDタクシー関係が占めている。パラリンピックの開催などもあり、日々いろんな所からの問い合わせもあった」などとしたほか、「UDタクシーの乗車拒否問題も一般紙に報じられている。大臣の関心も強く、足しげく説明に通ったこともあった」などと振り返った。

〜収受の考え「真っ向から否定せず」
 8.16事務連絡について村瀬氏は、「業界紙報道等を私も見ており、いろいろな考え方があるということも承知している。今夏には大きな議論を呼んだ事例が生じており、乗降に関する料金を収受するなという事務連絡を出している。『収受してもいいじゃないか』という意見もあり、その考え方を真っ向から否定するつもりはない」とした上で、「しかし、結論だけ申し上げると、乗降だけに着目してそこに料金をとるのは良くないという事務連絡を出させていただいている。その考え方としては、鉄道、バス、特に鉄道で駅員さんが車いすを押しているシーンを見ることがあると思うが、これも料金をとっていない。いろいろ理由はあり、『鉄道とタクシーは違う』という意見もあるだろう。まさにパラリンピックが開催されている時期にこの問題が起き、乗降だけの料金を取ってはいけないという事務連絡を出させていただくことになった。一方で、事務連絡が規制する範囲外の行為というのもあるだろうと。乗降じゃない部分で介助サービス料金を取る場合もあるのではないか。それも含めて一連のサービス料金として収受する場合もあるのではないかと考えており、8月に事務連絡を出させていただいたが、その内容についていただいたご指摘も含めながら調整をさせていただき、わかりやすい資料を作れないかと考えている。ただ、現時点では本日配布の資料に書かせていただいたような内容(=乗降のみに関する料金収受は違法)になっている」と当面の法運用を説明し、理解を求めた。

〜「流しソフトメータ」が本丸
 ソフトメータの導入とダイナミックプライシングへの対応についても言及した村瀬氏は、「本当の意味でのソフトメータは流しソフトメータ。10、11月に実証実験をやる」と述べ、事前確定ソフトメータよりも流し対応のソフトメータが本丸との認識を示した上で、その実証実験に触れ、「フェーズは2段階あり、1つ目はメータメーカーなど民間企業8社が参加。流しのタクシーにソフトメータを載せてどんどん走らせ、いわゆるビッグデータのようなものを収集したい。2段階目には、各社が作ったソフトメータの横通しを図り、それぞれのズレを確認し、そのため国交省としてもなけなしの予算を使いそれぞれのソフトメータを一緒に載せて試走させようかと考えている。誤差はもちろん、トンネルや山道などの環境における精度も確認する。次の段階として、利用者に受け入れられる制度設計が必要になる。従来メータより精度が高かったり、低かったりすると利用者にとっても事業者にとっても不安なものになる。そうならないような仕組みをいま考えているところだ。まさに議論の最中であり、皆が納得できる結論にはまだ達していない」などと説明した。

〜実証実験で「負の部分を確認」
 まもなく実証実験が開始される事前確定型変動運賃について村瀬氏は、「ダイナミックプライシングともいうが、この呼称についてはいろいろな思いがあり、ダイナミックプライシングというと、いろいろな誤解がある。大きくは2つあり、1つには『ダイナミックに変動するなんてけしからん』ということ。『ゼロ円から5万円くらいとるのか?』ということは事業者の皆さんのみならず、報道機関からも聞かれる。『賛成です』という意見もあれば、『ふざけるな』という意見もある。無用な混乱を招いているなというのが正直なところだ」「もう1つは、『流し営業で急に乗った場合にそれはちょっと』という声があった。ダイナミックプライシングという呼称ではあるべき魂が込められないということで、和風な名前だが、事前確定型変動運賃という名前にさせていただいた。『ダイナミック』というのをなくし、『変動』とさせてもらった。もう1つ、『事前確定型』とし、いきなりタクシー運賃が高くなるという話ではないということにした。あくまで、利用者が自分で納得をしてアプリや電話等で、『この運賃だったら乗ろう』ということで合意の上でまずは試行していこうということ。アプリ会社の協力を通じて、実際に試してみようという段階に来ているところ。やってみないとわからないということもあり、実証実験を通じて効果を検証していくことが極めて重要だと思う」などと経緯を説明した。
 また村瀬氏は、「自動車局の考えとしてまずやってみるということがある。賛成、反対両方の意見があることは十分に意識しているつもりだ。一方で、ライドシェアと呼ばれるものがあり、申すまでもなく国交省としては『これはダメ』という話はさせてもらってきた。それでもそのサービスの中で、『良いね』という利用者がいるという中で、タクシーでもそれを取り込んでいこうという思想なのだと思っている。その実行の前に実証実験でしっかりと負の部分を確認していく必要がある。事前確定型変動運賃のソフトメータについてもしっかりと対応を進めて参りたい」と述べ、理解を求めた。
〔10月9日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2021年10月9日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】乗降のみの介助料金収受は違法/「規制範囲外のサービス」事例急ぐ/8.16事務連絡巡り国交省対策官
【 東京 】特区・武三の約9100両で/事前確定型変動運賃の実証実験
【 東京 】規制改革「現場の声聞きながら」/牧島担当相が就任会見
【 東京 】帝都自交が初の内定式/オンラインで開催
【 東京 】法人運転者は400人超の減少/特区・武三 個タクは1万人割れも
【 東京 】車いす乗降体験を手軽に/東タクセン 屋内研修場を整備
【 東京 】「コロナ禍を越えた交通産業の未来」/交運労協 定期総会で提言
【 東京 】受験生ハイヤー送迎プラン/アウテック 特区・武三で運行
 
2021年10月9日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】日勤拘束288時間など提案/休息は11時間、週3回まで9時間/改善基準告示、厚労省が見直し案
【 東京 】タク運転者の受診「数百人」/脳MRI健診に助成を
【 東京 】乗務員の9割がワクチン接種済み/国際自動車グループ
【 横浜 】小田原交通圏の初乗短縮運賃/書面準特協で意見集約
【 東京 】英語接遇検定、新たに16人合格/東タクセン 合計929人
【 東京 】20日に高齢ドライバー安全教室/警視庁 法・個乗務員24人参加
【 東京 】タクシー労使は楽観せず/9月の景気ウォッチャー調査
【 東京 】コロナ禍の拡大防止と需要喚起/交運労協が7度目の緊急要請
 
2021年10月8日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】雇用の維持と事業継続を支援/コロナ感染拡大防止と観光振興の両立を/斉藤国交相が就任会見で抱負
【 東京 】副国交相に中山、渡辺両氏
【 東京 】規制改革の徹底が最善の施策/新経連 「新しい資本主義」に注文
【 横浜 】健康起因事故防止など/関運局 事業用自動車の削減目標
【 東京 】アンケートで利用促進キャンペーン/東タクセン 10月の利用客対象
【 東京 】女性ドライバー応援企業 新たに2社
【 東京 】第一交通産業など3社/MaaS活用で連携さらに
【 東京 】来春入社2人の内定式/三和交通・荒川「夢の実現を支援」
【 東京 】人権啓発イベントでパネル展示/三幸自動車 10・11日開催
【 横浜 】第3回は今月28日 神タ協UD研修
【 甲府 】山梨県がMRI健診に補助金/タクなど運輸3事業に上限1万円
【 東京 】「mobi」運行中止の取り組みを/京自労 2年ぶりに定期大会
【 東京 】参加人数抑制して中央行動/自交総連  霞が関で11月11日
【 東京 】国交省人事(6日付)
 
2021年10月6日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】国交相に公明・斉藤鉄夫氏/規制改革担当相は牧島かれん氏/岸田内閣発足 衆院選は31日投開票
【 東京 】適切な価格帯での製品化に期待/ソフトメータで全タク連・川村委員長
【 山口 】独自のAI乗合配車システムで/山口第一交通Gがデマンド交通
【 東京 】業務用IoT無線の社会実験/全自無連など 学識者ら集め検討会も
【 横浜 】関運局長表彰、ハイタクは46人
【 東京 】日交専用乗り場が20周年/01年10月に第1号 都内42カ所に展開
【 東京 】JPNタクシー普及が最良の選択/CN対応で全エル協・宇佐美委員長
【 東京 】健康起因事故防止「休む勇気を」/東個交通共済協組・田中理事長
【 東京 】名古屋交通圏などを準特地域指定
【 東京 】新委員長に掛川・副委員長/帝都自交労組定期大会
【 東京 】新委員長に掛川・副委員長/帝都自交労組定期大会
【 東京 】国交省人事(4日付)
 
2021年10月2日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】来春の新卒内定者446人/オンライン含め332人出席/日本交通が入社内定式
【 東京 】国際自動車も秋入社と新卒内定式/乗務社員の内定は130人国交相
【 東京 】LPGの10月CPは大幅値上げ
【 横浜 】京浜地区の2桁減続く/9月末の法人運転者証交付数
【 東京 】コロナ感染者輸送の区域外営業/「当分の間」特例継続
【 東京 】「GO」500万DL突破/配車回数1年間で約5倍に
【 東京 】「受験生ハイヤー送迎パック」/日交が1日10組限定で運行
【 東京 】病院付き添い等の「ケアタクシー」/日の丸交通が「同行」と「代行」
【 東京 】新書記長に斎藤貴子氏/日の丸自動車労組
【 東京 】政権交代で変動運賃制を阻止/グリーンキャブ労組・徳永委員長
【 東京 】松下氏が委員長に再任/日の丸自動車深川労組
【 東京 】国交省人事(1日付)
【 静岡 】タクシーの労務管理テーマに/システムオリジンがWebセミナー
【 東京 】今年はリアル展示とWebで/11月10日から国際福祉機器展
 
2021年10月2日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「高度な点呼機器使用」で容認へ/遠隔点呼拡大へ新たな要件/国交省検討会が中間とりまとめ
【 東京 】運行管理の高度化補助/2次募集の申請受付スタート
【 東京 】スカイツリー展望レストランと連携/国際ハイヤーが送迎プラン
【 東京 】MoTが執行役員制、4氏が就任
【 横浜 】JPNタク「エスコートマナーHB」/神奈川トヨタ 神タ協に500冊贈呈
【 横浜 】関運局 譲渡譲受認可
【 横浜 】関運局 営業区域拡大等認可
 
2021年10月1日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】規制改革推進会議を改組/「新自由主義からの転換」で業界は好感/岸田・自民党新総裁、首班指名へ
【 東京 】東京1041円、神奈川1040円/新最低賃金の適用開始
【 東京 】酒類提供、移動制限など緩和へ/緊急事態宣言解除で政府方針
【 東京 】出勤者の7割削減など継続/東京都がリバウンド防止措置
【 横浜 】不正車検のトヨタ販社/関運局が指定取消
【 東京 】インボイス制度で支部の役割/東個協 10月19日に役員研修会
【 東京 】健康起因の事故防止研修会/死傷事故受け都個協が開催へ
【 東京 】外出ハンドブックが好評/全福協 大学等から引き合い
【 東京 】JPNタク取付部品を自主改善
【 東京 】「タクの日」イベントなど報告/全タク連 広報サービス委員会
【 横浜 】「生き抜くためのMaaS」/子育てタク協会がオンライン座談会
【 東京 】トヨタ総点検 12店舗で法令違反
【 東京 】乗り場待機所清掃を延期/全自交東京地連、台風接近で
 
2021年9月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 仙台 】19年度を平年度に新運賃公示/21年度以降の要請対応も同様に?/福島県の運改、要請開始から2年半
【 東京 】新政権は「規制撤廃」を/新経連 日本再生へ基本的考え
【 東京 】緊急事態宣言、まん防「全解除」へ/政府方針 飲食店等の時短は継続
【 東京 】36年連続表彰に東都タクシー/東タクセン 優良289者・57団体
【 東京 】全体の6%がクリップ使用など/都内乗り場でシートベルト調査
【 横浜 】乗合バスを6社共同経営/前橋市内 独禁法特例で関運局認可
【 東京 】藤野氏が退任、新委員長に森合氏/大和自交労・定期大会
【 東京 】森合委員長「組合員の期待に応えたい」
【 東京 】新年賀詞交歓会開催へ/日個連都営協・理事会
【 東京 】新理事長に佐藤哲朗・副理事長/自交総連個タク協組・臨時総会
【 東京 】「総選挙で政権交代を」/自交東京定期大会で城委員長
【 東京 】レンタカー向け新サービス/NTTデータ等が連携
【 東京 】「ハロウィンタク」で心霊スポット/チェッカー無線 10月6日から運行
【 東京・那覇 】DiDi 沖縄で限定クーポン
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Faxpress 関西版

■ 公募に応じても否決必至――
   TNKグループ坂本代表「報復する」

【 大阪 】TNKグループの坂本篤紀代表は8日、大阪市地域公共交通会議(1日開催)で大阪市が年度内に「次の公募」を明言したことに対し、「何らかの形で報復を考えている。タクシーの無限の可能性を示す」と述べた。大阪市と大阪メトロの現状の関係を考えた時、地交会議という土俵では勝負は見えており、採決で賛成票を投じた大阪バス協会に対しても腹に据えかねるところがあり、「新たな展開を考えている」とした。坂本氏はバス協にも加盟している。一方、会議で話題に上った「mobiのようなタクシーによる21条乗合運行」については、具体的な動きは見られない。
 大阪市の井上亮・都市交通局長は同会議で年度内の公募開始を明言した際、坂本氏の抗議を意識してか、「昨年の公募期間が短かったとの指摘もあり、しかるべきタイミングでまた公募するとこの場でもお話ししていた。来年度、当該地区に限らずタクシー関係者にそういう声が挙がっているか、私の方には届いていないが、他の事業者が何を考えているかも含めて、改めて来年度、例えば実験を開始したいという話があれば受け付けたいと思っている。絶えずわれわれは聞く耳を持っているが、何か土俵は設けないといけないという意味で、公募という形でやらせていただいたら良いのかなと思っている」と述べている。
 これは反対はするものの、具体的な対抗策が何もないではないかとの反論とも、一方で地域住民に対して大阪メトロはいろいろと指摘はあるが取り組んでくれているとのアピールとも取れる。
 井上氏はさらに、「公募をどういう形にするかはわれわれで判断するが、昨年やった形とほぼ同じような形が良いのかなと思っている。ただ昨年8月に公募し、それから大分期間が経っているので、社会実験したいという方はもうすでにご検討いただいているとは思うが、今から検討するのだという方もおられるかも分からない」としていた。
〔10月9日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2021年10月9日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】公募に応じても否決必至―/TNKグループ坂本代表「報復する」
【 京都 】「配車アプリDiDiの会」 発足/11月に第一陣 京協・諸木理事長
【 神戸 】フリーデマンド型乗合を視察/西脇市で 兵タ協地域交通委
【 大阪 】近運局長らを表敬訪問/京タ協 業界の苦境訴え
【 京都 】クーポン利用対象にタクシーも/京都府のプロジェクトで
【 和歌山 】クーポン施策 和歌山県も
【 大阪・京都 】クーポン施策より 規制撤廃?/飲食店開放の方が「波及効果大きい」
【 神戸 】踏切内の車いす男性救助/阪急タク乗務員に感謝状
【 京都 】個タク団体協議会 7団体で発足/信頼性、サービス向上などを目指す
【 京都 】京都の個タク更新研修に28人
【 京都 】コラボタクシーに地元紙も注目
【 大阪 】ナショナルタクシー役員変更届
【 大阪 】大タク、2人代表制に
【 大阪 】新泉北タクシー本社移転
【 神戸 】文化興産、文化タクを吸収合併
【 大阪 】近運局 都市型ハイヤーを新規許可
【 大阪 】近運局 譲渡譲受1件認可
【 大阪 】近運局 法人1社車停処分
※大運支局監査情報
 
2021年10月8日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】また大阪メトロの単独応募?/AIオンデマンド22年度実証実験へ年度内公募
【 大阪 】「生産性向上」テーマに/大タ協 6グループとの意見交換会
【 大阪 】9月の苦情は20件/大運支局 一水会で報告
【 奈良 】運改の迅速審査を要望/局長懇談会で 奈タ協辻会長
【 神戸 】神戸市からも7000円支援/兵タ協 自民市議団と意見交換
【 神戸 】「タクシーにも公的補助を」/信原副会長 一般紙でも主張
【 東京 】副国交相に中山、渡辺両氏
【 大阪 】新金岡交通社長に相屋竜女氏/ワンコインG 2人目の女性社長
【 大阪・京都 】人材確保に各社努力も…/ネット活用もひとつの策?
【 大阪 】乗務員の士気も「事業者次第」/人心掌握術こそが必要に―?
【 神戸 】阪神タク労組 専従廃止へ
【 大阪 】「ガラス張り」で職務遂行/近鉄タク労組 谷・新委員長
 
2021年10月6日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】6グループとの意見交換会/運賃問題で大タ協 19・20日に
【 東京 】国交相に公明・斉藤氏/岸田内閣発足 規制改革担当は牧島氏
【 神戸 】感染症対策、事業力向上など/宝塚、川西両市でタク支援予算化
【 東京 】河南、泉州など再指定/国交省 準特地域指定見直し
【 大阪 】オンデマンド「業界側の動き遅い」/井原・新南都交通労組元委員長
【 大阪 】大阪メトロ標的に反対運動を/社会実験拡大で自交大阪・庭和田氏
【 大津 】滋個協が知事に支援要請/第6波の感染者輸送で逆要請も
【 京都 】地方創生交付金の活用要請/京タ協 17市町村にタク支援訴え
【 京都 】乗り場タイプ別の入構ルール/トラブル多発で業務センター周知
【 大阪 】谷委員長ら新執行部承認/近鉄タク労組・定期大会
【 大阪 】杭全協組と大和協会合併へ/大個連一本化へ合流呼びかけ
【 大阪 】式典取りやめ、表彰状を郵送/大タ協 優良乗務員協会長表彰
【 大阪 】南地の合同街頭指導中止
【 大阪 】日車営収増へ需給調整の継続など/自交大阪 秋季年末闘争で統一要求
【 京都 】雇調金勉強会へ労働局と協議/京タ協 事前調整で疑問点質す
【 京都 】宣言解除後のリバウンドに備え/京都市が感染防止対策で注意文書
 
2021年10月2日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】AIオンデマンド、エリア拡張の「フェーズ3」に同意/大阪市地交会議「出来レース」の様相
【 大阪 】タクシー側から多数の指摘
【 大阪 】1年限定の約束がなし崩し/反対票の全大個協会・山口理事
【 大阪 】「mobi」の21条許可に疑義/私鉄関西ハイタク労連・田中委員長
【 大阪・京都 】緊急事態宣言は解除されたが…/残る飲食等規制と乗務員不足
【 神戸 】チケットの取扱い月内終了へ/解散に向け東阪神タク協組
【 大阪 】しばらくは「辛抱の時期」/日の丸ハイヤーG・暮部代表
【 神戸 】中燃・只野社長「10月の動向注視」
【 神戸 】神戸市営地下鉄の終電繰上げ等終了
【 大阪 】阪急タクが創業70周年キャンペーン
【 大阪 】大阪市域等の運転者115人減/9月末の運転者証等交付状況
【 大阪 】「大阪・光の饗宴」/行動抑制規制緩和に期待
【 奈良 】観光地作り事業で打ち合わせ
【 奈良 】奈タ協 14日に労務委員会
【 大阪 】阪大キャンパス結ぶEVバス/阪急バスが大学、関電と実証運行
【 京都 】自交京都など 新最賃の宣伝活動
【 京都 】「夢コスモス園」定額運賃/京都タクシーGが今年も
 
2021年10月1日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】賃金めぐる認識にズレも/オービーシー 就職氷河期世代、大阪で初の面接者
【 京都 】京都市域 6・7月も需要低迷
【 大阪 】大阪メトロ 2年連続で無配/デマンドバスも売上公表なし
【 大阪 】南地8日、北新地は20日/10月の合同街頭指導日程
【 大阪 】事業継続の支援は現金給付で
【 大津 】滋タ協理事会 感染対策助成など説明
【 大阪 】週末は夜勤も活況/16日から全車営業のワンコインG
【 大阪 】配車アプリで営収5万円も/SAT 乗務員ら積極活用
【 神戸 】営収減の中、アプリ配車は18%増
【 京都 】自治体への支援要望取りまとめ/京タ協 Zoomで経営委
【 京都 】京都市個人が書面総会
【 京都 】京都相互タク労組が定期大会
【 神戸 】宣言解除後も県独自の自粛要請/兵庫業界 夜の需要回復には時間
【 神戸 】タクシー処遇に変化なし/神戸市の新神戸駅前広場再整備計画
【 大阪 】大阪交通共済 年末年始の会合中止
【 大阪 】珊瑚G4社が「除菌ティッシュ」
【 大阪 】阪急タク労組 書面で定期大会
【 京都 】「京都個人タクシー団体協議会」発足
【 神戸 】インボイス制度勉強会は11月に/8神個協組理事会 健診の呼びかけも
【 京都 】全京 事務所業務を平常時間帯に
 
2021年9月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】8月日車営収も前年割れ/大阪市域 19年比は9500円減
【 大阪 】6グループの意見交換会/大タ協・坂本会長「緊急事態解除後に」
【 大阪 】中小・個人向けの一時支援金も/大阪府の補正予算案
【 神戸 】「年内解散」へ計画通り/東阪神タク協組・福山理事長
【 大阪 】10月1日開催を告知/大阪市地域公共交通会議
【 京都 】雇調金算定方法見直し/京タ協 10月13日に説明会
【 京都 】全京理事会 10月新年度に向けて
【 大阪 】大タ協 10月理事会は商工会議所で
【 大阪 】公明・杉議員と意見交換/インボイス制度で全大個協組
【 大阪 】新経営陣とは月2回協議/ナショナルタク労組 三役信任
【 東京 】新政権は「規制撤廃」を/新経連 日本再生へ基本的考え
【 大阪 】「足に当たった」「指を挟んだ」/個タク狙って金銭要求
【 神戸 】地域の交通問題「業界が先手を」/全自交兵庫・北坂委員長
【 京都 】「きっともっと亀岡」キャンペーン/バス、タク等と連携で亀岡市
【 大阪 】「GO」と基地局連動の新無線事業/全大個協組が説明会を検討
【 大阪 】全大個協会 譲受8氏に認可書
【 京都 】12月に人権研修会 京都業界
【 静岡 】タクシーの労務管理テーマに/システムオリジンがWebセミナー
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