ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2021年4月5日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

役割終えた?
 改正タクシー適正化新法は…
国交省報告を読む――

 2013年11月8日衆議院国土交通委員会及び11月19日参議院国土交通委員会において、特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業の適正化及び活性化に関する特別措置法の一部を改正する法律案(改正タクシー適正化新法)の附帯決議として、「本法の施行後における施行の状況や効果について、3年ごとに総合的に検証を行い、その結果を両院に報告すること」(衆議院国土交通委員会)及び「本法の施行後における施行の状況や効果について、3年毎に総合的に検証を行い、その結果を本院に報告すること」(参議院国土交通委員会)が盛り込まれた。これを受けて国交省は今年3月、改正タクシー適正化新法施行後2回目となる報告書をまとめ国会に提出した。新型コロナウイルス感染症の影響拡大による急激な需要の低迷など業界はこの1年間混乱の極みにあったが、国交省はこの法律の施行状況、効果をどのように国会に報告したのか、改めて報告書を俯瞰してみることにした。

報告書概要から
  〜改正タクシー適正化新法の効果


 国会報告では改正タクシー適正化新法の施行状況について、特定地域・準特定地域の指定地域数の変遷などを紹介し、法施行初年度は特定地域が19地域、準特定地域が149地域あったのに対し、20年4月段階ではそれぞれ10地域、120地域まで減少したとする。
 一方、法施行の効果について報告書は、法施行前の日車営収が全国平均で2万8950円だったものが、19年度には3万1448円に上昇、あわせて特定・準特定指定地域での時間当たり賃金が同様に1148円から1278円に上昇しているとする。
これらの数字を踏まえて、「改正タクシー適正化新法の運用により、運転者の労働環境が一定程度改善する効果が認められる」とする一方で、「日車営収は、規制緩和前の01年度と比較すると多くの地域で依然として低い水準となっており、労働条件の改善に向けて、引き続き改正タクシー適正化新法を運用していくことで、特定地域計画等に基づく適正化・活性化の取り組みを進める必要がある」と説明している。
このほか、事業適正化に限って言えば、特定地域における適正車両数と特定地域計画完了後の車両数との乖離率などにも触れて、供給削減も計画に基づいて進められたが、この間にも需要の減少も進行しており、乖離率は減少傾向にあるものの、完全な解消の目途が付いているわけでもないことを滲ませている。
 また、事業活性化=需要喚起策の取り組みでは、@生産性・利便性の向上(配車アプリの導入促進、クレジットカード・電子マネー・ICカード等決済機の導入促進)A多様なニーズに応えるタクシーサービスの実現(UDタクシーの導入、UDドライバー研修の受講促進、マタニティタクシー・子育て支援タクシーの拡充)B地域を支える取り組み(乗合タクシーの運行、自家用有償運送の運行受託)Cインバウンド対応(観光タクシーの拡充、外国語研修、外国人利用者接遇研修等の受講促進)―をこれまでの取り組み例としてあげている。その上で、アプリ配車可能車両数の推移、カード決済機等導入車両数の推移を示し、それらが地域によって濃淡はあるものの漸増傾向にあることも示している。
 このほか、報告書ではコロナ禍の影響甚大な直近の1年間を踏まえて、国交省として臨時休車制度の創設、運用や、急激な需要低下に合わせて改正タクシー適正化新法の指定基準を機械的に当てはめて準特定地域の指定を解除することの弊害を指摘し、指定解除に該当する場合でも解除を1年間見送る運用を行っていることなどにも触れている。

報告書が指摘する課題
 上記の記述と一部重複するが、報告書ではこれまでの法運用を通じて3つの課題が顕在化していると指摘する。
第一には、「減車等の供給過剰対策が進むも、需要減少も進んだため、十分な効果が発揮されていない」とし、第二には、「各種の需要喚起策を実施するも、需要の増加まで至らず」と指摘。さらに第三として、「コロナの影響により、需要が急減」と指摘。運転者の労働環境改善効果と、これら3つの課題が未解決であることが相まって、引き続き改正タクシー適正化新法を運用していく必要があるとの考え方を示している。

報告書が目指す今後の法運用
 引き続きの運用が必要だとした改正タクシー適正化新法の運用上の留意点として報告書では、@デジタル技術(配車アプリ)の活用等を通じた、タクシー需要の新規開拓A新技術を活用し、安心してタクシーを利用できる環境を整備し、タクシー需要を回復・増加B改正タクシー適正化新法を適切に運用し、コロナの影響にも柔軟に対応―をあげている。
 要するに全タク連の掲げた事業活性化20項目を中心、積極にこれに取り組んでもらうことで需要を喚起していくことが中心。行政の主導すべきことは主にコロナ対策ということになろうか。

根本的な疑問
 改正タクシー適正化新法の施行状況はもちろんのこと、その効果についても概ね異論はない。特定地域・準特定地域の指定地域数の推移や日車営収の上昇、運転者の労働条件の改善など数字で示される事項についてはむしろ異論をはさむ余地はない。「ご苦労さまでした」というほかない。
 ただし、労働条件の改善などの指標は改善傾向を示してはいるものの、全産業平均の年収推計との比較ではその格差是正は微々たるものであり、法制定、法改正の趣旨に適う、あるいは目標達成に向けて大いに前進したと言えるレベルには程遠い。また、日車営収などの指標改善についても確かに減休車による供給過剰の改善効果もあったことは否定できないが、近年においては労働力不足による実働率の低迷が日車営収上昇にもたらした効果は非常に大きく、そこのところの分析なしに、無批判に「法運用の効果」と言ってしまうことに気恥ずかしさを覚えずにはいられない。

供給削減効果は旧法時代の取り組み
 そもそもこの報告書は改正タクシー適正化新法の施行状況とその効果をまとめたものとされている。だが、減休車による供給削減効果はそのほとんどが法改正前の旧・タクシー適正化新法時代の取り組みによるものではないか。
 例えば記者にとっても最も身近な東京都特別区・武三交通圏などでも20%減休車を標榜し、業界平均で18%強の輸送力削減を果たしたのは旧法時代の話であって、改正タクシー適正化新法における準特定地域の指定後に供給輸送力削減の積み増しを行ったという事実はない。
 法律の条文にもある地域標準の輸送力削減を行わない事業者に対して行政が減休車を行うよう勧告できるとの一文はその運用上、実質的には嘘っぱちであることも判明、供給過剰解消に向ける事業者の熱気は急速にしぼんだ。
 直近の例を紐解けば、具体的な名前をあげることはしないが、特定地域の指定候補地にあげられながらも協議会において法人タクシー事業者がむしろ積極的にリードして特定地域指定を回避、「準特定地域のままで良いよ」という例が目立ち始めた。
旧タクシー適正化新法が供給過剰解消のための「適正化新法」であったとすれば、改正タクシー適正化新法は事業活性化でお茶を濁すための「活性化新法」であるとも言えよう。
 事業活性化に取り組み需要喚起に努めるのは事業者として当然のことであり、それに異を唱えるものではないが、改正タクシー適正化新法施行から6年以上が経過し、その総括が法改正の効果を認め、これからも運用していく―というだけは物足りない。
 コロナがなくても近年は乗務員不足が甚だしく、交通圏ごとの適正車両数算定の際の実働率などの指標も現実から乖離したまま事務的な算定を続けている。熱が冷めたのは事業者だけではなく、行政においてもまったく事務的に作業をこなすだけに陥っていると言わざるを得ない。
 最近、業界の巷では「改正タクシー適正化新法の減休車よりも臨時休車制度の方が使い勝手が良い」との声を聞く。これをもう少し深読みすれば、「半永久的に準特定地域のままで、新規参入をストップしておいてくれて、あとは適当に活性化に取り組むふりをしていれば自然淘汰でなるようになる」といったところか。
 その意味では確かに改正タクシー適正化新法も多くの事業者の本音ベースで、「役割終了」にはなっていないようである。(了)
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No.858 4月5日号  主な内容
■巻頭人物:城内 実氏(自民党個人タクシーを応援する議員連盟事務局長)
■気になる数字:1396カ所
 2019年度の全国のLPガススタンドの数。2005年度は1800カ所あったのが右肩下がり。
■トピックス
:役割終えた? 改正タクシー適正化新法は…  〜国交省報告を読む
:行政・事業者・利用者が構築する「安全トライアングル」
        〜ハイタク事業における総合安全プラン2025
:政党へ、自治体へ― 産業維持へ要請活動   〜存亡の危機に業界労使
:<シリーズ> 2021春闘―産別・労組はいま  〜全国中立労組政策推進会議
:労働の安売りはしない 
     〜全自交関西「春闘討論集会」 TNKグループ・坂本代表との質疑応答
:生き残りのための進化「アフターコロナ」へどう動く
     〜モビリティテクノロジーズ
:タクシー車内の消臭・除菌に最適! 
     〜国際興業大阪が新たに手がける『清水香』
■東西往来
:IT産業と合体したタクシーの夢 / バス・タク利用促進へ予算措置
■この人この言葉
:秋山 利裕氏 / 石川 栄一氏 / 金田 隆司氏 / 前野 博司氏
■シャッターチャンス
:嬉しい営収増は緩んだからこそ / “吸う権利”は国際標準に適う?
:解除を急かした口で蔓延防止と / はたしていつから使えるのか…
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
■ 安全担保の体制整備など
  自動運転サービスで事業者を審査も
         警察庁委員会がレベル4の交通ルール

【 東京 】警察庁は1日、同庁が設置した「自動運転の実現に向けた調査検討委員会」(委員長=藤原靜雄・中央大学大学院法務研究科教授)が報告書をまとめたと発表した。運転者が存在しないことを前提としたレベル4での自動運転における交通ルールのあり方等を示したもので、従来道路交通法を守るべき主体である運転者が存在しないことから、自動運転移動サービスなどにおいてはサービスを提供する主体=バス・タクシー事業者等が安全を担保する義務を負い、サービス提供に当たっての審査等の仕組みの整備を求めている。
 報告書では、自動運転そのものについて、事故や渋滞の緩和、移動弱者の移動手段確保、運転手不足の解消などの課題解決に期待されており、「実用化されることは、わが国の交通の安全と円滑のさらなる確保に資するものと考えられる」とした上で、「レベル4の自動運転はシステムがすべての動的運転タスク等を実行するため従来の運転手が存在しないという特徴があり、社会実装に当たっては慎重に検討する必要がある」と指摘。こうした背景を踏まえ検討委では、レベル4の自動運転のうち、早期に実用化される可能性がある「自動運転移動サービス」を検討の対象に設定したとする。
 レベル4での法令遵守等一般については、基本的には運転者が存在しておらず、システムが対応することから、技術レベル開発の進捗や走行環境限定の度合いなど個々のケースに応じて「ルールは柔軟に設定されるべき」との方向性を示した。一方、レベル4における自動運転移動サービスでは、モニターを通じた遠隔監視員などに交通ルールの遵守やシステム上の対応等への教育は重要だとしながらも、運転免許は必要ないこととした。レベル4の自動運転車両を使って旅客自動車運送事業を行う場合には、遠隔監視員らシステム関係者には運転免許が必要ないこととされ、代わって自動運転移動サービスを提供する主体=バス・タクシー事業者等の審査を通じて自動運転車の安全な走行を担保する枠組みを整備することなどを求めた。
 今後の課題について報告書では、政府の成長戦略会議実行計画(20年12月1日)で、「22年度を目途に限定地域での遠隔監視のみの自動運転移動サービスの実現に向け、1人の遠隔監視者が3両以上の車両を同時に走行させる形態を可能とするため、引き続き技術開発・実証を行うとともに、必要な制度整備について検討を加速する」としていることを踏まえ、「安全性を確保する審査の枠組みや審査事項、その基準、適格性を有さない場合の行政処分のあり方など具体的な制度の議論が必要。その際には諸外国における制度整備状況や、自動運転システムの技術開発の方向性、関係省庁における検討の状況等を踏まえつつ、検討を深めていくことが重要」としている。警察庁は今回の報告書に沿って必要な道路交通法等の関係法令の改正検討を進める。の要請などに政府全体で取り組んでいるなどとした(自動車技術安全部)。
〔4月3日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2021年4月3日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】安全担保の体制整備など/自動運転サービスで事業者を審査も/警察庁委員会がレベル4の交通ルール
【 東京 】ソニーのAI需要予測サービス/大和自交 2000両に随時導入へ
【 福岡 】新卒入社38人/第一交通産業が入社式
【 東京 】年度末までの運改申請/19年度実績用いず「暦年実績」で
【 東京 】病院・診療所へのワクチン配送/東タク協足立支部が契約へ
【 東京 】日交G入りの昭和自が出発式
【 横浜 】災害時等の人員輸送で市と協定/神タ協横浜支部が締結
【 東京 】LPG 4月CP1年ぶり下落
【 横浜 】京浜地区は2月末比85人減少/神奈川の3月末運転者証交付
【 東京 】大森署等の交通安全パレードに参加/帝都自交「全席ベルト」などアピール
【 東京 】ポイント2倍キャンペーン延長/S.RIDE 4月末まで
【 東京 】一時金要求など「認められず」/京自労、21春闘を妥結
【 東京 】国交省人事(1日付)
【 横浜 】関運局 合併1件認可
 
2021年4月3日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】都内6500両規模で展開/将来の合併視野に「選ばれるタクシー」へ/東京無線&チェッカー無線合同出発式
【 東京 】来年のカレンダー作成など決める/東京ハイタク交通共済協組
【 東京 】交通共済 査定部次長に宇津木氏
【 東京 】「社会」「貢献」の言葉大事に/三和交通・荒川も新卒入社式
【 東京 】ダイナミックプライシング反対/自交東京が宣伝行動 5月22日
 
2021年4月2日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】新卒338人、女性103人/モビリティ産業のベースはタクシー/日本交通 オンラインで入社式
【 東京 】ハイタク新卒105人/国際自動車は対面で入社式
【 東京 】適正化事業負担金40%減額/東タクセン 21年度分
【 東京 】11社・28人が新卒入社/東京無線Gが合同入社式
【 東京 】二階・自民党幹事長に緊急要請/個タク議連と全個協
【 東京 】国際自動車の新役員職務担当
【 東京 】多様なニーズに応えるタク運賃など/21〜25年度の政策基本計画素案
【 東京 】国交省、中小企業庁に前向き回答要求/自民党個タク議連 第11回総会
【 東京 】大和自交が主力行から資金借入
【 横浜 】東運支局長に小濱氏/関運局人事 旅二課長・栗田氏
【 東京 】後席タブレットに安全啓発動画/東京無線など 都内1万9000両
【 東京 】シンセツ英会話教室が終了/17年から4年間開講
【 東京 】今年は秋口に開催へ/私鉄関ハイの親睦ゴルフ大会
 
2021年3月31日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】出合い頭衝突950件以下に/タク個別目標、乗客の死者ゼロも/事業用自動車総合安全プラン2025
【 東京 】「ハイタクの総合安全プラン2025」/全タク連・交通安全委で公表
【 東京 】「一定水準の賃金確保」の意識重要/赤羽国交相「そうした事業者を支援」
【 東京 】2日に業務提携出発式/東京無線&チェッカー無線
【 横浜 】法人タクの事業廃止21件/関運局 3度目の苦境PR
【 東京 】交通政策基本計画、審議大詰め
【 東京 】21年度総会は5月25日/東タク協共同委員会など
【 訃報 】小井出 文夫氏(東個協・営業担当常務理事)72歳
【 東京 】理事定数変更を承認/東個協「43人以上52人以内」に
【 東京 】地区連組織を5ブロックに再編/全自交東京&KPU東京
【 東京 】朝タクでコーヒープレゼント/MoT ファミマと共同企画
【 さいたま 】優勝は赤羽Aチーム/日交労フットサル大会
 
2021年3月27日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】同一県内の旅行代金補助/「ステージ2」以下の都道府県主体に/国交省「地域観光事業支援」
【 東京 】「シェアリングシティ」推進協/シェアエコ協会 自治体+企業で
【 東京 】タク車両→ハイヤー流用/国交省が地域特定の特例制
【 東京 】アプリ配車体制を再編/京王自動車 交通圏ごとに拠点
【 東京 】関自無協東京支部 4月30日に総会
【 東京 】全L協、全タク連からヒアリング/カーボンニュートラル検討会
【 東京 】配偶者の定義に同性含む事実婚/日個連交通共済協組
【 横浜 】事業用自動車事故の情報提供など/関運局 全国交通安全運動実施概要
【 さいたま 】各支部などから14チーム/日交労がフットサル大会
【 横浜 】関運局 譲渡譲受4件認可
 
2021年3月27日号-2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】5月から段階的縮小へ/中小企業日額上限1万3500円など/雇調金特例措置で厚労省方針
【 東京 】一時支援金 事務局にも登録確認機関設置/中小企業庁 3月下旬以降を予定
 
2021年3月26日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】日勤者の最大拘束時間を議論へ/時間外「月間80時間以内」適用で/厚労省専門委 4月23日開催
【 東京 】自動運転サービスの全国展開に意欲/赤羽国交相「長期的な地域の足に」
【 東京 】富田社長を再任、配当案など承認/且ゥ動車会館株主総会
【 東京 】IT点呼の対象拡大を評価/河野・規制改革担当相
【 東京 】アプリ決済リニューアル/MoT「GO Pay」に
【 東京 】健康起因事故防止などに全力/東タク協&交通共済 責任者講習会
【 横浜 】21年度予算案など確認/神タ協 書面で定例役員会
【 東京 】CPは反落見通しも事故で原油反騰/LPG 4〜6月の先物価格
【 東京 】マスターズ参加率92.6%で横ばい/都個協 3月1日現在
【 東京 】「ウーバーは判決を完全順守しない」/英国最高裁判決でITF・浦田部長
【 徳島 】東北3県で導入、32都道府県に/電脳交通の共同配車システム
【 東京 】後席タブレットで新作アニメのPV/MoT テレビ東京と提携
【 東京 】家族慰安会、今年は実施へ/東洋交通労組など
 
2021年3月24日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】約1300両の車両運行か/組織委員会「何が何でも開催する」/東タク協 オリ・パラ送迎の説明
【 東京 】「kmブランド」で事業継続/国際自動車が101周年式典
【 東京 】法人は前月から40人減/多摩地区の運転者証等交付
【 東京 】災害時の情報提供で協定/東タク協武・三支部が地元2警察と
【 横浜 】事業用自動車の事故情報/関運局HPで公表へ
【 東京 】冨本理事長「お金も人も停滞」/日個連都営協・理事会
【 東京 】個タク159人に認可書/全個協関東 第74回事業講習会
【 東京 】国交省組織令改正(4月1日付)
【 マドリード 】ウーバータク配車に反対/バルセロナでタク数百両デモ
【 東京 】通常総会 5月24日開催/東タク協三多摩支部
【 東京・福井 】遠隔型自動運転「レベル3」移行へ/福井県永平寺町の実証実験
【 東京 】組織率は51.3%/東タク協 労組組織実態調査
【 東京 】組合事務所に神棚/日の丸自動車深川労組
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Faxpress 関西版

 「相乗りタクアプリ」で対抗
   大タ協・坂本副会長 オンデマンドバス「死活問題」

【 大阪 】大タ協の坂本篤紀副会長(日本城タクシー社長)は2日、大阪府への新型コロナ蔓延防止等重点措置適用決定について、本紙の取材に「科学的根拠もないまま、このような措置を出してくる行政や政府の専門家会議の尾身(茂)会長についても『ここが正念場』とか発言するのは占い師と変わらない。医学者が経済のことを論じ、経済学者が感染について語るのもおかしな話だ」と指摘した。
 また、大阪府市の行政に対しても「タクシーがこれだけ厳しい状況に追い込まれているのに、オンデマンドバス(AIオンデマンド交通)というタクシーまがいの交通機関を推進するというのはどういうことか。対象地域の平野区ではタクシーを廃業しようかというところも出てきていると聞く。(オンデマンドバスの利用が少なかったとしても)たとえ1割でも5%でも本来はタクシーに回ってきたはずの仕事を持っていかれただけでタクシーは死活問題だ」と述べた。
 さらに「メトロはいまだにアプリにタクシーボタンを付けないし、何の相談もない。次の公募に対しては相乗りアプリをもって対抗していきたいし、運輸局も『ITを使って都市のさまざまな諸課題を解決していくスマートシティ構想で大阪市がわが国でのトップランナー』と言っているのだから、大阪で真っ先にタクシーの相乗りアプリを認めてもらわないといけない。これについては全タク連とも連携していくし、(大阪府市、大阪メトロ、大阪シティバスとの)全面戦争しかない」と語った。
〔4月3日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2021年4月3日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「相乗りタクアプリ」で対抗/大タ協・坂本副会長 オンデマンドバス「死活問題」
【 大阪 】南タクシーに配車依頼2件/オンデマンドバスの協業タク
【 奈良 】奈良市域 特定地域指定「不合意」
【 大阪 】大阪市域など78人減/3月末の運転者証等交付
【 神戸 】巡回バスとデマンドタク/西脇市で運行開始
【 神戸 】三木市でも休止バスの代替で
【 大津 】滋タ協 通常総会は会議形式で
【 大津 】国交相との意見交換会/滋賀の観光関係団体 11日
【 神戸 】コロナ禍の落ち込み続く/兵タ協 12月・1月の輸送実績
【 大阪 】オンデマンドバスが夕刊1面に/タクシーとの関連には触れず
【 大阪 】「総額表示」 タクシーは以前から
【 大阪 】ひかり交通が「電脳配車」
【 京都 】違法性ない賃金体系提示を
【 京都ほか 】ナビ活用でマイルサービス/エムケイG ANAと提携
【 大阪 】近鉄タクがユーチューブに求人動画
【 神戸 】第一交通、神戸相互自が減車
【 大阪 】新東宝→南港マリン7両 
【 京都 】ケイテイ グループ内で譲渡譲受
【 和歌山 】伸光タクシー→大和交通/35両譲渡譲受と役員変更
【 大阪 】未来都 堺営業所の4両減車
【 大阪 】関西中央第一 監査役が改姓
【 大阪 】泉州で新規許可
【 神戸 】健康経営優良法人「ホワイト500」/デンソーテンが3年連続認定
【 東京・大阪 】都内⇔京阪神移動のハイヤー手配/日交がパッケージサービス
【 神戸 】GREEN & NANKOH TAXI/楠公タクシーが社名変更
【 大阪 】日本交通Gの 譲渡譲受認可
【 神戸 】健康経営優良法人「ホワイト500」/デンソーテンが3年連続認定
 
2021年4月2日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】適正化事業負担金29%減額/大タクセン、法人タク2万1300円に
【 大阪 】大タ協・坂本会長「努力した結果」
【 神戸 】助成は運行経費の半額まで/市街地に拡大の交通網形成計画
【 大阪 】76社が「一つ星」/近畿管内 働きやすい職場認証
【 東京 】負担金 東タクセンは40%軽減
【 神戸 】「課税事業者」推奨へ/インボイス制度対応で神戸個人
【 神戸 】西宮市にも支援要請/兵庫交運労協ハイタク部会
【 大阪 】浦木山氏 改めてタクセン不要論
【 神戸 】運営指導部長に県警OB清水氏/兵タクセン&兵サセン
【 大津 】近江タク 大津等3営業所廃止
【 大阪 】監指部長に福田貢規次長/近運局1日付人事
【 大阪 】新支局長等の略歴
【 京都 】京タ協正副会長 新支局長にあいさつ
【 京都 】トラベルコーディネーターが案内/エムケイ 神戸国際大と連携
 
2021年3月31日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】集約は兵タ協等の扱いに/神戸市の妊産婦移動支援事業
【 大阪 】乗りたい時に25分待ち?/「オンデマンドバス」スタート
【 大阪 】回復基調も「蔓延防止措置」懸念/国際興業大阪「GO」アプリ好調
【 大阪 】6月15日に定時総会/大福協、全福協大阪支部
【 和歌山 】和タ協 総会日程は再検討/事業計画、予算案は承認
【 大阪 】「繰り返し注意喚起が必要」/感染防止で坂本・大タ協副会長
【 神戸 】地方創生特別給付金でのタク支援/兵タ協 公明党県本部に要請
【 東京 】タク車両→ハイヤー流用/国交省が地域特定の特例制度
【 神戸 】業界支援の自治体要請活発化/兵庫交運労協ハイタク部会
【 大阪 】オンライン接客英語研修/Zoom利用で大タクセン
【 大阪 】市場縮小で判断迅速に/東京・日交 金田社長
【 京都 】タクシー利用は500円割引/亀岡市がおでかけキャンペーン
【 東京 】朝タクでコーヒープレゼント/MoT ファミマと共同企画
【 訃報 】鈴木雅司氏(阪急タクシー前社長)。58歳
【 訃報 】我妻登美男氏(京都市個人副理事長)。72歳
 
2021年3月27日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪市域 2月は2万2294円/大タ協輸送実績、実車率40%に届かず
【 京都 】大阪のAIオンデマンド「他人事でない」/京丹後の事例注視 京タ協・川本副会長
【 大阪 】大タ協・坂本会長「一昨年と比較を」/オンデマンドバスの影響調査
【 大阪 】次回改定時期、遠割是正の要否など/大タ協 運賃アンケート発送
【 神戸 】数値目標設定に「市民の満足度」/神戸市の地域公共交通網形成計画
【 神戸 】タクシー利用は微増/コロナ禍で市民Webアンケート
【 京都 】京タ協 理事定数見直し、総会承認へ
【 大阪・京都 】大阪・伊藤、京都・藤原氏/近運局 次期支局長人事
【 大阪 】南地9日、北新地は21日/4月の合同街頭指導日程
【 神戸 】週明けに公明党県本部訪問/兵タ協 地方創生臨時給付金活用で
【 大阪 】地方創生臨時交付金の活用徹底/近畿・大阪交運労協が近運局等に要請
【 大阪 】DiDi配車好調、活用拡大/SAT 完全稼働再開1カ月
【 大阪 】オービーシーG代取に中原謙一氏
【 東京・大阪 】全個協 正副会長Web会議
【 神戸・大阪 】IT点呼拡大は概ね歓迎?
【 京都 】アオイGが「便利屋タクシー」
【 神戸 】阪神タク労組が春闘妥結
【 徳島 】配車システムにリモート機能/電脳交通が正式搭載
【 東京 】後席タブレットで新作アニメのPV/MoT テレビ東京と提携
【 大阪 】ワンコイン八尾、3車庫新設
【 大阪 】新泉北タクシー 泉北→堺に移転
 
2021年3月26日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪市域全体に広げたい/「オンデマンドバス」式典で大阪市長ら
【 大阪 】大阪は「タクシーの要らない街」に/大タ協・坂本副会長が危機感
【 大阪 】無料乗車券5000枚配布
【 大阪 】「Osaka MaaS」/大阪メトロに中吊り広告
【 和歌山 】和歌山市域の事業を譲渡/有田交通 中紀交通圏の21両のみに
【 奈良 】タクシー利用型観光地作り/県要請受け奈タ協アンケート
【 大阪 】泉州6社、市域は都市型ハイヤー6社/コロナ禍等の休止事業者
【 大阪 】北新地で合同街頭指導
【 東京 】11都府県等のGoTo解除は困難/赤羽国交相が現状認識
【 東京・大阪など 】全個連 正副会長リモート会議
【 大阪 】譲渡譲受の18人に認可書/全大個協会 参入説明会も
【 大阪 】ケーエフ社長ら逮捕/ETCカードの不正使用で
【 大阪 】事前試験の合格者54人/個タク法令試験 申請後は5人
【 大阪 】ホテルのケーキなど宅配/阪急タクがフードデリ新企画
【 神戸 】主要自治体にコロナ対策で要望/兵庫交運労協ハイタク部会
【 大阪 】阪急タク労組が春闘妥結
【 東京 】アプリ決済リニューアル/MoT「GO Pay」に
【 大阪 】全大個協組がスマホの機種変更会
【 大阪 】高速バス事業者を車停処分
 
2021年3月24日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】総額3702万円のメリット割引/大阪タクシー交通共済協組、臨時総会で承認
【 大阪 】UDタク借り上げに3社参加表明/大阪市のAIオンデマンド交通
【 神戸 】2月の神戸・阪神間 45%減/兵タ協 原計輸送実績
【 京都 】理事定数の減員など提案へ/京タ協 正副会長リモート会議
【 神戸 】「減収分の補てん最優先に」/永和 兵タ協の県交渉に要望書
【 大阪 】大タクセン 優良運転者表彰式開催へ
【 大津 】滋タ協 事業功労・優良表彰者
【 大阪 】「GO」アプリとタブレット/都島自動車が全車搭載
【 大阪 】夜勤の低営収者を昼勤に/協親交通 シフト変更など会社方針
【 神戸 】賃金体系、公共性の観点から疑義/変動制運賃で産別幹部
【 訃報 】北村昭男氏(個人タクシー「大阪経友会」会長)92歳
【 京都 】光交通→鐘5両譲渡 再申請
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