ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2021年2月1日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

業界、利用者にとって「良い選択」?
 河野・規制改革担当相が前のめり
    タクシーのダイナミックプライシング

 本号の巻頭言で、河野太郎・規制改革担当相の1月の定例会見の中での発言を取り上げている。第1報はすでにファックスプレス関東版1月16日号でも取り上げているからご記憶の読者も少なからずいらっしゃることだろう。いわゆるダイナミックプライシングの一環に当たるものとしては、すでに国交省が昨年11月末に運賃・料金制度の通達を一部改正し、一括定額運賃と変動迎車料金を制度としては導入済みである(申請事業者がいないにしても)。河野大臣がいうダイナミックプライシングの具体的な中身ははっきりしないが、すでに制度改正済みのものを再度繰り返して、「これからの取り組み」として会見でアピールするとは考え難い。常識的に判断すれば、自動認可運賃・公定幅運賃本体部分を変動させることを想定していると受け止めざるを得ない。業界にとっても、利用者にとっても果たしてそれが「良い選択」と言えるのだろうか。

河野発言の要旨
 1月15日の閣議後定例会見の中における河野・規制改革担当相の発言要旨は概ね巻頭言の通りである。基本的には「ウーバーが米国でやっているようなサービスは、ソフトメーターの導入を前提に考えれば日本ではタクシーでもできる」というものであり、タクシー業界の立場で虚心に受け止めれば「タクシー運賃の弾力化を進めれば、自家用車ライドシェアのようなサービスを無理して導入しなくても良い」という好意から出た発言と言えなくもない。このほか、巻頭言で触れていない発言内容としてはIT点呼の実施、自動運転輸送サービスにおける遠隔監視要員には2種免許を不要とすること、「変動料金制も含めて担当局長以下、事務方も前向きに取り組んでおり、赤羽一嘉国交相からは前向きな回答をもらっている」ということなどがある。
 河野氏は道路運送法上の「運賃」と「料金」を厳密に使い分けた発言はしておらず、その点では新聞・テレビなどの一般マスコミと同レベルの発言に終始しており、20年11月30日に通達済みの変動迎車料金の「実施」に触れているのか、新たに「運賃本体」での変動制の実現に意欲を示しているのか、実のところ定かでない。ただ、常識的な受け止め方をすれば、運賃本体部分に踏み込んだのではないかと記者は見ている。

国交省通達における変動迎車料金
 先に触れた20年11月30日付自動車局長通達「一般乗用旅客自動車運送事業の運賃及び料金に関する制度について」の一部改正により、タクシー運賃料金弾力化の一環として「一括定額運賃」と「変動迎車料金」が導入された。
 いわゆるダイナミックプライシングという位置付けとの関連で本欄では変動迎車料金のみ取り上げるが、通達では変動迎車料金について「需要に応じて料金を設定するもの」と明記。具体的には「需要に応じて料金を設定する場合において、1回ごとの上限の額は、初乗り運賃額または認可済みの定額の迎車回送料金のうちいずれか低額な方(以下「基準料金額」という)にその3倍増の額を加えた額までとすることとし、定額の場合よりも高額となる場合には、配車対象となる車両の範囲を拡げるなどにより、配車能力を高めることとする。また、運送需要等を踏まえて一定期間における平均の迎車回送料金の額が基準料金額と一致するよう変動させるものとし、定期的に実施状況を管轄する地方運輸局長に報告することとする」とされている。
 例えば東京都特別区・武三地区の場合だと中小に多い迎車料金320円の事業者の場合ならその4倍の1280円まで需要が高まる時間帯には高くすることができる一方、半年などの期間を区切って同期間中の平均迎車料金は基準料金額(この例の場合だと320円)に一致するよう、需要の少ない時間帯は迎車料金を安く設定しなければならず、ダイナミックプライシングの実施によって増収にはならないよう調整することが義務付けられた格好。
 まあ、理論上はこの変動迎車料金が大変な好評で、その採用事業者の需要が目を見張るほど増加すれば結果として増収ということもあるだろうが、そんな「夢」を信じる事業者はほぼ皆無であろう。いずれにしろ、繁忙期に高い料金を取った分は儲け過ぎないように、閑散期に吐き出せという仕組みになっており、これはウーバー型のダイナミックプライシング(本家においてはサージプライシングと呼ばれていたが)とはある意味で似て非なるものではないか。

ウーバーのサージプライシング 〜指摘された問題点
 いわゆるサージプライシングとかダイナミックプライシングの問題点については本紙でも過去数年にわたって折に触れて取り上げてきた。
ウーバーの運賃システムの特徴はユーザーの利用動向を監視し、需要が高まっている時間には基本の運賃に割増の倍率(=これをサージ乗数という)を乗じて割増運賃を算定するというもの。上記変動迎車料金制度や日本のタクシーにおいても歴史のある深夜早朝割増のように決まった時間、決まった割増率のような固定的なものではない。需給のひっ迫状況をリアルタイムでモニターし、分単位で運賃が変動するものだ。
当然、朝夕のラッシュアワーには割高になるというだけではなく、クリスマス休暇や特定のイベント等が開催される日、大雨や台風・ハリケーンなどの特殊な状況が出現した際には3〜10倍に運賃は跳ね上がるとされていた(その後、ユーザーからの苦情やマスコミの非難などにより、一定程度是正されたようである)。片道30分とか小一時間程度の乗車で運賃が邦貨換算5〜6万円ということも実際にあった話として現地では報道されている。
 さて、現在ウーバーやリフトが現地で採用している運賃・料金システムも州ごとに違っていたりするため、一概には言えないが、河野大臣が連呼する「ウーバーのようなサービス」が本稿で指摘したようなサービスだとすると、それが本当に利用者が望むようなシステムなのかと少々疑問に思わざるを得ない。

運賃本体の変動制は現行道路運送法に抵触?
 以下に記したのは、道路運送法第9条の三の2項であり、運賃・料金の認可基準を示している。それによると、
2 国土交通大臣は、前項の認可をしようとするときは、次の基準によつて、これをしなければならない。
一 能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものを超えないものであること。
二 特定の旅客に対し不当な差別的取扱いをするものでないこと。
三 他の一般旅客自動車運送事業者との間に不当な競争を引き起こすこととなるおそれがないものであること。
四 運賃及び料金が対距離制による場合であつて、国土交通大臣がその算定の基礎となる距離を定めたときは、これによるものであること。
となっている。

 となると、道運法の改正なしに通達を手直しするだけで、河野大臣の言うウーバーのようなサービスが果たして実現可能だろうか。
 特に関係が深いと考えられる1〜2項についてみてみると、認可基準の1項では、適正原価+適正利潤を超えないことと規定されており、通達済みの変動迎車料金と同様に上乗せ運賃をとった分は、閑散期・閑散時間帯に吐き出しておかないとこの考え方に合致しないことになる。
 また、2項では、特定の旅客に対し不当な差別的取り扱いをしないことを求めており、支払い能力が高くない者は繁忙時間帯にタクシーに乗車する機会を失うおそれが高くなる。大雨や台風、鉄道が事故で動かない時など、タクシー待ちに長時間を要したり、結局乗れないということは時にあるものの、その不運は誰の下にも平等に訪れる。
 つまり、現行法の運賃認可基準に合致するようなダイナミックプライシングであれば、すでに通達済みの変動迎車料金と大差ない仕組みしか作れず、一方、河野大臣の言うようなウーバー並みの仕組みとすれば現行法に抵触するのではないかと思う。「だから、道運法を改正する」というのであれば話は別だが、河野大臣はそこまでの意気込みか。
 そもそもコロナ禍がいつ収まるかの見通しが立たない中で、国民の外出自粛機運は続いており、タクシーの書き入れ時である夜間の需要は激減したままだ。とりわけ、深夜の長距離輸送はほぼなくなっており、勤務シフトも日勤や早朝重視に変わってきた。
 一方、深夜に稼働させた場合には深夜割増賃金を支払う義務は歩合制賃金の下でも免れ得ず、需要の少ない夜間の賃金を割り引けば、減収の上に割増賃金支払いのダブルパンチもあり得る。そうなると乗務員にとっても深夜労働に見合う賃金が得られず、総賃金も減少してしまう恐れがある。その分、昼間時間帯に割り増しを設定することも可能だが、机上の計算通りにことが運ぶか。収支予想上もリスクは高い。

そもそも論 〜公共交通機関としてのタクシーにふさわしいか
 ダイナミックプライシングというのは需給状況に応じて価格を変動させるということにほかならないが、そんなしゃれた言い方をしなくとも、こう言えば良い。要するに「行列のできる店で、高い金額を払える人だけは列に並ばなくても良い」ということだ。
 タクシーが公共交通機関として地域公共交通活性化再生法やタクシー適正化新法の中で正式に公共交通機関と位置付けられてそれほどの時間はまだ経過していない。あの時の感動をまだ覚えているという事業者の方も少なくないと思う。
 自家用車ライドシェア解禁反対の流れで、「ウーバーにできることはタクシーでもできる」というある種のスローガンが公式ではないにせよ、業界内の暗黙の了解事項としてあった。だが、米本国で行われているようなウーバー型のダイナミックプライシングの運賃本体への導入は、公共交通機関の破壊、タクシー破壊に他ならないと思う方も多いのではないか。(了)

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No.850 2月1日号  主な内容
■巻頭人物:河野 太郎氏(規制改革担当相)
■気になる数字:ゼロ
        21年度スタートの「事業用自動車総合安全プラン2025」
              タクシーの新目標「乗客の死者数ゼロ」など
■トピックス
:業界、利用者にとって「良い選択」? 
    〜河野・規制改革担当相が前のめり タクシーのダイナミックプライシング
:どうなる?第2回会議 AIオンデマンド交通
    〜大阪市・大阪メトロは疑問点に答えているか?
:コロナ禍に喘ぐ京都の個人団体結集
    〜「京都市域個人タクシー7団体」で支援要請
:地域公共交通会議は無用―?
    〜着々と根を張るコミュニティバス
:<シリーズ> 2021春闘―産別・労組はいま  〜交通労連ハイタク部会
:<シリーズ> 2021春闘―産別・労組はいま  〜東京ハイタク中立労組協議会
■東西往来

世界は元に戻らない / 大阪市とは大違いのスタート

■この人この言葉
:秋田 骼=@/ 伊藤 実氏 / 平尾 文一氏 / 遠藤 裕氏
■シャッターチャンス
:最賃割れで動かしていられぬが / 判断材料を並べつつ
:国民不安を煽る報道は… / 要請するならそれなりの
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
■ 稼働調整延長の検討へ
    判断迫られる都内事業者
   首都圏の緊急事態宣言 解除難しく

【 東京 】2月7日までが期限とされていた新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言だが、指定11都府県の一括解除は困難になってきたもようだ。政府は29日までにすでに指定延長か解除かの検討に入っているが、首都圏の1都3県については特に解除が困難視されており、1カ月単位での指定延長は必至の様相で、都内タクシー事業者もこれに合わせて出番調整などの供給輸送力削減を継続するか否かの判断を迫られそうだ。
 正月早々から新型コロナウイルスの新規感染者激増で緊急事態宣言の再発令が取り沙汰され、実際に発令に至った前後から都内タクシーの日車営収は一段と冷え込んでおり、都内事業者の話を総合すると、税込み実働日車営収3万5000円を割り込むと、最低賃金を割り込む乗務員が一定数を超え、フル稼働を続ければ続けるほど赤字が拡大するという。このボーダーラインは大手と中小などの事業者の規模や地域性など多少の差はあるようだ。
 こうした環境から7日の緊急事態宣言の再発令発表に合わせてすでに出番調整等により稼働を半減させたり、一部には全休を行っている事業者もあるものの、昨年4〜5月に東タク協経営委が文書で注意喚起を行った頃に比べれば、「統制感」は緩いようで、引き続きフル稼働を続けている事業者も少なからず存在している。
 2月7日には緊急事態宣言の期限が満了するが、発令から最初の2週間で新規感染者数はやや落ち着いたものの、「沈静化」には程遠く、首都圏を含む大都市地域では指定の延長は避けられないものとみられている。
 雇用確保の観点では厚労省が雇用調整助成金の特例措置を、緊急事態宣言が解除された月の翌月末まで延長する方針を明らかにしており、政府が緊急事態宣言の指定延長を決めた場合でも、タクシー事業者としては雇調金の特例措置を活用して、休業等を続けることは可能だ。とはいえ、経営的には徐々に体力を消耗させていくことに変わりはなく、ワクチン効果も含む抜本的なコロナ対策の進展に期待を寄せる声は小さくないが、「いまの政府与党をどこまで頼りにしていいものか」といったあきらめムードも漂っており、当面は「体力勝負の持久戦が続く」との見方が出ている。
〔1月30日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2021年1月30日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】稼働調整延長の検討へ/判断迫られる都内事業者/首都圏の緊急事態宣言 解除難しく
【 東京 】テレワークで87万人が在宅へ/日本経団連調査 9割の企業が実施
【 東京 】昨年から売上減少なら対象外?/中小事業者一時金で経産省
【 東京 】雇調金の特例措置延長など/全国知事会が事業者支援の緊急提言
【 東京 】空車時間に車内消毒/境交通 新感染対策車を披露
【 東京 】ハイヤーによる受験生安心送迎/日交Gが特区・武三でプラン
【 東京 】KPUとの統合大会を正式発表/全自交 2万3000人超に
【 東京 】87%が「収入減った」/自交総連春闘アンケート
【 横浜 】1月のオートガス出荷量「半減」/神奈川県スタンド協・宇佐美会長
【 東京 】藤田ニコルさんツイッターが拡散/タクシー利用に好イメージも
【 東京 】2月8日に統一要求書/私鉄関東ハイタク協 春闘方針決定
【 東京 】ヤマトHDが中期計画
【 横浜 】関東運輸局 合併認可
 
2021年1月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】運転者への優先接種は困難/新型コロナワクチンめぐって/全タク連など3団体要望に国交相
【 東京 】富田総務委員長の辞表、受理せず/東タク協・正副会長会議
【 東京 】乗り場混雑の可視化で実証実験/国際自動車など まず八重洲口で
【 東京 】法人運転者の定年制に言及/都内の健康起因事故で毎日新聞
【 横浜 】県に事業継続への支援要請/地方創生臨時交付金活用で神タ協
【 東京 】死亡事故ゼロを継続中/東京交通共済協組の事故発生件数
【 東京 】日枝神社に事故防止祈願/東京交通共済・川村理事長ら
【 横浜 】30年代早期から新型全車電動化/日産自動車が新目標
【 東京 】都心部は9勤3休体制で/京王自 2月15日まで稼働調整
【 東京 】2月7日まで半休継続/日交立川 時短休業も導入
【 東京 】コロナ禍機に減車、適正台数に/自交総連中央委 21春闘方針など
【 東京 】コロナ禍での賃金・雇用問題など/自交総連 弁護士交流会で報告
【 東京 】麻布十番の人気5店舗と提携/日交Gのフードデリバリー
【 東京 】検知器と被験者を同時認証/タニタが新型アルコール検知器
【 訃報 】佐藤省悟氏(自交総連個人タクシー協同組合理事長)70歳
 
2021年1月27日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タクシー乗客の死者ゼロに/新たに「出会い頭衝突事故」削減も/事業用自動車総合安全プラン2025(案)
【 東京 】GoToトラベルの再開/国交相「月末から2月頭に判断」
【 東京 】「非喫煙ドライバー」専用乗り場/がん研有明病院に国際自動車
【 東京 】希望日時配車の対象拡大/「GO」全国11地区に
【 東京 】新たにマスクケースなど/東京交通共済の事故防止アイテム
【 横浜 】三和交通がミステリーツアー/第1弾は横浜市「明治維新を謎解く」
【 東京 】休業継続、2月17日まで/八洲自動車「我慢も限界に」
【 東京 】コロナ禍の運行確保で危険手当要求/全自交労連が21春闘方針
【 東京 】全個協関東 幹事会など書面開催に
【 東京 】旅行券10万円など感謝キャンペーン/全個協関東&都個協が抽選会
 
2021年1月23日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】管内事業者、申請に至らず/一括定額運賃、変動迎車料金/関運局 会見中止で書面回答
【 横浜 】法人のマスク約款認可 75社に/関東管内 個人は1万264者
【 東京 】2月CPは上昇気配/LPG先物市場
【 東京 】緊急事態宣言で2勤務体制/東個交通共済事務局
【 東京 】死亡後譲渡の要件緩和など/都個協 意見交換会への要望事項
【 東京 】ダッ研 新年会3月23日に延期
【 東京 】新しいアプローチの組合運動を/東京無線労組・福田委員長
【 東京 】日交G連絡協 組合視察は2月から
【 東京 】「労使ともに言い合える集交に」/渡辺・中労協新議長が抱負
【 名古屋・東京 】バス・タク向け空気清浄機/デンソーが2月販売
【 東京 】5分超えたら割引のキャンペーン/DiDi 北海道などで
【 横浜 】都市型ハイヤー新規許可
 
2021年1月23日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】緊急事態宣言解除の翌月まで/雇調金コロナ特例措置を延長/厚労省 翌々月から助成縮減もさらに特例
【 横浜 】総営収は概ね3〜4割減/関東管内 12月の原計輸送実績
【 東京 】FCVタクなど導入助成/国交省 グリーン化事業3次募集
【 仙台 】東北局 タク9社のフードデリ許可
【 東京 】情報取集・発信を継続/交通労連ハイタク部会・手水氏
 
2021年1月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特区・武三の総営収4割減/実車率40%割れ目前、多摩下回る日車営収/東タク協 12月の原計輸送実績
【 京都 】全国で2000人採用へ/エムケイGが21年度計画
【 東京 】脳ドックのモデル事業に協力を/全タク連、東タク協などが要請
【 東京 】協組乗務員の脳検診に支援策も/チェッカーキャブ無線協組
【 東京 】コロナ禍対応は各社判断で/チェッカーキャブ無線協組
【 横浜 】コロナ臨時休車3753両/関東管内 昨年末時点
【 横浜 】タク事業の維持・継続へ支援を/地方創生臨時金で神タ協川崎支部
【 東京 】車いす対応の車両指定/「GO」アプリ 都内で開始
【 東京 】譲渡者の許可条件変更 33件で効果/譲渡譲受円滑化で都個協集計
【 東京 】春闘要求は従来通りの水準で/「コロナ後」考え交通労連ハイタク部会
【 東京 】東タク協は都に直接助成要求を/自交東京 コロナ対応で緊急要請
【 東京 】新委員長は執行部推薦で/日の丸深川労組、臨時大会で決定へ
【 横浜 】東京交運労協 新議長に反町氏
 
2021年1月20日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】運賃本体の変動制、容認困難/日の丸・ウーバー提携「経営判断尊重」/第一交通産業・田中社長が見解
【 東京 】前会長会社の選択に違和感/国際自動車・西川社長「鵜呑みにできぬ」
【 東京 】実働率、両地区とも7割割る/東タク協 20年11月の全社輸送実績
【 東京 】SB、滴滴出行から52億円調達/DiDiモビリティジャパン
【 東京 】「6勤・6休」基本に/グリーンキャブの稼働調整
【 東京 】平日は約2000両稼働へ/東京無線協組の緊急事態宣言対応
【 東京 】国交省が健康起因事故対策協/2月5日開催 脳ドック受診など
【 東京 】2月4日に春闘討論集会/自交東京 コロナ禍で縮小開催へ
【 東京 】源泉所得税基にした算定法も/雇調金請求で選択肢
【 東京 】スタンド事業者も対象に?/経産省の中小事業者一時金
【 東京 】自賠責保険料値下げへ/金融庁審議会が新基準料率了承
【 東京 】リモートで新年賀詞交歓会/国際自動車G 三陽自交が新加入
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

 神戸・阪神間の普通車総営収24%減
    兵タ協 12月の原計輸送実績

【 神戸 】兵タ協は29日、神戸・阪神間、淡路島両地区の原計会社における昨年12月の輸送実績を公表した。神戸・阪神間(25社)の総営収は主力の普通車で前年同月に比べ24%の減収。両地区とも大きく需要が減少している。11月下旬から12月下旬まで「街にお客がいない」状況が続いていたとされる。
 神戸・阪神間地区の全車種合計の営業収入は8億5865万8140円で、前年の74.03%。平均日車営収は普通2万8748円で6330円の減、前年の81.95%。輸送人員は83万220人(69.90%)、総走行キロは461万4393キロ(74.54%)、実働率は6.2ポイント下がっている。
 一方、淡路島地区の全車種合計の営業収入は2486万8312円で、前年比72.80%。平均日車営収は周流となる小型が前年比85.85%、中型は同81.74%で、各3507円、3428円のマイナス。輸送人員は2万934人(68.79%)、総走行キロは16万5441キロ(73.61%)、実働率は7.3ポイント減少している。
〔1月30日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2021年1月30日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】神戸・阪神間の普通車総営収24%減/兵タ協 12月の原計輸送実績
【 大阪 】委員・地域委員以外の参加は不可?/「密回避」で大阪市第2回地交会議
【 大阪 】2月1日、大タ協に事前説明
【 神戸 】コミュニティ交通の実証実験/神戸業界でも危機感高まる
【 大阪 】労使の意見交換、活発に/考える会「本音で有意義」
【 大阪 】徹底減車で需給適正化を/自交大阪・庭和田書記長
【 神戸 】三田市 8人乗りワゴンで相乗り実験
訃報 】杉ア則夫氏(洛東タクシー社長)79歳
【 和歌山 】有田交通 雇調金活用で賃金補償へ
【 東京・大阪 】東京ではメトロとタクシーが連携
【 京都 】京産大のインターンシップに協力/弥栄自動車、都タクシー両社
【 京都 】全京が理事会 助成金要望など
【 京都 】キャビックの企業内保育所が入園募集
【 大阪 】グループ内の譲渡譲受認可
 
2021年1月30日号−2 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「70歳定年」言及の毎日報道が波紋/「正論」の一方で事業継続困難に
【 大阪・宮崎 】宮崎県でタクシーに20万円/「雀の涙」要件で対象外れも
【 神戸 】姫路・東西播の日車営収大幅減/兵タ協 20年10・11月の全社輸送実績
【 大阪 】大タクセン「英語オンライン講座」
【 大阪 】阪急タク 高槻営業所で1人感染
【 大津 】滋賀エムケイ コロナ休車届
【 神戸 】さくら交通、マスク約款申請
【 大阪 】SSK交通→大阪タク 3両譲渡認可
 
2021年1月29日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】タク事業者に個別接触図る/22日に第2回会議 AIオンデマンド交通で大阪市など大阪 】12月の大阪市域 2万6418円/大タ協輸送実績 11月を下回る
【 大阪 】2月12日、通常開催に落ち着く/大阪市の第2回地域公共交通会議
【 京都 】軽快・回復のコロナ患者/京都府がタク事業者に輸送依頼
【 大阪 】25〜30%減の稼働調整/東京・日交、さくらタク
【 京都 】改善なければ一部閉鎖へ/客引き等続く八条口大型乗り場
【 大阪 】八尾市でデマンド型乗合タク/大タ協成果、2月から実証運行へ
【 神戸 】IT点呼拡大「業界が要望を」/規制改革担当相の発言受け
【 神戸 】兵個協のBF研修会など/神戸個人協組が開催に向け調整
【 東京 】3月下旬以降の高齢者枠で/タク乗務員のコロナワクチン接種
【 大阪 】在阪労組有志との意見交換会/タクシー問題を考える会
【 大阪 】北新地 人出減っても白タク跋扈
【 神戸 】DiDiフード、兵庫進出へ
【 京都 】事業継続へ一律の財政支援を/「京都域個タク7団体」が要望へ
 
2021年1月27日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】JPNタクシー借上げも/AIオンデマンド 大阪メトロが大タ協に協業案
【 東京 】GoToトラベルの再開/国交相「月末から2月頭に判断」
【 神戸 】3社の配車室集約など/神戸相互G 無線事業合理化へ
【 神戸 】バスとの「職域の争い」激しく/扇グループ・成川氏
【 京都 】3次補正の協調補助など要請/近運局長 バス・タク会長と京都府に
【 大阪 】バス・タク会長と支援要請/近運局長、大阪府庁も訪問
【 大阪 】ワン協には「1人限定」の連絡/大阪市地域公共交通会議
【 大阪 】SAT 3分の1休業を延長
【 東京 】タク乗客の死者ゼロに/国交省 総合安全プラン2025(案)
【 神戸・大阪 】休業困難で最賃割れ続出の懸念
【 京都 】京タ協 専門委員会の日程/25日の青年部会は延期
【 神戸 】「むすブン」の利用登録開始/西脇市のデマンド型乗合タク
【 大阪 】全大個協会 認可状授与と説明会
 
2021年1月23日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】地域公共交通会議、2月12日で調整/大阪市 リモート開催も会場参加可能に
【 大阪 】大阪業界の全休 さらに3社
【 大阪 】郡部の飲食店は「コロナバブル」/軒並み休業で夜のタク需要激減
【 大阪 】書面開催の河北特定地域協/指定延長へ大タ協事前対応
【 大阪 】大タ協専門委員会構成
【 神戸 】喫煙行為の罰則強化を承認/兵タ協 神戸・阪神間支部
【 神戸 】神戸市域 大成交通が休業
【 京都 】京都タク 稼働6割減に制限
【 大津 】近江タク 3営業所廃止・統合
【 神戸 】芦屋市広報誌の取材でタクPR/3月号掲載 兵タ協・吉川会長
【 神戸 】自治体との関係強化の意味合いも/リモート会議提案の兵タ協・宇高理事
【 大阪 】コロナでも安心のタクシー/動画に加えPR強化
【 神戸 】組合費の追加徴収など承認/兵協 赤字決算に備え
【 神戸 】神戸相互G マスク約款申請
【 京都 】全京小野理事長、事業継続呼びかけ
【 京都 】八条口大型乗り場で客引き行為/一部閉鎖へ 需要低迷でマナー悪化
【 大阪 】全大個協組 「GO」第二陣募集へ/第一陣への説明会ほぼ終了
【 京都 】昨年の交通事故4118件/京都府警 10年前の7割減
【 大阪 】「声あげる人はいないのか?」/壽タクシー・浦木山社長
【 京都 】ハイタク全車に光触媒施工/エムケイ京都グループ3社
【 大阪 】珊瑚交通、東大阪の門真営業所廃止
【 大阪 】新日本タク城東が4両減車
【 和歌山 】相互タクが軽福祉1両増車
【 神戸 】コスモG内で譲渡譲受
【 神戸 】富士グループ内で譲渡譲受
【 大阪 】星月 住所変更届
【 大阪 】近運局 個タク1者を車停
※大運支局監査情報
 
2021年1月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】業務拡大、全国で2000人採用へ/新卒200人 エムケイG 21年度計画
【 大阪 】地方創生臨時交付金の活用要請強化/大タ協が新体制で初の理事会
【 大阪 】タク事業者への支援要請継続/近運局 初のウェブ定例会見
【 神戸 】兵タ協 2・3月分の会費免除
【 京都 】「ご当地クーポン」など要望へ/京タ協・正副会長会議
【 神戸 】神戸・阪神間 70歳超が33%/兵タクセン 12月の運転者証交付
【 大阪 】総務・月、営業は大岡、馬場氏/関協 専門委の副委員長氏名
【 大阪 】錦タクシー 21日から1カ月全休
【 神戸 】神戸市域 苦境もアプリ配車は好調?
【 大津 】三日月知事「2月議会で検討」/滋賀タク・バス協会等の支援要請に
【 奈良 】事業継続できる財政支援を/奈タ協等も近運局長と知事要請
【 大阪 】敷島交通がマスク着用の音声案内
【 和歌山 】和タ協理事会 感染防止の徹底を
【 大阪 】大阪交運労協「ウェブ開催は不適切」/延期の大阪市地交会議めぐって
【 訃報 】大和健司氏(合通ホールディングス相談役)84歳
 
2021年1月20日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】車いす対応は実験後期に/大阪メトロのAI交通 「とにかく3月開始」の変更案
【 大阪 】ワンコイン協会にも延期の連絡
【 神戸 】「輸送を増やす方法を考えなければ」/兵タ協・吉川会長 助成制度と併せて
【 神戸 】兵協 ETC団体契約へ
【 神戸 】神戸市北区のAI交通実証実験/兵タ協理事らに運行側が説明
【 大阪・神戸 】「外出止まれば利用も大幅減」/緊急事態宣言で事業者が悲鳴
【 京都 】京タ協 近運局長と25日に知事要請
【 大阪 】自交大阪「2・1怒りの行動」中止
【 大阪 】近運局定例会見、初のウェブ開催
【 大阪 】全大個協組 総務・事業両委員会
【 神戸 】対自治体「反対事業者ではいけない」/兵タ協・信原副会長
【 大阪 】南地の合同街頭指導など中止
【 京都 】弥栄自動車・山ア夏子氏を紹介/エッセンシャルワーカーの写真展
【 大阪 】全個協 正副会長会議をリモートで
【 大阪 】大商運輸部会が第1回部会 2月8日
【 京都 】渉外担当連絡会 定例会を書面開催
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