ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2020年8月24日

    交通界WebNews
最新号ニュース
発行物について
購読のご案内
採用情報
会社概要・沿革
広告のご案内
 
「週刊交通界21」毎月4回情報発信

交通政策基本計画への影響は?
 社会資本整備審議会・交通政策審議会
    交通体系分科会計画部会の新たな論点

 今年1月末から始まったわが国における新型コロナウイルス感染症の影響拡大は、日本経済そのものに大きな打撃を与え、その影響はなおも続いている。一方、国が法令に基づいて中長期的視点で策定するさまざまな計画にも影響を及ぼし始めたようだ。
 国交省では昨年11月から社会資本整備審議会計画部会と交通政策審議会交通体系分科会計画部会で合同会議を開催し、それぞれ社会資本整備重点計画、交通政策基本計画の次期計画案の審議、検討を開始していた。ただ、その時点では疫病の蔓延という事態は想定されておらず、新たな論点が加わってきた格好になっている。今月21日に開催された両計画部会の合同会議で論議された新型コロナウイルス感染症拡大に伴う交通政策への影響と課題などについて紹介してみたい。

 社制審は主にインフラ整備計画の課題について審議する場であるため、本稿では交政審での議題を中心に取り上げる。交通政策基本法では、交通に関する施策の基本理念を定め、国や自治体、民間事業者、国民等の関係者の責務や役割を明らかにするとともに、わが国が今後、長期的な観点から取り組むべき交通政策について、具体的な施策の方向性を「交通政策基本計画」として明示している。

2021年度から5年程度の次期計画
 また、同法は政府に対し、交通政策基本計画の閣議決定及び国会に対する同計画の報告を義務付けている。同計画は、交通政策基本法が提示するこれらの交通政策の長期的な方向性を踏まえつつ、政府が今後講ずべき交通に関する施策について定めるものである。現行の計画は東京五輪の開催を見据え、2014年度を初年度し、20年度までを期間として定められた中期計画である。そこで、21年度から向こう5年程度を対象期間とする次期計画の策定活動が両審議会計画部会の合同会議として昨年11月21日に立ち上がったわけである。
 初会合開催後、今年1〜2月にかけて小委員会を開催するなどし、有識者からのヒアリングなども実施してきたが、これと並行して新型コロナウイルス感染症拡大の影響もまた顕在化してきた。その影響はわが国経済の隅々まで及んでおり、これから策定する次期計画の立案にあたっても無視できない要素の一つとなってきた。

地域公共交通への影響等で意見
 4月30日の前回会合での新型コロナウイルス感染症関係の委員からの主な意見としては、「感染症は、物理的な被害はないが、人・企業に大きな行動変容を強いるなど社会システムへの影響が大きく、オペレーションに関するという点で、交通政策に密接に関連する」「地域公共交通サービスを中心的に担っている中小事業者が大きな影響を受けている」「輸送量が著しく減少する中、運行はほぼ平常通りであり、事業者が負担するコストへの影響について、検討する必要がある」「旅客が減少する一方、物流はものすごく増えている。われわれは物流に生活を依存しており、物流の価値が高まっている」など人流・物流の変化に関する具体的な指摘があったほか、「テレワークが広まる中で、通信インフラの充実、商業慣行の見直しの時期に来ている」「ICT、デジタルトランスフォーメーション(DX)等を進めていくことが、政策的に大きな課題になっている」と、ライフスタイル(暮らしや仕事の仕方)の変化を踏まえた対策の必要を唱える意見もあがっていた。さらに、都市やインフラ、公共交通のあり方について、「長い間、公衆衛生は論議の対象ではなかったが、コロナで公衆衛生の問題がクローズアップされている」との指摘があったとされる。
 こうしたことから、8月21日の合同会議では、「新型コロナウイルス感染症に係るインフラ・交通分野における影響・論点」が新たに提示された(別掲、略)。
主な論点から抜粋すると、「人流・物流の変化への対応」では、「公共交通の需要が減少する中で、基礎的なソフトインフラとしての公共交通サービスの持続可能性をどのように高めるべきか」などが、「ライフスタイルの変化への対応」としては、「インフラ・交通分野で、接触機会の削減・感染症対策にどのように取り組めばよいか」「地方移住への関心の高まりなど、地方へのヒトの流れの活性化に、インフラや公共交通はどのように対応すべきか」などが、また「都市やインフラ、公共交通のあり方について」では、「身体的距離の確保等による感染防止の観点から、公共交通機関での混雑回避、発災時の避難等の安全・安心の確保に向け、どのように進めるべきか」などがあげられている。
 コロナ禍にあって、「3密回避」は至上命題と化した観もあるが、「地方移住への関心」のように現段階では少々飛躍し過ぎではないかと思えるものも見受けられる。一つの選択肢として関心を示したとしても、実際に実行する人は少なかろう。現実的には有効な感染症対策の実施と、需要激減の中でも業としての持続可能性をどう確保していくか、その方法を中期計画にどのように書き込むことができるかということではないか。

「展望」以前に「足元」が…
 タクシーのように、その存在そのものがすでに3密を回避しつつ、移動できる手段でありながら、だからといって経営の困難さは飲食業や宿泊・観光業と変わらない状況に置かれているものもある。中長期的な展望を持つ前に足元がおぼつかなければ、とてもそんな先のことなど考えられないというのが実情だろう。
今月21日の合同会議以降の計画部会のスケジュールとしては、今秋中に2〜3回程度の会合を開催し計画を詰め、来年=21年3月頃、政府として閣議決定することを目指す方針とされている。新型コロナウイルス感染症の影響が今後どのように収束するのか、あるいは収束しないのかによって、このスケジュールそのものも変更を余儀なくされる可能性はあるが、コロナ禍を生き残ることができた事業者のためにも有意義な結論を出してほしいものだ。(了)
<Topへもどる>

No.829 8月24日号  主な内容
■巻頭人物:西村 康稔氏(経済財政政策担当相)
■気になる数字:10〜14% 
         営業時間短縮要請の都内繁華街、午前零時以降は概ね2桁減
■トピックス
:交通政策基本計画への影響は?
           〜交政審交通体系分科会計画部会の新たな論点
:接客の基本にかかるポイント低下
           〜東京タクシーセンター19年度モニター調査から
:抜かりない感染防止対策で安心・安全の車内空間の確保を
           〜日個連都営協・冨本哲哉理事長インタビュー
:X Taxi(クロスタクシー)設立  
           〜新たな輸送機会の創出と地域交通の維持を目指す
:委員長代行据えて今後の方向性は? 大タ協 経営委員会再開
:「75歳」の制限撤廃、変わる潮目に? 全大個協会、立民府連に政策要望
:<スポット> 感染防止対策の強化を模索 小豆島タクシーGはマスクインナー
■東西往来
政府とメディアの“観測気球”には / 18市町のタク支援、府が後押しを
■この人この言葉
:清水 庄平氏 / 北里 裕治氏 / 大岡 理人氏 / 田中 仁史氏
■シャッターチャンス
:全タク連に奮起を促す地方の風 / 長年かかった信頼も崩壊は一瞬
:批判だけでは前進せぬ / ウーバーだから問題なのでなく
<Topへもどる>
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
■ 「フードデリバリー」恒久化
   貨客混載の「過疎地域」は対象緩和
       国交省 タク事業者の貨物運送拡大へ

【 東京 】国交省は21日、新型コロナウイルス感染症の影響拡大による営収激減の中で措置されたタクシーによるフードデリバリーを念頭においた貨物運送の特例(期限は9月30日まで)を恒久化する方針を固め、同日からタクシー事業者における食料・飲料に係る貨物運送に関する通達の制定等について意見募集を開始した。貨物自動車運送事業法におけるトラック事業の許可要件をタクシーによるフードデリバリーに限り規制緩和する。自動車局貨物課で、今月30日まで意見募集する。このほか、いわゆる貨客混載が現行制度で可能とされている「過疎地域」の定義を見直す。
 タクシー事業者における食料・飲料に係る貨物運送に関する通達の制定に関する意見募集については、タクシーの需要激減による経営の悪化を背景として特例措置を運用、同措置の運用による大きな問題も生じていないことが確認されているとした上で、「特例措置からのシームレスな移行の実現や貨物を食料等に限定することを踏まえた申請手続きの簡素化や審査要件の緩和等の弾力的対応に考慮しつつ、貨物自動車運送事業法3条に基づくタクシー事業者における貨物運送の許可の取り扱いに関して、通達の制定等を行う」と経過を説明している。
 食料・飲料等を対象とした貨物運送をタクシー事業者が行う場合の許可要件としては、@最低車両数はタクシーの要件を満たすことA自賠責保険または自賠責共済は営業用乗用自動車の区分で加入B任意保険または共済については管理する事業用自動車が100両以下である場合、タクシー事業者として加入すべき任意保険に加え、原則としてトラック事業に適用される任意保険に加入していること。ただし、タクシー事業者として加入している任意保険または共済がトラック事業に適用され、人身8000万円以上、対物200万円以上の内容を満たす場合はこの限りでないものとするC運送区域は発地または着地がタクシーの営業区域であることD貨物の種類は食料・飲料であって、原則としてトランク内に収納可能な大きさに限るE積載量は、トランク内において乗車定員数に20を乗じた重量(s)以内とするF旅客・貨物の同時運送は行わないこととし、貨物の運送に見合う適切な運賃設定とすることG貨物運送に使用する車両はタクシー事業用の車両であって、貨物自動車運送事業法に基づく届出等のあった車両に限るHトラック事業としての運行管理者を選任しない場合には、タクシー事業の運行管理者が所定の講習を受けることIタクシー事業を休廃止した場合には貨物運送事業も休廃止することJ貨物運送中は車体前面に「貨物」の表示を行うことK許可の期限は2年間とし、期限後も事業を行う場合については、所定の手続きを行うことで許可期限を延長できる―などとしている。このほか、申請人またはその法人の役員に対し貨物自動車運送事業の遂行に必要な法令知識を有していること、かつその法令の順守などを課している。
 過疎地における貨客混載については、過疎地の定義を見直すこととし、「過疎地域自立促進特措法で過疎地とみなされた地域かつ人口3万人未満の地域」を現行制度では対象としていたが、現に人口3万人以上でも市町村合併前に人口3万人未満だった区域は対象とすることに改める。
 意見募集後の通達の発出、申請の受付開始は9月上旬を予定し、新制度の運用開始は10月1日としている。
〔8月22日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2020年8月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「フードデリバリー」恒久化/貨客混載の「過疎地域」は対象緩和/国交省 タク事業者の貨物運送拡大へ
【 東京 】職場環境の良好度認証へ/国交省、9月16日から申請受付
【 東京 】日本交通Gが15周年式典/若林・次期社長もお披露目
【 東京 】グリーンキャブ 優良社員等表彰式
【 東京 】法人の中核60代の退出目立つ/7月の多摩地区運転者証等交付
【 東京 】働きやすい職場認証制度など説明/全タク連労務委 9月15日開催
【 東京 】ユーチューブ等でPRも/多摩の「こどもを守るNW」
【 東京 】新たに15人認定、累計710人/東タクセン「接遇英語検定」
【 横浜 】関運局 譲渡譲受2件認可
【 横浜 】関運局 事業計画変更認可
 
2020年8月22日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】特区・武三の総営収40.6%減/ 実車率37.7%、依然40%に届かず/東タク協 7月の原計輸送実績
【 東京 】40県が1〜3円引上げ/地域別最賃 加重平均902円に
【 東京 】雇調金特例延長問題、着地点は?/上限額引下げ等の観測も
【 東京 】延長の発表時期も内容も答えず/20日の参院厚労委で加藤厚労相
【 東京 】新型コロナの影響が論点に/次期交通政策基本計画
【 東京 】インバウンド 7月も99.9%減
【 東京 】地元選出の都議、区議と意見交換/江戸川区のタクシー労組幹部ら
 
2020年8月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】雇調金の特例延長に暗雲?/「継続支援にはさまざまな議論」/衆院厚労委 加藤厚労相が消極答弁
【 東京 】コロナ臨時休車は年末まで延長
【 東京 】日交新社長に若林氏、知識氏は退任へ/初の生え抜き社員登用
【 横浜 】コロナ臨時休車4200両/関東管内 復活は2301両に
【 サンフランシスコ 】「個人事業主」認めず仮処分命令/ウーバー、リフトに加州上級裁判所
【 東京 】死亡、重傷事故ともに「ゼロ」/東京ハイタク交通共済協組
【 横浜 】日車営収の回復、京浜がトップ/関東管内 7月の原計輸送実績
【 東京 】助手席の利用回避など/国交省 タク利用者に「お願い」
【 東京 】全エル協 Web総会、懇親会は中止
【 東京 】法人乗務員446人減/東タクセン 7月の運転者証等交付
【 東京 】違法薬物の検査キット/東海電子 皮脂拭き取って検知
【 静岡 】アルコール検知の通販サイト/東海電子 8月3日から発送
 
2020年8月19日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】稼働調整の低実働率続く/特区・武三の総営収46%減/東タク協 6月の全社輸送実績
【 東京 】新型コロナ関連融資、実質無利子に/最長3年の利子相当額を一括助成
【 東京 】「オール新卒」の営業所/日本交通 葛西営業所を開設
【 東京 】感染予防対策「概ね適切」/GoTo登録宿泊施設調査で国交相
【 東京 】運行管理者養成講習 Webでも
【 東京 】異業種提携、MaaS対応など/タク新団体「X(クロス)Taxi」
【 東京 】大和自交 第1四半期連結決算
【 東京 】タク乗務員への転職サポート/MoTなど協賛 オンライン相談会
【 東京 】葛西営業所乗務員、日交労入り
【 東京 】私鉄関ハイ ゴルフ大会延期
【 東京 】「エッセンシャル・ワーカー」強調/全中労・北里議長「もっとアピールを」
【 東京 】猛暑の移動を応援/DiDiが割引キャンペーン
【 東京 】東個労が軟式野球チーム
【 横浜 】7月のハイタク処分 法人の車停4件
 
2020年8月8日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】東京以外の除外「考えていない」/「東京除外」は自身が提案/GoToトラベルで赤羽国交相
【 東京 】9月以降、安値で横ばい/LPGのCP先物市場
【 東京 】雇調金特例延長で再び休業へ?/夜間需要落ち込みで事業者判断
【 東京 】期間延長と迅速入金など/日商が雇調金特例で緊急要望
【 東京 】賦課金値上げ、可能な限り早期に/日個連都営協・冨本理事長
東京 】「S.RIDE」見据え教本改訂へ/チェッカーキャブ無線協組
【 福岡 】第一交通産業 第1四半期連結決算
【 横浜 】「安全研修センター」の開所式/飛鳥交通G ワンストップ対応掲げ
【 東京 】法個管理者、指導責任者講習会/東タクセン 9〜10月開催
【 訃報 】林和子さん(林好治・神奈中タクシー専務の母)90歳
【 東京 】外出支援応援のガイドブック/全福協 35万部配布へ
【 東京 】UD講師養成講座/全福協 24・25日に開催
【 東京 】集会・セミナーも中止相次ぐ/新型コロナ 労組大会にも影響
【 名古屋 】違法客待ちで7両摘発/名古屋駅前で取り締まり
【 横浜 】その他ハイヤー新規許可
【 横浜 】関運局 譲渡譲受1件認可
 
2020年8月7日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】75歳未満の一般廃業がほぼ倍増/コロナ禍で譲渡断念、前倒し/都個協調査 譲受者数が追い付かず
【 東京・横浜 】東京据え置き、神奈川は1円値上げ/引上げ抑制 地方最賃審答申
【 東京 】今年も交通遺児等育成基金に寄付/全タク連「タクシーの日」事業
【 東京 】観光施設の感染防止状況を調査/「GoToトラベル」で観光庁
【 東京 】「GoTo」旅行者も感染予防を/赤羽国交相「適切に事業実施」
【 横浜 】着地型旅行の集客促進事業/説明会に神タ協横浜支部21社
【 東京 】タクシー利用を後押し/東タクセンが50周年キャンペーン
【 東京 】あいさつなど基本動作の評価ダウン/東タクセン 利用者モニター調査
【 東京 】高齢ドライバー・家族向けサイト/トヨタ・モビリティ基金が開設
【 東京 】全個協関東 中核リーダー研修会
【 東京 】10年継続の永年表彰に天龍交通/7月のグリーン経営認証
【 東京 】女性ドライバー応援企業 新たに6社
【 東京 】日交が「社会科見学タクシー」
【 東京 】デジタルサイネージ広告で連携/タクシーに加え東京メトロ13駅
【 富山・静岡・東京 】富山でMaaS実証実験/スズキ、博報堂「ノッカルあさひまち」
【 訃報 】折戸國明氏(相愛交通・相愛第二交通会長)75歳
 
2020年8月5日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】自動運転分の保険料無料に/「レベル3」対象に10月発売へ/あいおいニッセイ同和損保が新保険
【 東京 】GoToトラベル「近場で」/全国知事会がメッセージ
【 東京 】立川自動車等グループ2社/「S.RIDE」サービス開始
【 東京 】アンケートの回収率向上目指す/「タクの日」で東タク協広報委
【 訃報 】野将弘氏が死去/グリーンキャブ会長 98歳
【 横浜 】京浜の70歳超26%に/7月末の運転者証交付状況
【 東京 】日東交通・岡田新社長が理事に/東京無線・理事会
【 東京 】藤本会長ら執行部を再任/東部交通労務研究会
【 横浜 】NV200等に仕切りカーテン/後付けも 感染予防で日産
【 東京 】関運局交通政策部長に廣田氏
【 横浜 】「バスよりタクシー」で日帰り旅行/大栄交通がPRリーフレット
【 東京 】「純粋に利益を追求する組織を」/高橋裕・都営協専務理事
【 東京 】乗務員写真モデルを募集/東タク協 HP掲載用
【 東京 】コロナ禍のハイタク活動など協議/私鉄関東ハイタク協が幹事会
【 東京 】日交G連絡協議会、定例幹事会中止
<Topへもどる>
 
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

 大阪の最賃据え置き、964円
    地方最低賃金審議会の答申出揃う

【 東京 】厚労省は21日、都道府県労働局の諮問機関として設置されている地方最低賃金審議会の答申が同日までに全国47都道府県で出揃ったと発表した(別掲)。同省が設置した中央最低賃金審議会は本年度の最賃改定の目安額を示しておらず、実質的に現行額の据え置き方針を示していた。
 地方最賃審の答申では、最賃引上げが40県で、1〜3円(1円17県、2円14県、3円9県)で、改定後の全国加重平均額は902円、現行額からは1円の上昇。最高額・東京の1013円と最低額・沖縄他792円との格差は221円(現行格差は223円)で、最高額に対する最低額の比率は78.2%となる。

〜京都も据え置き、兵庫など1円引上げ
 近畿地区は大阪、京都両府が据え置き、兵庫、奈良、和歌山の各県が1円引上げ、滋賀県は2円引上げを答申している。
今後は、異議申出に関する手続きを経て10月1日から同月上旬にかけて順次発効する予定。
〔8月22日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2020年8月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】大阪の最賃据え置き、964円/地方最賃審の答申出揃う
【 神戸 】7月総営収改善も予断許さず/兵タ協 神戸・阪神間、淡路の原計実績
【 大阪 】関協理事会で新アプリ「GO」説明
【 東京 】タク事業者の「フードデリ」恒久化/国交省 貨客混載も対象拡大へ 
【 神戸 】神戸相互が大幅減車、営業所廃止も
【 神戸 】妊婦支援のタクシークーポン/兵個協 神戸市に問題点指摘
【 金沢 】私鉄関西ハイタク協議会が解散/傘下単組は労連加入へ
大阪 】「AIオンデマンド交通」民間提案/大阪市公募も 月末締切でお手上げ
【 東京・京都ほか 】運行管理者のIT活用で意見募集
【 京都 】都タクがコロナ軽症患者送迎車/JPNタクシーを改造、医療体制支援
【 東京・大阪 】IoT・モビリティ社会に向けて/全自無連 25日に大阪で調査検討会
【 奈良 】GoTo利用の食事セットプラン/生駒タクシー 市内限定で貸切送迎
【 和歌山 】コミュバス、乗合タク無料に/串本町 コロナ禍の経済活性化策
【 京都 】安心・安全な京都滞在を最優先に/全京 感染防止策の徹底を再要請
【 和歌山 】岩橋幸子氏が社長に/有田交通G5社が役員変更届
【 大阪 】グループ間の譲渡譲受認可
 
2020年8月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】運賃再改定、遠割是正の意見も/大タ協経営委、次期に申し送り
【 東京 】コロナ臨時休車は年末まで延長
【 神戸 】自治体への支援要請強化/兵タ協 正副会長支部長会議
【 神戸 】西宮、宝塚両市に吉川・平尾両氏
【 大阪 】MOV配車好調な出だし/全大個協組、年内650両目指す
【 神戸 】感染防止の徹底で需要喚起/近運局長 兵庫の関係団体と懇談
【 神戸 】観光バスの廃業、秋に続発?/兵庫県バス協会・長尾会長
【 大阪 】感染防止の強化を模索/TNKグループは車内抗菌加工
【 大阪 】「75歳定年」の撤廃訴え/立民府連の懇談会で全大個協会
【 神戸 】優良従業員表彰実施へ/兵タ協総務委 式典は行わず
【 京都 】京都市が新生活様式対応助成
【 大津 】滋賀県がコロナ対応の助成制度
【 大阪 】全大個協組 ビル屋上に喫煙場所
【 京都 】業務センター 28日に幹事会
 
2020年8月19日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 和歌山 】有田交通が事業継続へ/解雇撤回、夫人が社長就任
【 大阪 】委員長代行に牛島氏/大タ協経営委 運改の効果総括も
【 神戸 】地方創生臨時交付金による支援を/兵タ協 県および全市町村に要望
【 京都 】雇調金特例措置の延長等も/京タ協が知事宛てに要望書
【 京都 】自治体のコロナ支援策、活用を/京タ協・地域公共交通推進委
【 東京 】新型コロナ関連融資、実質無利子に/最長3年の利子相当額を一括助成
【 大阪 】北新地 合同街頭指導等中止 
【 東京 】異業種提携、MaaS対応など/タク新団体「X(クロス)Taxi」 
【 東京 】運行管理者養成講習 Webでも
【 奈良 】奈良近鉄タク「MOV」配車開始
【 京都 】秋の全国交通安全運動/京タ協 HPに実施要綱
【 京都・大阪 】エムケイ 山科営業所再開/グループ内で新たな感染
【 大阪 】コロナ禍の賃金対応等団交へ/全相互労組が定期大会 
【 大阪 】春闘妥結は26単組中7単組/大阪ハイタク連合会取りまとめ
【 東京 】猛暑の移動を応援/DiDiが割引キャンペーン
【 大阪 】大タクセンに近運局感謝状
【 神戸 】兵個協が理事会
【 大阪 】壽タク→ワンコイン20両 認可
【 和歌山 】グループ内譲渡と新営業所/ユタカ交通 本社・紀伊営業所は廃止
【 和歌山 】豆徳→紀の川タク 全部譲渡へ
【 和歌山 】港タクシーが役員変更届
 
2020年8月8日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】反応まちまち、評価は盆明け?/ミナミの時短営業要請スタート
【 大阪 】大タ協 12日に経営委員会
【 大阪 】経営委員長代行に選任濃厚/松竹タクシー・牛島社長
【 和歌山 】岩橋・元和タ協会長が死去 72歳
【 大阪 】「移動するならタクシー」/安全性武器に大タ協・坂本会長
【 大阪 】大タ協に持続化給付金
【 神戸 】地方創生臨時金給付など/兵タ協 近運局に協力要請
【 大阪 】夏のマスクも快適に/小豆島タクが「インナー」採用 
【 大阪 】駒姫タク 社長に坂本氏
【 大阪 】全車にビニールカーテン/南タク・大岡社長、現場で乗務も
【 大阪 】「優良事業者等評価制度」の活用を/TNKグループ・坂本代表
【 京都 】対コロナの安全性PR/京都の個タク7団体が検討
【 神戸 】夏季登校児童の下校運送/丹波篠山市がタク等借り上げ
【 奈良 】「3密」回避などアピール/奈良近鉄タクシー HPで
【 神戸 】阪神タク労組 新委員長に三村氏
【 京都 】京都の個タク更新研修に30人
【 京都 】京都府内の交通事故死者33人
【 神戸 】兵庫の更新研修会は36人
【 神戸 】薄暮時の事故防止に早めの点灯
【 京都 】エムケイ、八幡営業所再開
【 神戸 】「豊岡演劇祭」でデマンドタク/全但タクシーが実証実験へ
【 奈良 】奈良・大台交通圏で新規許可
 
2020年8月7日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 奈良 】コロナで苦境、事業継続に配慮を/近運局長懇談会で奈タ協・辻会長
【 大阪 】タクシー満載の3時間/ラジオ大阪で大タ協「タクの日」企画
【 大阪 】9月からのスマホ配車で説明会/専用アプリなど 全福協大阪支部
【 大阪 】費用対効果高かったラジオ企画/大タ協「タクシーの日」
【 神戸 】兵協クーポン採用の経緯など質す/神戸市の妊婦支援で兵タ協
【 東京 】特例措置、年末まで再延長へ/雇用調整助成金で政府検討
【 大阪 】私鉄関西ハイタク協が解散へ
【 大阪 】新委員長に田中・副委員長/私鉄関西ハイタク労連
【 京都 】新型コロナの感染報告続く
【 京都 】個人団体は「75歳」問題など訴え/公明党京都府本部が政策懇会 
【 京都 】感染症対策の特別サイト/京都市 補助制度も創設へ
【 京都 】感染予防の光触媒コーティング/京都の各個人団体で広がる
【 大阪 】夜間需要激減でモチベーション心配/私鉄関西ハイタク労連・田中氏
【 大阪 】「タクセンをぶっ潰せ!」/壽タクシー・浦木山社長
 
2020年8月5日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】個人の75歳超382人、15%に迫る/大阪市域など 法人の70歳超30.3%
【 東京・大阪ほか 】時短営業再要請で影響必至
【 大津 】精神障害者割引、新たに2社申請
【 京都 】7月の復活は差引103両/京都業界 臨時休車1132両
【 大阪 】8月末に口座振り込み/大阪交通共済のコロナ特別割引
【 神戸 】安心・安全・清潔をアピール/兵タ協「タクの日」新聞広告
【 大阪 】「第一陣」80人規模でスタート/全大個協組「MOV」配車
【 大阪 】国交相は「GoTo検査」速やかに/TNKグループ・坂本代表
【 大阪・神戸 】フードデリ提携先のPR動画/日交関西G 車内タブレットで
【 大阪 】7・8月の施設利用料免除/大阪タク無線サービスが株主総会
【 大阪 】事前試験の合格者49人/個タク法令試験 申請後は10人 
【 大阪 】秋の受験へ譲渡譲受講習会/近畿個タク経営者学校で開講式
【 京都 】お墓参りサポートタクシー/京都市域の第一交通3社
【 東京 】自動運転分の保険料無料に/あいおいニッセイ同和損保が新保険
【 神戸 】各社の営収、再び低下傾向に/全自交兵庫地連・執行委
【 横浜 】NV200等に仕切りカーテン/後付けも 感染予防で日産
【 大阪ほか 】相互3労組等の大会日程
【 大阪 】近鉄タク 3人目の感染確認
<Topへもどる>
 
 

Copyright(C) 2009 kohtsukai Co.,Ltd All Right Reserved  株式会社 交通界  無断転載禁止