ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2020年8月3日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

自家用車ライドシェアと全く同じじゃないか
 急拡大ウーバーイーツの
    自己責任型ビジネスモデル

 フードデリバリーサービス「ウーバーイーツ」の配達員らで構成する労働組合・ウーバーイーツユニオンが7月21日付で「事故調査プロジェクト報告書」をまとめ公表したことは、本紙ファックスプレス関東版7月24日号でもその概要を報じた。フードデリバリーの話題と言えば、昨今テレビのニュース番組などでも配達員の自転車が関係する事故が取り上げられることも多く、配送の自転車が首都高速道路上を走行する姿などもニュースになったりした。単に自転車の無謀運転による事故増加という切り口にとどまらず、ウーバーイーツに代表されるギグエコミーが現在抱える課題と、米国型自家用車ライドシェアが抱える問題点の近似性についても考えるきっかけになればと思う。

 ウーバーイーツユニオン・事故調査プロジェクト報告書の概要は既報の通りだが、主要な結果を改めて示すと別掲(略)の通りだ。回答者の年齢構成は20歳代がもっとも多く、半数近くを占める。事故による負傷の度合いは、打撲・擦過傷など比較的軽傷と思われるものから、骨折に至るものまでさまざまだ。治療のため仕事を休んだ期間も1〜2週間で済んだものもあれば、3カ月以上というものもみられる。
 報告書から分かった問題点としてはウーバーの企業体質に起因するものから、配送の仕組み・ビジネスモデルとしての構造要因、現行の法律等が新しいビジネスモデルを想定していないなどの法環境整備の不十分さなど多岐にわたる。調査結果を踏まえたユニオン側の要望事項を先に記しておくと、次のようなものになる。

フリーランスの実態に即した労災保険に
 政府に対する要望としては、労働者災害保険補償法を改正し、フリーランス労働者の実態に合った対象の再定義を行い、適用対象の拡大を図ること―をあげている。
一方、ウーバー社に対しては、傷害見舞金制度の拡充や事故報告後のアカウント停止処分の透明性・公平性の確保、事故対応の配達員への丸投げの改善、対人・対物賠償保険に示談交渉特約を追加すること―などを要求している。
 要求そのものは労働組合として妥当なものだろうと思える。こうした要求をするに至った経緯を報告書の細部で改めて確認するとともに、米国西海岸発祥の自家用車ライドシェアとの類似性、そのようなビジネスモデルが現代の日本でも通用していることについても光を当ててみたい。
 ウーバーイーツのフードデリバリー事業は報告書によると2016年9月に事業開始された。当時、日本におけるウーバーの法人はウーバージャパンのみだったという。

団交要求に一切応じず 
 一方で、ウーバージャパンは、配達員がウーバーイーツアプリの利用契約を締結しているのはオランダのアムステルダムに本拠地を置くウーバーポルティエB.X.であるとして、同社はフードデリバリー事業とは一切関係ないと主張してきた。19年10月3日にウーバーイーツユニオンが結成され、同月8日にウーバージャパンに対して団体交渉の申し入れをしたものの、同社はこれまでに一度も回答をしていないとする。
 代わって同月18日、オランダのウーバーポルティエB.X.名義で、日本語による「日本のデリバリーパートナーの皆さまは、ウーバージャパンではなく、オランダに所在する当社と契約を締結しています」とする実質的な団交拒否の回答書が届けられたとしている。同月29日にはウーバーポルティエジャパンが設立(その後20年6月にウーバーイーツジャパンに社名変更)されたものの、この新会社も一切の団交要求には応じていないという。

不当労働行為の訴え
 ユニオン側は、「日本におけるウーバーイーツ事業が開始された当時、日本に存在したウーバーの日本法人がウーバージャパンのみであったこと、19年10月29日に急遽設立されたウーバーポルティエジャパンの所在地がウーバージャパンの住所であることなどからも、ウーバーイーツ事業を実施してきたのはウーバージャパンであることは明らかだ」との立場をとっている。その上でユニオン側はウーバージャパン、ウーバーポルティエジャパンの団交拒否について不当労働行為に当たるとして本年3月16日に東京都労働委員会に救済申し立てを行っている。
 米・ウーバーテクノロジーズの直営子会社は事業開始当時、日本においてはウーバージャパンただ1社しかなく、その上でフードデリバリー事業をスタートしながら、配達員との契約は日本から遠い欧州の関連子会社との間のものであるとして、一切の交渉を拒む姿勢は果たして妥当なものだろうか。

交通事故防止の記載は2ページのみ
 このほか、報告書では事故調査結果から浮かび上がった問題点についてもいくつか指摘している。
 第一には、配達中の事故に関する事前の情報提供の欠如が指摘されており、例えば、「配達員は登録時に、『ウーバーイーツ配達パートナーガイド』を交付される。約130ページの資料だが、その中で交通事故に関する情報は、『交通事故の防ぎ方や交通ルールを復習する』という章でわずか2ページだけで、内容もヘルメットの着用など一般的な交通ルールに簡単に触れているのみ」と指摘。また、同ガイドでは「配達中に交通事故に巻き込まれた場合」という章もあるとしているが、「わずか5行の内容で、事故に巻き込まれた場合にはサポートセンターに連絡することと、補償が適用されるかも」との簡素な記載しかないとしている。このほか、同ガイドでは見舞金制度に関する説明は一切ないとしている。
 次に、配達システムに潜む問題点として、配達員はGPSにより位置情報を監視されており、その情報は注文者にも知らされていることから、アプリのメッセージ機能を使って注文者から配達を急ぐよう督促されることも間々あると指摘している。さらに配達先の住所が正確に記載されていない場合もあり、その結果配達が遅れたり、トラブルになって配達員のアカウント評価が下がる可能性があることも問題点にあげている。

機能していないサポートセンター
 配達員のみならず、事故の相手方にも大きな不利益をもたらしかねない問題点も指摘されており、「事故時にサポートセンターに繋がらず、事故の相手方とのやり取りも配達員に丸投げ」だとしている。パートナーガイドでは事故発生時にはサポートセンターに連絡するよう書かれており、各エリアごとのセンターの電話番号も記載され、緊急時はアプリのメッセージではなく、電話で報告するよう求めているにもかかわらず、「事故直後にサポートセンターに電話したがなかなか繋がらなかった」「電話したが、繋がるまで10分くらいかかった」「事故直後に電話したが繋がらず、擦り傷で血だらけになりながら配達を完了した」などの声があがっているとする。
 あわせてウーバー側の対応としては、連絡を受けた後に事故対応担当部署から配達員にメッセージが届くというが、その内容はほとんどが定型文で、概ね、@簡単なお見舞いの言葉A配達員の不注意による事故の場合にはアカウント停止との警告―などが書かれているとされ、19年10月の見舞金制度スタート後は、B補償制度の簡単な案内―が加わっているという。

交渉は配達員に丸投げ
 さらに、事故の相手方とのやり取りが必要な場合でもウーバーはそれに一切対応せず、対人・対物賠償や治療費、慰謝料などの交渉については基本的に配達員が独力で行うことになるとしている。
 ウーバーは三井住友海上火災保険と契約し、見舞金のほかに対人・対物賠償責任保険を配達員に提供しているが、同社は事故の相手方とのやり取りを配達員に丸投げしており、配達員から事故の連絡を受けても、事故の相手方にウーバーから連絡を取ることはないとし、さらに、ウーバーが提供している対人・対物補償保険には示談交渉特約が付いていないため、配達員と相手方との直接交渉が必要になるとしている。
 また、事故に関する一般の方からの問い合わせ窓口をウーバーは公開していないという。例えば、ウーバーのホームページをみても、代表電話番号をはじめ問い合わせ先はわからない。こうしたことによる相手方の苦労については前述のファックスプレス既報記事を参照されたい。
 このほか、事故発生時に配達員側に過失等の責任が認められる場合など、当該配達員のアカウントが停止され、仕事ができなくなる場合もあるとされているが、その基準が明らかでなく、透明性・公平性に欠けるとの指摘があるほか、せっかく設けられた傷害見舞金制度を活用しようとすると、サポートセンターで「見舞金を使うとアカウント停止になる」と言われ、申請そのものを断念するケースもあるとしている。
 さらに、見舞金の給付対象は、配達員が配達中に追った負傷に対するものとされ、その定義は、「アプリで配達依頼を了承した時から、注文品を店舗から受け取り、配達が完了するまでの間=オン・トリップ」と決められており、配達員がアプリにログインして注文を待つ間などはオンラインで移動中の事故でも見舞金は支払われないという。
 こうした構造的な問題点も含めて解決し、配達員の安全を守りつつ、事故に遭った相手方をも保護し得る制度上の改善を求めて、ユニオンとして最初に触れたような要望を会社側並びに政府に対して求めた格好となっている。
 これら報告書で指摘された問題点をみてみると、基本的にはウーバーテクノロジーズがトラビス・カラニック前CEOによって米・西海岸の都市部を中心に自家用車ライドシェア事業を立ち上げた当時のビジネスモデルが抱える問題点がそのまま現在の日本に、フードデリバリー事業に形を変えて持ち込まれているように見える。

ドライバーは個人事業主
      〜規制する事業法なく入り込む

 ドライバーは従業員ではなく、個人事業主であり、事故時の補償問題も基本的には事故の相手方に対して個人事業主たるドライバーが責任を負うというもので、日本のウーバーイーツ事業でも、配達員が自らの責任で事故被害者への補償も行うというスタンスにほかならない。
 日本の国交省が道路運送法を根拠に、事業主体が運送責任を負わない形での事業は認められないとしてはねつけ続けている自家用車ライドシェアだが、ことウーバーイーツについては、規制する事業法がないことから、すでに自家用車ライドシェア型の自己責任ビジネスモデルが入り込んでしまっていると言わざるを得ない。タクシー業界としても対岸の火事では済まなくなる可能性も否定できず、しっかり注視していく必要があるだろう。(了)
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No.827 8月3日号  主な内容
■巻頭人物:秋山 利裕氏(東タク協副会長)
■気になる数字:901円  都道府県別最低賃金、現行の全国加重平均額
■トピックス
:自家用車ライドシェアと全く同じじゃないか
           〜急拡大ウーバーイーツの自己責任型ビジネスモデル
:暮らし、働き方にどう影響するのか?
           〜究極の規制緩和「スーパーシティ」を考える
:全国すべての交通圏をいっせいに特定地域指定せよ
           〜交通労連ハイタク部会 手水辰也・事務局長
:運改が営収底上げに貢献、コロナ禍からの復活に差
           〜“四半世紀ぶり”大阪業界も…
:「GoTo検査キャンペーン」を 〜PCR検査とGoToトラベルを合体
:一気呵成に新規許可再開を
           〜藤川昭一・日個連近畿ブロック長
:選ばれた「紳士の集団」の自負を
           〜法令順守でタクシー事業の根幹守れ「個タク更新研修会」
■東西往来
世はテレワーク推奨だが…  / 感染者急増は気になるが…
■この人この言葉
:坂本 篤史氏 / 清水 始氏 / 暮部 光昭氏 / 久保 健治氏
■シャッターチャンス
:コロナ禍だからこその機運醸成 / 違反か否かは現場警察官の判断
:夜の繁華街復活へ「安全宣言」 / なぜ相互連携がなかったのか?
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速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
■ 除外地域の拡大は明言避ける
  「GoToトラベル」滑り出し堅調?
      定例会見で赤羽国交相が見解

【 東京 】赤羽一嘉国交相は7月31日、定例会見で同日閣議決定された20年度予算予備費使用のうち、国交省関係分が約119億円であることを明らかにするとともに、集中豪雨被害などにより直ちにGoToトラベル事業に参加できない旅館等もあることから関係省庁と連携して復旧を全力で後押ししていくとの考えを表明した。一方で大阪、愛知、福岡など地方都市でも新型コロナウイルス感染者数が急増しつつあることから、東京以外の地域でもGoToトラベル事業の対象から除外を検討することはあるのかと問われた赤羽氏は、専門家の意見を踏まえて政府全体として判断することだとして明言を避けた。また、政府の感染症対策分科会の尾身茂会長が7月29日の衆院国交委でGoToトラベル事業の開始時期は拙速を避け、判断を先延ばしすべきだと進言していたと述べたことについて問われた赤羽氏は、直接話を聞いたのは西村康稔・コロナ担当相だとした上で、タイミングとして尾身氏の進言を踏まえて分科会を開いて新たな意思決定を行っていては7月22日の事業開始直前になり、かえって混乱したとの見方を示した。
 20年度予算予備費の使用について赤羽氏は、政府として「生活・生業再建対策パッケージ」として取りまとめたもののうち、国交省関係分は約119億円になると説明するとともに、豪雨被害などを念頭に、「被災地における観光関連産業等への影響は甚大で、直ちにGoToトラベル事業に参加できない旅館等も多々あることから、まずは関係省庁と連携し、その復旧を全力で後押ししていく。被災状況が落ち着き次第、被災地の皆さんにもGoToトラベル事業の効果がしっかり届けられるよう適切に同事業の執行管理を行っていく」と述べた。
 7月22日のGoToトラベル事業開始から10日が経過したことでの所感を問われた赤羽氏は、同月29日時点での参加事業者登録数は旅行業者4202者、宿泊事業者1万1394者となっていることを明らかにし、「着実に登録が進んでいる」との認識を示した。また、登録に際しては参加条件の徹底を義務付け、守られていない場合には是正指導や登録の取消も行うとし、旅行者側にも事業者側の協力要請に従うことを求めており、協力が得られない場合にはキャンペーン利用を認めない方針を改めて示した。この10日間の利用状況については、宿泊団体からの聞き取りでは、この4連休を含む足下の予約は比較的堅調だったとの認識も示した。

〜政府方針に基づき「総合的に判断」
 大阪、愛知、福岡などで新型コロナウイルス感染者数が急増し、厚労省の専門家会議でも憂慮すべき状況と指摘されていることを踏まえ、GoToトラベル事業の対象から除外する地域を拡大することを検討する考えはないのかと問われた赤羽氏は、「専門家の意見を踏まえた政府全体の方針に基づいて、総合的な判断が必要になるものと考えている」とし、東京の除外についても安倍晋三首相、菅義偉・官房長官、西村担当相との4者協議を経て政府の感染症対策本部分科会で了承を受けて最終決定したものだったと繰り返し、原則は変わっていないことを強調した。
 7月29日の衆院国交委で分科会の尾身会長が参考人質疑で、政府が7月16日に東京を除外してGoToトラベル事業を同月22日に開始すると決定する前に、「拙速に結論を出さずもう少し議論した方が良いと提言していた」と述べたことについて問われた赤羽氏は、直接聞いた話ではないので西村担当相に確認したとした上で、「外出自粛の制限緩和の工程表や野球やサッカーなどのイベント観戦の段階的な緩和の工程表は5月25日段階で発表されており、西村大臣の名の下で政府として決定している。その中で観光分野ではGoToトラベル事業は7月下旬からスタートするということになっていた。われわれとしてはその政府決定を受けて、勝手にそこをいじることなく政府全体の決定を受けてGoToトラベル事業をどう執行していくかを決めていくということであり、尾身先生から直接話を受ける立場にない」としたほか、これらの時系列からも尾身氏の提言を受けて7月20日に分科会で新たな決定をしていたのでは同月22日の事業開始直前になり、かえって混乱するとの見方を示し、苦しい釈明に努めた。
〔8月1日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2020年8月1日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】除外地域の拡大は明言避ける/ 「GoToトラベル」滑り出し堅調?/定例会見で赤羽国交相が見解
【 東京 】「高い緊張感を持って注視」/コロナ対策で安倍首相
【 東京 】2種免取得緩和の被験者確保/東タク協が再要請 委員会で呼びかけ
【 東京 】就職氷河期世代の正規採用支援/2種免取得で全タク連が団体指定
【 横浜 】乗車時のマスク着用など/神タ協が利用者向けステッカー
【 東京 】コロナ禍で待機列伸び、苦情も/東タク協乗務員指導委
【 東京 】JR車内に初のタク利用広告/東タク協 週明けから山手線など
【 東京 】日の丸交通G 2人目の感染者
【 東京 】ステッカーでこども券利用PR/東タク協三多摩支部
【 東京 】50周年キャンペーンで利用促進/東京タクシーセンター
【 京 】コロナ下の取り組み聞きたかった/全神奈川労組連絡会議・水野議長
【 横浜 】関運局 譲渡譲受2件認可
【 横浜 】都市型ハイヤー新規許可
【 横浜 】札幌から特区・武三へ区域拡大
 
2020年8月1日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】個人申請の支給決定に遅れ/事業主の協力姿勢がネックに/新型コロナ対応の休業支援金
【 東京 】高齢者等の事故防止で緊急対策/2020年版交通安全白書
【 東京 】38のモデル事業選定/日本型MaaSへ国交省
【 東京 】当面の課題は雇調金特例の延長/自交総連・菊池書記長
【 東京 】WEB形式のセミナーも検討/運輸安マネ普及・推進協議会
 
2020年7月31日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】MoT新アプリ「GO」/ 「JpnTaxi」「MOV」統合/全国17地区で9月スタート
【 横浜 】コロナ軽症者などの移送委託/横浜市 20年度末まで延長
【 東京 】46万件、4236億円支給決定/雇用調整助成金 24日現在
【 東京 】安全プラン達成へ10%削減呼びかけ/東タク協・交通事故防止委員会
【 東京 】LPG 8月CPも変動小さく
【 横浜 】新型コロナ対応等で意見交換/神奈川ハイ・タク労務改善協議会
【 東京 】三多摩支部窓口に遮蔽カーテン
【 東京 】都議会議員らと初の意見交換/コロナ感染防止で私鉄東ハイ労
【 東京 】公共交通の認知症接遇GL作成へ/国交省が検討会 8月3日初会合
【 東京 】コロナ禍でも種々の取り組み/「タクの日」で都道府県協会
【 東京 】「キャッシュレス」キャンペーン/DiDi 抽選でクーポン
【 静岡 】アルコール検知の通販サイト/東海電子 8月3日から発送
 
2020年7月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】業界の本気度問われる/実験教習への若手社員派遣に協力を/2種免の取得要件緩和で第一交通産業・田中社長
【 横浜 】特区・武三の期間限定減車延長
【 東京 】GoToトラベル専用サイト
【 東京 】ハイヤー車両にも透明カーテン/帝都自交 得意先の要望に応じて
【 東京 】実車率目安に自主ルールを/計画休車へ自交東京・舞弓書記長
【 横浜 】観光集客促進事業説明会/神タ協横浜支部 市と連携で8月6日
【 東京 】全個協 来夏の全国大会中止/マスター事業者コンテスト
【 東京 】死亡0、人身345件以内に/総合安全プランで全個協関東
【 東京 】スーパーシティを考える/市民会議がミニ学習会
【 東京 】木下大サーカスの公演PR/ステッカーなど 東タク協三多摩支部
 
2020年7月24日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】最低賃金「現行水準維持」/使の主張に隔たり「目安」示さず/中央審答申 地方審に参酌求める
【 東京 】「東京除外」を明記/「GoToトラベル」実施概要更新
【 東京 】キャンセル料の取り扱いなど説明/「GoToトラベル」で国交相
【 東京 】横断歩道通過に細心の注意を/事故防止で東タク協・秋山副会長
【 東京 】インバウンド 6月も99.9%減
東京 】「示談交渉丸投げ」などの実態/ウーバーイーツの事故調査報告
【 横浜 】8月以降の延長、ほぼ確実に/横浜市のコロナ軽症者等移送
【 東京 】総会を27日に書面開催へ/チェッカークラブ社長会
【 訃報 】根本保明氏(境交通会長)91歳
【 東京 】専務理事の相談役委嘱など承認/日個連都営協理事会
【 横浜 】「NEXT PORT」と提携/三和交通 横浜でフードデリ拡充
【 東京 】内閣府人事(21日付)
【 東京 】東タクセン 新常務理事に三浦氏
【 横浜 】関運局 譲渡譲受
【 横浜 】千葉でその他ハイヤー許可
 
2020年7月24日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「S・RIDE」10月全車稼働へ/コロナ禍でアプリ効果認識も/チェッカーキャブ無線・秋山理事長
【 東京 】全交通圏を特定地域化、協調減車を/交通労連ハイタク部会・手水事務局長
 
2020年7月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】AI活用のタク配車システムなど/地域課題に対応した交通政策を展開/関運局2020年度行動計画
【 東京 】開始直前まで方針コロコロ/「GoToトラベル」迷走
【 東京 】新しいタクシーをアピール/東タク協 SNS対応のPR強化へ
【 東京 】期間限定減車、再延長
【 横浜 】マスク着用など利用者に「お願い」/神タ協がプレスリリース
【 東京 】ドライブ・チャートのデータ活用/M0T 事故削減、渋滞解消へ提携
【 横浜 】関運局長に河村俊信氏
【 東京 】国交省人事(21日付)
【 横浜 】フードデリの事業補助申請/神奈川県 感染防止取組書が必須に
【 東京 】ラストマイル自動運転へGL/国交省 走行環境など具体例
【 東京 】関ハイ統合へ発展的移行/私鉄東ハイ労中央委
【 東京 】国交省人事(20日付)
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

 日の丸ハイヤーに全部譲渡
   日交関西Gの川西オーシャン交通

【 神戸 】日本交通関西グループ(金田隆司代表、大阪市福島区)傘下の川西オーシャン交通(社長=同代表、兵庫県川西市、25両)と日の丸ハイヤー(暮部光昭社長、大阪府池田市、119両)は7月31日、兵庫陸運部に譲渡譲受の認可申請書を提出した。川西オーシャン交通が保有車両22両を日の丸ハイヤー能勢口営業所に全部譲渡する内容。日の丸側は乗務員もほとんどそのまま継承する。
 預かり休車としていた3両を減車(全日制限の放棄)した上で譲渡申請を行った日本交通関西Gの金田代表は、同日、本紙記者の取材に、コロナ禍で先行きが見通せない中での経営のスリム化と説明。「営業拠点や車両数、人員など、全体的な固定費の見直しを図っていく方策の一環」と語った。
 一方、この間、神戸毎日交通を吸収、さらには宮崎県の扇興タクシーをグループ化するなど、拡大意欲を見せる日の丸ハイヤーの暮部社長は、すでに今回の譲渡譲受に向け、能勢口営業所から「歩いて数分」の立地を確保し、車庫の新設に努めている。コロナ禍をめぐっては、「大タ協の坂本栄二会長も『朝のこない夜はない』とよくおっしゃっているが、私も同じくそう信じている」とし、「今回、買い受けた動機は、危険も顧みず『そこに山があるから』と頂上を目指す登山家と同じ。そこにタクシーを譲り渡してくれる人がいたから譲り受けたまでのこと。新型コロナもライドシェアも関係ない。タクシー屋がタクシーを諦めてどうするというのが正直な思い」と述べた。2社間の譲渡譲受に係る申請内容は以下の通り。
 (神戸市域交通圏)▽譲渡人(川西オーシャン交通)=住所・兵庫県尼崎市潮江4ノ1ノ28、代表者・金田隆司、車両数22両→▽譲受人(日の丸ハイヤー)=住所・大阪府空港1丁目9番5、代表者・暮部光昭、車両数(兵庫県内)能勢口営業所26両、猪名川営業所12両、神戸営業所39両、車庫新設(能勢口営業所)第2車庫・川西市火打1丁目15番19号、446.75平方メートル(31両)。
〔8月1日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2020年8月1日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】日の丸ハイヤーに全部譲渡/日交関西Gの川西オーシャン交通
【 和歌山 】有田交通 海南営業所も廃止へ/「解雇予告通知」の情報も
【 神戸 】兵協クーポンの手数料問題/神戸市の妊婦支援策巡る紛糾拡大?
【 大阪 】1両当たり2万円還元へ/大阪交通共済が新型コロナ特別割引 
【 神戸 】4月以降の新規発行半減/兵タクセン 6月の運転者証交付 
【 大阪 】一番が29両の大量減車 保有15両に
【 大阪 】週明けから「MOV」本格運用/全大個事業協組 第一陣90人
神戸 】兵個協 事業者講習会中止へ
【 大阪 】各自治体の施策を注視/地方創生臨時交付金活用に期待 
【 京都・大津 】GoTo地域共通クーポン/京都、滋賀でも説明会
【 大阪 】全大個協会 譲受8氏に認可書
【 神戸 】山陽タク・滝本取締役が退任 
【 神戸 】神姫タクシー姫路、役員変更届
【 大阪 】泉州で2社が休止届
【 大阪 】都市型ハイヤーを新規許可
【 大阪 】近運局 法人1社車停処分
 
2020年7月31日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「夜間営収2割減」の訴え/大阪市域、コロナ感染者急増で危機感
【 神戸 】神戸市域 約2万9000円まで回復/兵タ協 6月の原計輸送実績
【 京都 】旅客事業の申請67件、52件支給/京都労働局 雇調金運用で回答
【 大阪 】正副支部長に暮部、森の両氏/全福協大阪支部が臨時総会 
【 神戸 】兵協クーポン採用に強い疑問/神戸市の妊婦外出支援策
【 神戸 】新神戸のUD乗り場の変更要求/兵サセン委 内容協議へ
【 東京 】MoT新アプリ「GO」9月スタート/「JpnTaxi」「MOV」統合
【 大阪 】GoToの地域共通クーポン/近運局説明会に法個事務局など
【 神戸 】9月実施の前倒しは困難/地域共通クーポン 神戸でも説明会
【 大阪 】全個協近畿は8月28日に説明会
【 大阪 】南地は中止、北新地19日/8月の街頭指導日程
【 大阪 】定期大会日程など/全自交関西・大阪両地連 
【 大阪 】グリーン・リカバリーへの取り組み/タクシー業界もSDGs参画を
【 神戸 】災害時にも求められる運輸機能/運輸防災マネジメント指針 説明会 
【 奈良 】生駒交通 GoTo商品販売
【 大阪 】近鉄タク 乗務員2人感染
 
2020年7月29日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪市域 6月は2万7316円/回復基調に 大タ協輸送実績
【 大阪 】1両当たり10万円の支援金/関協 新型コロナ対策で給付決定
【 大阪 】交友会が通常総会縮小開催
【 東京 】全個協 来夏の全国大会中止/マスター事業者コンテスト
【 大阪・東京 】「業界としてはリモート回避」/大タ協・坂本会長
【 大阪 】個タク更新研修に87人/大運支局「非常に多い」
【 大阪 】死者数2人増で注意喚起/大阪府下の交通事故
【 大阪 】運改に伴う労働条件改善調査
【 大阪 】「GoTo検査キャンペーン」に/TNKグループ・坂本代表
【 東京 】GoToトラベル専用サイト
【 大阪ほか 】直営販売5社を系列販売店に譲渡/大阪などでトヨタ自動車 
【 大津 】「タクの日」にマスク配布/滋タ協 街頭キャンペーン
【 大阪 】大個連 北大阪個タクを除名
【 大阪 】家賃支援給付金の申請を/個タク協組で推奨の動き
【 大津 】大津で中型バス自動運転実験
【 京都 】エムケイ乗務員がコロナ感染/八幡営業所 2週間休業
【 大阪 】トモエGが70周年式典
【 神戸 】神戸市タク活用検討会中止
 
2020年7月24日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】負担金減免へ東タク協と連携も/対タクセンで大タ協・坂本会長
【 大阪 】MaaS対応も視野に/IT勉強会めぐり大沼氏
【 神戸 】神戸・阪神間、7000人割る/兵タクセン 6月の運転者証交付
【 京都 】京タ協に災害協定打診/避難所の「密」回避で京都市
【 大阪 】運賃改定が営収底上げに貢献/全タク連サンプル調査で坂本会長
【 神戸 】複数利用多いアプリ配車/神戸市の自動運転実証実験
【 神戸 】現金決済増え、短距離利用減る?/利用者負担でDiDiアプリ
【 奈良 】時短営業、徐々に延長
【 大阪 】助成制度も活用で問題なし/通常営業再開のオービーシーG
【 大阪 】羽曳野市、河南町が地域活性の商品券/近鉄タクなどが取り扱い
【 奈良 】奈良市がプレミアム付商品券/子育て世帯向け 大和交通が参加 
【 大津 】精神障害者割引、さらに2社
【 京都 】京都観光のコロナ対策GL/市観光協会が業界団体と
 
2020年7月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 神戸 】感染再拡大で営収改善足踏み/兵タ協理事会 吉川会長が現状認識
【 神戸 】役員改選の臨時総会 10月28日に
【 京都 】6〜7割まで回復も再び… /京都業界でも伸び悩みの声
【 大阪 】総営収8割弱まで回復/商都交通・三野社長「運改効果も」
【 大阪 】DiDi手数料「問題なし」/ワンコインG・町野代表
【 奈良 】「タクの日」街頭活動中止/奈タ協 専門委構成決定
【 東京 】開始直前まで方針コロコロ/「GoToトラベル」迷走
【 大阪 】GoToトラベル説明会/近運局 管内各所で28日
【 神戸 】4〜6月期は400万円の黒字/兵庫交通共済協組
【 大阪 】大タクセン オンライン英語講座
【 京都 】新京都タクで乗務員感染
【 大阪 】独自の遮蔽カーテン等で感染防止/通常営業貫徹のイレブン交通
【 大阪 】「新規許可再開」に全力を/日個連 藤川・近畿ブロック長
【 京都 】夏の交通事故防止府民運動/知事等出席してスタート式
【 京都 】安マネGLセミナーの参加募集
【 神戸 】運輸防災マネジメント指針/神戸で説明会 29日
【 大阪 】大阪880万人訓練 9月4日
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