ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2018年4月2日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

「日本最大の翼」が広げるすそ野
  
ANAも着目、ライドシェア

 政府のシェアリングエコノミー検討会議(主査=安念潤司・中央大学大学院法務研究科教授)が3月20日の会合で本格的に活動を再開したことは、前号でお伝えした。記者が中でも注目したのは日本を代表する社会的信用力の高い名門企業がシェアリングエコノミーに注目し、自社のビジネスに取り入れようとしていることだ。特にANAホールディングス(片野坂真哉社長、グループ本社・東京都港区)はライドシェアに着目し、従来からある自社の航空便利用の増加につなげることができないかと模索を始めたという。具体的なビジネスモデルやその実現のために必要な規制緩和要望まで構想する段階には達していないとされているが、いったん、そうした発想を得た以上は今後、具体化に向けて走り出すことが予想される。シェアリングエコノミー検討会議でANAはどのようなプレゼンを行ったのか、もう少し詳しく紹介してみることにした。

 当日の会議では内閣官房や経産省、総務省などのほか、シェアリングエコノミー・プラットフォームなどで構成する一般社団法人・シェアリングエコノミー協会からのこれまでの取り組み報告なども行われたが、個別民間事業者でプレゼンテーションを行ったのは、ANAホールディングスと豊田通商の2社。それらの概略は本紙では既報となるが、このうちANAのプレゼン内容について改めて紹介してみたい。

ANAが抱える経営課題
 プレゼンの立ち上がりは自社の紹介から始まる。従業員は約3万9000人を抱え、旅客数は世界14位。国内旅客線では50%のシェアを持ち、37%のJALを圧倒し、国際線でもシェアは18%でJALの14%を上回る。
プレゼンでは触れられていないが、簡単に補足しておくと、ANAホールディングスは全日本空輸(いわゆる全日空)が2013年4月に、子会社に事業譲渡して自らを持株会社に移行したものである。本業の事業譲渡を受けた子会社側が現在は全日本空輸を名乗っている。
 ANAが抱える経営課題には、国内線を中心にビジネス需要への高い依存度があげられ、「ターゲットとなる需要のすそ野を広げたい」との意向を持っているという。
プレゼンでの説明によればANAブランドの利用者層は40〜50歳代の男性ビジネスマンが中心層となっており、一方、子会社のピーチ・アビエーションではコアとなる客層が20〜30歳代で女性が多いという。ある意味でグループ内での棲み分けはできているとも言えるが、ANA側から見ると、日本が人口減少時代を迎え、生産年齢人口層が今後も減少を続けることが避けられないこと、将来の需要の中心を担うであろうミレニアル世代が「モバイル・ファースト世代」でもあることなどに着目し、総需要減少が避けられない国内線需要のあり方を是正する手段の一つとして「シェアリングエコノミーに注目した」というのである。
 特に将来の人口構成として東京、名古屋、大阪の3大都市圏への人口集中がいま以上に進むことを想定すると、国内線の地方都市路線への需要はますます減少することが予想され、国内大都市部や海外から国内拠点を経由して日本の地方都市へと旅客を誘導したいという強い動機付づけがうかがえる。

シェアリングエコノミーへのアプローチ
 将来の需要掘り起こしのため、同社が接近を図るシェアリングエコノミーは実に多様である。と言うよりも、現時点ではまだ構想段階のものが多く具体的な行動にまでは着手していないようだ。同社によればシェアリングエコノミーは「モノのシェア」「リソースのシェア」「場所(スペース)のシェア」「移動のシェア」の4分野に区分されており、それぞれの分野の具体的なプラットフォームの名をあげて、活用方法を検討しているようだ。
 とりわけ、図中の右半分(略)に当たる場所(スペース)のシェアと移動のシェアについては自社のサービスと親和性が高いとみているようだ。具体的なプラットフォームとして場所のシェアには、エア・ビー&ビー(airbnb)や百戦錬磨、スペースマーケットの名を、移動のシェアについてはモバイク、エニカ、ウーバーの名をそれぞれあげている。「ANA×シェアエコ」の連携では、自社の「空席」と場所のシェアにおける「空室」、移動のシェアにおける「空車」をマッチングさせることは相性が良いということは指摘されるまでもなく容易に想像できるところであり、現実味を帯びる。
 例えば米国在住のウーバーのユーザーが1つのアプリでサンフランシスコから成田までのANA国際線便と成田から日本の地方都市までの国内線便を予約し、さらに地方の空港からの二次交通手段をウーバーによるライドシェアまたは提携タクシーで確保し、さらにエア・ビー&ビーとの連携より民泊施設に宿泊するということは、実際にありそうな話である。ただ、白ナンバー有償運送などの場合には法制度などの環境整備が必要だし、正規タクシーであれば連携タクシー会社を確保する必要があるなどのハードルは存在する。
 そうしたハードルについて同社では「消費者保護と規制緩和のバランス」と表現しているが、プレゼン中では「障害を乗り越えるための、具体的な規制緩和の提案まで現時点で持っているわけではない」と話しており、詰めの作業はまだまだこれからのようである。
 とはいえ、すべてが未着手という分けでもなく、ANAとピーチはすでにエア・ビー&ビーとの連携には着手しており、「エア・ビー&ビーの宿の支払いページでクーポンコードを入力すると、宿泊代金から3000円割引」とか「宿泊完了後に届くメールに記載のURLにアクセスし、ANAマイレージクラブのお客様番号(10桁)を登録すると、最大200マイルが貯まる」などのキャンペーンを実施しているという。他のプラットフォームと連携した地方体験ツアーなども展開し始めているほか、ANAグループの社員が26の地方都市(自治体)に職員として派遣もされており、過疎化が進む地域をはじめ地方の社会課題を企業として吸い上げる仕組みをすでに構築しているという。

事業展開の現実味高く 
 これらの取り組みなどを総合的に勘案すると、シェアリングエコノミーのうち移動のシェア=ライドシェアの既存プラットフォームを通じた何らかの事業展開も極めて現実味が高いことがうかがえる。ANAが構想したことは他の航空会社でも同様に取り組むことは可能であり、「タクシー会社はタクシーだけやっておれば良い」という時代が過去のものになりつつあるのではないかとも思えてくる。
確かに地方の中小事業者が単独でできることは少ないかもしれないが(大都市部でも同じかもしれない)、こうした潮流の中で当面は自らの立ち位置を確かめる作業が必要になりそうだ。(了)

No.719  4月2日   主な内容
■巻頭人物:西川 洋志氏(国際自動車社長)
■気になる数字:2018年度中  〜2020年の「レベル4」実現へ、
                 自動運転のガイドラインなど取りまとめ
■トピックス
:ANAも着目、ライドシェア  〜「日本最大の翼」が広げるすそ野
:都市型ハイヤーの増殖に歯止め? 〜「白タク行為」で家宅捜索、関係者逮捕
:<シリーズ> 2018春闘―産別・労組はいま 〜全中労
:UDの角度から新たなアプローチを 〜神戸市地域交通活性化協議会
:<Data> 神戸市域交通圏・認可済み43社の事業者計画
         〜曜日制限の「日曜偏重」顕著に
:<シリーズ> 2018春闘―産別・労組はいま 〜私鉄関東ハイタク労協
:自治体のライドシェア導入検討に釘 〜和歌山市域準特定地域協議会
■東西往来
:車いす乗降巡って不満噴出 / 地域を支える「アイコン」あれこれ
■この人この言葉
:神田 康裕氏 / 高内 啓祐氏 / 川村 昌彦氏 / 辻 喜代一氏
■シャッターチャンス
:政権の行方はそれどころでなく / 中国式白タク摘発へ官民一丸!
:8億と2億には開きがあるが…  / 今年も変わらぬ重点目標対二輪
■内外交差点  タクシー営業とクレームと   吉永 順一氏@
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
当面「レベル3」の実現急ぐ
   事故責任は同乗ドライバー、自賠責適用
    未来投資会議、自動運転の制度整備大綱

【 東京 】政府の未来投資会議(議長=安倍晋三首相)は30日、首相官邸で会合を開き、Society5.0の移動革命などについて論議し、松山政司・IT政策担当相から報告のあった自動運転に係る制度整備大綱案を了承した。当面はドライバーが同乗する「レベル3」の実現を急ぐこととし、車両の安全性確保に向けて今夏頃を目途にガイドラインを制定すること、事故発生時には迅速な被害者救済を実現するとして、現行法に沿った有人運転と同様に責任をドライバーに帰するものとし、自賠責保険を適用することなどを定めた。レベル4や5以降への対応については技術の進展やジュネーブ条約改正の動きなど国際動向を注視した上で検討していく。
 制度整備大綱に盛り込まれた主な取り組みは、@車両の安全確保の考え方A交通ルールのあり方B安全性の一体的な確保C責任関係―などとなっており、2020〜25年頃には自家用自動車での高速道路での自動運転や限定地域での無人自動運転移動サービスが実現していることを想定している。
 車両の安全確保については、「安全性に関する要件等を今夏までにガイドラインとして制定する」としており、交通ルールのあり方では、「ジュネーブ条約改正の国際的な論議で引き続き関係国と連携してリーダーシップを発揮し、進展等を踏まえ、すみやかに国内法制度を整備する」「無人自動運転移動サービスにおいては、当面は、遠隔型自動運転システムを使用した現在の実証実験の枠組みを事業化の際にも利用可能とする」などとした。
 安全性の一体的な確保については、「自動運転の安全性を担保するための走行環境条件(低速、限定ルート、昼間のみ等)を検討・策定する」とし、責任関係については、「万一の事故の際にも迅速な被害者救済を実現する」とし、現行法に基づく有人運転と同様、ドライバーの過失責任を問うこととし自賠責保険を適用するほか、「関係主体に期待される役割や義務を明確化し、刑事責任を検討していく」「走行記録装置の義務化を検討する」なども盛り込まれている。
 安倍首相は「20年の東京五輪に向けて、わが国で自動運転社会を実現する。この大きな目標に向かって官民で進めてきた実証は、いよいよビジネス段階に入ってきた。信号情報を車に発信し、より安全に自動走行できる実証の場を東京臨海部に整備するなど多様なビジネス展開を視野に取り組みを一層加速する。本日、自動運転の事業化を可能とするため安全基準や交通ルールなど制度整備の方向性を示す大綱を松山大臣に取りまとめていただいた。自動運転は生産性革命の大きな武器であり、関係省庁においては安全・安心な自動運転社会の実現に向け具体的な法制度整備に着手し国際的なルール作りを積極的にリードしてほしい。生産性革命を強力に進めていく上で、まずは隗より始めよ、行政自らも最新技術を積極的に活用し徹底的な生産性向上に取り組む必要がある」などと述べた。
〔3月31日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2018年3月31日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】当面「レベル3」の実現急ぐ/事故責任は同乗ドライバー、自賠責適用/未来投資会議、自動運転の制度整備大綱
【 東京 】タッくん「提供終了」の記述を削除/東タク協事業計画案修正、正副で承認
【 東京 】13社49人がUD研修受講/東タク協三多摩支部
【 東京 】「市民会議」福岡、青森で開催へ
【 新潟 】申請から9カ月、ようやく認可/新潟交通圏の特定地域計画
【 東京 】ワゴン専用のアンドン/東個協理事会、再提案へ
【 東京 】政和自動車社長に樽澤克典専務
【 横浜 】東運支局長に高山・千運支局長/関運局人事、監指部長は大森氏
【 東京 】過労防止関連の違反を厳罰化/行政処分基準の通達改正
【 東京 】全国58議会が「ライドシェア反対」/全自交、意見書採択状況を中間集計 
【 東京 】「セレナeパワー」/東京無線、ハイグレード扱いに
【 東京 】グループ再編、取り組みの視覚化も/実用興業が安マネキックオフ
【 東京 】法令違反なくして無事故達成を/「豊玉ゼロ戦略2018」キックオフ
【 横浜 】都市型ハイヤーで新規許可
【 横浜 】関運局 譲渡授受、分割各1件認可
 
2018年3月31日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】シェアエコの浸透を想定/モビリティ新時代の移動手段など/国交省「政策ベンチャー2030」中間報告
【 東京 】運転免許返納者割引/国交省、全タク連に拡大要請
【 東京 】バス・タクでもIT点呼可能に
【 福岡 】ミャンマーに日本語学校/第一交通産業が建設・運営へ
【 東京 】「21条許可」3年程度まで容認へ/乗合の期限で通達改正
【 東京 】中小バス・タクの経営力向上指針/国交省、計画認定で優遇措置も
【 東京 】最優秀は川崎第一の泉氏/全個協関東・接客コンテスト
【 福岡 】第一交通産業、北九州地区で女性会議
 
2018年3月30日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】事故発生時の対応、睡眠不足など/義務違反、居眠り防止事故の発生受け/国交省、旅客指導監督指針一部改正へ
【 横浜 】普通車・大型車の排気量区分変更/関運局「2.5リットル」公示 
【 東京 】「中国式白タク」情報提供相次ぐ/全自交東京地連が呼びかけ
【 東京 】東京無線新理事に同盟交通・横塚氏
【 東京 】「東京北」「亀戸」支部合併/都営協理事会が承認
【 横浜 】5年間で1637両の導入計画/神タ協横浜支部UD連絡協
【 東京 】仙台市など3交通圏/特定地域指定延長へ諮問
【 東京 】立憲民主の国交省聴取に同席/交運労協ハイタク部会
【 東京 】タク部門生産協力金、上限4万円/国際労組、生活改善要求妥結へ
【 福岡 】「子どもサポートタクシー」/第一交通産業、下関で運行開始
【 さいたま 】岩槻タクシーが株式会社化
 
2018年3月28日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】会議自体を折衝の場に/省庁間調整でも合意議事録作成へ/「大胆な規制改革」へ、特区諮問会議
【 東京 】安全性等担保へ18年度中にGL/国交省・自動運転戦略本部
【 東京 】本質は「乗り物のサービス化」/新モビリティサービス巡りDeNA
【 サンフランシスコ 】東南アジア事業を売却へ/米・ウーバーがグラブに
【 横浜 】白タク行為へのさらなる対策強化/神奈川県議会が意見書決議
【 東京 】活性化の全国状況把握急ぐ/全個協、取りまとめへ協力要請
【 東京 】新取締役に若林・京王自動車社長/且ゥ動車会館株主総会
【 横浜 】京葉交通圏の特定計画認可/個タクはすでに「適正」に
【 横浜 】“絶対クサくないタクシー”/三和交通のエイプリルフール企画
 
2018年3月24日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】「20年度に事業終了」に異議あり/スマホdeタッくん巡る18年度事業計画案/東タク協理事会、正副会長会議に修正一任
【 東京 】迎車部分での「増減収ゼロ」前提に/変動迎車料金の実証実験で東タク協
【 東京 】UDの車両割会費、減免措置廃止/東タク協、一般タクと同額に
【 横浜 】関運局・森部長「情報収集早く」/チェッカー社長会が講演会
【 東京 】「100周年」へカウントダウン/国際自動車が創業98周年式典
【 東京 】8月までに全車搭載へ/グリーンキャブのIC決済端末 
【 東京 】「運賃堅持」が生命線に/対ライドシェアで全中労・北里議長
【 横浜 】都市型ハイヤーで新規許可
 
2018年3月24日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】新運賃効果? 日車営収4%増/特区・武三、昨年中約11カ月間の累計/関運局、今年2月の減収は天候要因
【 横浜 】取り締まり・啓発活動に終わりなし/中国式白タク対策で久松・監指部長
【 横浜 】京浜交通圏の特定地域指定延長へ
【 東京 】特定地域の指定延長で取扱い指針/国交省、基準に該当なら3年以内
【 横浜 】京浜交通圏特定地域協/指定延長へ5月9日開催
【 新潟 】新潟交通圏は5月8日開催
【 東京 】日交が「お花見タクシー」
【 横浜 】神タ協「相談役」を新設へ  
【 横浜 】5月総会の概要承認/神タ協横浜支部・理事会
【 東京 】各人が事故防止で「自分との約束」/足立タクシーの安マネキックオフ
【 東京 】オーダーメイドツアーをPR/多摩の活性化フェアで三幸自動車
【 東京 】4月から土・日曜日に変更へ/私鉄東ハイ労、東京駅の誘導業務
 
2018年3月23日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ライドシェア活用、ANAも関心/国内線需要発掘の一方策で視野/シェアエコ検討会議が活動再開
【 岡山 】赤字路線廃止の届出、取り下げ/両備G、関係4市長の要請受け
【 東京 】支部推薦理事枠に車両数割も/東タク協、総数85人は変わらず
【 横浜 】関運局「2.5リットル」へ/大型・普通の排気量の線引き
【 横浜 】適用は次期運賃改定から/森高・自交部長「影響小さい」
【 横浜 】実働率低下、10地区が日車営収増/関運局管内、2月原計輸送実績
【 横浜 】UD車両「全車両の1割」達成へ/神タ協川崎支部、18年度は88両予定
【 東京 】英語接遇検定、9人合格で118人/東京タクシーセンター
【 東京 】役員年齢「就任時73歳未満」に/全個協理事会、賛成多数で可決
【 東京 】「ジャスタビ」法規制検討せず/要請の自交総連に国交省回答
【 東京 】UD研修講師、全国で583人/全福協、空白地は奈良県のみに
【 横浜 】新たに「お花見タクシー」/三和交通、6拠点でコース設定
【 東京 】倉吉でバス活性化セミナー/中国運輸局とエコモ財団が27日
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Faxpress 関西版

 商都交通が「5・2」申請
    「5・5是正」へ率先、追随は?

【 大阪 】商都交通(三野勝義社長)は27日、5・5遠割を5・2に変更する申請を大阪運輸支局に提出した。
「9・1」でなく「5・2」の申請について、同社の三野文男会長(大タ協会長)は30日、先の実証実験のアンケートで「5・2」の回答が多かったため、追随しやすい内容にしたとし、「追随申請が広がることを期待している」と述べた。三野氏は、標準処理期間の6カ月を経て9月末に認可されれば、来年10月に想定する運賃改定の機会を待つことなく、遠割修正だけを即実施するとした。
 「この時期に遠割是正の具体的動きを見せることで会長続投もあり得るのか」との問いかけには、「それはない。会長続投や辞任の問題とこの申請はリンクしない。遠割をめぐる現在の状況を動かさないといけないという一念から今まで発言してきたことを実行したということ」と説明した。
〔3月31日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2018年3月31日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】商都交通が「5・2」申請/「5・5是正」へ率先、追随は?
【 京都 】京都新運賃 上限58社、下限2社
【 京都 】兼元会長、新運賃へ「オール京都で」
【 大阪 】日本城Gの東宝、5・5→9・1認可/坂本社長「簡単なので皆やるべき」
【 京都 】認定運転者「3年更新」を検討/FFタク運営で松田副会長
【 京都 】京タ協、兼元執行部2期目へ/「一枚岩」で全員留任の見通し
【 京都 】貨客混載の実証実験結果/大江副会長が全タク連で報告へ
大阪 】商都・三野勝義社長就任を祝う会/対ライドシェア「業界で力合わせ」
【 京都 】個タク団体が岡崎公園で清掃活動
【 大阪 】大運支局長に福元・観光部次長/近運局人事、監指部長は藤本氏
【 神戸 】登録ドライバー17人選定/養父市のマイカー運送NW
【 神戸 】大成の兵タ協入会で解決?/谷上駅問題で3者協議
【 京都 】個タク団体も参加へ/「タクシーフェア2018」
【 京都 】中国式白タク排除の啓発活動/京タ協など、清水寺周辺で4月7日
【 京都 】キャビックの企業内保育所/4月から本格営業開始
【 大阪 】個タク法令試験、36人合格
【 大阪 】矢崎エナジー担当者と懇談へ/大タ協、運改へのデータ検証巡り
【 大阪 】事業者評価制度検討のWG/特定地域協分科会、4月16日開催
【 神戸 】三宮周辺のバスターミナル整備/再整備推進会議が基本計画
【 神戸 】山陽タク労組、春闘妥結
【 大阪 】山陽交通労組も妥結
【 大阪 】播州交通→有馬交通、分割認可 
【 神戸 】太市→福井タク、全部譲渡申請
【 神戸 】明石タク・明正キャブ、役員変更届
【 大阪 】大阪市域で都市型ハイヤー新規申請
 
2018年3月30日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大阪の運賃をどうしたいのか?/まず業界が方向性を示さなければ
【 大阪 】4月の街頭指導日程は6・18日
【 京都 】4月1日新運賃+独自性をPR/京都業界各社、HPなどで
【 神戸 】曜日制限の日曜偏重さらに/神戸市域、申請86社中43社認可
【 京都 】新運賃初日に街頭視察/主要乗り場で業務センター
【 大阪 】UD研修助成、18年度も継続/大福協、全福協支部合同委
【 神戸 】白タク合法化に反対/神戸市議会が意見書採択
【 和歌山 】和歌山大・廣岡教授が京都外大に移籍/和歌山市域準特協会長
【 神戸 】フラワーなど2社の面談要望/兵タ協・五十嵐支部長が拒否
【 大阪 】業界他社の不祥事「他山の石」に/日本城タクシー・坂本社長
【 大阪 】地元中学の対外学習に協力/ダイトG、障害者接遇など紹介
【 神戸 】北区五葉のコミュニティータク/4月2日に試験運行出発式
【 神戸 】新神戸・三宮〜神戸空港/神戸市が4月から直行バス
【 大阪 】北新地で自主街頭指導
 
2018年3月28日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 奈良 】奈タ協次期会長候補に辻副会長/池田会長が報告「1期・2年」内諾
【 大阪 】規制緩和以後の中・小型運賃格差/最大13.6%→8.8%に縮小
【 大阪 】大阪交通共済協組が臨時総会/総額5000万円規模のメリット配当
【 大阪 】適正化センター負担金未納/貸切バス1社を車停処分
【 大阪 】実働率低下止まず、日車増収/大タ協・2月輸送実績
【 大阪 】代行業者の違法行為も取り締まりを/日本皇包車摘発で自交大阪・庭和田氏
【 京都 】企業乗合・住民参加型のPF/けいはんなで自動運転実証実験
【 大阪 】阪急タク労組、春闘妥結
【 大阪 】さくらタクG、次世代タク70両規模/デジタルサイネージも導入へ
【 神戸 】フラワータク、兵タ協に面談要望
【 神戸 】「客貨混載」に活路?/総需要減退の対応急務に
【 神戸 】交通弱者の利便性などで議論/神戸市地域交通活性化協議会
【 大阪 】バス業界の女性活用策を探る/女性だけの座談会29日開催
 
2018年3月24日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪・京都 】白タク容疑で日本皇包車を家宅捜索/大阪・京都両府警、前代表を逮捕
【 大阪 】図柄入りナンバープレートが助長/取り締まり強化の一方で
【 奈良 】奈良県下でもモビリティ特区提案/差し戻しで事なきを得たが…
【 大阪 】車いす利用のスロープ開発/関氏「自治体に補助要請を」
【 大阪 】会費収入は5.5%減/大タ協の18年度予算案
【 大阪 】さらに14社認可、43社に/神戸市域の事業者計画
【 奈良 】本社移転機にIP無線に切り替え/3社統合の奈良近鉄タクシー 
【 京都 】予算理事会への上程議案承認/京タ協・総務委員会
【 神戸 】自動運転車両の旅客運送/業界挙げて防衛策を 
【 大阪 】全大個、譲受の11氏に認可書
【 京都 】東大路通の歩行空間創出/京都市が27日に推進会議
【 大阪 】泉州ジャパン5両→和泉ジャパン 
 
2018年3月23日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】大タ協会長任期、100日切る/退任表明の三野氏「運改は会員も願っている」
【 神戸 】輸送力削減で赤字予算/兵タ協、接客コンテスト見送り
【 大阪 】大タ協執行部「顧問契約は有効」
【 大阪 】大タ協、早朝配車対応は検討中
【 京都 】記者クラブに資料提供/新運賃周知で京タ協
【 京都 】京都新運賃、届出61社に/9割超の事業者が上限
【 和歌山 】自治体のライドシェア検討にくぎ/和歌山市域準特協議会
【 大阪 】大個協、新栄・北大阪の合併承認
【 京都 】山城ヤサカが「陣痛タクシー」/4月1日から運行開始
【 大阪 】飲料自販機を災害救援型に/敷島交通の地域貢献
【 大阪 】白タク合法化阻止活動/自交大阪が4月3日
【 京都 】京聯50両→藤田観光、申請
【 京都 】京都タクGが運送約款変更/ハラスメント規程追加
【 大阪 】20日の合同街頭指導中止/北新地、自主指導のみ28日に
【 大阪 】寝屋川市、奈良県広陵町に提案書/近運局、地域連携サポートプラン
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