ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2009年5月31日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信
地域協議会でタクシー像の議論を―
来るべき時代の新しいビジョンを探る

自民党衆院議員・加藤紘一氏に聞く


元自民党幹事長で内閣官房長官(宮澤喜一内閣)などの要職を歴任した加藤紘一・自民党衆院議員は4月、『劇場政治の誤算』(角川書店)を刊行、その中で「新自由主義が、弱者に牙をむきだしにしているかのよう」「(非正規労働者問題は)竹中平蔵氏や、経済財政諮問会議の元メンバーである八代尚宏氏らの、非人道的な許しがたい失政によるもの」と書き、構造改革路線や市場原理主義を批判。「今、世界中の人々が、同時に来るべき時代の新しいビジョンを模索しています」として「保守リベラル」というキーワードを掲げた。では、タクシー業界の「来るべき時代の新しいビジョン」とは何か。加藤氏に聞いた。

「自由か規制か」という根本問題
― 最新刊『劇場政治の誤算』では構造改革路線や新自由主義一辺倒だった政治を厳しく批判されています。長く続いた規制緩和と不況により、疲弊しきったタクシー業界からすれば共感するところが多々ありました。
加藤 どこの国でも市場に100%任せれば良いと思っている人は少ないだろうし、同時に役人が個人と企業の「箸の上げ下ろし」にまで目を配るような規制を敷いて運営できるとは誰も考えていないと思う。当時の小泉(純一郎)政権において新自由主義的な行き方がだんだん強くなり、「民間でやれることは民間に任せ、政府は可能な限り手を出さないようにしよう」と当然のように言われるようになった時、誰もが「なるほど」と思いつつ、心のどこかで「本当にそれだけでいいのだろうか」という疑念を持っていたと思います。
 私は「農林族」と言われる人間ですが、毎日のようにタクシーには乗っており、タクシー業界のここ2〜3年の変わりようは目にしてきましたし、政治家として比較的、面が割れている方なので、乗務員さんからいろいろな要望を訴えられたりもしてきました。けれど一方では以前、「新橋までワンメーターで申し訳ないけどお願いします」と言ったら、「お客さん冗談じゃないよ」などと言われて嫌な思いをしたのも記憶に生々しい。だから「タクシー業界の規制はどうあるべきか」についてはずっと考えてきました。ただ、このことを突き詰めて考えると、最初話したように「自由か規制か」という根本の問題にまで行きついてしまいます。
 需給問題について言えば、「乗車拒否」が頻発していた頃と「いつでも乗れる」という現在の状況を比較すれば、利用者にとっては間違いなく良くなった面もあります…。

「運転者資格」の問題
― たしかにその面では利用者利便が向上したといえるかもしれません。
加藤 そういう観点からみれば「台数規制はするべきではない」というのも一つの考え方だと思いますね。そうして車が増えすぎタクシー会社の経営が成り立たなくなる、あるいは乗務員の待遇が悪化する、となったとしたら、ふつうは会社は台数を減らすだろうし、乗務員志望者も減り、自然に需給調整が進むこともあり得るはずだったのです。
 ところが、この1〜2年、業界の皆さんで議論を重ね、今回、法律案を出す運びになったのでしょうが、そんな時たまたま不況になって乗務員志望者が次から次へと来るようになった。ならばタクシー会社としては薄利多売でいいから台数を増やし、乗り切ろうと考えたのでしょうか。台数は減っていません。それに加えてタクシー事故が減っておらず、むしろ増える傾向さえあることも国土交通省の統計からは明らかです。その意味で難しい局面にあるといえます。
 どうするべきか。まずはハンドルを握る人の「資格」の問題ではないか。昔は、お客様を乗せる二種免許を取るのは難しかった。今は誰でも簡単に取れ、すぐタクシー乗務員になれてしまう。
 この点、イギリス・ロンドンのタクシーは独特です。20年ほど前、渡英した時、乗務員に尋ねたり、滞英期間の長い知人の話を聞いたりしたのですが、ロンドンタクシーの志望者は資格を取るまでに2年くらいかけて助手席に乗って道を覚えるのだそうですね。他方、最近の日本は簡単に二種免許が取れるものだから、次から次へと新しい乗務員が入ってきて秩序を乱している面があるのではありませんか。すでに二種免許をもって乗務している人に再度、試験を受けさせるのは無理なのかもしれませんが、「資格」の問題は何か考えなければならない時に来ているのではないかと思います。
― 業界にはすでに「運転者登録制度」というものはありますが、「資格」というほど厳しいものにはなっていません。「運転者資格制度」を設けるべき、との議論は以前からあります。ただ、事業者の中には反対する向きも少なくない…。

誰もが認める「公理」がある
加藤
 そこはそれぞれの利害調整が必要になるでしょうね…。
 私があの本(『劇場政治の誤算』)で書いたのは、「完全な自由競争はあり得ない。どこまでを自由にさせ、どこから規制するかという基準、妥協点があるのではないか」ということです。
 これについてここ3〜4年つくづく思うのは、誰もがそうだと認める原則―「公理」が存在するのではないかということです。1つ目は「いくら経済的便益のための競争とはいえ、人の命にまで影響を及ぼすような競争は認められない」ということ。2つ目に「人権や自由を著しく侵害するような競争は認められない」。3つ目として「環境を破壊するような競争は認められない」ということも認知されるようになった「公理」でしょう。さらに4つ目の「公理」として「地域社会を殺伐とさせ、壊してしまうような競争は認められない」という思いを誰もが持ち始めているのではないでしょうか。
 例えば、巨大なスーパーマーケットをつくることが認められるようになって、次から次へと立地され、次々と「シャッター通り」が生み出されてしまった。地域の商店街を殺してしまった。自由な競争の結果であり、消費者の便益のためだからしかたがないという理屈は確かにある。しかし、例えば佐賀市ではある巨大スーパーが13年以上営業していたのに儲からなくなったので、4キロほど離れた同じ市内の別の街道筋に移転して新たに開業した。前の地域では地元商店街がすでに「死の街」となったまま復活せず、今度移った地域の商店街はまたダメになりつつあるという。いくら自由競争だからといって、はたしてこれでいいのか、許されないのではないか、ということです。

地域協議会開催が「最後の答え」
 これと同様にタクシー業界も、空車が延々と連なったり、乗務員さんが生活していけなくなったり、といった「地域の公共交通機関のあり方」という観点からの、ある程度の規制はあり得ると思うのです。それにあたっては自治体や住民代表、タクシー会社経営者、乗務員の代表、専門家らが集まって、その地域の望ましいタクシー運営のあり方を討論する場所が作られればいいんじゃないかと思います。
 その際、東京には東京のタクシーのあり方、仙台には仙台のあり方があるということで、各地域でタクシーのあり方を話し合う協議会を設け、その中で独自の運賃を決めたり、どこまで自由にし、どこまで規制するかを決めてもらう、というのが最後の答えではないでしょうか。
 例えば、仙台の協議会では「仙台のタクシーはロンドン並み。乗務員は小路に至るまで地理は全部分かっていなければならない」と決めてもよいのではないか。そして「仙台のタクシー運賃は若干高いけれど、ボラれることもなく必ず安心して目的地に届けてもらえます」と宣伝すればよい。このほか、いろいろ考えられるのではないでしょうか。
― たしかに業界で1年ほど議論した結果、国会に提出された「特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業の適正化及び活性化に関する特別措置法案」では、地域の代表者が地域協議会でタクシーのあり方を話し合うことになっています。
 その主たる目的のひとつには供給過剰地域の減車を促進させることがあるのですが、「独占禁止法の適用除外にしてもらい、地域の全事業者を減車させる」といった強制的なものではなく、減車する気のある者だけが自主的に減車をするというスキームで、参加しない事業者は減車しなくてよいということになり、どのくらい実効性があるのか、みな懸念を抱いているのが現状です。そうしたところに民主党がこうした懸念に配慮したかのような法案を提出してきています。

「民主党が利用者の立場考えたか疑問」
加藤
 どういう法案ですか。
― 道路運送法を改正して、需給調整規制を復活させ、同一地域・同一運賃に近づけるという内容です。 
加藤 民主党の法案は本当に考え抜き、利用者の立場も考えた末につくった法案なのか、私は疑問ですね。仮に経営者が望むような形で減車を進めるとしたら、結局、昔のような状況に戻り、乗車拒否が頻発するという事態を繰り返すことになるんじゃないですか。法でもって減車をさせるということになっていくとなれば、その減車補償の話まで出てくる。
 例えば、かつて北洋サケ・マスが日ソ漁業交渉の結果、漁獲量を縮小せざるを得なくなった時、政府が莫大な補助金を出して漁船の減船を進めたことがありました。しかし、国内の一地域における過剰供給を調整するために同様のことができますか?できないですよ、タクシー業界に対して。
 地域協議会に利用者も入ってもらい、納得してもらった上での需給調整ならばあり得ると思います。その際、皆で決めたスキームを守ろうとしない事業者が現れ、正直者がバカを見るのは納得できないでしょうから、それについては経営者、運転者、利用者が一緒になって「地域協議会で決まったことを守ろう」と声をあげるという形で対抗するしかないと思います。

「地域協議会 ?マーク制度」を提案
― 「地域社会の力」ということですか。ご著書にも書かれていましたね。
加藤 最終的にはそれが解決の力になりますよ。
 例えば先ほどの「運転者資格制度」にしても、地域協議会でその中身を決めてきちんと実施し、「地域協議会に参加している会社、賛同している会社の乗務員はそのための訓練を積み、その資格に値するドライバーです。アウトサイダーの会社のことは分かりませんが、安心して乗れる乗務員のタクシーには『地域協議会  マーク』を車体に貼付しています」という制度をつくってもいいじゃないですか。

「地域社会」はあらゆる問題を解決する「総合病院」
 締め括りになりますが、今の新自由主義経済は1980年代のサッチャー政権から始まっています。サッチャーさんは当時、「世の中には『個人』と『市場』しかありません。この世界には『ソサエティ(社会)』なんて変なものは存在しない方がいいんです」と発言して大騒ぎになったんです。
 このソロバン勘定、経済原則のみで物事を考え、「個人」と「市場」しかないと考えて進行してきた経済原理が米国のレーガン政権へ行き、日本の中曽根政権に向かい、小泉・竹中路線まで来たわけですが、その最後の姿が今回の「金融大危機」となり、最終的に全世界に経済混乱をもたらしてしまった。そうした一連の動きの中から、「『社会』を尊重しよう」という流れが出てきているんだと思います。
 その意味で先に話した「地域社会を壊すような競争は認められない」というのは世界の流れだといえるでしょう。とくに日本は元来「地域社会」を大事にしてきた国ですから、このことはますます重要だろう、と。
 「地域社会」というものはあらゆる問題を解決できる「総合病院」みたいなところがあります。そこで、利用者である住民や行政関係者とまっとうな議論を行い、「これでいこうじゃないか」とまとまることができれば、これをぶち壊すような個別会社の動きがあったとしても克服する知恵は必ず出てくるはずです。
 従来の地域協議会は県庁などが声をかけ、ともすればその意向に従うような住民代表だけになりがちだったけれど、そうではなく本当の利用者代表が入る、本当の乗務員の代表が入る、そうして本格的な議論を開始する―それが「答え」じゃないかと思います。
― 本日は有り難うございました。(5月19日収録、聞き手:三井貴也)

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No307. 2009年6月1日号 ニュースヘッドライン
トピックス: <対談>適正化新法から始まるタクシー再生
          本田勝・国交省自動車交通局長☆富田昌孝・全タク連会長
       :同一地域・同一運賃に限りなく近く 坂本克己・大阪タクシー協会会長
       : 地域協議会でそれぞれのタクシー像を 加藤紘一・自民党衆院議員
       : 事業者の情報公開と労働者の選択 鎌田耕一・東洋大学法学部教授
       : 法律の抜け穴をしっかり塞いで 田中亮一郎・福岡県タクシー協会会長
       : 労組の弱体化が“業界・経営者を悪くした” 伊勢田穆・大阪市立大学名誉教授
       : 「時代の追い風」吹くグリーン経営認証 選ばれるタクシーのキーワードに
Faxpress 関東版
第2次富田執行部スタート 現状打開へ全国の力の結集を
全タク連・第91回通常総会
【 東京 】全国ハイヤー・タクシー連合会(富田昌孝会長)は29日、千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で第112回理事会、第91回通常総会を開き、理事・常任理事・評議員などの選任を行ったほか、任期満了による役員改選で富田会長を再任した。また、平成20年事業報告、同決算報告を了承し、21年度事業計画については各専門委員長報告を踏まえ、新年度収支予算案とともに承認した。議事終了後には国土交通省の本田勝・自動車交通局長が講演した。総会後には懇親会が催され、金子一義国交相のほか自民党議員らがかつてなく多数駆けつけた。  総会では富田会長あいさつに続き、平成20年度事業報告、同財務諸表報告を了承し、監査報告も同時に承認した。新年度事業計画案については各専門委員長が提案。藤本國男(総務、税務保険)、荻野隆義(交通事故防止)、三浦宏喜(経営、規制緩和対応特別、タクシー類似行為対策特別、地方問題特別)、金子誠二(労務)、川野繁(広報)、関淳一(ケア輸送)―の各委員長が提案・説明に立った。
 専門委員長報告の中ではケア輸送委員会について出席者から意見の表明があり、北海道ブロックから「NPOは従来、タクシーの補助と位置付けられていた。業界には何らの支援もないが、自治体を含めNPOには各種助成も付く。当社にも福祉タクシーが何台かあったがいまは廃止した。運転者も一種免許で済んでおり、矛盾を感じている。執行部としてもっとしっかり取り組んでほしい」との注文が付いた。他の委員会ではとくに質問・意見は出なかった。
 役員改選では、富田会長のほかに立候補者がなく、5月度の正副会長会議で同氏への推薦があったこと、副会長については各ブロックからの推薦に基づく選出とすることなどを報告・了承され、富田氏の再任が決定された。
 富田会長は再任にあたり、「業界の現状を思うと責務は重い。1人の力では乗り越えられない。執行部のみならず全国の皆さんの力の結集が必要であり、力を貸してほしい」とあいさつした。これに対して函館地区ハイヤー協会の鍵谷良一会長が発言を求め「会員一同、役員の皆さんとともに富田会長を応援したい。重責を担うことになるが、体に気をつけて頑張ってほしい」と激励した。

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2009年5月30日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】第2次富田執行部スタート  現状打開へ全国の力の結集を/全タク連・第91回通常総会
【 東京 】新法は減車促進の法的根拠/本田・自交局長が講演
【 東京 】悪質事業者排除に踏み出す/全タク連懇親会で金子国交相
【 札幌 】国側は「原告不適格」と主張/エムケイ認可取消訴訟、第1回弁論
【 東京 】東京業界/5月の減車は22両
【 東京 】帝都自交/優良運転者179人表彰
【 東京 】月額賦課金2500円値上げ/東個協・総代会、賛成多数で議決
【 東京 】「判定委員会」の活用など/国交省、福祉輸送のあり方で報告書
【 東京 】都個協/年間苦情件数は1割減
 
2009年5月29日号 関東・関西統合臨時速報 ニュースヘッドライン
【 東京 】 新法施行後は参入・増車が完全停止/全タク連・富田会長/通常総会であいさつ
【 東京 】全方位の政治連盟結成を/全タク連理事会で黒土相談役が提起
 
2009年5月29日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】 大幅運賃割引にも厳正に対処/衆院国交委で本田局長「審査GLに取り込む」
【 東京 】6月2日に参考人招致/衆院国交委、富田会長ら4人
【 東京 】全タク連、きょう通常総会
【 東京 】新会長に栄泉交通・保岡社長/東旅協・共同営業委
【 東京 】「パスモ」「スイカ」で利用拡大/帝都G 電子マネー決済を順次拡大
【 東京 】6月8日に株主総会/チェッカーキャブ
【 東京 】賦課金月額1000円値上げ/日個連都営協 理事会で最終確認
【 東京 】交運労協が政策要求で国交省交渉
【 東京 】25単組中14単組が妥結/全自交東京/春闘闘争委を解除
【 東京 】6月8日に株主総会/チェッカーキャブ
【 東京 】30組合が事実上春闘妥結/自交東京/足切り減額などで
【 東京 】中労協が春闘妥結/車両使用期限等は小委で検討へ
 
2009年5月27日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】 本田局長「略奪的運賃」俎上に/本紙企画で全タク連・富田会長と対談
【 東京 】与野党合意での成立を期待/タク関連法案で全自交・待鳥書記長
【 東京 】各界関係者が遺徳偲ぶ/新倉尚文氏「お別れの会」
【 東京 】都内の減車は停滞続く/5月は16両、累計1019両
【 東京 】きょうタク関連3法案質疑/衆院国交委/採決は6月に持ち越しか
【 静岡 】「交通基本法」にも焦点/交運労協・政策研究集会
【 横浜 】労働条件改善で16社に指導
【 東京 】山・東旅協副会長らを功労表彰/三多摩自動車協が50周年式典
 
2009年5月25日臨時号 関東版 ニュースヘッドライン
【横浜 】 15地区中、14地区が前年比80%台/関運局管内・4月輸送実績速報
【 東京 】都個協・理事会/安全輸送実績を報告
【 東京 】東旅協/常任理事、理事選出
【 東京 】東旅協/警視庁と防犯協定へ/ドラレコ映像の提供など
 
2009年5月23日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】 タク関連3法案が実質審議入り/衆院国交委
【 東京 】地域協「減車が第一義ではない」/関運局会見・小林自交局長
【 東京 】東旅協第2次富田執行部発足/副会長に川鍋氏
【 東京 】インフル対策「過敏にならぬよう」/都個協理事会
 
2009年5月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】 古賀会長「新法の早期成立が我々の使命」/自民党タク議連合同会議
【 東京 】タク関連3法案の審議再開/衆院国交委できょうから
【 宮崎 】略奪的運賃には歯止め/九乗協総会で全タク連・富田会長
【 東京 】与野党修正協議の主な論点/タクシー関連法案
【 東京 】配当継続などでメリット提供/東京交通共済・総会
【 東京 】大和自交連結決算は大幅減益
【 東京 】帝都自交決算/タク部門は微減
【 前橋 】メンバー全員が「事故ゼロ」達成/アイティータクシーが安全大会
【 東京 】タク事業者は自治体に働きかけを/福祉輸送巡ってロンドンセミナー
 
2009年5月20日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】 タクシーのあり方は地域で決定を/本紙インタビュー/加藤紘一・元自民党幹事長
【 東京 】全福協/新会長に漢副会長
【 さいたま 】全自無連、関無協の50周年式典/来年6月、都内ホテルで開催
【 東京 】2カ月連続で目標に届かず/景気悪化でデジタル無線の伸び鈍化
【 東京 】福祉有償運送の制限緩和へ/国交省「ローカルルール」も検証
【 東京 】グリーンキャブが新宿区と災害協定
【 東京 】「事実条の賃上げ」確保/三陽自動車労組が春闘妥結
【 東京 】関運局4月度/法人24社、個人1者を車停
 
Faxpress 関西版
悪質事業者「排除」に踏み出す
   全タク連総会・懇親会で金子国交相
【 東京 】金子一義・国土交通相は29日、千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で開かれた全国ハイヤー・タクシー連合会・通常総会後の懇親会に出席、悪質事業者の排除、タクシー乗務員の賃金問題などについて「一歩進み出る」姿勢を示した。
 金子国交相は、「規制緩和のプラス面とマイナス面を評価しつつ取り組まなければならない。もちろん乗務員の賃金低下や事故増加の問題があるのは確かだが、タクシー関連法案の審議が行われる中で、世間からもマスコミからも、ものすごい賛否両論が寄せられている。自民党、公明党からもどんどん意見が出てきている。われわれとしては『悪質事業者の排除』や『運賃値上げした際の賃金への適切な反映』といった問題についてさらに一歩前に出たい。歩合制については、今は議論する時間はないかもしれないが、皆さんの知恵を借りたいと考えている。マイナス成長が続いているが、政府は連続的に補正予算を措置している。良い方向のベクトルに向けていくようにしたい」と述べた。

〜古賀・議連会長「新法が糸口」
 また、自民党タクシー・ハイヤー議員連盟の古賀誠会長(党選挙対策委員長)は、「たいへんな不況を何とかしてほしい、というのが皆さんの声であり、それを何とかするのがわれわれの使命と承知している。その使命のひとつとして適正化新法案を提出し、審議が続いている。もちろん同一地域・同一運賃の問題も考えねばならないが、まずは新法を糸口にすることで道が開けることも事実だ。これからもタク議連として一歩ずつ前進していきたいが、そのためには政権の継続が必要であることをご理解頂き、支援をお願いしたい」とあいさつした。
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2009年6月1日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】富田・全タク連、2期目のスタート
【 東京 】坂本副会長「新しい時代へ前進」
【 札幌 】国側は「原告不適格」と主張/エムケイ認可取消訴訟・第1回弁論
【 大阪 】沿線のタクシー乗り場「問題あり」 河北交通圏、実態調査踏まえJRなど
【 大阪 】インパクトが車庫拡大/夏を目途に10両増車計画
【 神戸 】デジタル化「現行施設で問題ない」/神戸集中基地協会・大久保会長
【 神戸 】神戸個人/新理事長に前野氏
【 大阪 】タクシー乗務員への流入が急増/タクセン新任研修、月間300人
【 京都 】エコロ21の「5・5遠割」認可
【 東京 】「判定委員会」の活用など/国交省 福祉輸送のあり方で報告書
【 大阪 】ケイアイエスが休止届け
【 大阪 】近運局/2社を車停処分
 
2009年5月29日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】大幅割引もGLで厳正に対処/国交省 不当競争、労働条件悪化を防止
【 大阪 】事故共済部分を分離独立/全大個協組・総代会
【 大阪 】大タ協「マスク着用ステッカー」配布
【 大阪 】親交会無線/日本城脱退で290局に
【 東京 】6月2日に参考人招致/衆院国交委 富田会長ら4人
【 大阪 】日車営収ついに2万7000円台/大阪市域・中型/4月輸送実績
【 京都 】タクシー問題は総合的な施策で/近運局・長井自交部長
【 神戸 】「魅力ある共済」へ掛金割引など/兵庫交通共済・通常総会
【 大阪 】親交会が通常総会
 
2009年5月27日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】下限割れ「略奪的運賃」にメス/本田自交局長「運賃問題は現行法で対応可能」
【 大阪 】電気自動車の動向にも注目/大タ協 照屋車両・資材委員長
【 京都 】団体統一の成果を強調/新生「京乗協」が初の通常総会
【 京都 】東京発携帯サイト「タクトモ」/関西エリアで高まる警戒感
【 大阪 】大阪山陽タク再建検討協議会/労組側が電鉄本社の意向確認へ
【 大阪 】日本城タクシー/親交会無線協組に脱退届
【 大阪 】新理事に交通共済・藤原理事長/大阪自動車会議所が総会
【 神戸 】「生活守るために行動を」/神戸相互タク労組・定期大会
【 大阪 】「評価すべきは評価せよ」/大阪タックンG・大沼代表
【 神戸 】6月12日「サービス向上の日」/兵サセン/指導員増員して徹底
【 京都 】「サービスカード」の活用を/営収アップへ京都市個人
 
2009年5月23日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 東京 】タク関連3法案、実質審議始まる/衆院国交委 野党側は「歩み寄り」に期待
【 大阪 】「加速する衰退プログラム」/関西中央G・薬師寺代表
【 大阪 】小林氏の後任は三谷氏で調整/関協推薦の大タ協理事
【 大阪 】大タ協もマスク手配/「行政指導」のステッカーも準備
【 神戸 】兵タ協/通常総会を延期
【 神戸 】乗客にマスク無料配布/オーシャン交通
【 大阪 】日交G/新型プリウス導入を検討
【 京都 】50年間死亡事故ゼロ/京都市個人 継続に努力
【 大阪 】ワンコイン堺&新金岡交通/車庫変更を再申請
【 神戸 】東播地区で運改の同調申請/一方で遠割申請の動きも
【 神戸 】M交通/東播進出を再申請
【 京都 】5・5遠割は乗務員の意向/エコロ21・五十嵐社長
【 大阪 】労使協調で環境改善/ひかり交通労組・浦田委員長
【 大阪 】国際興業大阪/車庫新設など認可
【 大阪 】「500円」2社、継続認可
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