ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2018年9月24日

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「週刊交通界21」毎月4回情報発信

2019年10月消費税率引き上げを睨んで
 
   初乗り短縮と運賃改定同時実施へ

 20日に実施された自民党総裁選。結果は皆さんもご承知の通りで現職の安倍晋三総裁が勝利した。そこで内閣改造後に安倍内閣の懸案となるものの一つが消費税増税への対応だ。8%から10%への税率引き上げはすでに2回も延期された実績があり、今回の増税のチャンスをどのように判断するのか、果たして3度目の正直で公約を果たすのか。とはいえ、今度ばかりは増税先送りはなさそうだというのが大方の見方。そこでタクシー業界にとっては健全な消費税の運賃・料金への転嫁と、都市部を中心に引き続き課題になっている大幅な初乗り距離短縮運賃の実現にどう対応するのか。東京都多摩地区をはじめ首都圏の動向を予想してみる。

一定の評価得た特区・武三の初乗り短縮
 東京都特別区・武三地区で組み換えによる大幅な初乗り距離短縮運賃の本格実施からすでに1年半以上が経過した。最初の1年間は対前年同月比で実働日車営収が数%の上昇を見せたが、丸1年が過ぎ2年目に入った今年2月あたりから増収幅が縮小し(月によっては減収も)、効果の持続力に陰りが見えたかのようだった。ここ2カ月ほどは天候不順などにも助けられ、日車営収は再び上昇傾向を示しており、初乗り短縮は一定の評価を得たと言っても良さそうだ。
 そもそも、初乗り距離短縮運賃は白タク・ライドシェア解禁圧力が政府系会議の民間議員周辺から高まったこと、一般メディアの多くもこれを支持する中で、「タクシー事業の活性化なくして、ライドシェア解禁に抵抗を続けることはできない」という国交省の意向を十分に踏まえたものだ。いわゆる「ライドシェアにできることはタクシーでもすべてできる」というヤツである。
 そうした中で特別区・武三地区での初乗り距離短縮運賃の実施は政治的課題として取り組まれたものであり、それでも乗り捨て部分を吐き出すことによる収益悪化をおそれる中小事業者の懸念を汲んで、「運賃組み換え」という荒業をも繰り出して、申請(要請)が出てこないという事態も回避してきたという綱渡りの経緯もあるだけに、一定の成果を得られたことは、業界以上に行政でも胸をなでおろしているに違いない。
 ただし、白タク・ライドシェア解禁への外圧は一向に弱まる気配はなく、全タク連がまとめた事業活性化策11項目の実行は引き続き迫られ続けている。昨年11月の米・トランプ大統領の来日、安倍首相との会談、年末の在日米国大使館による国内事業者・プラットフォームへのヒアリング実施、年明けの米・ウーバーテクノロジーズのダラ・コスロシャヒCEОと安倍首相との会談などの事実、その後の規制改革推進会議での議論の推移からもそれは明らかだ。
 この間、国交省はライドシェア解禁・合法化には「極めて慎重」な姿勢を堅持し続けてきたし、実際に6月の規制改革推進会議答申や規制改革実施計画の閣議決定の際にもその立場を堅持してきた経緯がある。

国交省がイライラ?
 そんな国交省から見てイライラがあるとすれば、初乗り距離短縮運賃が特別区・武三地区の外へ広がっていかないことであろう。特に特別区・武三地区に隣接する東京都多摩地区、神奈川(京浜)、埼玉(埼玉A)、千葉(千葉A)で一向に初乗り距離の大幅短縮に踏み切る気配が見えてこなかったことだ。
 だが、実際には各地域の協会幹部の間では「やがて初乗り距離短縮の採用は避けられない」という認識は比較的広く共有されていたようだが、一方で「地域性が特別区・武三地区とは違い過ぎる。流し営業の比率は相対的に低く、組み換えレベルでは減収が避けられない」との見方もほぼ共通していたようだ。
 そんな中、特別区・武三地区とは異なり消費者委員会を通す必要がないことから、運賃改定により一定の改定増収率を見込めば、何とか初乗り距離短縮を実施しても7割ルールをクリアできるのではないかとの見通しを持つことができるようになったという。少なくとも通常の値上げでさえ7割ルールをクリアできないという大阪の二の舞は避けられそうだとの見方が出てきた。
 一方で先述した通り、2019年10月には消費税増税が控えている。運賃改定を実施するには消費税前に値上げを実施し、その後消費税増税分はその時に転嫁するというオーソドックスな手法と値上げと消費税転嫁を同時に実施するという手法の二通りが考えられる。スケジュールに、より余裕が持てるのは後者の方になる。

申請開始は年内? 10月早々も
 消費税増税が予定通り19年10月に実施されるとすれば、新運賃公示後の個別事業者による公定幅運賃の選択、メーター改造の時間的余裕を確保するためには約1カ月前に審査を終え、新運賃の公示を行っておく必要がある。つまり来年8月末までには実質的な認可処分を要する。首都圏の運賃改定申請事案に関する標準処理期間は関運局長公示により6カ月と定められており、これから逆算すると、申請(要請)の受付は2月末までに終了している必要がある。7割ルールをクリアして運賃改定要否判断に入るまでの申請受付期間は3カ月だから、これも逆算すると申請開始は年内の11月末まででなければならないことになる。
 このスケジュール案は消費税転嫁と値上げ、初乗り短縮をすべて同時に実施することをはじめから前提としているが、申請開始時点(今年11月中)では政府としての消費税転嫁の基本方針が決まっておらず、当然国交省としてもタクシー運賃への消費税転嫁の処理方針は未定だ。となると転嫁の方針が固まっていないのに消費税転嫁と値上げを同時にすることを前提とした運賃改定申請は技術的にも難しいということになるのではないか。
 そこで浮上するのが、消費税転嫁と値上げの同時実施を前提とはせず、まずは運賃改定で減収リスクを回避しつつ、初乗り距離短縮を同時に実施するという案だ。申請自体も年末ギリギリとはせず、全体に前倒しし、今年10月早々にも第1弾の申請を開始すれば、実績年度を2018年度とすることにも違和感がなくなる(年度末が迫ってくると、実績年度を19年度にすべきと判断される可能性もあり、そうなれば業界が希望する改定増収率が見込めなくなるおそれもある)。
 仮定の話になるが、10月早々に多摩地区などで運賃改定+初乗り距離短縮の申請があれば申請受付期間は年末年始あたりまでとなり、要否判断を含む標準処理期間6カ月の経過するのは6月末から7月早々になる。消費税転嫁との関係でいえば、春先3〜4月ころには政府として消費税転嫁の基本方針が決まり国交省の処理方針も通達されるものと予想される。したがって、審査中の申請事案について消費税転嫁の処理方針通達を受けて、申請書を消費税転嫁を含むものに差し替え、原価計算書も必要に応じて改めた上で審査を続けるというのが一番あり得そうであり、かつ合理的ではないか。処分時期は夏ころとなるが、19年10月1日まで2〜3カ月であれば、審査を終えて認可処分した上で実施時期を10月1日からとすることも大いにあり得そうだ。

「運賃改定」で足並み〜まず多摩地区が先行か
 全体的なスケジュール感としては以上のようなものと予想するが、では実際の申請内容についてはどうなるのか。特別区・武三地区の場合は申請事業者確保の観点と、消費者委員会諮問をクリアする為、値上げを回避する運賃組み換えという手法を用いたが横浜・川崎などを含む京浜地区でも三浦半島の一部などのローカル地域が含まれており同じようにはいかない。まして特別区・武三地区と隣接するとはいえ、多摩地区は都心部とは全く地域性が異なることから、特別区・武三地区に隣接する地域の申請は初乗り距離短縮を採用する場合でもすべて「運賃改定」によるものとなるとみられる。
 申請で先行するのは東京都多摩地区とみられ、長い業界の歴史の中で初めて都心部と異なる初乗り運賃となることが予想される。おそらくは初乗り距離1.2〜1.3キロあたりで運賃額は500円を確保することになるのではないか。400円台を求める声も根強くあったが、収益性を確保し、初乗り距離短縮を実施しながら7割ルールをクリアする最適の妥協点としてこの辺りに落ち着くようだ。加算運賃も90円を維持するのではないか。
 多摩地区でこうした申請が出れば神奈川、埼玉、千葉が追随する可能性が高まる。そうなると首都圏で初乗り距離短縮運賃がようやく完成に近づくということになる。(了)
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No.742 9月24日  主な内容
■巻頭人物:川鍋 一朗氏(全タク連会長)
■気になる数字:8353両
        スマホ・タブレット決済対応端末を導入済みの全国のタクシー車両
■トピックス
:2019年10月消費税率引き上げを睨んで 〜初乗り短縮と運賃改定同時実施へ
:<Data> 東タク協8月原計輸送実績 〜特区・武三、多摩ともに増収
:予想以上に快適な走り ――日の丸交通&ZMPの自動運転タクシー
       〜実証実験乗務員、日の丸自動車深川労組・金子委員長
:相次ぐ災害の教訓 ――タクシーこそは国民の生活を守る最後の公共交通
       〜交通労連ハイタク部会、第1回中央委員会in札幌
<特集> 急げ!タクシー活性化
 :急げ!タクシー活性化 〜存続の危機を乗り越える――何ができ、何をすべきか
 :インバウンド対策から始める活性化策
     〜兵タ協「タクドライバーに対しての外国人受入環境整整備プログラム」
 :「乗務員ファースト」で好調
     〜ワンコインタクシー協会・町野革代表、ワンコイン堺で語る
 :「霊感タクシー」企画で新たなスタートに 〜未来都・笹井大義専務に聞く
 :大阪府下初めての「学割」好調 〜ひかり交通、SNSで情報拡散
■東西往来
:寄付冥利に尽きる光景 / 営業所、従業員そのままで
■この人この言葉
:武居 利春氏 / 岡田 佑氏 / 吉川 紀興氏 / 栗原 弥生氏
■シャッターチャンス
:公明党が指定席に座り続ける? / 「木」だけでなく「森」も見て
:タクシーサービスの「熱量」如何に / ウーバーの動向に学際的関心?
■内外交差点:労務問題解決へ2つの目線   青田 滋樹氏D
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交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
 来年の答申に向け厳しい折衝
    規制改革推進会議との闘い続く
      ライドシェア巡り全タク連経営委

【 東京 】全タク連は21日、千代田区の自動車会館で経営委員会(佐藤雅一委員長)を開き、国交省の金指和彦・旅客課長の「タクシーを巡る最近の情勢について」と題する講演を聴いたほか、西沢明洋・副委員長が「タクシー業界において今後新たに取り組む事項の実施・検討状況について」と題し、定額タクシーや変動迎車料金の実証実験実施概要などについて報告した。川鍋会長はあいさつで、改めて海外配車プラットフォームの中には将来的に白タク・ライドシェア解禁を目指す可能性があることを強く示唆し、傘下都道府県協会会員事業者の慎重な判断を求めた。
 冒頭のあいさつで川鍋会長は、白タク・ライドシェア解禁勢力との闘いはまだ終わっていないことを強調し、規制改革推進会議との厳しい折衝は来年の答申に向けて再び激化するとの見通しを示すとともに、生産性向上特別措置法の施行による革新的事業活動評価委員会の活動開始にも警戒感を示した。その上で川鍋氏は「闘いはまだ終わっていない。これから相手方も最後の力を振り絞って闘いに挑んでくる。われわれとしてはタクシーの進化のスピードを緩めず加速していけるかどうかが勝負を左右する。必要な先行投資を惜しまず、自治体への御用聞きの継続をお願いしたい。UDタクシー車両の導入も積極的に進めてほしい」と要請した。
 一方で加熱する配車アプリのシェア争いにも言及し、アプリの導入・整備そのものについては「キャッシュレス決済化の推進と合わせて、しっかり取り組んでほしい」とした上で、「行政の立場からは『タクシーを配車する以上、それでいいじゃないか。海外アプリも含めて導入が進むことは望ましいこと』となるだろうが、全タク連の立場としては米・ニューヨーク市でも台数規制と最低賃金が同時に導入されたという事実からも、国内においてもタクシーがIT武装化を進める進化により必要なニーズを十分満たすことができるということが分かる。韓国やドイツでも同じようになっている」と述べた。
 さらに川鍋氏は「どこかの大ボスが『ライドシェアを認めないのは大ばか』などと発言している。そういう危険をわざわざ冒す必要はない」と強調。事実上ソフトバンクグループが将来、国内での白タク・ライドシェア解禁要望に動くリスクを指摘して、系列海外アプリとの連携には慎重さを求めた。続いてあいさつに立った佐藤委員長も「海外アプリについては、タクシーを配車するだけでなく、その先にライドシェア解禁につながるようなことがないか、われわれもしっかり監視していかなければならない」との考えを示した。
 議事では国交省の金指課長講演、西沢・副委員長の実証実験概要説明などのほか、神谷俊広理事長が「白タク問題の最近の動きについて」と題する情勢報告を行った後、内閣府主導の「子育て応援コンソーシアム」の設置を受け、経営委に「子育て応援タクシー推進検討会」を設置することを決めた。
〔9月22日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2018年9月22日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】来年の答申に向け厳しい折衝/規制改革推進会議との闘い続く/ライドシェア巡り全タク連経営委
【 東京 】自動運転との相乗効果を追求/大和自交・前島社長「実験重ねる」
【 東京 】天候要因も後押しで総営収増/東タク協 8月の原計輸送実績
【 東京 】多言語の情報発信を強化/観光戦略実行推進会議
【 横浜 】ハラスメント防止等含む運送約款/関運局管内、認可累計3023者に
【 福岡 】黒土氏に「紺綬褒章」/災害復旧事業への寄付等で功績
【 東京 】五輪直前に自動運転の実証実験/自工加盟10社が公開で
【 東京 】自動運転車「予想以上にスムーズ」/実験で乗務の深川労組・金子委員長
【 東京 】東京支局長表彰、ハイタクは78人
【 東京 】運転免許返納割引でステッカー/都個協・秋田会長「100%目指す」
【 名古屋 】伊豆交通圏で運改要請
【 静岡 】LPGバイフューエル/HKSが受注開始へ
 
2018年9月22日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 横浜 】参加車両は57社7014両/変動迎車料金の実証実験、10月1日から/特区・武三で実施へ、関運局定例会見
【 東京 】労基法違反半減へ行動を/全タク連労務委で武居委員長
【 横浜 】「初乗り短縮で運改」/神タ協役員会で伊藤会長
【 横浜 】チェッカー加盟の41社認可/関運局、観光ルート別運賃
【 広島 】山陰初の貨客混載許可/島根県吉賀町のタク事業者
【 大阪 】JapanTaxiとDiDi招き/関協が配車アプリ説明会
【 横浜 】15地区中10地区が総営収増/関東管内 8月原計輸送実績
【 横浜 】ハイヤーの新規許可2件
【 横浜 】関運局 分割、譲渡譲受各1件認可
 
2018年9月21日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】ライドシェア解禁につながるリスク/海外系PFとの連携めぐって/東タク協理事会で川鍋会長が指摘
【 大阪 】27日から大阪で配車PF提供開始/DiDiモビリティジャパン
【 東京 】特区・武三の実車率、多摩並みに/東タク協 7月の全社輸送実績
【 東京 】第4号「km個タク」認定授与式
【 東京 】高齢者雇用促進事業に応募/全タク連、ガイドライン策定へ
【 東京 】睡眠不足の影響を学ぶ/事故防止責任者講習会
【 横浜 】県立こども医療Cに寄付贈呈/神タ協、伊藤会長らが訪問
【 横浜 】桜木町駅に優良タク乗り場/東京以外で全国初
【 東京 】英語接遇乗務員、新たに17人/東タクセン、通訳案内士も2人
【 横浜 】18年度モニターは高齢女性9人に/神タ協横浜支部、10月に委嘱式
【 東京 】秋の交通安全運動「出陣式」/警視庁 東タク協から7両参加
【 東京 】都内でセミナー展示会/システムオリジンが11月6日 
 
2018年9月15日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】全国で「地域交通サポート計画」/自治体ニーズへの「解決策」提案/全タク連、19年度策定へ国交省に協力要請
【 名古屋 】アプリ配車の迎車料金廃止/フジタクGの申請に異議
【 東京 】法人運転者、20カ月連続の減少/多摩地区の運転者証交付
【 東京 】薄暮時間帯の事故に注意/警察庁、10〜12月に急増
【 東京 】検索アプリの情報提供要請/全自無連が全国専務理事会議
【 札幌 】配車アプリは手数料など注視/交通労連ハイタク部会・中央委
【 東京 】アプリ手数料対応は運改で/自交東京中央委で城委員長
【 東京 】「フルクル」利用キャンペーン/国際自動車、抽選でプリカ
【 横浜 】18年度事業用自動車安全施策/「20年目標」達成に向け関運局
【 東京 】10月末に事業主説明会開催へ/東旅厚年基金、記録突合にめど
【 東京 】厚労相優秀賞に東部タク(鳥取市)/高年齢者雇用開発コンテスト
【 横浜 】都市型ハイヤー新規許可
【 横浜 】関運局、譲渡譲受1件認可
 
2018年9月15日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】無断キャンセル対策が課題に/1割弱で発生のケースも/アプリ配車好調維持の一方で…
【 横浜 】10月11日に第2回弁論/神奈川厚年基金の分配金請求訴訟
 
2018年9月14日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】IT武装化の積極推進で白タク阻止/“安念委員会”の動向注視/全タク連正副会長会議で川鍋会長
【 東京 】自動運転車両で3拠点間移動/大和自交、NTTデータ等と実証実験
【 東京 】ハイヤーに新型センチュリー/帝都自交が3両導入へ
【 横浜 】JPNタクの車いす乗車研修/神タ協横浜支部北ブック
【 東京 】カーシェアで共同イベント/DeNAがテスラと
【 東京 】17社・51人が受講/東タク協三多摩支部のUD研修
【 東京 】半年間の重大事故DVD/東個交通共済、支部長会で配付
【 東京 】グリーン経営ラッピング車両、6両に/永年登録表彰、タクは228事業所
【 仙台 】秋田交通圏の運改、審査へ
【 東京 】全自交東京地連に正式加盟へ/ワイエム交通労組
【 東京 】優勝はシンセツタク労組/私鉄東ハイ労・野球大会
【 横浜 】車停は法・個各2件/関運局8月のハイタク処分 
 
2018年9月12日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 福岡・東京 】DiDiプラットフォームの利用契約/まず大阪府下で600両運用へ/第一交通産業&DiDiモビリティジャパン
【 東京 】ジャパンタク、車いす乗降改良も/全タク連ケア輸送委員会
【 東京 】法人は再び増加、個人減少/特区・武三、8月の運転者証等交付
【 東京 】ライドシェア阻止の最終決戦へ/全タク連・川鍋会長が団結訴え
【 東京 】本選は地区代表と敗者復活の13人で/チェッカー接客コンテスト
【 横浜 】初乗り短縮、概要を説明/神奈川都市交通労組・水野委員長
【 横浜 】ハイタクの受賞は法個24人/神運支局長表彰
【 東京 】減らない単独事故が課題/東個交通共済、4〜7月の事故状況
【 東京 】軽傷事故増え人身事故7.5%増/東京交通共済集計
【 東京 】KDDIとキャンペーン/JapanTaxi
【 横浜 】カーフリーデー&モビリティ週間/神タ協など出展、23日開催
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Faxpress 関西版

 「供給不足」は無線など限定的
    近運局定例会見で栗原・自交部長

【 大阪 】近畿運輸局の栗原弥生・自動車交通部長は20日の定例会見で、先に公表した管内準特定地域の需給状況判断について、依然として実働率が低いとし、労働条件改善のためにも一つでも多くの活性化策を行っていくなど、運転者の確保につながる対応を業界全体で促進してほしいと述べた。業界内にある「現状は供給不足」との見方については、流しや駅待ちでなく「無線配車が受けられないといった問題で、かつすべての時間帯ということではなく、1日の中で需要が高まる時間帯に供給力の不足を感じているというお話をうかがっている」とした。
 需給状況が改善されない要因については、各交通圏とも概ね前年度と同様の数値で「状況に変化はない」とした上で、各地域とも全体的に需要の低迷が続いていることが原因の一つとの認識を示し、それらに歯止めをかけるためにも業界として積極的に活性化策に取り組む必要があると述べた。
 活性化にも絡む配車アプリを巡っては、「海外の配車アプリを利用してタクシーの需要喚起を図るということであれば道路運送法の下、インバウンド対策として観光振興等にもつなげていっていただければと思っている。白タク・ライドシェアについては、安全・安心の観点から極めて慎重な検討が必要とのスタンスには変わりはない。国内製、海外製にかかわらず配車アプリの導入は各事業者の判断によるところが大きいとは思うが、タクシー需要そのものが減少している中で、業界として配車アプリを活用してどのようにタクシー需要の増加につなげていくのかといったことも、現在の環境を踏まえて必要になってくるだろう」と述べた。
 一方、藤本和往・自動車監査指導部長は、大阪市域の都市型ハイヤーと泉州交通圏の新規事業者の監査状況の質問に対し、「今のところプレミアムトランスポート(旧日本皇包車)以来、実施できていない。今後、順次実施していきたい」と回答した。
〔9月22日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2018年9月22日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「供給不足」は無線など限定的/近運局定例会見で栗原・自交部長
【 大阪 】初乗り短縮分析報告に意見なし/大タ協理事会、豪雨被災県に寄付
【 大阪 】フリー事業者宛て「譲渡譲受募集」/全大個協会がチラシ配布へ
【 京都 】京都市域準特協、11月6日開催/運賃改定効果も報告へ
【 神戸 】UD車両の導入助成は困難/兵タ協要望に自民党県連
【 神戸 】「需要予測サービス」の説明受ける/デンソーテン等からABC無線
【 大阪 】台風でシャッター破損/大タ協南部メーター検査場
大阪 】25日に配車アプリ説明会/関協、2部制で外部参加もOK
【 大阪 】大タ協が交通安全キャンペーン
【 神戸 】兵タ協が事故防止パレード 
【 奈良 】イメージキャラクターの愛称/奈タ協、候補5点に絞り込み
【 大阪 】「多機能タブレット」/タクシーも焦点に売り込み
【 神戸 】タクシーの利便性向上?/神戸市の三宮再整備、基本計画策定
【 神戸 】近運局長との懇談会/兵庫の自動車関係団体、11月8日
【 京都 】「関空シャトル」など運行再開/連絡橋のタク通行規制解除で
【 京都 】ウーバーへの関心高まる?/「ささえ合い交通」研究者視察続く
【 京都 】「ささえ合い交通」の報告も/京都府立大が27日にセミナー
【 大阪 】都市型ハイヤーと泉州で新規許可
【 大阪 】火神、新規許可再申請
【 大阪 】未来都、グループ内で譲渡譲受
【 大阪 】D&TJ、役員変更届
 
2018年9月21日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】市域の初乗り短縮に一定の理解/大タ協郡部事業者「運改必要」で一致
【 大阪 】27日から大阪で配車PF提供開始/DiDiモビリティジャパン
【 大阪 】DiDi配車へ最後のトレーニング/珊瑚タクシーグループ
【 神戸 】外国人客の受け入れ環境整備/兵タ協「プログラム」実施へ
【 神戸 】兵庫県下の乗務員、高齢化さらに
【 大阪・京都 】関空連絡橋、タクシーも通行OK
【 神戸 】16社37両が浸水・破損など/兵タ協 台風号被害集計
【 大阪 】伏尾台で自家用有償の実証実験/池田市地域公共交通会議
【 奈良 】愛称募集に241通の応募/奈タ協イメージキャラクター
【 大阪 】北新地で街頭指導
【 大阪 】大阪山陽、阪急豊中基地/チャレンジコンテスト金賞
【 神戸 】小型乗り場→UD乗り場に/神戸・阪神間、普通車一本化から議論を
【 神戸 】JR尼崎、阪急伊丹両駅で入構排除/乗務員の実名あげて告発
【 京都 】ロボットが音声ガイド/エムケイ「京のロボ旅タク」
 
2018年9月15日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 札幌 】配車アプリは手数料など注視/交通労連ハイタク部会・中央委
【 神戸 】大和自交幹部と意見交換も/兵タ協姫路支部が東京業界視察
【 大阪 】「5・2」10日経過の米運、変化なく
【 大阪 】「霊感タクシー」で新たなスタート/未来都・笹井専務、顧客創出に意欲
【 神戸 】日の丸ハイヤーに全部譲渡/神戸毎日、後継者不在で
【 大阪 】クラウン3社の役員に今川氏
【 神戸 】連接バスの実証実験/神戸市が10月の各休日
【 大津 】外国人観光客の受入整備に補助/大津市、10月から申請受付
【 京都他 】京阪神等〜りんくうタウン/エムケイ4社が臨時定額タク
【 大阪 】関空連絡橋、ハイタクの利用制限続く
【 大阪 】難波、堺東等で街頭宣伝/自交大阪「白タク合法化阻止」
【 奈良 】定額タクのエリア設定変更/奈良近鉄、早朝予約料金廃止も
【 京都 】京都市が「宿泊税」徴収へ 
【 大阪 】大阪タクシー、役員変更届
【 大阪 】ワンコイン堺、住所変更届
【 大阪 】近運局、法人1社車停処分
※大運支局監査情報
 
2018年9月14日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】業界全体への影響考え、慎重に/配車アプリへの対応で関協・古知理事長
【 大阪 】郡部事業者の意見交換会/運賃問題で大タ協、19日開催
【 神戸 】神戸市域、総数8000割る/8月の運転者証交付状況
【 神戸 】新神戸のモニター報告15件/兵サセン、5件処分へ
【 大阪 】クラウン3社、枚岡交通に全部譲渡
【 神戸 】新規加入促進へ掛け金20%割引/兵庫交通共済総務委で提案
【 京都 】64社中40社で車両破損など/京タ協、台風21号被災調査
【 京都 】「みとちゃんタク」にTV取材/MBSの音楽番組で17日深夜放送
【 大阪 】「乗務員ファースト」で好調/町野代表、ワンコイン堺で語る 
【 仙台他 】三陸南部の復興状況など視察/大阪交運共闘、関大・西村教授と
 
2018年9月12日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 福岡・大阪 】第一交通G、まず大阪の600両/DiDiアプリ配車、今月中にもスタート?
【 大阪 】「掛け金割引」の方向を確認/大阪交通共済が特別委開催
【 大阪 】譲渡譲受の年齢制限撤廃など/全大個協会、立憲民主党に要望
【 大阪 】大タ協、立憲民主党府連と懇談
【 大阪 】女性支援のハローワークで/第一交通Gが「両立支援面接会」
【 京都 】キャビックが英会話研修
【 大阪 】関空専用タクは入構可能/関空アクセスで近運局
【 大阪 】国重・公明党衆院議員と懇談/全大個協会、年齢制限など訴え
【 京都 】「グリーンスローモビリティ」/京都市が大原地区で運行実験 
【 京都 】「夢コスモス園」の定額タク
 
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