ハイヤー・タクシー業界専門情報紙  株式会社 交通界
2018年3月19日

    交通界WebNews
最新号ニュース
発行物について
購読のご案内
採用情報
会社概要・沿革
広告のご案内
 










「週刊交通界21」毎月4回情報発信

地域公共交通政策のあり方問う
  赤字バス路線31系統廃止届の波紋
〜岡山・両備G 低運賃の新規参入で大打撃、国に抗議

 岡山県下で乗合バスを中心として交通事業を営む両備グループ(小嶋光信代表兼CEО)がさる2月8日までに、岡山市内を中心とする赤字バス路線31系統の廃止を届け出て波紋を呼んでいる。同社の乗合バスは6〜7割が赤字であり、残りの黒字路線の収益で域内全体の住民の足を維持してきたというが、ドル箱の黒字路線に3〜5割低価格の運賃を掲げた新規参入があったため、その路線認可を行った国土交通省、中国運輸局への抗議と、地域公共交通網維持のあり方への問題提起の意味を込めたものだという。この問題は国会でも取り上げられ、遅ればせながら岡山市でも地域公共交通会議が設置され、路線廃止の影響を最小限度にとどめるべく事態収拾の動きも出てきた。
 一方で、両備Gの小嶋代表は今月8日付で緊急提言を発表し、需給調整規制復活を含めた道路運送法の抜本的改正や、交通基本法、地域公共交通活性化・再生法の立法の趣旨に適う関係通達等の改正、非大都市部の交通政策を一手に担える「地域総合政策局」を国交省内に設置することなどを提言するとともに、事件の発端となった新規参入事業者の認可取消または再審査を求める考えを示した。その主張を紹介してみることにした。

届出の概要
 両備G傘下の両備バス、岡電バスの2社が2月7、8日にかけて中国運輸局に提出した乗合バスの路線廃止届はそれぞれ18系統、13系統の計31系統で、内容は別表(略)の通り。
 当初路線廃止時期にはバラつきがあったものの、現在までに利用者とりわけ通学定期券購入者等に配慮して2019年3月31日に統一されている。同社ではその旨改めて発表するとともに、地域公共交通会議などの場を通じて国や地元自治体等と路線維持が可能となるよう協議していくとしている。

問題提起としての廃止届出
 これらの路線廃止届出について両備Gの小嶋代表は、黒字路線を狙い撃ちにした申請が公共交通の健全な発達を阻害することを知らしめる「抗議」と「問題提起」だと位置づけている。
 曰く、「いままでの交通事業者任せの孤軍奮闘型の地域公共交通から、地域公共交通活性化・再生法や交通政策基本法の制定で、国や自治体の責務や、市民と交通事業者の努力で支えていく公共交通のあり方へと変わっているが、その浸透がないので、今回は市民と地域社会全体の問題として考えていただきたかった」などと説明している。

その後の動き 〜認可取消・再審査運動の継続へ意欲
 岡山県を代表する地域公共交通の担い手による大規模な路線廃止届出の発表は大きな波紋を呼び、届出後に石井啓一国交相が定例会見の中でこの問題に触れたほか、2月22日の衆院予算委員会の質疑でも取り上げられている。
 小嶋氏はこれらの事実も踏まえ、「今後、わたしの問題提起が国交省の地域公共交通の政策として反映されるものと期待している」としている。また、同氏は国交省が小嶋氏の問題提起を理解し、対応してくれることを前提に、@今後、国や岡山県、関係4市との協議で廃止問題を全面解決できるよう努力するA認可反対運動は今後も断固進めるB市民に寄り添う公共交通の実現に向けて努力するC地域公共交通の問題が超党派の国民運動になるよう努力する―としている。
 この中で記者が特に注目したのは、両備グループのドル箱路線への新規参入を認可された事業者への認可反対運動の継続だ。小嶋氏によると、今回の路線廃止問題は、新規参入の認可そのものが元凶であり、その「取消」または「再審査」への運動を継続するとしている。
 その運動にはすでに着手しているとされ、具体的には、認可プロセスの情報開示を求めるとともに、行政不服審査法に基づく審査請求等を検討するという。
両備Gの発表によると、情報開示請求については「『こんな酷い申請は見たことがない』と国交省幹部は当初話しており、昨年7月までの段階では中国運輸局から申請却下を前提とした内示を聞いていたものの、夏の人事異動で中国運輸局長も本省でも幹部が交替し、『何故、方針転換したのか疑問だ』」として、審査過程の変遷について情報開示請求したという。その結果は「3月19日にも明らかになる」としており、その結果について公表したいとしている。
 その情報開示請求で誠意ある情報が得られ、分析し、納得いくものであれば、競合他社の「認可取消」や「再審査」を求める行政不服審査請求を行うとし、さらに、審査の結果が理解できるものでなければ訴訟を提起するという。
 タクシーでも、強制減車は憲法上の財産権の問題で実現しなかっただけに、申請者側に手続き上の落ち度がないとみられる中で、認可の取消は相当ハードルが高いとみられるが、両備Gは本気のようである。
 しかし、当初却下処分とするとみられていたものが、人事異動を挟んで一転して認可となったのだとすれば、司法の場でそのプロセスが明らかになるのなら、これほど興味深いことはそうそうないことは間違いない(もっとも密接な利害関係があるとはいえ、申請人以外の競合事業者に却下する方針などを事前に伝えていたとしたら、それも「本当にそんなことがあるのか」とは思う)。

地域公共交通網維持に向けた緊急提言
 両備Gでは自社の主張を認めさせた上で、地域公共交通維持・確保に向けて緊急提言も発表している。その内容は、@道路運送法を早急に改正する必要があるA交通政策基本法13条に沿って、改正地域公共交通活性化・再生法と整合するよう関連法案や通達を整備すべきB時代や地域に即した手続きへの変更が必要C交通網の維持が難しい地域では、「利用者の利益」は運賃が安いことだけではなく交通網が維持されることと言えるD路線のクリームスキミングも加味することが必要E人口減少、需要減少時代に需給調整を廃止し、おいしいところのみを狙い撃ちする競争が自由にできるような規制緩和は問題あるF地域総合交通局などの創設が必要G地域公共交通網形成計画や再編実施計画のより速やかな普及H交通目的税の創設I「乗って残そう地域公共交通運動」を国民運動として提唱―の11項目となっている。
 これらのうち、主要項目の主張にもう少し耳を傾けてみると、例えば「道運法の改正」については、「タクシーや観光バスなどの大問題が起こる度にパッチワークで直そうとしても、この法律全体が『競争自由』という組立で整合性がとれない。少なくとも、日本のような少子高齢化の国には危うい法律と言える」とし、「交通事業者の『健全性』が利用者の利益の源泉になることを前提とし、需給のバランスを十分加味し、需要旺盛な地域は『競争維持』、需要減少地域は『事業の健全な発展=適正な運営および公正な競争を確保するとともに道路運送の秩序を確立すること』を図るようにすべきだ」とし、大都市部では競争を、地方では秩序維持を優先する法体系への見直しを提案するものだ。
 「地域総合交通局などの創設」については、「現状の鉄道局、海事局、自動車局の縦割りから総合的に地域にあった交通を考えるように、大都市圏交通局と地域交通局のように需要と供給に沿った地域別横串を刺した行政対応とすることも検討すべきだ」とし、それが無理でも「地域総合交通局を新たに創設し、地域においては代替輸送などの総合的見地から地域の自動車も鉄道も海事も一体に考える専門官養成と専門局が必要だ」などと主張している。
 「交通目的税の創設」については、「地域交通網を維持するためには、先進国型の交通税を創設する必要がある」とし、「過度にマイカーに依存した社会から公共交通を利用することで、環境や健康、都市の安全や活性化のために、これらの財源確保にマイカーの抑制も兼ねて従来の道路目的税のようにガソリンに付加することが一つの方策だ。旧道路目的税のごとく国に半分、地方に半分の税収が確保され、それぞれの自治体が自立した交通網を形成する財源になる」などとしている。

これからどうなるのか
 両備G側は国から納得のいく対応策が示されなければ本当に届け出た路線を廃止するのかはまだ分からない。国会の質疑で取り上げられたり、岡山市でも地域公共交通会議が設置される方向に動くなどこれまでのところ利用者利便をある意味で人質にとった強硬策が奏功しているかにも見える。一方で、認可済みの事案の取消や再審査を求めるなどの一見、無理筋ではないかと思える要求も掲げられており、自社の主張が通らなくなった場合に、本当に路線を廃止せざるを得なくなればそれもまた同社の本意ではなかったはずであり、新規参入事業者以外は誰も得をしないことになる。今後の地域公共交通会議での審議はもちろんのこと、両備G側の疑問に国交省がどう応えるかにも
注目したい。(了)

No.717  3月19日   主な内容
■巻頭人物:清水 正人氏(東京都ハイヤー・タクシー事業協組理事長)
■気になる数字:169件  〜2012―16年の5年間に事業用自動車の運転者が
               脳血管疾患で運転を継続できなくなった件数
■トピックス
:赤字バス路線31系統廃止届の波紋、地域公共交通政策のあり方問う
        〜岡山・両備G 低運賃の新規参入で大打撃、国に抗議
:「3つの敵」中国式白タク・ライドシェア・自動運転
        〜全タク連・川鍋会長が大阪で講演、「全国行脚」を宣言
:<シリーズ> 2018春闘―産別・労組はいま 〜全自交東京・関東地連
:圧倒的な男性社会は女性モニターたちにどう映ったか?
        〜神タ協横浜支部、タクシー利用者モニター座談会
:第一交通産業、第2回鳥取・島根地区合同女子会を開催
        〜鳥取県も支援計画を検討中
:本気だった?「5・5是正」の実証実験
        〜「保有台数の4%程度の参加目安」は必要だったか?
:兵庫県“ものづくり大賞”入選  〜カグラベーパーテック「オートコンポ」
■東西往来
:国交省は大丈夫か? / 今度は阪神高速の一部で…
■この人この言葉
:磯 博樹氏 / 宇佐美 雅彦氏 / 前野 博司氏 / 藤本 実氏
■シャッターチャンス
:タク業界に順風モリ・カケ政局 / 問題点解決に向け両者の知恵を
:市民デモに乗じて白タク阻止? / 「大大阪」今日の落日に思う…
■内外交差点  地方におけるタクシー事業の限界と可能性  矢尾板 操氏N
<Topへもどる>
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関東版
2種免許の要件緩和、本格検討へ
   国交省は「1.5種」ゼロ回答堅持
    警察庁、規制改革推進会議で表明

【 東京 】政府の規制改革推進会議(議長=大田弘子・政策研究大学院大学教授)は13日、本会議の会合を開き、「利用者ニーズに応える新たなタクシー等の移送サービス実現について」などを議題に審議を行った。警察庁からのヒアリングも実施し、同庁からは4月以降に有識者会議を設置して現行の受験資格(運転経験年数、年齢要件)の緩和などについて本格的な検討を行うことなどが報告された。また、国交省からは前回会合までに提出した三ヶ森タクシー等の提案に関する補足資料の説明などを行ったほか、これらの提案に対する「ゼロ回答」の姿勢を堅持した。
 警察庁からは、昨年6月に閣議決定された規制改革実施計画に基づき、普通2種免許の経験年数要件のあり方に関する調査研究を進め、実験教習などを実施してきたことなどを説明し、18年度には第2種免許制度のあり方に関する有識者会議を設置し、実験教習などの結果も反映して議論を進め、経験年数や年齢要件を引き下げた場合の安全確保に向けた教育内容の充実など総合的な2種免許制度のあり方検討を進めていく方針が示された。
 国交省からは三ヶ森タクシーの提案した1.5種免許制度新設を含むタクシーと自家用有償運送の中間的制度創設に関連して、前回会合までに同省が回答した内容を補足し、自家用車よりもタクシーの方が走行距離が長いこと、いわゆる市街地での走行が多い営業実態があり、事故が起きやすい走行環境にあること、夜間走行が多く、自家用車を含む自動車全体との比較でも夜間走行時の事故の割合が高くなっていることなどの特徴があり、2種免許による運転技能等が不可欠であるとする従来の主張をさらに強化して、実質的なゼロ回答を堅持した。
 改革会議側では2種免許制度の取得要件緩和などを進める一方で、三ヶ森タクシー、三和交通による提案内容の実現を求めて検討を続ける構え。今年6月頃には答申が予定されていることから、これらの検討内容がどのように反映されるか注目される。
 当日の会議では、屋外広告規制の見直しについて議論したほか、地方における規制改革タスクフォースの設置を決めた。
〔3月17日号関東版掲載〕  <Topへもどる>

2018年3月17日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】2種免許の要件緩和、本格検討へ/国交省は「1.5種」ゼロ回答堅持/警察庁、規制改革推進会議で表明
【 東京 】特区・武三は輸送回数増/東タク協、1月の全社輸送実績
【 東京 】「JPNタクシー」で意見交換へ/東タク協3委員会とトヨタ
【 横浜 】女性乗務員への期待大きく/神タ協横浜支部モニターアンケート
【 東京 】5月中に関運局、東タク協に要請へ/ハイタク労働団体、要請すり合わせ
【 東京 】営収に頼らない賃金体系構築を/溝上・全自交関東・東京地連委員長
【 名古屋 】中部局、貸切バス1社の許可取消
【 横浜 】関運局、都市型ハイヤー3件許可
【 横浜 】関運局、譲渡譲受1件認可
 
2018年3月17日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】大雪で動かず、特区・武三減収/新運賃導入丸1年経過で大幅増難しく/東タク協、2月原計輸送実績速報
【 東京 】新年度事業者数1万2676人/都個協、前年度から423人減
【 東京 】英語接遇検定、14人合格/東タクセン、合計109人に
【 東京 】桜名所等の「観光タクシー」/チェッカーが今月24日から
【 東京 】ウーバー戦略はメーター運賃否定/自交東京・城委員長が警告
 
2018年3月16日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】日本のフルタイム労働とは齟齬/ライドシェアの請負型事業形態/全タク連理事会で川鍋会長、米でのウーバー等乗車体験報告
【 東京 】福祉タクシー券の統一「お伺い」/東タク協・ケア輸送委員会 
【 東京 】重大事故のDR映像上映/東個交通共済が支部長会議
【 福岡 】長野県松本市でも「モタク」/第一交通産業、対象6095両に
【 東京 】高齢者の運転免許返納割引/都個協が導入推奨へ
【 東京 】15社30人を優秀社員表彰/東京都ハイタク事業協組
【 東京 】ハイタクフォーラム後に緊急集会/全自交、ウーバー上陸阻止へ決意
【 東京 】貸切バスの下限割れ運賃など/観光庁が手配の旅行者処分
【 横浜 】オール女性のモニター座談会/神タ協横浜支部、最終年度の3年目
【 鳥取 】山陰地区の第2回女子会/米子第一交通で開催
【 横浜 】車停は法人2件、個人3件/関運局、2月のハイタク処分
 
2018年3月14日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】完全自動タクシーサービスも/欧州各国、都市交通と自動化が主要課題に/警察庁が自動運転政策フォーラム
【 東京 】AI、IoTとタクシー/全自無連「通信技術セミナー」
【 東京 】委託事業者のバス使用可能に/交通空白の市町村運送で通達改正へ
【 横浜 】18年度申請分の対応確約/UDタク導入補助で川崎市
【 東京 】路上横臥者含め2件発生/タクシー関与の死亡事故
【 東京 】早期点灯の周知ステッカー/東タク協・交通事故防止委
【 横浜 】兼業「届出制」で注意喚起/神タ協川崎支部・労務研修会
【 横浜 】113人を観光タク認定/神タ協、2・3月の研修会
【 札幌 】第一交通産業、北海道で第1回女子会
 
2018年3月10日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】AI活用の配車支援システム/18年度中の実用化目標、都内で試験導入/トヨタ、JapanTaxiなど4社
【 東京 】活性化・再生法の枠組みで関与/両備Gバスの赤字路線撤退で国交省
【 横浜 】タクシー事故は10件/関運局、年末年始の安全総点検
【 横浜 】神タ協川崎支部が労務研修会
【 横浜 】「タクベル」ラッピング車両/川崎支部は172両確保
【 東京 】40周年の寄付金、85万円超/東個交通共済協組
【 東京 】日交労が18春闘要求
【 東京 】ライドシェア反対署名72万筆余/交運労協、内閣府に提出
【 東京 】交運労協、野党4党に要請行動/3.8決起集会の雨天中止受け
【 福岡 】第2回鳥取・島根地区合同女子会/第一交通産業Gが米子で14日
【 さいたま 】春闘一時金は無事故者対象に/西武ハイヤー労組妥結
【 横浜 】都市型ハイヤーなど新規許可
 
2018年3月10日号−2 関東版 ニュースヘッドライン
【 サンフランシスコ 】日本市場を最重要視、関与を強化/配車アプリの全国展開等に意欲/ウーバーCEO、来日の成果などコメント
【 東京 】普及の初期から段階的に施策検討/自動運転技術の活用検討会
【 東京 】「就活応援タクシー」スタート/東タク協、10日の「就活フェア」から
【 東京 】危険行為解消へ対応強化/東タク協・乗務員指導委
【 東京 】後席ベルト着用の徹底こそ/JPNタクの安全性で村澤氏
【 東京 】法人は14カ月連続の減少/多摩地区の運転者証等交付
【 東京 】ハイタククフォーラムが要請行動/ライドシェア等で国交、厚労両省に
【 東京 】全個協関東、関運局と意見交換 
 
2018年3月9日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】生き残るために、やるなら、今!/年間720時間規制見据え取り組み/全タク連、「働き方改革」アクションプラン承認
【 東京 】法人運転者、前月から132人減/東タクセン、2月の運転者証等交付
【 東京 】配車アプリの導入、早晩判断/都営協・中島理事長
【 東京 】「1.5種免許」等、問題点の抽出を/梶山・規制改革担当相「良い方向に」
【 東京 】6月CPは450ドル割れ/LPG先物市場、下落予測続く
【 東京 】海外PFとの安易な連携に反対/自交総連「3.7中央行動」
【 東京 】18年度要綱案に「スマホ対策」も/東京交通共済の事故防止対策
【 東京 】「1等級」の共済金10%減額/東個交通共済、約款改定へ
【 東京 】各地連等の春闘方針確認/全自交関東・東京地連
【 東京 】実用興業、高円寺交通を永年表彰/2月のグリーン経営認証
 
2018年3月7日号 関東版 ニュースヘッドライン
【 東京 】21年度までに80カ所目指す/FCV向け水素ステーション、本格整備へ/トヨタ、日産など11社が合同会社
【 東京 】一部ゾーン廃止は50人のまま/羽田定額運賃、取り下げへ決め手なく
【 東京 】「あおり運転」に厳正対処/警視庁通達「あらゆる法令駆使」
【 東京 】「JPNタク」改善点など要望も/東タク協環境・車両資材委
【 東京 】坂本委員長「常時点灯走行」も/東タク協交通事故防止委で提案へ
【 東京 】第2回英語おもてなしコンテスト/東タクセンが14日開催
【 訃報 】今井榮一氏(丸井自動車会長)91歳
【 東京 】藤原副会長が業界動向を解説/東タク協三多摩支部・青年部会例会
【 千葉 】17社合同でドライバー募集説明会/ハローワークで千タ協京葉支部
【 那覇 】沖縄のハイヤー新運賃公示/「特定大型」新設、3区分に

【 東京 】乗務員負担全廃など統一要求/グリーンキャブ3労

<Topへもどる>
 
速さ+確かさ
交通界ファックスプレス(『交通界21』特別サービス号/ 週3回配信)

 

Faxpress 関西版

 「9・1」17社にデータ協力要請へ
    大タ協・道野委員長、「5・5」遠割是正議論に反映

【 大阪 】大タ協の道野隆・経営委員長は16日、理事会終了後に記者会見し、実証実験を断念した「5・5遠割」の是正について、引き続き議論を重ねていくとし、自社(ふれ愛交通)を含む「9・1」事業者17社にデータ協力を求め、アンケート結果と合わせて分析する考えを述べた。
 19年10月の予定される消費税率の引き上げに際しては、「初乗り距離短縮は避けては通れない道」との認識を示した道野氏は、「組替えか値上げ(改定)か、5・5をどうするのか。各事業者が否応なく、それらの問題に向き合わざるを得なくなる」とした。5・5是正との兼ね合いで指摘される大口割引については、「最賃1000円時代」や燃料費の動向などを踏まえ、「私個人としては、理屈に合わない割引は是正すべきだと思うし、(今後)いろんな割引については整理していきたい」と述べ

〜初乗り短縮は実証実験へ具体的作業
 また、初乗り距離短縮を巡っては、東京業界と同じ矢崎エナジーシステムの検証システムの採用に向け、矢崎側の大阪担当窓口も決まり、近く坂本栄二・担当副会長とともに面談する予定で「具体的に作業は進んでいる」と説明。6月総会で任期切れとなるため、早期に方向性を固めたい意向を示した。
 道野氏はこの日の理事会で実証実験断念を報告。用意したコメントを読み上げ、準備不足などの反省点をあげながら謝罪した。会見では、大タ協がまとまれば他団体も合流する手はずだったとし、大タ協1000両+他団体300〜400両、大阪市域全体の1割程度の参加を、実施の目安として想定していたことも明らかにした。

〜業界内に「共同歩調スタイル」
 ワンコインタクシー協会の町野革代表は、実証実験実施の場合は全車両での参加を考えていたとしており、道野氏は「少しずつだが(業界内で)共同歩調スタイルもできつつあるようで、(そういう意味では)大きな一歩を踏み出したことかと思う」と述べた。
〔3月17日号関西版掲載〕 <Topへもどる>

2018年3月17日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「9・1」17社にデータ協力要請へ/大タ協・道野委員長、「5・5」遠割是正議論に反映
【 大阪 】18年度事業計画・予算案承認/大タ協理事会、賠償問題は継続
【 大阪 】「国際担当部会」は新設せず/大タ協、活性化特別委が担当
【 大阪 】坂本理事がライドシェア特区に警鐘
【 大阪 】雇用特措法で注意喚起
【 大阪 】運転者「善行」表彰の規程整理
【 大阪 】6月総会へ、理事推薦委設置
京都 】不審車、3カ月で約50両/京都観光地の中国式白タク
【 大阪 】アンドン、車色の規程改正/JPNタクシー対応で関協
【 大阪 】春の全国交通安全運動/大タ協、5カ所で街頭活動
【 大阪 】自治体への働きかけなど/自交大阪、大タ協に要請
【 神戸 】新神戸駅での取り組み公表/マナー向上会議で兵タ協
【 神戸 】接客・マナーに課題多く/タクシーマナーモニター報告
【 大阪 】阪神電鉄がアプリ配信開始/タクシー情報も発信
【 京都 】元神戸製鋼・大八木氏の講演も/京タ協、今年の「タクシーフェア」
【 大阪 】6〜7割が非正規雇用/「5・5是正断念でも運改を」の声 
【 京都 】京タ協、23日に総務委員会
【 京都 】新運賃で「ちょい乗り」PR/弥栄自動車など、HPで運改周知
【 京都 】京都市バス「1日乗車券」値上げ/地下鉄との共通券値下げで分散図る
【 神戸 】高齢者の運転免許返納増える/兵庫県下、郡部中心にタク値引きなど
【 京都 】四条通のエリアマネジメント/京都市が委託事業者公募
【 大阪 】友愛観光バス、名称・住所等変更届 
【 大阪 】近運局、法人1社車停
 
2018年3月16日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「法の趣旨理解した対応に期待」/栗原・自交部長、5・5是正「相談あれば最大限支援」
【 大阪 】抜き打ち街頭監査「適宜」/「状況見極め」と藤本・監指部長
【 大阪 】譲渡譲受でワン協に協力要請/和田・全大個会長がドーム訪問
【 京都 】23社が迎車回送料金申請/京都市域、主流は200円
【 東京・大津 】大津市の特区提案を説明/全タク連事務局に滋タ協
【 大阪 】薬師寺氏が反論文書提出/大タ協横領事件責任問題
【 神戸 】預かり休車分は賦課金免除/兵協役員会が取り扱い案
【 大阪 】日中利用増え、夜間減る/大タクセン 17年度利用者調査
【 大阪 】英語対応は111人/「インタク」認定運転者
【 大阪 】5・5遠割を残して利用制限を/日本城タク・坂本社長が提案
【 神戸 】阪神タク労組、春闘開始
【 神戸 】兵陸部、優良個タク16人表彰
 
2018年3月14日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】配車アプリ、大阪業界の遅れ懸念/全タク連・川鍋会長、海外アプリのタク配車に警戒感
【 大阪 】ハイヤー、無線、迎車料金/ワンコイン系が新たな展開
【 神戸 】登録ドライバーに20人応募/養父市の新有償運送「想定以上」
【 京都 】京都新運賃、先週4社届け出
【 大阪 】「目玉商品」の5・5は存続を/中堅事業者、距離短縮の議論を期待
【 神戸 】兵個協第2回UD研修に26人
【 大阪 】認定新たに8社、29社に/神戸市域の事業者計画
【 大阪 】利用登録、順調に1100人/オービーシー、大東市東部の乗合タク
【 大津 】配車係+乗務員ペア/近江タクの接遇コンテスト
【 大阪 】「くすまる」運行の大阪第一交通など/第1回地域公共交通優良団体表彰
【 大阪 】彦根、亀岡、紀の川の3市に提案書/近運局15日、地域連携サポートプラン
【 神戸 】選考委特別賞の「オートコンポ」など/ひょうごbPものづくり大賞表彰式
 
2018年3月10日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】「町内会の自家用有償運送」現実に/阪南市の住民組織、泉州ブロック福祉運営協が承認
【 大津 】大津市の特区提案は市長主導/滋タ協、14日に全タク連報告
【 大阪 】参加車両の「目安」が仇に?/大タ協5・5是正実験巡って
【 神戸 】コミュニティバス廃止の代替/タクシーへの期待、自治体に広がる
【 神戸 】タク事業者に呼びかけ/住民団体が地域交通検討
【 神戸 】兵タ協、運賃研究予算増額へ
【 神戸 】UD研修「極力、回数を増やす」/兵タ協・ケア輸送委 
【 大阪 】関協「全国タク」乗務員対応に
【 神戸 】空港側とタク業界、4年ぶり会合/神戸空港ターミナル等運営協 
【 京都 】仁和寺前の客待ち待機で注意/業務センター「駐禁規制対象」
【 京都 】リーダー乗務員企画の観光タク研修/山城ヤサカ交通が連続開催
【 大阪 】「新栄」「北大阪」4月1日合併
【 大阪 】日本観光、泉州で新規申請
【 大阪 】日本皇包車、住所・役員変更届
【 大阪 】吹田ジャパンの譲渡譲受認可
【 奈良 】奈良近鉄タクシー、住所変更届
【 大阪 】近運局、法人1社車停
 
2018年3月9日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 京都 】4キロで6%、5キロで11%増収/京タ協、京都市域の新運賃説明会
【 大阪 】京阪神の日交G、大口割引廃止へ
【 大阪 】全タク連・川鍋会長が12日来阪/ライドシェアの現況など講演
【 大阪 】乗車拒否7件など、苦情38件/大運支局、一水会で2月分報告
【 大阪 】北新地不法乗り入れは6件/大タクセン、2月の街頭指導結果
【 京都 】NEXCOのETC表示不備/4月1日午前零時から正常化
【 京都 】京都新運賃、個タク団体も説明会
【 神戸 】兵タ協東播支部、正副再任
【 神戸 】大成タクに3者協議申し入れへ/谷上駅問題で北神協&兵タ協
【 大阪 】実験頓挫でも取り組み継続を/5・5是正で交通労連・小川部会長
【 神戸 】優良運転者55人を表彰/東阪神タクシー協組
【 神戸 】観光タクシー研修会に法個30人
【 大阪 】阪急タク労組、春闘開始
【 神戸 】臨時給の積み上げなど了解/山陽タク労組春闘、早期解決目指す
 
2018年3月7日号 関西版 ニュースヘッドライン
【 大阪 】ワンコインドーム、壽が550円に/4月16日実施、揃って値上げも下限割れ変わらず
【 大阪 】町野氏「ゆくゆくは公定幅に」/「新人割」などの提唱も 
【 大阪 】実証実験断念の総括、理事会で/道野・大タ協経営委員長
【 東京 】LPG3月CP、500ドル割る
【 神戸 】運転職の合同企業説明会参加へ/兵タ協 神戸・阪神間支部が予算化
【 大阪 】会計処理規程の見直しさらに/大タ協・総務委、不正防止策強化
【 大阪 】モニターツアーが好評/天保山クルーズ船対応の検討会
【 大阪 】運改+5・5是正は「W値上げ」/存続で運改に理解求めよとの声も
【 大阪 】安全管理「まだまだ改善の余地」/大タ協が集団指導講習会
【 京都 】京都市域の新運賃/京タ協、きょう7日説明会
【 大阪 】新大阪駅移動休憩所の請負業者/タクセン、第4回の公募開始
【 京都 】嵐山、東山の交通対策研究会/京都市が今月相次いで開催
【 京都 】AI活用の英語自動観光案内/亀岡などで実証実験開始
【 大阪 】東洋タク4両→ワンコイン八尾 
<Topへもどる>
 
 

Copyright(C) 2009 kohtsukai Co.,Ltd All Right Reserved  株式会社 交通界  無断転載禁止